特撮系ポッドキャストリスト化計画の始動
こんにちは。
えっと、今回はですね、資料を送ってくださった方から非常に興味深いテキストをお預かりしまして、
特撮系ポッドキャストのリスト化計画というプロジェクトについて、深く掘り下げていこうと思います。
はい、なかなかマニアックで面白いテーマですよね。
そうなんです。ただ私、最初これ読んだ時、正直、「え?」と思ったんですよね。
ああ、あの未完成のまま公開しちゃったっていう部分ですね。
そうそう。だってこの筆者、完成まで覚えていられないからっていう理由で、全くの未完成の状態でリストを世に出しちゃってるんですよ。
まあ普通に考えたら見切り発車すぎるというか、ちゃんと調べて完成させてから出せばいいのにって思いますよね。
いや本当にちょっと雑というか、いくらなんでも適当すぎませんかって最初は思ったんです。
ええ。
での、このテキストの内容を読み解いていくと、その未完成でも出さざるを得なかったっていう切実でちょっとゾッタするような背景が見えてきたんですよね。
特撮ジャンルの現状とポッドキャストの課題
そうですね。そもそも特撮というジャンル自体が現在とても特殊な立ち位置にあるんです。
と言いますと?
テキストの中で筆者も嘆いていますが、若い世代に特撮が好きって言うと、昭和のおじさんっぽい趣味ですね、みたいに一周されてしまう現状がありまして。
いや今の特撮なんて、CGもアクションもめちゃくちゃスタイリッシュでかっこいいのに。
はい、クオリティはすごく高いんです。
でも世間一般からはニッチな趣味っていうレッテルを張られてしまっている。その結果が特撮専門ポッドキャストの異常な少なさに直結しているわけですよね。
その通りです。筆者が約5年前に調査した際、稼働していた特撮番組は、特撮放送流星、シルバー、特撮が丘、そしてデラックス超合金のたった3つだけでした。
うわ、全世界で3つって絶滅危惧種どころの話じゃないですよね。
さらに衝撃的なのは現在です。1年以内に更新があるという条件で再調査した結果、残ったのは赤い高見百貨店、ポッドキャストなどわずか4番組だったんですよ。
えっと、私その中のヒーロー大図鑑っていう親が子供を特撮好きに洗脳しようとしている番組の下りはリアルで最高だなって笑っちゃいましたけど。
あれはくすっときますよね。
でもちょっと待ってください。5年たって実質1番組しか増えていないってことですよね。特撮ファン自体はSNSにもたくさんいるのになぜポッドキャストだけこんなに不毛の地なんですか。
プラットフォームの構造的孤独と配信者の苦悩
そこがこの問題の確信なんです。なぜポッドキャストの番組は育たないのか。理由はプラットフォームの構造的な孤独にあるんです。
構造的な孤独ですか。
YouTubeやノートってアルゴリズムがオススメとして自動的に知らない人の画面に表示してくれますよね。
はい。トップページに勝手に出てきますね。
さらに再生回数やいいねの数がはっきりと見えるじゃないですか。
なるほど。でもポッドキャストは基本的にRSSフィードという仕組みで配信されるからリスナーが自ら検索して登録しないと届かない。プラットフォーム側からのオススメ機能が弱いんですね。
そうなんです。おまけに配信者側からは何人がどのくらい熱心に聞いているかっていう反応が極めて見えづらいんですよ。
それはモチベーション維持が難しそうですね。
結果として配信者はこれ誰か聞いてるの?自分一人で壁に向かって喋っているだけなんじゃという疑心暗鬼に陥ってしまってやめてしまうんです。
壁に向かって喋るか。だからこそ再生回ですっていう宣言すらされずに放置される番組が山ほど生まれるわけですね。
はい。
ネット空間にデータだけが残り続ける。いわゆるデジタルタトゥー状態になってしまうと。
ええ。更新は止まっているけれど削除はされていない。生きてるのか死んでるのかわからないゾンビ状態の番組がネット上を山のように漂うことになります。
未完成リスト公開の真意とサバイバル戦略
ああ。だから未完成でもリストを公開したんだ。
そういうことです。
私最初ザツだななんて言って本当にすいませんでした。これはズボラだからじゃないんですね?
違いますね。
このアレゴリズムの壁と孤独の中で必死に生き残っている特撮番組たちにここにいるぞとスポットライトを当たるための緊急の救難信号だったんだ。
正解です。未完成でも可視化しなければ誰もその存在に気づけず本当に全滅してしまう。これは一つの界隈を守るためのサバイバル戦略なんですよ。
なるほどな。今回の徹底解剖を通して資料を送ってくださった方に持ち帰っていただきたいのは不完全でもまずは世に出して点を打つことの巣紙ですよね。
ええ。完璧なリストを作ろうとして自分のPCの中でふさらせるくらいなら未完成でも公開して誰かの目に触れる場所を作るべきだと。
情報や情熱は誰かに見つけられて初めて価値を持ちますからね。
本当にその通りです。
送ってくださった方の周りにもアルゴリズムに見ほがされて暗闇の中で静かに息づいている情熱的な界隈があるかもしれません。
きっとあるはずです。
レコメンド機能の裏側で見落とすもの
でもここで一つ新たな疑問が浮かぶんです。私たちは今AIが好みに合うものを自動で並べてくれる快適な時代にいますよね。
はい。とても便利になりました。
でも本当に新しくて熱狂的な文化って実はそういうオススメ機能の光が届かない。こうした見えない場所でこそひっそりと純粋培養されているんじゃないでしょうか。
効率化されたレコメンド機能の裏側で私たちが何を見落とさせられているのか。深く探求する価値のあるテーマですね。
次回の配信もお楽しみに。さよなら。