自我と存在の哲学
最近たびたび自我の話をしてきて、今回は人生哲学の話になっておりますが、早速ですが
たびたび言ってきました。こうやって自分というものが存在していると思っているけど、実際は
それは思い込みであり、自分なんてのは存在しないんだと。ここにあるのは体だけ、自分は存在しないという。
これもお話ししてきましたが、人間は関係性でできている。日本文化はその仏教の影響を受けて
縁を大事にしますよね。なんだけども、非常にプッタの言ってることを勘違いされていると思っていて
人間は歯車のイメージを持たれるわけですよね。だから、人に支えがあって生きれるっていう程度のことなら
いいけども、それで主体性を変えてしまう。自分の人生は自分の地で修道剣を握れないんだと
捉えてしまうのは、ちゃんちらおかしな話だと思うんですよ。歯車ではないんですね。
ここは難しいところで、でも自分がなくて関係性の結び目でしかないと言われたら
そう感じません。ただ、一つ言えるのは関係の結び目ってどういうことかというと
単体として存在しているんじゃなくて、どういった関係性として見るかでその人の
あり方、捉え方が変わる。誰かにとっては野のお兄さんかもしれない。
札幌市民かもしれない。荒沢かもしれない。そうやって関係性によって変わってくる
という意味であって、決してそんな歯車という捉え方ではない。
ただ、もちろん仏教の人でこういう説明の仕方を持つ人もいるんですが
物理学的にもそうだけど、全体の一部であると歯車的な感じしますよね。
確かにクラキも宇宙の一部だと思ってるし。ただ、クラキが言う宇宙の一部というのは
パーツ、一つのパーツでしかない。だからクーラーの一つの部品だみたいな
ネジの一つだという意味じゃなくて、そもそもそんな風に分けれるものではない。
連続体なんだというイメージなんですよ。自分そのものが宇宙。
ちっぽけな自分というイメージではないんですね。
さっき言った人たち、全体の一部でしかないと言っている人たちの話を聞くと
一つのピースでしかないというイメージがつくわけですけど、
それについては言及している人は誰もいないけど、そういう考えが日本人にはあるから。
関係性の影響
心理学的には綱引きの原理と同じで、甘えが出てしまうんですね。
何をするにしても周りがいるからっていう。
でもスポーツを見ているからリレーとか日本強いですけど、
そういう集団行動の強さはあるかもしれないけど、周りのために励むっていうね。
別に良い悪いじゃあかり知れないんですよ。
そんな話をしたかったわけじゃなくて、全体の一部という捉え方をする人もいるけど、この諸法無我は。
物理学で言うネットワークで張り巡らされているってそういう意味じゃないんですよね。
影響を与え合っているっていう意味ですね。
単体で存在していて、不変な存在なのではなく、不完全な存在で、だからこそ常に影響を与えている。
常に影響を与えているっていうイメージなんですよね。
まあだからまあ、これを歯車だと捉えてしまえばもう、捉えてしまうんだけど、でもそれは人間的な捉え方ですね。
今話してて思うけど、もうそういう価値観で捉われているだけだと思いますね。
ただまあそういうふうにも捉えかえないですよ。
仏陀はそんなこと言ってるつもりじゃないんだけど、
クラキネははっきりわかりますね。絶対そんなこと言ってるわけじゃないと。
そんな現代人に希望なくさせるようなことを言いたいわけでも、絶望させるようなことを言いたいわけでも、逆に希望を持たせることを言いたいわけでもないわけですよ。
でも残念ながら現状、仏教だったり仏陀の言うことを勘違いして、人間は歯車でしかないんだと捉えてしまうことが往々にあることですね。
これはお坊さんの話聞いたらわかりますから。あるいは相当捉えられないことを言ってしまうわけですね、平然と。
あと、独裁政権だったら別だけど、どうですか?現代人みたいにそこまで主体性がない、自動的に生きるしかないと思って。
苦しんでる人そんなにたくさんいますか?いないですよね。
それも証拠の一つであるし、あとは哲学の世界では、人間は本質的には不自由な存在なんだっていうのは言い得てみようなんだけど、
ただクラキもね、いつも言ってますよね、価値観にどうせ流されるし、能力なんて全然決まってくるし。
それはあくまでも人間は思ったよりもオートマティックな存在だっていう話であって、歯車だっていうことを言いたいわけじゃないんですね。
それではしたっけ。
