東京・上野動物園で誕生した双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイが来年(令和4年)1月12日から一般公開されます。上野動物園で誕生したパンダは7頭目で、双子は初めてです。

 中国から日本に初めてパンダがやって来たのは、50年近く前の昭和47年。日中国交正常化の記念として贈られ、たちまち日本中にブームを巻き起こしました。

 飼育関係者の努力もあって、愛くるしいパンダは日本人に愛され続けています。一方で、中国側には外交的思惑もあります。

 

【原作】 「戦後史開封」(「戦後史開封」取材班 /産経新聞社・刊) 
【語り手】 德光亮子
【番組制作】産経新聞社

 

■この番組は
政治、経済、事件、スポーツ、文化、そして風俗・・・。
戦後の歴史の中から、印象深い出来事を再取材して、知られざるエピソード、報道されていなかった面に新たな光を当て、戦後を振り返ります。

 

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00:01
戦後史開封
平成6年に産経新聞に連載された戦後史開封を再構成して、
音声ドキュメントでお届けします。
パンダが上野にやってきた
第3話
来日が与えた影響
ご案内役はナレーターの特密旅行です。
昭和54年9月の中国共産党を帰還し、
人民日報に死んだばかりの乱乱の檻の前で泣きじゃくる幼稚園児と
飼育課長の写真が掲載された。
上野動物園の園長だった中川志郎は、
この写真が中国政府を動かして、
乱乱が死んだ翌年、すぐにファンファンをくれるきっかけになったんです。
中国は政治的思惑から世界各国にパンダを送る
パンダ外交を行っていたが、中でも日本は重視されていた。
カンカン乱乱と一緒に通訳として日本に来た中国の外交官は、
日本はパンダを特別に大事にしてくれた。
日本のパンダを大事にしてくれたと理由を話す。
北京動物園でファンファンを選んだのはこの外交官だった。
動物園が用意していたパンダは可愛くなかった。
それで美人で健康そうなパンダを見つけて飼ってもらった。
珍しいという字を2つ並べたチンチンという名前がありましたが、
チンチンという名前は日本では不味いので、
歓迎のカンを並べたファンファンという名前になったんです
パンダの存在は日本の動物園のあり方にも少なからぬ影響を与えた
上野動物園は年末年始だけが休みだったが
詰めかけた来園者でパンダが疲れてしまったので
金曜と月曜は公開しないことにした
その後園自体が毎週月曜日を休園と決め
今に続いている
カンカンとランランがやってきた時の
上野動物園の動物病院長で
後に園長となった田代和晴さんは
パンダ来日の良い点と悪い点をこう話す
動物を商業的な価値観で見るようになったことは残念なことでした
でもパンダの存在が
03:01
動物医療の技術や子供たちの自然保護意識を高めました
その結果動物園はリクリエーションの場だけではなく
自然保護の役割を担う場でもあると理解してもらえるようになりました
その後パンダはワシントン条約で国際的な商業取引や贈与が禁じられた
中国から贈られたパンダはフェイフェイが最後
その後は繁殖や研究のための期限付きレンタルで日本に来ている
日本側は多額のレンタル料を払っている
平成6年若山県白浜町のアドベンチャーワールドが
2歳の幼いパンダの継がいを10年間の予定で中国政府から借り入れた
費用はおよそ13億円
WWF世界自然保護基金などから事実上の商業目的だと批判が相次いだ
この批判に対し上野動物園の園長だった増井光子は後半論する
1970年代の中頃パンダの生息地の竹が大量に枯れて
ようやく増え始めた保護区のパンダの8割がガシしたことがありました
保護区の整備には何百億円ものお金が必要です
そのために協力できるのだとすれば悪いことじゃありませんと言い切る
中国の思惑はともかく
愛苦しいパンダが日本人に愛されていることは事実だ
レンタル料がちゃんとパンダの保護に使われていることを祈りたい
お届けしたのは音声ドキュメント
戦後紙開封 パンダが上野にやってきたの最終話でした
ご視聴ありがとうございました
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