競泳選手、池江璃花子さんの『情熱大陸』での言葉に、めちゃめちゃ心を動かされました。
曰く、
「一番の根本はやっぱ水が好きだから。なんか簡単なんですよ。水泳好きとか嫌いとかっていうの。
でもやっぱりどんだけやっぱもう無理だわ、水泳って思っても、なんか水に入った瞬間に、なんか嫌いって思えなくて。
どうしてもこう泳いでる感覚とかがなんだろう。言葉では言い表せないんですけど。なんか最高とか気持ちいいとかじゃなくて。
なんかこれが自分の居場所というか、なんか水の中にいるからこそ、自分じゃないですけど。」
「やっぱりどうしても好きだけど、苦しいとか。実は逃げたいとか絶対そう思ってる自分がいて。
でもなんでやってるかって、自分が決めたから。逃げられないし逃げたくないし」
ここから、私は思いました。
1、本当の好きは、苦しくても消えない
2、自分で決める
3、決めた自分は裏切らない
1、本当の好きは、苦しくても消えない
好きなことを仕事にすると、好きなことが嫌いになっちゃうから、仕事にしないほうがいい、という話を聞くことがあります
自分も、音楽をやっていっている中で、プロになったら好きな音楽だけやれるわけじゃないから、というお話も聞いたことがありました
池江さんの言葉は、本当の好きって何なのか?ということを改めて教えていただいた気がしました
きっと「好き」という言語では、表現しきれない気持ちなんだろうなあということが、このお話を聞いていると、ひしひしと伝わってきます
私は、これが、パッションの源に触れている状態なんだろうなあと思います。
大好きパッションていうのは、好きという言葉では到底表し得ないほどに、そのことにのめり込まざるを得ない、理屈抜きでやらざるを得ないもののことなんだと改めて思いました
だからこそ、そんな思いは、何があろうと、どんなに苦しいことだろうと、やらなくなるはずがない、それが本当の大好きパッションなのだと思いました
2、自分で決める
会社員時代は、自分で決めれることが、今よりも圧倒的に少なかった気がします
もちろん、自分で決めてやればいいじゃん、誰も強制している人なんていないと、ということはもちろんその通りなんですが
組織でやっていると、ここで自分が辞めてしまったら、仲間のみんなが絶対困ることになっちゃうとか、これまでお世話になった人を裏切ることになっちゃうとかいう気持ちが、どんどか湧いてきて
なかなか自分の気持ちに正直に物事を決めることができない環境なのかなと思います
だから、独立してからは、仕事を受けるも受けないも、いつ仕事をするかも、遊ぶのかも、全て自分で決定できるということが、一番のメリットなのかもしれないなあと思います
もちろん、それと引き換えに、仕事が来なくなったら、誰も助けてくれないし、ジリ貧になったら眠れない夜を過ごすということを覚悟しなければならないのですが
それでも、自分で決めれることが、今の自分の幸せには、とっても合っている気がします
心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱した「自己決定理論」では、人が自ら選択しているという「自律性」が、人間の内発的な動機づけを支える重要な要素だと考えられています。
自分で決められるからこそ、パッションの源が震えてくる、自分で決めたから、どんなに苦しくても、パッションの源を燃やし続けることができる
やらされごとだけでは、パッションは燃え続けにくい。会社から『やれ』と言われるだけの仕事からは、イノベーションが生まれにくい構造になる
これが、組織からイノベータを生む仕掛け作りにとても重要だし、イノベータが茨の道を進むための、とても大切な要素なのかもしれないと思いました
3、決めた自分は裏切らない
ミハイチクセントミハイさんの言われるところの、フロー状態へ到達するためには、高い挑戦と、それに見合うスキルのバランスが取れている必要があるし
昨日の自分を超えるためには、昨日できなかったことを今日やらなければならない
いかに自分のコンフォートゾーンを抜け出すかというギリギリの選択を毎日続けているということだと思います
それは、当然、苦しいことだし、逃げたくなることの、まるで修行のような、終わりのない旅なんだろうなあと想像します
その時に、きっと大切になるのは、どんなに苦しい、逃げたくなることをやっている自分でも、それに応えてくれる自分がいるということを、信じられているから、なのではないかと思いました
最後は、何とか踏ん張って、もしかしたらいい結果は出ないかもしれないけど、自分がやれることは全てやり尽くしたという、自分は必ずいてくれる、と信じられているから、やれるのではないかと思います
なぜ信じられるかというと、それは、やはり、自分が決めた、という一点に集約する気がします
卓越した人たちの研究で知られるアンダース・エリクソンも、『PEAK』の中で、厳しい練習を続けるためには、「自分は上達できる」と信じることが重要な動機になると述べています。
どんなにコンソートゾーンを抜けるための茨の道を行っても、自分が決めた自分なら、絶対に乗り越えてくれる、その信念が最後の支えてなってくれるのかもしれないなあと思いました
ということで、一言で言えば
自分が決めたからノベーション
そんなことを感動ともに思わせていただきました
【参考】
・MBS『情熱大陸』池江璃花子 競泳選手 Vol.1419「『毎日、命 削ってる』奇跡の物語の先にある、孤独にもがく日々の記録」2026年9月13日放送
感想
まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!