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子どもに罪はないノベーション(1778回)
2026-03-06 19:32

子どもに罪はないノベーション(1778回)

大阪の公立の小中一貫校(田島南小中一貫校)が行っている

「生きる教育」に、感動で打ち震えました。


小野先生の言葉が、胸に刺さりました。


「いい子悪い子とか絶対言ったらあかんなって。

環境が操作してて、この子に何も罪ない。

っていう話を納得できたので、じゃあ環境で逆に言ったら、いかんではなんとかなるんやろっていうことも感じましたね。」


(参考:NHK Eテレ「生きていく力を、君たちへ」2026年3月1日)


この言葉から、私は3つのことを思いました。


1、真の課題を探る

2、逆転の発想

3、パッションと覚悟


1、真の課題を探る


この言葉に至る前に、先生たちは、山梨県立大学大学院特任教授(臨床心理学)の西澤哲さんのセミナーに何度も通い、質問を重ねていたそうです。


表面的な問題の裏には、必ず構造があります。


イノベーションでも同じです。


目の前の問題をモグラ叩きのように解決しても、次から次へと新しい問題が出てきます。


その時、本当に問うべきなのは


「そもそも何が問題なのか」


という問いです。


先生たちは、その問いを諦めずに追い続けたのだと思いました。


2、逆転の発想


環境が子どもに影響を与える。


そう考えると、学校が関われるのは人生のほんの一瞬。

そう思ってしまいそうです。


でも先生たちは、逆にこう考えた。


「環境が作用するなら、環境を変えればいい」


これはまさに逆転の発想だと思いました。


イノベーションの世界でよく言われる

センターピンを倒す

という考え方にも通じます。


全部は変えられない。

でも、重要なピンを一つ倒せば世界は動く。


そんなことを思いました。


3、パッションと覚悟


「生きる教育」は、すべて先生たちの手作りです。


学び、議論し、試し、また考える。


例えば


・プライベートゾーンの良いタッチ悪いタッチ

・国連の子どもの権利

・DVにおける加害者心理


など、専門家の西澤先生も驚くほど画期的な内容になっているそうです。


そこにあるのはただ一つ。


子どものペインをなんとかしてあげたい。


その想いです。


先生のパッションから始まり、

仲間の先生たちと共に、

子どもたちの痛みを解消しようとする大義へ広がっていく。


これはまさに

イノベーターズ・リップルモデル

そのものだなあと思いました。


イノベーションは

起業家や大企業や研究機関の特権ではありません。


誰かが

誰かの痛みを

なんとかしてあげたい


その思いから始まるものです。


先生が子どもたちの痛みに本気で向き合ったところから始まった

「生きる教育」。


そこに、イノベーションの原点を見た気がしました。


ということで、一言で言えば


子どもに罪はないノベーション


そんな話をしています。


参考:NHK Eテレ「生きていく力を、君たちへ」2026年3月1日

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