00:03
天文台に着くのは、まあ14時、午後2時頃。小さく年季の入った天文台で、落雷による火災によって廃墟同然のような佇まいですが、所々修理されているのが見て取れます。
窓にはカーテンがあり、玄関にはチャイムが付いています。
結構思ったよりボロボロだな。
本当に人が住んでいるのかな。
天文台に人が住んでいるっての自体、なかなか珍しいですけどね。
とりあえずチャイムを鳴らしてみるか。
じゃあ、ピンポーン。
チャイムを鳴らすとですね、ホイホイホイと返事が聞こえ、中からホイホイホイ。
老人、老人が出てきて。
70代ほどの見えるその外見は白髪に白く長い髭を蓄え、優しそうな瞳で挨拶をしてきます。
おようや、こんな偏僻なところによく来ましたね。
外国の方ですか。
そうです。初めまして。僕たちは日本からこちらに旅行に来たんです。
日本から、わざわざ遠いところから。
何用ですかね。
ロランさんで、アランさん?
アランさん。
間違いないですか。
あ、そうです。ロジャーアランです。オカルト研究家をしています。
あ、そうなんですね。
なんと。
僕たち、実は…。
じゃあ、一瞬オカルト判定しますか。知ってるかどうか。
あのー、はたさん。
一瞬ね、一瞬ね。
ゴリゴリに絵本知らねえって喋った後に、実は知ってたってなんだか。
知ってた。
成功した探索者は彼の名前知っています。改めて、ロジャーアランです。
彼は何冊も本を出版している高名なオカルト研究家兼人類学者でもあります。
オカルト研究といっても怪しいものではなく、天文学や歴史、人類学に精通し、なぜ人類が広い世界、長い歴史の上で常に間引かれてきたのかを学問の立場から研究しているという方です。
03:06
間引かれてきた?
ちょっと、なんていうかわかんない。
間引くって、数減らすって間引くですかね。
これ誰か読んで。
何かに、間に引かれてですね。
牛が抜けてる?
魔法に引かれてとか。
見入られてとかそんな感じかな。
そうですね。
そういう不可思議なものに対して引かれてきたことに対して調べてるってことですかね。
そうですかね。
そうですね。
はいはい。
っていうのを畑さんは知ってます。
もし、オカルト5%ありますけど、お二人も知ってます。
畑が大物にさっきの絵本を出して、この本にサインもらっていいですか。
もちろんいいですよ。
ペン、ペン、ペン。
ペンも渡します。
すいませんね。
ここの表紙の裏に書けばいいのかね。
どこにでもいっぱい書いてください。
いっぱい。
じゃあ前と後ろにちょっと一つずつ書いておこうかな。
やったぜ。
二つも書いてもらったよ。
畑さんそんなに有名な方なんですか。
名前を聞いただけだったら全然覚えてなかったんだけど、
オカルト研究家のロジャー・アランさんって言ったら相当なこの世界の有名人だよ。
しかもちゃんとした方のオカルト研究家だ。
俺なんかとはえらい違いだよ。
そうなんですね。
ただそれでも畑さんがピンとこないってことはやっぱりこの本ってだいぶこの地に限定された本なんですかね。
そうだな。自費出版でやってるぐらいだし、俺もこの本はここに来て初めて見たよ。
その絵本についてももしあれなら詳しく話そうか。
お願いできますか。
他でもない。この本についてお聞きしに来たんです。
そしたらぜひ中にお入りください。
散らかってますけど大丈夫ですか。
大丈夫ですよ。
はい。
紅茶でいいかな。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
じゃあ適当にそこに座ってもらっていいから。
06:00
そこのお嬢ちゃんも座っていいからね。
みたいな話をちょっとして。
ロジャー含めて5人分の紅茶とクッキーをちょっと持ってきてくれてます。
随分子供にも優しい人だなっていう印象を受けてもらっていいです。
改めましてロジャーアランです。
日本の方でお名前だけお伺いしてもいいかな。
はい。私がゲンズキサエと言います。
一応古物研究家をして、こっちのケルト神話とかそういったものを調べてたりします。
ケルトね。
私はハターテイトと言います。
先生と比べるまでもないゴミのようなオカルト研究家なんですけども。
そうなのかい。
私もそんなに詳しいわけではないのだけれど。
先生の本は駆け出しの頃からすごくよく読んでいます。
ありがとう。
まさかこんなところで会えるとは。
ありがとう。ありがとう。
聞いてんじゃん。
わっしょい。
アカシミナトと言います。
プラネタリウムでお仕事しています。
プラネタリウムというのは星がテレビみたいに映るやつかね。
はい、そうです。ドーム状の場所に星を映します。
なるほど、なるほど。
話には聞いてたけど、ここにはそういうものがないから。
あるのは望遠鏡、星が見える望遠鏡とかしかないから。
君が満足できるようなものがあるかはわからないけど、ぜひゆっくりしていってください。
はい、ありがとうございます。
ロザリンも軽く自己紹介をして、次に進むっていう感じですかね。
はい。
話というのは、ハターさんが持っていたその本についてかな。
そうですね。
この本の内容なんですが、この話というのはこの辺りに伝わっているお話なんでしょうか。
それとも完全な作り話というかフィクションなんでしょうか。
そうだね。これは言ってしまうとフィクションだね。
09:06
フィクション。
一部本当の話、例えばミイラカ事件は本当なんだけれども。
あとは半分は本当で半分はフィクションかな。
半分は本当というのはどの部分を指しているんでしょうか。
マルチェロ・ガルコという人物は住んでいたのは事実。
実際にこの天文台に住んでいたんだよ。
ここに住んでいたんですね。
だがこの物語は村人の話とか村の記憶を読んで物語調にしたものであって、
実際彼がミイラ事件で何をやったかっていうのは分かってないんだよね。
パニック状態になってたっていうのもあってね。
村人がパニック状態、村もたくさんの被害を受けていたから、
ちゃんとした証言自体が取れてないんだよ。
ということはこのマルチェロ・ガルコが実際に住んでいたのはミイラカ事件が起きた300年前ということですか。
っていう記録は残ってるね。
その被害者たちが生きている人はパニックだったり精神的に病んでしまっていて、
マルチェロ・ガルコ本人がいなくなっているから、実際に彼が何をしたのかは分からないと。
その他にマルチェロ・ガルコという人物について何か残っている話であったり、そういったものはないんでしょうか。
ちょっとだけ難しい話にはなるんだけれども。
情報に改めて今出しておきます。
まず一つ目が絵本についてです。
この絵本については村の者に頼まれて書いたもので、ミイラカ事件を基にしたフィクションです。
ただこの村にマルチェロ・ガルコという人物が住んでいたのは事実で、この天文台に住んでいました。
この話は村人の証言や村の記憶を見て物語に調理したものであり、実際にミイラ事件で彼が何をやったかは不明である。
何しろ村人はパニック状態、村も損害に被害を受けていたのできちんとした証言が取れていないです。
マルチェロ・ガルコについては先にまとめて出してしまいます。
12:02
マルチェロ・ガルコについて、300年前カルチラタンで宗教を学んだマギと言われているが、聖誕における詳細な資料はないです。
彼はもともと、読めない感じで出てきた経験のカトリック信者であった。
しかしその当時、同じカトリック信者の過激化の行った暴動により息子を失い、彼はその息子の死から神の証明を解き、天道説の研究証明を目指していた。
しかし独自解釈の強い終末論やアカシックレコード、魔術などの技術により、その主張は危険思想とされ、その立場を追いやられることとなる。
そしてガルコはイタリアを離れ、数年各国を放浪した後、この天文台に住み込み研究を続けていたが、ミイラ事件においてその消息は不明となった。
しかし彼はここで生成術による魔術的研究をしていたことは確かだという。
このアランさんの今言っていたマルチェロ・ガルコについてなんですけれども、この終末論とかアカシックレコードという単語に対して、
知識の半分。もしくはオカルト。もしくは、もし探索者の中でキリスト教の信仰の方がいます。
まあ、キリスト教。なんでもないです。これはちょっと難しいな。オカルトか知識の半分でお願いします。
はい。
イギリス人の方だったらちょっとキリスト教かなって思ったんですけど、日本人の方だったら。
はいはい。
知識の半分。
オカルトで判定をお願いします。
オカルト。スペシャル。
素晴らしい。
よかった。
ギリピッタ。
ギリギリ。
では、終末論についてです。
終末論とは、宗教上の思想であるキリスト教に限られたものではない。世界が困窮しきった時こそ、救いとして神により最後の審判が行われるとされたものである。
アカシックレコードとは、原始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記録の概念で、過去のあらゆる出来事の痕跡が永久に刻まれているものである。
15:13
ちょっと難しい話をしてしまったんですが。
皆さんで、3人で噛み砕いて、こういうことだよねっていう考察とかはしていただいて全然大丈夫です。
それかもう全然、ロジャーさんにこういうことですよねっていう聞き方でも全然大丈夫です。
子供が亡くなったことで、神の証明を解くっていうのが、いまいちピンとこないんですよね。
どちらかというと、子供が殺されたので神の存在を否定し始める人とかは一定数いると思うんですよね。
そこで救いがなかったといって。そこで逆に神の証明を始めて、さらに天道説につなげるというのが。
どういう心理状態だったんだろう。もしかしたらこの経験な信者だったからこそ、亡くなったことに何か意味があったということで。
子供さんが亡くなったことの。
神に選ばれて身元へ旅立ったとかそういうことですかね。
何かしらその息子さんの死に意味を求めたかったんじゃないだろうかね。
天道説の研究証明を目指していたってあるけど。
現在知られてるのは地道説ですよね。
ああ。
そうですね。
天道説は昔信じられていたもので、自分たちの住んでいる世界が平面上で、自分たちの住んでいる土地の周りを太陽や月が回っているっていう学説でしたっけ。
赤井さんに喋させてもらおうかな。
そうですね。その通りです。
神様がいる場所が宇宙の中心なので、地球が動くわけがないというのが説ですね。
だからコペルニクスが地道説を唱えたときには、宗教的に異端だって言って、宗教裁判にかけられたんだっけ。
そうです。
18:00
この天道説の証明というのは天文学的というよりも宗教的な意味合いが強いんですかね。
そっちの側面が強いんだろうな。
まあ今でもいますけどね。
まあ時代が時代だから仕方がないと言えば仕方がないのもあるよな。
はい。
そうですね。
まあ何しろ300年前の話だからね。
今じゃ人とコミュニケーションが取るって言ったら、インターネットとかが主流なんだろうけど、昔はそんなのはなかったからね。
そうだな。
周りが信じてくれなきゃ、そうね。
もしそのガルコについてそれほど興味があるなら、確か2階にガルコが残した研究資料がまとめられてるはずだね。
あるんですかそんなものが。
うん。
あとは3階にさっきも言ったけど、その天文台があるから、もしそこのお嬢さんが興味があれば好きに見て構わないよ。
本当ですか。ありがとうございます。
お嬢さんってそっちなんだ、ロザリーかと思った。
ちょっと横からつねります。
痛い痛い痛い。
博士さんさすがにそういうのはロザリーにも本人の自由だと思いますけど。
ロザリーを難しい話をしてるなっていうので、クッキーとかいっぱい食ってますね。
小麦粉の味しかしないけど。
小麦粉の味もしないんだよな。
小麦粉の味もしない、そうですね。
もさもさしてるのがだんだん粘性が高まってくるだけの、そこ考えるとめっちゃ食べづら。
手つけないかもしれない、ごめん。
喉乾いて意外がするからちょっと紅茶飲む程度ですよね。
そうですね。
周り、ロジャーさんの部屋が気になってちょっとウロウロしてるかもしれない。
ちなみにロジャーさん、絵本のことで一つ気になったんですけど、
巨大な化け物の瞳が見えたって最後の方に書いてあったじゃないですか。
あったね。
21:01
これは村人の記述から引用したんですかね。
いやー、あれも確かフィクションだった気がするよ。
あー、そうだったんですか。
いや、どこかでなんかUFOを見たとかそういう話も聞いたので、
結局何が本当なんだろうなーっていうのは気になってたんですよ。
いや、そんな話は聞いたことがないけれど。
あれ、どこで見たんだっけ。
ちょっと待ってください、今情報タブを探してます。
あれですね、アレックの部屋にあった情報ですね。
アレックの部屋の情報はどの辺だっけ。
アパートにしているスクラップブックの情報ですね。
あー、はいはいはい。
なんかこれは当時の記事だから、そういう話も書いてあったってことか。
あー、了解です。
そうだ、一つお聞きしてもいいですか。
あー、なんかね。
先ほど町の中を通ってきた時に子供たちが変な歌を歌っていたんですが、ご存じないですか。
あー、そうだね。
あれについてはちょっと私もわからないから。
あれは昔から歌われているものなんですか。
まあ、だからそう、儀式の時に、儀式の時じゃないな。
その鎮魂祭が行われる時に歌、その鎮魂歌として歌われているっていう話は私も子供の頃から聞いてたけど。
いつ頃から歌われているとかそういう話もないですか。
もっとかね、もうずいぶん前の話だから。
まあ、もし鎮魂歌始まった当初からだったら、それこそ1721年の事件があった頃からずっとってことですよね。
どうだろう。その辺ももしかしたら2階にあるかもしれないけど。
まあね。
いえいえ。
それでは2階の方を見させていただいてよろしいでしょうか。
ああ、全然。
その錆びついたそこの螺旋階段から上がってもらえれば。
あ、違うわ。なんでもないわ。それ3階だわ。
そこの階段から上がれば2階に行けるから。
はい。じゃあちょっと見させてもらいますねって言って2階の方に上がっていきます。
ゆっくりしてってね。
じゃあロザリーとかもとりあえず全員2階に行く感じですかね。
24:01
まあ、さすがにおじいちゃん2人でも何するんだろうって感じだからね。
いや、ロザリーが資料集め見てても暇だったら先にアカシさんと3階行って星見てもって思ったんですよね。
今星見えない。
ああそうか。じゃあ4人で2階に行きます。
はい。
2階に上がるとですね、本棚に囲まれた研究所のようなものとなっていました。
まあ書類の保護のために窓はカーテンで覆われており、棚には何か白い機材が置かれていますが、それでもきちんと整理された研究室です。
また奥にはですね、錆びついた金属でできた小さな螺旋階段があり、3階に登れることもわかります。
というところで情報を出していきます。
ガルコロ残した大量の書類とガルコロ残した本棚を見ることができます。
そうですね。本棚まずちょっと見てみたいですね。
他の2人どうしましょう。
そうですね。
そうですね。順番にいきましょう。
最初に一緒に見て回るって感じですかね。
はい。本棚からじゃあ行きましょうか。
はい。
古く色あせた本が大量にありません。
そこで特に古びた2冊の本が見つかります。
どちらも正書ですが、2冊とも幾度も開かれたページがあることに気づきます。
開くと以下の詩がそれぞれ書かれています。
えーと、これだね。ガルコの残した本棚。
えー、正書。ヨハネの黙示録、第9章。第5の、えー、都市。
密、密会ですね。
密会です。
難読チャレンジ失敗。
ちょっと出てきたら助けてください。
あー大丈夫ですよ。
密会ですね。
はい、すいません。気をつけます。
第5の密会がラッパを吹き鳴らした。
すると私は一つの星が天から地に落ちてくるのを見た。
この星にそこしねるところの穴が開く鍵が与えられた。
そしてこのそこしねるところの穴が開かれた。
27:02
開かれた。
するとその穴で煙が大きな炉の煙のように立ち上り、その穴の煙で太陽も空気も暗くなった。
えー、失楽園。
えー、ルチフェルは、えー、超、方、空。
ちょっと待ってな。
合ってるかな。合ってるってことだよね。
超中空。
超中空か。超中空。ごめん。ごめん。
はぁ。
はい。
一回深呼吸します。すいません。
緊張しますよね。
ちょっと読み、読み、ちょっと緊張しますね。
えー、失楽園。
ルチフェルは超中空の最上位の神の地位を博雑され、
ハイカの天使らと共に超中空から追放されたのみならず、
宇宙の果ての星たちの墓場と呼ばれる超神園アビモスに落とされたのだった。
そこでは時は歩みを止め、光さえもがその輝きを失う。
落とされたのは超重…闇か。
暗かな?
超重感。ありがとうございます。ちょっと潰れちゃって。
超重感オスクロンとなって、暗黒の闇を漂い、あるいは超重デイ。
デイ。
デイ。
はい、すいません。ありがとうございます。
超重デイ。アビーシニーとなって、超神園の底に沈む。
という内容が書かれています。皆さんありがとうございます。ありがとうございます。
失落園って読んだことないですけど、こんなに蝶々ついてるんですかね。
すごいよね。
なんか僕の考えた最強のなんちゃらみたいな。
まあそうだよな。一番てっぺんから地の底の一番下まで突き落とされたから、蝶がついても足りないぐらいかもしれないな。
めちゃくちゃ今キーワードいっぱい出てたんですけど、そこ知れぬところの闇、穴とか。
ヨハネの目白に書いてあったそこ知れるところの闇とか、失落園に書いてあった宇宙の果ての星たちの墓場とも呼ばれる超神アビボスなどのワードから、
この2つには聖書そのものとは別に共通して隠されたモチーフがあるのではないかと、皆さん思い足りません。
これに対してですね、アイディアの半分、もしくは天文学でわかることがあります。
はい。
30:01
びっくりした。
あーびっくりした。
頭痛くなった。
なんか蝶がつきすぎて頭痛くなった。
失落園は聖書じゃないから。
成功の情報だけ先に出しちゃいます。
この2つの聖書から共通して言えるのは、ブラックホールというキーワードが頭に思い浮かびます。
さすがにさゆさんは頭痛くなっちゃったかもしれません。
3値だけ1減少しておきましょうか。
超頭痛で超3値1減少。
ラッパー。
というのが本棚の情報です。
情報は全然皆さんでロールプレイしていただいて大丈夫です。
この失落園の方で光が落とされるとか、
あと重たいっていう言葉が出てるから、ブラックホールみたいなイメージがあるよね。
なるほど。
確かにブラックホールでは光が進まなくなるというか、光すら吸収されるみたいに言いますもんね。
さっきのマルチェロガルコについての話で、目次解釈の強い終末論というのがあったけど、そのあたりがこの辺に出てそうだな。
そうだよね。この目白くのも終末のラッパーだもんね。
一体何を考えてたんだろう。
ダメだ。宗教感が強すぎて僕は全然ピンとこないですね。
あの、休んでください。
じゃあちょっと休ませてもらうねって言ってゴローンってします。
大丈夫とかじゃないんだ。
回避対応。
じゃあその辺の紙もちょっと書類を見てみたいです。
大量の書類なんですけれども、様々な魔術と儀式について書かれています。
33:02
その膨大な呪文や魔術的知識の中から、あなたたちが有益な情報を選別するためには、図書館もしくはオカルトでロールをすることで探し出せるかもしれません。
はい。
あ、失敗した。
一応振っとくか。
そうですね、一応振っときましょうか。
では、あかしさんとげんずきさん、見つけることができます。内容はですね、いろいろ書かれてます。
魂の消化。自らを呪文で清め、身体をいわばミイラのように駆使させることにより、その魂、生命力を何倍にも高めることができる儀式。
促進物の習わしを応用したような印象を受けます。
魂の束縛。人間の魂を壺屋。
頭の中には出てきたんだけど、口が動かなくて。
口が拘束される魔術ってなったのかな。
魂の束縛。人間の魂を壺屋ポットなどに拘束する魔術です。
魂の壺の一例と書かれた何やら、幾何学模様の彫られた白い壺の差しが書かれています。
人間の肉体及び精神を操る魔術。魂を入れる魔術。
人間を渾水状態にさせる。正確には、ごめんなさい、人間を催眠状態にさせる。
正確には、催眠状態ではなく、精神を奪い、操っている状態である。
星の精の操り方。
星の精という生物を摂食・従属させる方法。
その生物は地球のあらゆる生体とは異なっていた。
透明な姿で、その大きさは常用者ほどであろうか。
彼らは生物の血を吸い、赤く染まる。
また、クスクスという音を発することもあるが、それは鳴き声なのか。
その体を擦り合わせた音なのか。
知性も人間の活動とは違うが、精神というものは存在するらしく。
呪文と儀式により精神を通わせることで、簡単な命令であれば従わせることができる。
注釈。魔術の効果や儀式などの方法が簡潔に書かれているのみであり、探索者が取得し使用することはできない。
36:02
この情報を読んだお二人、正気ドロール、成功で0、失敗1d、3の現象です。
はい。
ピキューン。
ピキューン直った。
直ります。成功で0です。
0です。
発作に共有する場合は同じく正気ドローリーになりますので、お任せします。
いきます。
じゃあ一通り説明します。
わかりました。成功で0点です。
この星のせいってもしかして神戸とかで起きてる幽霊事件のものなのかな?
このビニール袋だよね。
だよな。
あとこれ、生物の血を吸って赤く染まるって書いてるけど、絵本で、絵本だったっけ?何か赤いものが見えたみたいに書いてなかったっけ?
どっかにあったよ、赤い。時々赤いって。
うん。穴がち嘘じゃない。完全なフィクションでもないってことか。
うん。
じゃあやっぱりこれが見られたものの正体なのかな?
しかしこの書き方だったら魂の消化、体をミイラのように駆使させることによりその魂を何倍にも高めることができる儀式。
ということは300年前に大量の人がミイラになったのは、ここに書かれていることが本当なら、そのミイラになった人たちの魂は赤マッパってことなのか?
そうですね。手順としてはもしかしてですけど、精神をやつって魂の消化をさせて、さらにそれを抜き取って束縛したっていう手順ですかね。
ああ、魂を。
その人間を集めるために星の精を使ったということですかね。
魂を入れる魔術っていうのは何がしたいんだこいつは。
あとロザリーのカルテ、あれの何か魂とか精神を奪われた状態って書いてませんでしたっけ。
あった。
もしかしたらこの魔術で魂を束縛されて奪い取られている状態ってことなんですかね。
39:11
十分に考えられるな。
これだけ魂を集めて何がしたいんだろう。
魂の使用法。
まあ、簡単に想像できるのはそれを供物にするっていうことですよね。
供物にして何をしたい。
供物にして。
それこそ終末論じゃないですけど、世界の最後の審判を起こさせるとかそういうことなんですかね。
かもしれない。アカシックレコードってさっき言ってたじゃない。
はい。
もしかしたらあの男は死んだ息子の魂をそこに求めてそれをまた救い出す方法でも考えてたのかな。
ただアカシックレコードって自傷の記録っていうだけですよね。
うん。
全ての自傷、俺たちが生きているのの自傷とは言えないだろうか。
あー。
想念、感情も含まれてるし。
アカシックレコードを使って過去に死んだ人間の魂に干渉できる可能性があるってことですかね。
あー、そしてその、なぜかそのために終末論も研究していたということ。
アカシックレコードにたどり着くには終末が必要なのか。
そうですね。もしかしたら神の審判で救いを求めたってことなんですかね。
ロハネの目視録に書いてあるけど、そこ知れぬところの穴を開く鍵が与えられたって書いてるよな。
はいはいはい。
その鍵を開いた先にあるのか、開くために人の魂をいじくり回してたのかな。
42:11
言ってしまうとまだ情報が足りないという状態でしょうね。
今のところは。
アカシも年過ぎていて。
あと一つ、想像というか、完全な想像なんですけど、
もしロザリーの今の状態、要は味覚とかがなくなって300年間生きているのが魂を拘束されたものによるのだとしたら、
アレクも同じような状態なんですかね。
このメモだけ見ても何も結論付けられないのが悔しいけどな。
そうですね。何かあった時の知識の一つとしてはなりますけど、まだ想像の域を出してないですね。
まだ3回もあるし、何かあるかも。
そうですね。
それこそ、天文学というかも研究してたようですから、上の方にも何かしらヒントになるものがあるかもしれないですね。
じゃあ3回行ってみる?
うん、行ってみよう。
わかりました。では3回です。
螺旋階段を登ると3階は展望デッキとなっていました。
天井はガラス張りで、まだ夕方ではありますが美しい空と星が見えます。
中央には古びた巨大な望遠鏡が鎮座し、テーブルの上には両手で抱えるほどの大きな天球儀が乗っかっていました。
というところで、探索箇所、天文望遠鏡と大きな天球儀ですね。
はい、じゃあまずは望遠鏡を見ます。
望遠鏡を覗いてみるんですけど、少しの日々や曇りはありますが、それでも美しい星空が見えます。
あかしさん、ここで天文学どうぞ。
はい。天文学、下の方にあってどこだっけ。成功です。
45:12
素晴らしいです。成功したあかしさんは、数多ある星の中から、とある見慣れぬ紫の星に注目します。
惑星の名前はユゴス。ユゴスは30年から150年の周期で地球に近づいてくる星ではあるが、非常に知名度も注目度も低い星です。
なので、現在この星について研究された資料などはないです。
はい。
情報に貼っときましょうか。
はい、お願いします。それがピントが合ってたってことですか。
あ、なんか見つけるっていう感じですね。
見つけられた、はい。
多分あれかな、明らかに見たことのない星だから逆にわかったってことなのかな。
そうですね。珍しい星があったので気になったっていう感じでしょうか。
ちょっと珍しい星が見えるよ。ロザリー見てみる?
え、な、何ですか?
うーんとね、紫色の星。
あ、ちょうど真ん中あたりに映ってる星ですかね。
うん、そうそう。
こんな色の星があるんですね。
うん。時々地球に近づいてくる星なんだけどね。あまり有名ではないかな。
そうなんですか。この星、何ていう星なんですか。
これ、これはね、ユゴースって言うんだよ。
ユゴース。あ、ありがとうございます。メモを書き、書き書きして。
はい。
みんなも見る?
じゃあちょこっと覗いて。
まあ確かに紫の星って見たことないなって思う程度ですかね。
うんうんうん。なんだか不気味だな。
これぐらい珍しい色した星だったらむしろ研究されそうなもんですけどね。
うーん、でも全然研究されてないんだよね。まず知名度がないしと言いつつ、天球儀を見てみたいです。
はい。では天球儀です。
48:04
よいしょ。よいしょ。
わお。
テーブルに置かれた抱えるほどの大きさの天球儀です。あなたたちはその天球儀にわずかな違和感を持つことでしょう。
先ほど話があったんで言ってしまうんですけど、これが天動説を元に作られているものということがわかります。
こちら改めてご説明すると、天動説。
太陽を中心にその周りを美しい軌道で惑星が回るのが地動説。
地球を中心として回っているのが天動説というのが改めてご説明になります。
はい。
またですね、この天球儀なんですけど、炎上の外枠にはかなり細かいメモリ、データとかではないメモリ、1とか2とか3とかに書いてあるほどメモリが彫られているので、
このような天球儀を見るのは天文学に詳しい赤石さんでも初めて見るという感じのものになります。
はい。へぇー。天動説の天球儀って初めて見た。
あー珍しいんですか。
うん。だって今は作る必要がないしね。
そうですね。確かに昔研究されてた時代のものが資料として残っている程度ですかね。
次の描写はじゃあちょっとだけ読みますね。
はい。
で、メモリが付いている天球儀なんですけど、この天球儀、星の軌道を動かすことができます。
へぇーすご。
ある星をYとし、またメモリのところどころに印が彫られ、Yの星をメモリに合わせるたびに星が星座を描くように一定の図形に並ぶことができます。
へぇー。
そうそうそう。
メモリに合わせると星が動くっていう感じでしょうか。
はい。じゃあちょっとずつ動かしてみたいです。
はい。
じゃあメモリちょっとずつずらしていくんですけど、一定の図形に並んだところで皆さんに見覚えがある配列になります。
51:03
ストーンヘッジと同じ配列になります。
星がですか。
そうですね。星が。
へぇー。
それちなみに日付とかもわかるみたいで、合わせていくんですけど、30年から150年の周期で、その星たちがストーンヘッジと同じ配列になるようで。
はいはい。
で、最近とかどうなんだろうって合わせていくんですけど、日付はですね、今年の5月5日の午前0時です。
ですよねー。
ですよねー。
間に合わない。
ちなみに座標についてなんですけれども。
はい。
これはですね、現在の緯度が34、経度が135あたりに指しています。
ですよねー。
え、今5月2日?
5月2日ですね。
5月2日の、まあ昼から夕方ぐらい。
帰るかー。
そうなの。
ねえ、これって見せ始めますね。
多分神戸とかのことですよね。
これ、私の職場じゃないの?
うん、うちの職場。
ちなみに、これってさっきのユゴスっていう星って書かれてるんですか?
多分このYじゃないかな。
あー、じゃあユゴスの動きに合わせてこれができるってことなんですかね。
うん、そうだと思う。
一応300年前のみたいですね。
あー、まあだいたい、まあでも、
アイリクトがずれてんのかな。
いや、そんなにはずれてないか。
300年ぐらいじゃずれてないか。
だいたいイギリスあたりだなっていうのが分かりますね。
あー。
ふんふんふん。
じゃあこの星座をもとに何かしらの儀式をやっていたってことですかね。
多分そうじゃないかな。
あー。
え、アカシスさんが東急技ガチャガチャ動かして、
5月5日の午前0時っていうのが分かった瞬間に、
54:02
はい。
カチンって音がしますね。
壊した。
天文儀の土台となっている部分の一部が外れ、
そこから大量の紙束がバサバサと出てきます。
ひひ。100円も入れてないのに。
ちょっと待って。あったなあ。あったなあ。
ホビレスの占いとかであったなあ。
あれも星座書いてるけど。
その紙を見ます。
まあみなさんでおそらく見るとは思います。
はい。
紙についてなんですけど、端や切れ端が切らんだ古紙で、
びしりとした文字や図形が書かれていません。
その一つにはネクロノミコンと題されたもの。
最後の審判という言葉や見たこともない文字、
また円が大量に書かれて書き直されている跡があるものまで様々です。
この膨大な量、紙を集めきちんと読み解くには、
知識と、これはあくまで技能ではなく、
知識と、自分自身の知識と数時間の時間が必要です。
天文学、オカルト、図書館の技能のうち、
いずれか2つの技能成功が必要になります。
これはみなさんで得意なものを相談してやってもらってよいです。
その中、そうです。
そしてそれが成功すると、すべての仮説が結びつき、
一つの結論を出すこととなるでしょう。
ちなみに数時間、どれくらいかかるか、3時間くらいかかるかなと思ってください。
知識と天文学。
天文学、オカルト、図書館ですね。
のどれか2つ。
どれか2つ協力して成功させてください。
これってここでそのまま読むのかな?
時間かかるんだったら帰りの場所で読んだりとかできないのかな?
ああ、そうか。急いで行かなきゃいけない。
膨大な紙なんでね、たぶん持ち帰れなそうな気がするんですよ。
こねれなかった。
図書館。
とりあえずオカルトを振ります。
オカルトをどうぞ。
ナイス。
じゃあ、図書館振ります。
おお、いけた。
57:00
せっかくなんで天文学振りますか。
合わせて振っていいですか?
全然、せっかく振ればにはなっちゃうんです。
もしなんか。
あ、だめだ。
失敗してる。
合わせて振っても全然。
組み合わせて振ってもらっても全然よかったです。
では、一つの仮説、というか、アカシック、一つの結論を出すことになる。
というか、このたくさんの資料の中で、この資料が一番的を得ている資料なんじゃないかなっていうのを、3人は見つけることができます。
アカシック・ネクロノミコンによる最後の審判。
イタリアを離れ、とある神殿にてこの禁断の聖典、アカシック・ネクロノミコンを手に入れた。
その文章には宇宙の真理の断片が書かれており、私の考えは間違っていなかった。確信を得た。
この聖典は私をさらに至高天へ導いてくれる。
息子の死も、それを得てここへと至る道は、まさしく神からの啓示であると言わざるを得ない。
その証拠に、私は神に使える者としての力を、神の恩恵として授かった。
ガルコは神の恩恵とを記しているが、我々の感覚からするとそれは魔術に近い。
私はある一つの神の門の存在にたどり着いた。天道説を基に計算すると、ユーゴースという名の星を中心とした星の並びが一定に揃う状態になる。
その時こそ、この世界と神の世界が最も通ずる特別な空間になる。
度々訪れるこの特別な時に私は儀式を行う。救済を待つ哀れな子らを集めるのだ。
この計画は壮大で数百年の時がかかるものだが、21世紀の5月、この座標を記す場所でこの儀式は完成する。
石柱の並ぶある定められた場所で幾多の魂を神曲、この場合は神に救いを求めるために神を崇めた曲と共に捧げれば、天に現れし神の門が完全に開かれる。
アカシックネクロノミコンによると、この門の中にはヨグソトと我らが神が存在する、存在しているのだ。
1:00:11
どんな名で語られ呼ばれようとも彼の神は存在する、存在する、存在するのだ。
神の門にこの星すべてが飲み込まれし時、まさに最後の審判が行われ、すべてが救済される。
ああ、漆黒な闇に永遠に遊兵される者の外的な知性、ヨグソトとヨグソトと、どうかこの愚かな星に救いを与えたまえ。
記述図の最後のページ。
わずか6歳で神に選ばれた息子よ、お前の生まれた意味を私は証明してみせよ。
この文献を読んだ探索者は正規ドロール成功で1、失敗で1d6です。
アイデアロールいきましょうか。
成功しました。
本を持ってくれば成功。
アルマジキ、91ページですね。
脅迫関連に取り憑かれた行動、手を洗い続ける、祈る、特定のリズムで歩く、割れ目を跨りたくなれ、銃を絶え間なくチェックし続けるなど。
嘘ついた。これ、長期の一時的評価じゃん。
短期の一時的評価ですね。
昏迷、胎児のような姿勢をとる、物事を忘れる、あるいは緊張症、我慢することはできるが意思も興味もない、強制的に単純な行動をとることはできるが自発的に行動することはできない。
ラウンド数決めましょう。
1d10プラス4です。
10です。
大体このシーンが終わるぐらいかなっていう感じですかね。
皆さんで本を読んで情報整理してるっていうときに、ちょっと狂気に陥るという状況にしておきましょうか。
はい、じゃあ、もう頭が痛い、お腹が痛いで、コロンとそこに転がります。
1:03:02
ありえない、この科学の時代に。
大丈夫ですか、あかしさん。
ありえない、ありえない。
ちょっとロサリー、あかしさんの面倒を見ててもらっていいかな。
ミナト、どうしたんですか。
ちょっと疲れたみたいだから、頭をなでなでしてあげれば、そのうち元気になると思うから。
わかりました。ミナト、大丈夫ですか。
っていう風に任せといて。
やっぱり子供が亡くなったことの意味を証明しようとして、こうして世界を滅ぼそうとしてるんですかね。
むちゃくちゃな野郎だな、本当に。しかしこれに書かれてることが本当ならもう日にちはないぞ。
そうですね。もう神戸に行かなければ、行って阻止しなければ、世界が大変なことになりそうですもんね。
ああ。とりあえず日程を全部繰り上げて帰るしかないな。
じゃあ、オルゴールを持っていかないとダメですね。あの歌がやはり重要みたいなので。
ああ。
ただここに書かれてるのが全部真実だとしたら、もともと儀式をするのは今年の5月ってことじゃないですか。
じゃあ300年前にやったのは儀式の準備として魂を収集するためなんですかね。
どうなんだろう。実験の途中だったのかもしれないな。
ああ。あと石柱が並ぶ定められた場所って書いてあるので、もし曲を妨げることができなかったら最悪石柱を壊したりして邪魔することができるかもしれないですね。
要は場を乱せば儀式自体が無効になるかもしれないですね。
ああ。いろんなことは考えられるけど、とりあえず一刻も早く帰らなくちゃな。
そうですね。じゃあどうしよう。あかしさんもとりあえず運んでいきますか。
そうだな。
一旦じゃあ休憩にしましょうか。
はい。了解です。
1:06:08
たくさんの情報が入ってきちゃったんで、情報整理をしながらゆっくり休憩をしていきましょう。
はい。了解です。
戻り次第再開でもいいですし、ちょっとゆっくり休憩してから再開にしたいと思います。ミュートにしていただいて全然大丈夫です。
はい。了解です。
