宮沢賢治さんが、なぜ、童話を描かれていたかの原点に触れたようが気がして、感動しました
宮沢賢治「注文の多い料理店」序より
"わたしたちは、氷砂糖をほしいくらゐもたないでも、きれいにすきとほつた風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。"
"わたくしは、これらのちひさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたのすきとほつたほんたうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません"
ここから私は思いました
1、誰も気づかないことに価値を感じる
2.童話は、老若男女の心の栄養になるイノベーション
3、物語は、心を育て、大義を動かすイノベーション
1、誰も気づかないことに価値を感じる
この序文は、読んでるだけで、とても清々しい気持ちにさせてくれるもので、心が洗われる心地がします
イノベーションというと、新しい技術や大きな投資を思い浮かべがちですが、本当の革新は、誰も気づかなかった価値に気づくことから始まりまるのかもしれません
宮沢賢治さんは、本当に、透き通った風を食べ、美しい朝の日光を飲んでいたのだと思います
それは、普通の人では感じられない、まるで透き通った食べ物のように、その価値を感じていたんだろうなあと思います
もしかしたら、その価値は、自然と共にあった人類が忘れ去ってしまった価値なのかもしれない
今の時代だからこそ、自然と溶け込んでいるからこそ、自然とお友達だからこそ、感じられる価値なのかもしれないなあと
山口周さんが、言われるアジェンダシェイパーとして、自然の中に人間がある価値というものを、誰にも見えていない、または忘れ去ってしまった価値を
見えるようにしてくれたのかもしれない、まさにイノベータの観点なのだなあと思いました
2.童話は、老若男女の心の栄養になるイノベーション
宮沢さんが気づいた価値を、どう表現することが、一番、人々に届くのか、ということを考えられたのかどうかはわかりませんが
童話という、自然と動物たちが会話する物語にしてくれていることで、老若男女、誰の心にもスーっと溶け込んでくれるような気がします
宮沢さんの童話は、食べ物が体を育てるように、童話は「 本たうのたべもの」として、心を育ててくれる
我々が忘れているかもしれない「ほんたうのたべもの」を届けてくれる、イノベーションなのだと思いました
3、物語は、心を育て、大義を動かすイノベーション
宮沢さんの童話を読むと、心が洗われるような、勇気が湧いてくるような、パッションの源に栄養を与えてくれるような、そんなパワーを持っていると思いますし
ユヴァル・ノア・ハラリさんが、「人類が他の動物と決定的に違うのは、「共通の物語」を信じる能力である」とも言われていたことを考えてみると
物語の力というのは、宮沢さんの言われるように心の栄養にもなり
さらには、ハラリさんが言われるように社会を動かす原動力としての大義にもなる、そんな力があるんだなあと改めて思いました
つまり
物語は、パッションの源を育て、大義を動かすパワーを持つ
そして、イノベーターリップルモデルを回転し拡大していくための、重要なアイテムなのかもしれないと思いました
一言で言うと
ほんたうのたべものベーション
そんな話をしています
参考:NHK Eテレ東京 こころの時代 宮沢賢治(3)「ほんたうのたべもの」としての童話 2026/6/28(日)
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