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2022-07-11 21:45

「カレー煎餅の専門店」も! 全11フロア中、4フロアが「食」/「日本一のデパ地下」を謳う大阪・阪神百貨店、全面改装から3ヶ月

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【ゲスト】産経新聞経済部・井上浩平記者
4月6日に全面改装した阪神百貨店。食のフロアが4フロアもある。地元で人気のスパイスカレー店やカレー煎餅の専門店など初出店の店舗も。「お客様との接点、つながりを第一に」阪神百貨店の戦略は。
                                      

【聞き手】安本寿久(産経新聞大阪本社・編集委員)

                                      

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はい、改めまして、今晩のゲストはですね、産経新聞経済部の井上浩平記者です。井上さん、こんばんは。
こんばんは。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今は流通担当とか、そういった正式な形は経済部は取ってないようですが、一応百貨店業界に詳しいということで、今日来ていただきました。
阪神百貨店ですね、4月6日でした、全面開業になったのは。それからもうほぼ3ヶ月ということで、この3ヶ月間のことをお聞きしたいんですが、まず阪神百貨店、まだ行ったことがない方もいらっしゃると思いますので、どんな改装をしたのかというところから教えてもらえますか。
阪神百貨店ですが、平成26年から改装に入りまして、部分的な開業を重ねながら、今年の4月6日に地下1階の食品売り場、阪神食品館がオープンしてフルオープンとなりました。
日本一のデパ地下を謳ってまして、百貨店としても食に非常に力を入れていて、定評のあった食の阪神というのを全面に押し出しまして、地下2階から地上9階までの11フロアのうち、4フロアが食に関するフロアというふうになっています。
4分の4が食にまつわっているということですか。かなり徹底した改装ですよね。地下1階はわかるんですが、他のフロアというのは、日常的に食べるものではなくて、他のものを置いているとか、何か特徴があるんでしょうか。
そうですね。まず地下ですが、地下1階がこの春オープンした阪神食品館。地下2階が飲食店街の阪神バルヨコ町というものですね。そして地上に行きますと1階がパンですとか、お菓子をテーマにしたような売り場になっています。そして最上階の9階が食堂、レストラン街ですね。
なるほど。じゃあ、地下2階と9階に実際に行って食べられるところがあるという、そういう形になっているわけですね。
そうですね。
なるほど。こうなると、ただ買い物に行くだけじゃなくて、食事を楽しむ施設としてかなり充実させているという感じですね。
はい、そうです。
なるほど。変わったお店とか、ここでないと大阪にはないですよといった店舗は入っているんでしょうか。
まず9階の阪神大食堂になるんですけれども、こちらにしても地元で人気のあるスパイスカレー屋さんを直接阪神側が交渉して初めて出店をしてもらったりとか。
あと、阪神食品館地下1階の出発地下のコーナーでも、阪神側が地元のおかき屋さんですとか、惣菜屋さんに声をかけて初めて出店したようなお店というのが多数あります。
03:10
なるほど。となると、かなり地元密着型ということですね。こういうものができると、例えば関西初出店で東京から来ましたとか、そんな店も結構あるんですが。
阪神に限っては地元の他ではなかなか食べられないところを一堂に集めたという感じですね。
そうですね。中には東京のお店もあるんですけれども、阪神の担当者曰く、基本的には地元のお店が充実していると。
なるほどね。なかなかいい着眼点だと思いますが、他に力を入れたコーナーとか、あるいはこの食材とかいったものがあったら教えてもらいたいんですが。
食材に関して言うと、今の何が一番人気なんですかと聞くと、担当者が言うには、この6月に追加でオープンしたカレーせんべいのお店があると。
なかなかカレーせんべいの専門店というのはありそうでなかったかと思うんですけれども、名前がカレーの口という。
カレーの口。
カレーが食べたい口になっているという意味なんですけれども、これはおかき屋さんと阪神百貨店がコラボレーションして生まれた商品だと。
かなりオープン以来人気が高いということです。
やっぱり僕は阪神百貨店というのは昔から一番大阪でも庶民的な百貨店だと思っているんですが、ここに揃えているものもやっぱりカレーがメインであったり、カレーの中でせんべいに特化したりですから。
やはり庶民性というのを一番に出しているという理解でいいんでしょうか。
そうですね。もちろん歴史的に庶民のお店、一般の方が仕事終わりに食材なんかを買って阪神電車に乗ってご自宅に帰るというようなことで、スーパーマーケットほど安くはないんですけれども。
充実したおいしい野菜とか魚、惣菜が気軽に手に入るということで、一般的なそういう食材も充実してますね。
阪神の地下というとどうしても皆さん、いか焼きが大好きだというか、パッと頭に浮かぶんですが、その路線はずっと継続されているという感じですね。
そうですね。地下2階の阪神バルヨコ町のほうでもいか焼きが大変人気商品で、夕方になるとワンコインセットみたいな形でいか焼きとビールと、サラリーマンの方が皆さん楽しまれているという状況になりますね。
なるほど。やっぱり庶民の味方という感じですね。
ここで阪神の特性について伺いたいんですが、歴史と言ってもいいかと思いますが、昔から阪神の地下食料振り場は充実しているというイメージを持っているんですが、やはり食に特化した百貨店にしようという歴史がずっとあるんでしょうか。
06:08
そうですね。創業は昭和8年なんですけれども、食の阪神という評価は徐々に固まっていったと言われています。先ほど登場したいか焼きですね。いか焼きが昭和30年代から売られるようになりまして、そのあたりから安くておいしい食べ物が売っているというイメージがついて。
阪神側も、例えば鮮魚コーナーで、今ではなかなか見られなくなったようなお店の方が威勢よく呼び込みをしているとか、そういう演出を意識的に行って、食のイメージを強調しているという感じです。
そこはまだ今でも、新しいコーナーでも売り込みというのはあるんですか。
そうですね。こちらも引き続き売りにしてまして、ただ新型コロナウイルス化で直接声を上げることはできないんですけれども、マスクなど着用して、マイクを使って威勢よく、今日はブリが安いとか、マグロどうですかみたいなことをされてますね。
スーパーでもそういうところはほとんどないわけですから、魚を見る目だとか、そういったものも同時に教えてもらえるので、非常に生きがいがある売り場だなという気がするんです。それは新しくなっても維持されているわけですね。
そうですね。はい。
個人的なことを言うと、僕はそこに行ってよくアジを買ってました。丸々と太ったアジを買って帰って、家で塩焼きにして食べるのが好きだったんですが、それは新しくなってからもできるということですね。
はい。
もう一つ、お寿司も結構いろんなものを揃えていて、そのまま買って甲子園に行くなんてことを僕は結構やってたんですが、そのコーナーも相変わらず充実しているでしょうか。
そうですね。お寿司のコーナーも引き続きかなり充実させていまして、たしたような商品が揃っています。
1個ずつ自分の好きなやつを選べるというのがここだけしかなかったような気がするんですが、盛り合わせのようにワンパックでというところは結構あるんですが、1つずつ好きなものを選べるというのはあそこだけだったような気がして、そこがあるということで、かなり心丈夫になったなという僕の気持ちがします。
はい、わかりました。後半はですね、少し実際に売上がどうかとかですね、3ヶ月経って経営人はどう今のところの検討分量を見ているのかとか、そういった話も伺おうと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
はい、ここから後半です。引き続き、産経新聞経済部の井上光平記者に聞きます。
3ヶ月、話に全面回想してたったわけですが、今のところの売上面というのはどういう感じでしょうか。公表されている数字で結構なので教えてもらえますか。
09:03
細かい売上に関しては、ちょっと経営戦略情緒を高さないといけないんですけれども、客足に関して言いますと、まん延防止等重点措置が解除されまして、その後4月、5月、6月と月を重ねるごとに客足が戻っていると。
この1月から3月期と比べて、現在約4割増しの客足になっているということです。そしてまた、今後インバウンドのほうも回復が期待できますので、これからさらに伸びていくのではないかと言われています。
なるほど。インバウンドの話が出たので、ついていながら聞くんですが、以前、まだコロナになる前も、結構ここで買い物する外国の方っていうのはいらっしゃったんですか。
そうですね。インバウンドの方は、もちろん梅田エリアの阪神さんですとか、阪急百貨店にもかなりいらっしゃってたんですけれども、インバウンドの中心となると、やはり関西空港からの窓口である、南場にある高島屋ですとか、あとは新西橋の大丸とかですね。その辺りが中心だったかなという感じですね。
なるほど。梅田でも阪急との相乗効果もあると思うんで、新百貨店の食材売り場にもそういった形で来るかもしれないということだと思います。その中で、これはもう日本のお客さん4割になっているお客さんの中で、今のところ人気がここを集中しているなといったようなところとか、よく売れている商品っていうのはあるでしょうか。
はい。地下1階の食品館にあるんですが、百貨店の中にコンビニエンスストアを作ったようなコンビニデリカというコーナーがあるんですけれども、こちら小分けにした各専門店のおかずですとか、おにぎり、お茶などを買うことができると。
これは、はかり売りのおかずをちょっとだけ買いたいとか、あるいは売り場をあまり歩き回らずに素早く買い物を終わらせたいとか、そういった方のニーズに応えていて。今ではお昼時になると、周辺がオフィス街ということもありまして、かなりサラリーマンの方なんかがお昼ご飯を買いに来たりとか。
あとは夕方以降になると晩酌用にちょっといいおかずを買おうとかですね。そういう需要を取り込んで、かなり人気になっているとのことです。
なるほどね。百貨店に行って商店街で買うようなんですよ。買い物ができるわけですね、オーダーと。
そうですね。一箇所で買い物がすぐ、手軽にすぐに済むということでかなり人気ですね。
なるほど。コンビニデリカという名前なんですね。
はい、そうです。
なるほど。商品的にはそこで売れるものは何かとか、そういったことはわかりますか?
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はい。コンビニデリカでは各専門店の人気の、特にお弁当ですね。数百円から高いものでは千円ちょっとぐらいの感じなんですけれども、売れ筋は弁当が売れているということです。
なるほどね。この辺りはやっぱりなかなか外食は思うようにならないので、ちょっと美味しいもの豪華なものを家で食べる、あるいは職場で食べる、そういったところも踏まえた需要かもしれないですね。
そうですね。もちろんそういった需要もかなり大きくて、コロナ禍ということで買い物を短時間で済ましたいという需要もかなりあるということです。
なるほど。短時間というのも一つキーワードですね。これから買い物をするときのキーワードになるかと思いますが。それを踏まえた戦略がうまくいっているようですが、経営者たちは今のところどんな評価をしています?阪神百貨店の社長さんとかそういった人たちは。
そうですね。幹部もかなりリニューアル後の阪神百貨店に関しては客入りもいいですし、売り上げも好調ということで、かなり期待しているということです。ただちょっと課題というかそういう面もありまして、
例えば先ほど申し上げたコンビニデリとかにしても、いろんなお店の各専門店の商品を少しずつ集めるというコンセプトのために品切れを起こしやすいと。それを補充するオペレーションというのがやっぱり人力になるそうで、その辺がうまくいってないですとか。
また、この食の阪神を強調して、例えばお菓子売り場でもかなり商品数を増やしたような売り場もあったんですけれども、そういうところもちょっと広げすぎて、なかなか欠品を起こしてしまったりとか、そういうこともありまして、今は商品数の見直しなんかもしているということです。
それは3ヶ月経って売れる傾向がわかってきたので、改良していくというところにもつながっているような気がしますね。
そうですね。はい。
なるほど。じゃあこれからさらに売れるものが簡単に買えるというような品揃えをしてくれるかもしれないですね。
はい。
なるほど。わかりました。全体的に買い物に行って、コンビニデリカの場所とか、そういったところにはスッと行けるような配置面はどういうふうになっているんでしょうか。
そうですね。まずコンビニデリカはフロアの地下1階の食品売り場の一番端っこにありまして、入ったらすぐ分かるのではないかと思いますね。
店内の動線もかなり工夫されてまして、例えばその地下1階の同じフロア内にスイーツを集めた洋菓子ワールドという売り場があるんですけれども、
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こちらは直線で100メートルにわたって両脇にスイーツのケーキですとかクッキーですとか、そういったものがずらっと並んでですね。
見て楽しめる、歩いて楽しめるし、またわかりやすいですね。直線で歩くということなので。そういう感じですね。
なるほど。今お菓子の話が出たので、どっちかというと空洞なので、酒の売り場っていうのは今どうなってます?
お酒の売り場もこちらもかなり力を入れているところです。売り場で見てもその地下1階のちょうど中央にリカーワールドっていう名前なんですけれども、専門の売り場がありまして、
こちらはですね、中でも売りがカウンターバーみたいなちょっと失礼がありまして、こちら売り場の担当者が商品ですとか作り手の思いをお酒をちょっとお客さんと飲みながら語られながら背景などを知ってもらって購入につなげてもらおうというような狙いがあってですね。
こちらはそのバーカウンターを売り場の方がいろんな居酒屋さんなんかを巡って作り上げた魅力的なバースペースのような感じになってますね。
カウンターで飲めるのも飲めるんですか? あれ説明だけですか?それは。
飲めます。
支援はさせてくれるわけ?
支援というよりもお金払って。
なるほど。要はこのデパ地下でお酒飲めるっていうのは斬新じゃないですか。
そうですね。こちらはかなり夕方以降になるとどんどんお客さんが訪ねてきて、お酒を片手に店員さんですとかお酒の作り手の方と楽しい時間を過ごしているということだそうです。
全体的に聞いてきて、僕は百貨店というのは対面で知識と一緒にものが買えるというのが一番の売りだと思うんですけども、なかなかそういった百貨店も少なくなって、あるいはコロナでお話もしてはいけないという条件があったということもあるでしょうけども、
その中で本来の百貨店の売り方に戻っているような気がするんですが、その辺りはどう感じます?
そうですね。やはりコロナ禍で理由もあったんですけれども、百貨店の関係者が百貨店の価値というものを非常に見直したと。
やはり百貨店の強みというのはリアルでの接客であり対応であると。
正直言ってネットの方が商品買うだけであれば商品数も多いですし安く買えると。
なぜお客さんは百貨店に足を運んでくれるのかというと、百貨店でしか味わえない体験ですとか、知識を得るとかもそうなんですけれども、商品を説明受けた上で納得して買うとかですね。
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そういうところで阪神百貨店さんもお客さんとの接点を体験、先ほど申し上げたパーカウンターですとか、そういったところでつながりを持とうということで、そういう機会を増やしているということです。
コロナが収まってくるとそういったものの需要がますます増えると思いますので、今後さらに客足が増えることを期待できそうですね。聞いていると何となく将来明るいなという感じがしましたが。
そうですね。私も取材でよく足を運ぶんですけれども、いつも地下1階は大変に賑わっていて、これでインバウンドも戻ってきたらどんな風になるんだというぐらいですね。
なるほどね。時間ですが、最後に井上さんがお勧めの地下2階のバルとか、あるいは9階の大食堂ですね。その中でお店があったら紹介してもらいたいんですが。
1階のパンなどを売っているところがあるんですけれども、そこで大阪を中心に食パンが、今は食パンちょっとしたブームになっています。
結構いろんなところが専門店を出しますよね。
いろんな食パンが出したような食パンが売っているコーナーがあるんですけれども、そこがお勧めです。
じゃあパン好きなんですね、井上さん。
そうですね、パンは割と好きですね。
それもいいコーナーですよね。駅の一部だとか、いろんなところに今は食パンの専門店が出ていて、いいなと思うんですが、他の食パンと比べることはできないので、一つ買っていくというぐらいを時々するんですが、それが一箇所に行って選べるとなると、それはそこならではの強みですよね。
そうですね。各食パンの説明についても、もちろん表示もされていますし、店員さんに聞けば細かく教えてくれますので、納得して買えると思います。
なるほど。そこのところの比較ができるというのが百貨店の百貨を揃えている店ならではでしょうね。
なるほど。ぜひ行ってみたいなと思いますが、食パン1階ですね。ここはもうパン菓子専門コーナーということでいいんでしょうか。
そうですね。1階はパンとおやつのコーナーというふうになっています。
ワールドはつかないんですか?
ワールドはですね、地下1階の食品館が6つのワールドに分かれているということです。
なるほど。ワールドじゃないけど、そっちの方が食パンにふさわしいのかもしれないですね。はい、わかりました。ちょうど時間になったようです。
今晩はですね、生まれ変わった阪神百貨店の魅力について、産経新聞経済部の井上光平記者に聞きました。来週も引き続き、百貨店全体のことについて伺おうと思いますので、よろしくお願いします。
21:17
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