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#1664 会津坂下町出身の漫画家・村岡栄一さんのエピソードにいろいろ驚いた話
2026-09-18 09:04

#1664 会津坂下町出身の漫画家・村岡栄一さんのエピソードにいろいろ驚いた話

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福島県出身の漫画家なら、だいたい知っているつもりだった自分。しかし、会津坂下町出身のベテラン漫画家・村岡栄一さんを、まったく知らなかったことに気づきました。今回は、自伝マンガ『去年の雪』をきっかけに、永島慎二さんとの師弟関係、岡田史子さんとの出会い、安彦良和さんとの驚きの縁、そして大友克洋さんのデビューにつながるエピソードまで紹介。福島県の漫画家を知る旅は、まだまだ続きます!



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はい、おはようございます。本日の放送は2026年9月18日金曜日です。 本日は第1664回目のお話となります。
このチャンネルは福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が日々気になったことをダラダラと話をしていくという番組です。
よろしくお願いします。 皆さん、今日はちょっと悔しい話から始めます。
僕、福島県の漫画家ならだいたい知っているつもりだったんですよ。
福島県の漫画家?任せてください。特撮とアニメと漫画が大好きな親父ですから! なんてちょっと調子に乗っていたんですが、
いました。全然知らない漫画家さんが、しかもものすごいキャリアの持ち主でした。 その漫画家さんの名前は村岡英一さん。
藍津万華町出身の漫画家です。 1968年にデビューして、ジャンキ北斗星をはじめ数多くの作品を描いてきたベテラン漫画家。
なのに自分は完全にノーマーク。 福島県の漫画家について語る資格があるのか、ちょっと自信がなくなってきました。
今回、村岡さんを知るきっかけになったのが、2023年に少年画宝舎から刊行された自伝漫画、去年の雪です。
この作品、2024年に第51回日本漫画家協会漫画賞を受賞しているんですよ。 えっ、そんなすごい作品を今まで知らなかったの?自分。
なぜ今まで知らなかったのか、理由はまあ単純なんです。 村岡さんがこれまで描いてきたのはマージャン漫画やパチンコ漫画、いわゆるギャンブル漫画のジャンルなんですね。
自分、マージャンもパチンコもやらないので読まないんですよ。 だから村岡英一という名前に出会う機会がなかった。
さらにこのジャンルの漫画って原作者と漫画家が別々で連名になっていることも多いですよね。
そうすると漫画家個人の作家性がちょっと見えにくくなることもある。
その結果、村岡さんという名前が僕の中ではジャンルの奥に埋もれてしまっていたんだと思います。
いやー、漫画好きのつもりが、読んでるジャンルが偏ってる。
漫画なら何でも知ってます!と言いたいところですが、実際は好きなものばっかり読んでる親父です。
ところが去年の雪を読むと、これが驚くほど作家性の強い作品なんですよ。
なんで今までこの路線の作品を描いてこなかったんだ!もったいない!と思わず言いたくなるくらい。
そして読んでいて納得したのが村岡さんの師匠の存在です。
長島真嗣さん。漫画家残酷物語、柔道一直線、風転などで知られるあの長島真嗣さんです。
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そんな方の下でアシスタントをしていたんですから、こういう人間味のある物語が上手いのも、なるほどなぁと思いました。
ここで村岡さんの漫画家人生をざっくり紹介してみます。
小学生の頃から漫画を投稿、中学生になると同人誌キジンクラブを創刊。
しかもその仲間の中には岡田文子さんもいたそうです。
いやすごいですよね。岡田文子さんといえば萩尾もどさんがファンですって言った漫画家ですよ。
そして村岡さんは16歳で家出して故郷の合図を離れて東京へ。
17歳の時には以前からファンレターを送っていた長島真嗣さんのアシスタントになります。
16歳で東京へ行って17歳で憧れの漫画家のアシスタント。
そして18歳風船という作品でこむしからデビュー。
さらに同じ年キジンクラブのメンバーの作品集アイを責任編集して刊行します。
ここには村岡さん自身の作品も載っているので実質的にはこれが単行本デビューとも言えるそうです。
若い頃から行動力がすごいんですよ。
その後漫画家人生の中で藍津万華町時代の切ない記憶や漫画家仲間との思い出が描かれているのが去年の雪なんですね。
天才岡田文子さんとの出会いと別れ、水木茂さんのような量産作家を目指していた序章作家の滝田優さん。
そして巨人の星などで地獄のような忙しさだった川崎昇さん。
こうした当時の漫画家たちの空気感がリアルに伝わってくるんですよ。
これがすごく面白い。
さてここからは去年の雪に書かれている内容というより村岡さんについて調べていて
僕が個人的にえっと驚いた話をいくつか紹介します。
まず麻雀漫画の元祖と言われている角田二郎さん。
角田二郎さんは福島県の花輪町に住んでいたこともある漫画家です。
ところが村岡さんの話によると実は村岡さんの方が1ヶ月早く麻雀漫画を出していたそうなんです。
もしこの話が正しければ麻雀漫画の本当の元祖は村岡さんかもしれない。
どっちにしても福島県ゆかりの漫画家ですけどね。
そして師匠の長島真嗣さんが村岡さんをモデルにした若者たちという作品を描いていたそうです。
この作品がNHKで黄色い涙としてドラマ化さらに映画化もされています。
主人公の村岡役をテレビ版では森本レオさん、映画版では嵐の二宮さんが演じています。
自分をモデルにしたキャラクターを森本レオさんと二宮さんが演じている。
これ普通に考えてもかなりすごい話ですよね。
さらに30代の頃に住んでいたアパートの住人があの機動戦士ガンダムのアニメーター安彦義一さん。
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アパートの同じ住人になる前安彦さんは村岡さんの漫画に影響を受けて漫画を描き始めたものの
漫画家としてはうまくいかずアニメーターになったんだそうです。
自分に影響を受けた人が後のガンダムのキャラクターデザインを手掛ける人になる。
人生どこでどう繋がるかわかりませんね。
そして個人的に一番驚いたのがこれ。
村岡さんが作ったキジンクラブ。
その繋がりで漫画家志望の高校2年生が村岡さんを訪ねてきたことがあったそうです。
村岡さんはその高校生を同じアイズ出身の漫画家村野もりびさんに紹介。
そこで編集者と出会い後にデビューすることになります。
その高校生がなんとアキラの大友克洋さんだったそうです。
いや凄すぎませんか。
アイズ出身の漫画家の繋がりが後の大友克洋さんのデビューに繋がる出会いを作っていた。
こういう話を知ると漫画の歴史って色んな人の繋がりでできているんだなぁと感じます。
村岡さんは去年の雪の続きとして師匠長島真嗣さんのことそして実の弟さんのことを描く予定だったそうです。
ところが2021年脳出血で倒れ右半身不遂に続きを描くことは叶わなくなってしまいました。
本当に残念です。
でもここで終わらなかったんですね。
村岡さんの娘さんがそれまでの作品をそのままにしておくのは惜しいと考え同人誌としてコミケで発表。
それが話題になり後に正式に単行本化されたのが去年の雪だそうです。
ちなみにその娘さん現在はヤングキングの編集長をされているそうです。
いや親子揃って漫画の世界で活躍されているんですね。
絵を描き続けることが難しくなってもこうして作品やエピソードが言葉として残っていく。
これは本当に貴重なことだと思います。
自分もポッドキャストを毎日喋っていますけど何十年後かに誰かが
昔福島県の親父が毎朝ダラダラ喋っていたんですよなんて言ってくれたら
いや多分言ってくれないですね。
でも残すということにはやっぱり意味があるんだなぁと思いました。
というわけで今日はアイズバンゲ町にこんなすごい漫画家がいたんだぞというお話でした。
福島県の漫画家を知っているつもりだった自分でしたがまだまだ知らないことだらけ。
これからも福島県ゆかりの漫画家さんを少しずつ掘り下げていきたいと思います。
はいそれではまたもしよければぴょん吉のオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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