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2022-06-20 22:59

「人間洗濯機/1970年版あらため2025年版」も出展 「開幕まで3年、大阪万博の現在地」~産経新聞経済部藤原デスク(1)

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2025年4月~10月に開催される大阪万博。今回の会場は、大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲(ゆめしま)」。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」・・・藤原デスクは、「1970年開催の前回万博が、高度成長期だったのに対し、今回は、『人類が抱える課題に対し答えを求められる万博』になるのでは」と解説する。

 

 

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はい、改めまして、藤原尚樹さんです。こんばんは。
こんばんは。
よろしくお願いします。先週に続いて、万博の今と今後の課題ということでお話しをおこうと思います。
今夜はですね、出展されるパビリオンの内容なんかを中心にですね、楽しい万博が来るよという話が伺えればなと思っているんですが、
まずですね、今のところ参加する国とか、参加する企業はどれくらいで、どんなとこが出てきているかというところから教えてもらえますか。
まず参加国なんですけども、150カ国地域の目標に対して105まで来ています。
皆さんがよく知っているであろう国、地域に関してはほぼほぼ参加するというような状況になっています。
民間パビリオンの方に関しましても、旧の想定に対して13応募があって、今13の企業団体の参加が決定しています。
なるほど。105カ国ということになりますと、僕が知っている国は大体来ると思っていいですか。例えばアメリカとかカナダとか。
そうですね。その辺りの国はほぼほぼ来ると考えて大丈夫かと思います。
僕個人の経験から言わせてもらうと、エキスポ70の時はやっぱりアメリカ間の見た、遠くからしか見なかったですが、月の意思なんて非常に印象的だったんですね。
そういったものをそれぞれの国が持ってきてくれるとうれしいなという気がするんですが、国用の数を増やす、あるいはこんなものを持ってきてくださいといったような働きかけは、
政府とか大阪府からどんな形でしてるんですか。
そうですね。我々に関しては新型コロナの影響で遅れてはいたんですけれども、大阪府市を中心に測り木になってやっているところです。
つい3月の下旬までドバイ万博というのが開かれていたんですけれども、そのドバイ万博もコロナでなかなか行けなかったんですが、
閉幕直前に大阪府の吉村知事を中心に関西財界のカンブラが行ってアピールしています。
じゃああそこに出ている国には必ず大阪にも来てねと、こういう感じの。
そうですね。少なくともドバイに出た国には全部来てもらおうというところはあると思います。
なるほど。その中で今までわかっているところでこれは当然結構なんですけれども、こういうものを持ってくる企業あるいは国があるよという具体的なケースをいくつか教えてもらえますか。
そうですね。まだパビリオン詳細が出ていない部分が多いんですけれども、一つ私が注目しているのは、前回の1970年の大阪万博で山陽電機。
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山陽電機が人間洗濯機というものを展示して、これかなり話題を集めたものだったんですが、その人間洗濯機という機械の中に人が入って洗濯されるというようなものだったんですけれども、
その2025年版みたいなものを展示が計画されておりまして、これはマイクロバブル、細かい泡を使って、CMなんかでもお馴染みかなと、ご存じの方もいるかなと思うんですが、
顔についたマジックをシャワー当てるだけで落ちていくというようなCMで話題を集めた、シャワーヘッドミラブルを作っている会社が出展するんですけれども、
その当時1970年の前回万博の人間洗濯機を作っていた山陽電機のデザイナーと協力して、2025年版の未来の人間洗濯機というのが登場する予定です。
これ僕、ニュースでチラッと見たんですが、非常に期待しているんですよ。なぜかというと、僕の個人的な感覚なんですけれども、万博で見たものは結構実用化されているなというイメージがあるんですね。
動く歩道とか電気自動車とかテレビ電話とか、その中で人間洗濯機だけは今売っていませんので、実用化に至っていないなという気がするんですね。山陽電機が出展したやつを。
それを今ようやく実用化に向けてさらに進化させようとされているんだろうなということで期待をしているんですが。
そうですね。当時のやつは本当にシャワーを当てるだけというようなものだったんですけれども、今回は同じシャワーを当てるのでも顔についたマジックを落とせるようなシャワーヘッドを作っている会社がやっているので、本当にそこの中に入るだけで体中きれいになるという。
もう石鹸つけなくてもそれだけでいいというようなものになるのではないかなという期待はあります。
そうだともうかなり便利なものがドーンと出てくるという形ですよね。
そうですね。入りたいのかどうかというところはまた意見が分かれるかもしれませんが。
お風呂というか機能だけじゃないですかね。
そうですね。
ただ便利なものが出てくるのは間違いないでしょうね。
あと他にどんなものがありますか。
そうですね。あと大阪府と大阪市が出展するパビリオンの中で、今回の万博で少子高齢化みたいなのの課題解決みたいなこともテーマになっていますので、健康ということもすごく大きなテーマになっているんですが、その健康という分野でアンチエイジングライドというのが出てきます。
ライドというのは乗り物なので楽しめるパビリオンになるのかなと思うんですが、今回このアンチエイジングライドというのは多分これまでほとんど世界でもほぼなかったものだと思うんですが、このライドに乗り込みますと、自動で乗った人の健康状態を診断してくれて、その中で診断結果に応じた最適な食事や運動メニューなんかが示されたり、
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レストランに行くとその人に応じた食事が配膳されたりっていうのが実現する、ちょっと変わり種のライドです。
これ楽しいじゃないですか。
楽しいです。コンセプトは10歳若返りということになって、若返りの旅というふうに銘打ってまして、その人がアンチエイジング、老化防止するようなプログラムをその人に応じたものを提案してもらえるという、その乗り物のことという。
じゃあ乗るだけで10歳は抱えると。そのまま青写真をくれるわけですね。こうしなさいという。
降りた後に乗った人は頑張らないとは考えられないですけど。
なるほど。
運動したり。
消防船を帰ってくれるみたいなもんですね。
そうですね。
でも普通だったら人間ドック入ったりとか、あるいは健康診断を受けたりする分が乗るだけでできるんだと、ちょっと画期的ですよね。
そうですね。どのあたりまで診断してもらえるのかというのはまだ詳細はわからないんですけども、かなりレントゲンであったりCTに近いようなものまでできるのであれば。
まあ期待度を背負ってしまいますよね。乗り物形なんかまだ出てないんですか?
そうですね。まだイメージ図しか出てないですけど、乗り物自体は悪くはないカプセルのようなもので、カプセルのようなものに乗り込んで見てもらうという感じですね。
なるほどね。アンチエイジングというのは興味を持たない人が多分いない分野だと思いますね。あと国で珍しいものを持ってきそうだといった国なんかありますか?
まだどこの国が何を持ってくるかというのは出ていないんですけども、先ほどお話ししちゃった前回ではアメリカ間で月の石というのが出ました。
2005年に愛知万博というのが開かれたんですけども、この時はロシアの方から冷凍マモスというのがやってきました。これがその愛知万博の目玉としてかなり注目を集めたんですが、
それになるようなものは欧米のどこかから来ないかなというのはあるんですけど、今のところこういうものが来るというのはまだ分かってないんですが、期待はされます。
だからもう3年を切ってきてるので、今年中ぐらいには何らかの期待感が高まるようなものが出てきそうなのは分かるかなと思います。
今、ウクライナ情勢がありますので、そういったものが早く落ち着いて、そういったところに各国の関心が向いて、うちはこんなものを出すよというふうにどんどん提案してくれるような情勢になったらいいですよね。
そうですね。やはり海外間が肝になってくると思いますので、海外間でそういう目玉が出てこないと目玉不足の万博になってしまう可能性があるので、そこは大阪府市も働きかけをしっかりしてほしいなと思います。
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なるほどね。これから大阪市に国際化が求められているという感じですね。世界に対して情報発信していくということが大事になってくるというところでしょうね。
もう一つだけ、105の中で地域的にここがあんまり出てきてないというのは、色分けノータンドというのはあるようですか、今のところ。
ノータンドというのはないんですけど、もちろん地域でも出れるんですけど、台湾が国として国際的に認められていないところもあって、台湾が出ない、中国のあれを遠慮して出てこないという状況だったんですけども、
ただ台湾は民間パビリオンの方で民間企業を立ち上げて出てくるというようなことになっています。
台湾は僕個人的には期待したいですね。やはり命輝く万博ですから、やっぱり台湾の省役だとか官房だとか、そういったものに関わったものを出してくれればですね、非常に関心度、日本人も高まるんじゃないかなという気がしますもんね。
そうですね。台湾は民間企業を削った13社のうちの玉山デジタルテックという会社が立ち上げてまして、この会社が実は台湾だということであります。
なるほど。じゃあ企業らしい実用的なものを出してくれるかもしれないですね。
そうですね。今台湾半導体とか、ああいう先端技術かなり力を入れているので、そういう最先端のものを見せるようなパビリオンになるのではないかなと思われています。
なるほど、なるほど。わかりました。個人的には台湾を期待しつつ、世界中の150の国が集まってくれればいいなと思いますね。
はい。
わかりました。後半はですね、その会場はどの程度今作られようとしているのかとか、交通手段ですね。
何と言っても夢島という島で開かれますので、交通ルートが限られてくるわけですよね。そのあたりをどう整備していくのかといった現実的な問題にも少し触れてみようと思いますので、後半も内原さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、後半です。前半でですね、105の国あるいは企業もたくさん出てきてくれるということで楽しみだなという話をしたんですが、
じゃあそもそもそのパビリオンが置かれるですね、会場の整備状況ですね。夢島という島になるわけですが、そこの整備状況がどんな状況か、現状を教えてもらえますか。
はい。現在は道路とか通信網とかのところの設計を進めている状況で、今年度中ぐらいから本格的な工事に入るということで、まだほぼほぼさらちの状態ですね。
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これもちょっとニュースで見たんですが、当初の予定ではパビリオンを分散させる非対称型だったんですが、少し内容の計画を変えまして、環状の大屋根を設置して左右対称の会場を配置にするといったことが記事になっているんですが、
具体的にどういうような光景を僕たちは思い描いておいたらよさそうですか。
大きな通路を兼ねた大きな炎上の環状になっている、当初これは計画になかったんですけども、その大屋根というものを、大阪は夏が暑いので、暑さ対策も必要ではないかというプロデューサーがいるんですけど、プロデューサーの意見を採用して、この大屋根が設置されることになりました。
なるほど。では屋根の下だと少し太陽、光を採用しながら。
屋根の中に通路があります。そこがエアコンが効いて涼しく歩けるというところですね。あまり外の会場を長時間歩くと、大阪は夏が暑いので、暑いのではないかというところで、その屋根の中に入ると涼しいということみたいです。
何度も言いますが、エキスポ70世代とすると、そういった話を聞くと、お祭り広場のイメージを持ってしまうんですが、太陽の塔が真ん中にあって、大屋根で広場になっているという感じなんですが、それとはちょっとまた形が違うんですね。
そうですね。外をぐるっと一周するような、外外周を一周するようなイメージで、太陽の塔、前回大阪万博のイメージとはちょっと違うのかなと思います。
半世紀前の話ですもんね、今言ったのは。わかりました。
あと、島ということで、やっぱり交通手段ですね。島にわたる交通手段というのは、そんなに何本も作れないと思いますので、今のところどういう計画で、どの程度まで具体化しているのかというのを教えてもらえますか。
はい。現状、大阪メトロの中央線を延伸してつなげるという、鉄道としては大阪メトロ一本です。
地下鉄一本で行くと。
はい。当初、案としてはJRも延伸してつなげるという案があったんですけども、これはもう万博までには延伸されないということが決まっています。
なので、とりあえず基本的には鉄道は大阪メトロ一本、あとそれ以外では橋がありますので、バスで行くという。
バスね、はいはい。
あともう一つ、船も計画されています。島ということで船入りやすいんですけども、大阪の主要な場所、ないしは関西国際空港なんかからも船でつなごうという計画もあります。
なるほどね。島同士で、艦空とは相性がいいかもしれませんね。
そうですね。
外国から来て、そのまま船で行くというルートが作られると、かなり外国から来るお客さんたちには便利かなという気がしますよね。
15:02
そうですね。
そういった意味では、多彩な方法で島に渡れるということが整備されると、これも万博の魅力を上げてくれるんじゃないかなという気がします。
あとですね、ちょっと気の早い話もさせてもらいたいんですが、万博の期間半年余りですよね。
はい。
これだけ整備をした後どうするかというのは当然ながら問題になってくるわけですね。
船舶もそこまで延伸してしまうと、その後も利用客がかなり出てくれないと困るという状況になってくるわけですが、跡地料も含めたこの島をどうするかという計画はどんなものが今考えられているんでしょうか。
まず万博自体は半年で終わって、ファビリオンなんかは一応撤去するというのが基本になるんですけども、その埋め立てた土地にはIR、統合型リゾート施設、カジノとかホテルなんかで作る統合型リゾート施設を誘致するという計画になっています。
大阪は非常に力を入れているわけですよね。
そうですね。ちょうど4月の下旬に申請の方もしまして、これが通りますと正式に大阪でIRができるということになります。
なるほど。IRに関しては最近大きなニュースがありまして、和歌山県も手を挙げていたんですが、県議会が反対だということで下りそうだということですね。
そうですね。
ライバルが一つ減ったということかもしれませんが。
もともと大阪にあって和歌山にもいるのかという意見もかなりありましたので、大阪はこれに関しては大本命ですので、和歌山が下りる下りないに関してはさほど大阪には影響しないのかなとは思います。
なるほどね。
首都圏が出てこなかったというのが大きいのかなと思います。
横浜が降りてしまいましたので、そういった意味では全国でここだけということになるとかなり集客も今後見込めるかもしれないですね。
そうですね。
藤原デスクは個人的にでもいいんですが、このIRに対して例えばカジノなのであまりいいイメージを持っていない人がいらっしゃる一方で、これは統合型リゾートですから、別にカジノだけではないわけですから、
一般的にたくさんの人が集まるようないろんな施設ができるということで魅力があると思うんですが、藤原デスクはこれを賛成か反対かで言うとどんなふうな意見を持っていますか。
私はもうこれは基本的に大賛成ですね。
このIRを成功させないと、今ジバンチンカが住んでいると言われている大阪を復活させる最後の大型開発になるのかなと言っています。
確かにカジノという面でギャンブルであるということで、それをして批判する部分も大きいんですけど、海外なんか見てみるとシンガポールの銭湯里であったりマカオなんかもそうなんですけど、
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確かにカジノというのが有極のお庭になっているんですけど、テーマパークであったり、大きな国際会議場であったり、カジノという部分だけで集客しているわけではないので、大阪もそこを目指していますので、これは絶対に大阪には必要なものかなと思います。
そのあたりを僕たち大阪の人間、あるいは関西の人間がしっかり認識しておかないと、なかなか歓迎ムード一色にならないということが非常にブレーキになってしまいますので、きちっと特に大阪風シーンには説明して応援団を作ってもらうぐらいのムードを作ってほしいところですよね。
そうですね。万博にまず言えることだと思うんですけども、やっぱり関西も一体となってこれが成功しないと、もう自分たちはこれから衰退していくんだという危機感を持って、万博を一体となって応援していって盛り上げていって、その先のIRも含めて地域を盛り上げていくようにしていくのが大事なんじゃないかなと思います。
なるほど。そういった意味で一つの方策として、今ロゴマークの名前を募集してるんでしたかね。
そうです。ロゴマーク、話題になった変てこないロゴマークをうまく活かして、そのロゴマークに解けたような公式キャラクターが生まれたんですが、今ちょうどその公式キャラクターの愛称を募集しておりまして、この愛称、誰でも応募できますので、最優秀に選ばれると30万円もらえるので、これは応募する価値あるんじゃないかなと思います。
名前は大事ですよね。ゆるキャラでも、ヒコニャンという名前でキャラクターがかなりイメージアップしてるところもありますし、クマモンだって、ただあの人形だけではね、もう一つです。クマモンという名前とセットになってるから、僕たち非常にイメージしやすいわけですから。
変てこいにふさわしい名前が欲しいですよね。ロゴマークほどまだキャラクターが話題になってないところもあるので、名前もセットで売り出していけたらいいなとグッズとかの販売にもつながっていくかなと思います。
ここはぜひとも大阪人だし、奇妙ケテレツな名前欲しいですね。あと全体的に、これは経済番組ですから、関西経済界に注文したいことって何かありますか。
そうですね。関西経済界でもまだ万博に関して一枚岩になりきれてないなというところがありまして、建設費っていうのは大阪府市と国と経済界がそれぞれ3等分して集めてるんですけども、ちょうど会場建設費が当初よりも1.5倍に膨らんだりとかして、
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そのあたりのところにお金集めをしてる以上仕方がないところだと思うんですが、どうしてもそこに批判的な目を向ける人が多いんですけども、先ほども申した通り、これ成功しないと関西経済が衰退するという期間で、もっとまとまってやってほしいなと思います。
これは大きな投資だという意識を持ってほしいというところですね。
そうですね。
なるほど。そのあたり関西経済界の方々にも突っ払うところを、是非とも見せてほしいなと言う気がしますね。
わかりました。2週間にわたって大阪関西万博を考えるということで、産経新聞経済部次長の藤原直樹さんに来てもらいました。藤原さんどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
高評価とレビューをお待ちしております。是非皆様のご感想をお聞かせください。
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