オープニング
おはようございます、PuriMagicです。 夜更かし明けの私から、今日もこっそりお届けしますね。
タブの海で拾った繋がり、ちょっとだけ聞いていってください。
横断ニュースデイリー、10月13日です。 今日は、Metaが初めて出した最先端のAIモデル。
中国のメモリーメーカーの新しい技術と反動体株の値下がり。 今日から始まる、消費税をめぐる国会の論戦。
ロボットとAI反動体への大型の資金調達。 それに、ノーベル経済学賞や、AIと雇用をめぐるIMFの発言などをお伝えします。
Meta、初の最先端級モデル「Muse Wonder」を公開——売りは会話をまたいで覚える「Active Memory」
じゃあまず、今日のトップニュースです。 1本目。
Metaの超知能研究所は12日、アメリカ時間で、新しいAIモデル、Muse Wonderと、上位版のMuse Wonderfulを公開しました。
Metaが初めて出す最先端クラスのモデルで、Meta自身のテストでは、他の会社の最上位モデルと同じくらいの成績だとしています。
Wonderは開発者向けのAPIなどで使えて、料金は入力100万トークンあたり4ドル、出力が20ドルです。
上位版のフルはAPIでは売らず、自社のコーディング環境の有料会員だけが使えます。
Metaが強調するのは、会話をまたいで利用者の大事な情報を覚えておく記憶の機能と、重要な操作の前に確認を取る機能です。
詳しい安全性の評価は近く公開するとしています。
中国CXMT、高密度DRAM構造「4F²」を年内にサーバー向けへ——マイクロンやSKハイニックス株が下落
2本目。
中国最大のDラムメーカー、CXMTの社長は、週末に上海で開かれた業界のイベントで、記憶素子の密度を上げる新しい構造、4F2乗で重要な進展があったと話しました。
この構造を使ったサーバー向けのメモリーを年内に出すとしています。
これを受けて12日、アメリカのマイクロンは取引中におよそ4%、韓国のSKハイニクスはおよそ3.7%、サムスン電子はおよそ4%下がりました。
アメリカのナスダック総合指数も0.43%下がりました。
ただ、出荷の時期や、良品の割合、量産の規模はまだ示されていません。
電球分けの東京市場で、メモリーや製造装置の関連株がこの売りを引き継ぐかが注目されます。
「消費税国会」今日から衆院予算委——食料品1%法案の支援金と財源が焦点
3本目。
国会は今日13日から衆議院の予算委員会での論戦に入ります。
衆議院は13日と14日、参議院は16日と19日に首相とすべての閣僚が出席する質疑が開かれます。
政府は9日、社類と外食を除く飲食料品の消費税率を2027年4月から2年間、8%から1%に下げ、働く人に所得に応じた支援金を配る法案を閣議決定して国会に出しました。
財源は赤字国債に頼らず、補助金や税の特例の見直しで確保するとしていますが、金額の内訳はまだ示されていません。
参議院では与党だけでは過半数に届かず、野党の協力が必要で支援金の対象と金額、それに財源の説明が焦点になります。
Salesforce、AI分析のLoopsを買収へ——Tableauに統合し「なぜ指標が動いたか」を自動で説明
ここからは私の好きなジャンルです。
次にAIプロダクトソフトウェアに関するニュースです。
4本目。
セールスフォースは12日、イスラエル発のAI分析サービスループスを買収することで最終的に合意したと発表しました。
ループスは売上などのビジネスの指標を見張り続け、数字が動いたときにその理由を機械学習で説明し、打つべき手を示すサービスです。
セールスフォースはこの技術と人材をデータ分析ツールのタブローに組み込み、AIが自ら分析を進める仕組みを強化します。
スラックやメールから指標の監視や異常の検知を始められる点も強調しています。
買収の完了は11月上旬の予定です。金額は公表されていませんが、イスラエルのメディアはおよそ3000万ドルと推定しています。
「覚えて先回りするAI」に資金——Havenが1,500万ドル、常時聞き取りアプリのAmbiが2,600万ドル
5本目。
12日、利用者のことを覚えて代わりに動く個人向けのAIエージェントの会社が相次いで資金を集めました。
ヘイブンは1500万ドルを調達して事業を公にしました。
電話やメッセージ、メール、アプリをまたいで動く利用者の分身のようなAIで、毎日の予定のまとめやメールの整理、返品の手続きなどをこなします。
また、録音機器のプラウドの元幹部が率いるアンビも合わせて2600万ドルを集めました。
iPhoneやMac向けのアプリで会話を聞き取って文脈をため、会期の最中に提案を出します。
常に聞き取る機能は初期設定ではオフで録音は保存しないとしていますが、周りの人に録音を知らせる方法は業界としてまだ解けていない課題だと認めています。
国内でAIエージェント向けのセキュリティ診断が相次ぐ——SherLOCKのレッドチーミング、supaの「セキュリティ検診AI」
6本目。国内では12日、AIを使ったセキュリティ診断のサービスが相次いで発表されました。
シャーロックは業務システムとつながって自分で操作を進めるAIエージェントを対象に、攻撃者の立場で疑似的な攻撃を仕掛けて弱点を調べるレッドチーミングテストの提供を本格化しました。
外部の情報を読み込ませてAIを騙して不正な操作をさせる手口なども検証します。
また、スーパーは最先端のAIを枠用した攻撃の手口を再現して、システムに侵入できるかを試す診断を最短で即日実施するサービスを始めました。
料金は50万円から120万円で、攻撃役のAIは自社のサーバーで動かし、診断する情報を外に出さないとしています。
【報道】DeepSeek、ロボット用AIの新興Winverseのシード調達を主導へ——評価額は約4億ドル(Bloomberg)
ロボットたちのお話いきますね。
次にフィジカルAI、ロボティクスに関するニュースです。
7本目。アメリカのブルームバーグは12日、中国のAI企業ディープシークがロボット用のAIを開発する中国公衆のウィンバースに数千万ドル規模の出資を主導する見通しだと関係者の話として報じました。
ウィンバースはテンセントでロボットのような身体を持つAIの基盤モデルを率いていた研究者が今年立ち上げた会社で、出資後の企業価値はおよそ4億ドルになるということです。
ただ、企業価値や投資家の顔ぶれはまだ変わる可能性があるとしています。
中国でもロボットの頭脳を専門に作る会社に大手AI企業のお金が入り始めたことになります。
日本発のMujin、シリーズDで約2.24億ドルを調達——韓国SKスクエアが参加
8本目。日本初のロボット企業ムジンがシリーズDの資金調達を行いました。
韓国の経済史の報道によりますと、調達額は3000億ウォンを超え、およそ2億4千万ドルです。
韓国のSKスクエアが海外投資の子会社を通じて加わりましたが、出資額は明らかにされていません。
ムジンは倉庫や工場にあるメーカーの違うロボットを一つのソフトウェアでまとめて動かす仕組みを手掛けていて、これまでの調達額は合わせて5億ドルを超えたとされています。
SK側は半導体の組み立てや物流、自動化された半導体工場への応用を想定しています。
なお、会社の公式発表による金額はまだ確認できていません。
NHTSA、「Teslaロボタクシーがスクールゾーンで速度超過」の申し立てで審査を開始——対象は約1,000台と推計
9本目。
アメリカの運輸省道路交通安全局は、テスラのロボタクシーが学校の周りの速度制限区域でスピードを出しすぎているという申し立てを受けて、正式な調査に進むかどうかの審査を始めました。
対象は自動運転で走るテスラのロボタクシーで、当局は対象の台数をおよそ1000台と推計しています。
テスラが公表していないロボタクシーの台数に規制当局が数字を示したのは初めてです。
証拠はソーシャルメディアの動画などで、事故や怪我人は出ていません。
10本目。
当局は来年1月下旬頃までに正式な調査に進むかを決めます。
テスラの無人の車を巡る連邦政府の動きはおよそ5週間で3件目です。
SiMa.ai、シリーズCで1.5億ドル——評価額14.5億ドル、ロボットやドローンに載せるAI半導体
10本目。
機器に組み込むAI半導体を手掛けるアメリカのシーマーAIが1億5000万ドルを調達し、企業価値は14億5000万ドルになりました。
これまでの調達額は合わせて5億ドルです。
集めた資金は開発用のソフトウェアの充実と、次の世代のプロセッサーの開発に使います。
新しい製品は2028年前半に人型ロボットやドローン、それに運転支援のシステム向けに出す予定です。
ロボットへの投資が機体や頭脳だけでなく、ロボットに乗せる計算用のチップにも広がっています。
Waymo×Lyft、ナッシュビルに8万平方フィートの車両拠点——無人車が自ら戻って充電・清掃
11本目。
アメリカ南部のナッシュビルでは12日、ウェイモのロボタクシーのための大きな車両拠点が開業しました。
歯医者アプリのリフトの子会社が運営し、広さは8万平方フィートおよそ7400平方メートルです。
運転手のいない車が自分でこの拠点に戻ってきて充電や清掃、修理を受けます。
働く人は70人を超えます。
ウェイモはナッシュビルで4月にサービスを始め、今は100台を超える車が完全に無人で走っています。
ロボタクシーが増えても充電や清掃、整備といった現場の仕事が残ることが具体的な数字で見えてきました。
Stryker、英手術ロボットのCMR Surgicalに約4億ドル出資——全株を取得できる独占オプションも
お金の動きもちゃんと追いかけます。
次に資金調達M&Aに関するニュースです。
12本目。
アメリカの医療機器王でストライカーは12日、イギリスの手術支援ロボットの会社CMRサージカルにおよそ4億ドルを出資すると発表しました。
この出資には将来CMRのすべての株式を買い取ることができる独占的な権利がついています。
ストライカーはアメリカでCMRの手術ロボットベルシウスを独占的に販売します。
ストライカーはこれまで何年も慎重に検討してきたという腹部などの手術向けのロボットの分野に今回の提携で参入します。
IonQ、ゼロトラストセキュリティのElisityを最大13億ドルの株式交換で買収
13本目。
アメリカの量子コンピューターの会社アイオンQは12日、セキュリティの会社エリシティをすべて株式の交換で買収することで合意しました。
買収額は業績に応じた支払いを含めて最大で13億ドルです。
エリシティは社内のネットワークで利用者や機器、それにAIエージェントごとに通信できる範囲を細かく絞って攻撃が広がるのを防ぐ技術を持っています。
アイオンQは量子コンピューターでも解読されにくい暗号の技術と組み合わせて企業や政府に売り込む考えです。
中国のAIインフラ、無問芯穹(Infinigence)がシリーズCで23億元——累計43億元でIPO準備
14本目、中国では聖火大学の研究から生まれたAIインフラの会社ムモン新旧、英語名インフィニジェンスが23億元、日本円で400億円余りを調達したと伝えられました。
これまでの調達額は43億元になります。
この会社はNVIDIAやFarwayなど種類の違う半導体をまとめて動かすソフトウェアが強みで、AIの推論のコストを10分の1に下げたとしています。
中国メディアの報道では株式の上場に向けた準備を進めているということです。
英オックスフォード発の光チップSalience Labs、シリーズBで1.25億ドル——AMD・Intel・SBIが参加
15本目、イギリスオックスフォード発のセイリエンスラボが1億2500万ドルを調達したと伝えられました。
この会社は電気ではなく光でデータを運ぶ半導体を開発していて、AIのデータセンターで大量のデータを省エネで流す部分を狙っています。
出資者にはAMDやインテルの投資部門、それに日本のSBIグループも入っています。
資金は量産の体制作りとアメリカでの拠点の強化に使います。
医師向けAI書記のSukiがシリーズEで9,000万ドル、AI医療機器の認証機関Scarletも5,000万ドル
16本目、医療のAIでも大きな調達が続きました。
アメリカのスキは診察中の医師と患者の会話を聞き取ってカルデを書くAIを手掛けていて9000万ドルを調達しました。
紹介状の作成や予約の調整といった周辺の仕事もAIに任せる機能を加えます。
またイギリスのスカーレットはAIを使った医療機器が安全かどうかを審査する認証機関で5000万ドルを集めました。
AIの診断モデルは数週間で作れても審査には1年から1年半かかることがあり、この待ち時間を縮めることを狙っています。
ノーベル経済学賞はホール氏とウッドフォード氏——中央銀行が「先の見通し」で経済を動かす理論の土台
ここからはちょっとだけ大人のお話です。
次に経済政策企業に関するニュースです。
17本目
今年のノーベル経済学賞はアメリカスタンフォード大学のロバートホール教授とコロンビア大学のマイケルウッドフォード教授に贈られることになりました。
2人は家計や企業が先の見通しをもとに貯蓄や値段を決めるという考え方から景気を安定させる政策の理論を作り直しました。
中央銀行が政策の先の道筋を示すことで人々の見通しを変え経済を動かすという今の金融政策の土台になっています。
原油が高く各国の中央銀行が物価と景気の板挟みになっている中での受賞となりました。
中国Luxshareによるシード(7743)へのTOB、今日が買付期間の最終日——1株795円
18本目
コンタクトレンズ大手のSEEDに対して中国の電子機器の受託製造の大手ラックスシアの参加の会社が行っている株式の公開買付がきょう13日買付の期間の最終日を迎えます。
買付の価格は1株795円で発表前の株価に5割余りを上乗せした水準です。
成立すればSEEDは上場廃止になる予定です。
中国の電子機器メーカーが日本の上場している医療機器メーカーを丸ごと買う案件で結果は近く公表される見込みです。
Ikotas Labs、ハッキング大会Pwn2Own Ireland 2026で総合1位——日本企業初と発表
ここはちょっと寄り道です。
次にその他の注目ニュースです。
19本目
国内のセキュリティ企業イコタスラボが12日、アイルランドで開かれた世界的なハッキングの大会Pwn2ownで29チームの中で総合1位になったと発表しました。
日本の企業としては初めてだとしています。
Googleのピクセル10やサムスンのギャラクシー、それにオープンAIのコーデックスなど4つの製品で合わせて13件のまだ知られていない弱点を実証し賞金は36万ドル余りだったということです。
IMFのゲオルギエバ専務理事、AIは「ゆっくり進む津波」——世界の職の約40%に影響
みんながザワザワしてた話題です。
次にXで話題になったニュースです。
20本目
Xで話題になったのはIMF国際通貨基金のゲオルギエバ・センム理事の発言です。
12日、タイのバンコクで始まったIMFと世界銀行の年次総会でAIは労働事情にとってゆっくり進む津波だと述べました。
世界の仕事のおよそ4割がAIによって強化されたり価値が下がったり置き換えられたりするとして先進国ではおよそ6割に上るとしています。
最初に影響を受けるのはこれから働き始める若い人たちだと指摘しました。
一方でAIのインフラへの投資が世界経済の成長をおよそ3%に支えているとも述べています。
今日の解説:DRAMの「4F²」
ちょっとだけ噛み砕きますね。
次に今日の解説です。
今日はDRAMの4F2畳です。
パソコンやサーバーのメモリ、DRAMはデータを覚える小さな部屋、セルがたくさん並んでできています。
このセル一つの広さを回路の一番細い線の幅を基準にその何倍かで表します。
今の主流は6F2畳と呼ばれる大きさでこれを4F2畳にするとセルの広さをおよそ3分の1減らせて同じ大きさのチップにより多くのデータを入れられます。
そのためには部品のトランジスタを横に寝かせるのではなく縦に縦で作る必要があります。
韓国やアメリカの大手も開発を進めていてサムスンは2028年の量産を目指しています。
今日のトップニュースの中国のCXMTの発表はこの競争で中国全が追いついてきたかもしれないという点で市場の注目を集めました。
エンディング
今日の一言まとめです。
AIの競争は賢さからどれだけ利用者のことを覚えていられるかに移りつつあり、ロボットでは頭脳やチップ、ソフトウェアの層にお金が集まっています。
一方で中国の半導体の追い上げが市場の新しい心配の種になっています。
横断ニュースデイリー10月13日の放送でした。
今日も付き合ってくれてありがとうございます。
私はそろそろお休みの時間です。
気になったつながりは頭の隅に置いておいてくださいね。
プリマジックでした。またね!