1. 視覚障害者からの問いかけラジオ
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2024-03-06 19:48

#5 「災害への備え、何をしていますか?」

プロトタイピングチーム PLAYERSのメンバーがゆるく対話を繰り広げる雑談ポッドキャストです。毎回のトピックに関連して投げかけられる問いかけにも耳を傾け、自分なりの考えに思いを巡らせてみてください。


■今週のトピック ・視覚障害者の災害時の困りごと ・視覚障害者の中川が災害に備えていること


■今週の問いかけ 「災害への備え、何をしていますか?」


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視覚障害者からの問いかけラジオ。この番組は、プロトタイピングチームPLAYERSが提供する視覚障害者からの問いかけワークショップから派生した音声コンテンツです。
いずれもPLAYERSのメンバーである視覚障害者の中川と、晴眼者の本間が、見えない生活で感じる疑問や見える世界で感じる違和感など、ゆるく対話を繰り広げる雑談ポッドキャストです。
毎回のトピックに関連して投げかけられる問いかけにも耳を傾け、自分なりの考えに思いを巡らせてもらえると嬉しいです。
前半は今週のトピック、視覚障害者の災害時の困り事と中川さんが災害に備えていることについて、そして後半は今週の問いかけ、災害への備え、何をしていますかについてお話ししていきたいと思います。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今回のトピックは、今年の初めに能登半島地震があり、それに関連してこのトピックを選びましたが、まだ避難所で生活されている方もいますし、被災されている方が1日も早く日常に戻れると祈っていますが、
被災された中に障害のある方も当然いらっしゃって、なかなかニュースには出てこなかったり、当事者がどういうことに困っているかなかなか情報が出てこないところもありますが、
今この野党反党地震の被災者からの直接聞いた話ではないんですけれど、過去の事例だったりからわかっているところで、被災した場合、視覚障害者が災害時に困る困り事、中川が実際に経験したことではないので調べたところの話になりますけど、そのあたりをお話ししていきたいなと思っています。
まずその災害直後というか、災害がすぐのことなんですけど、例えば地震だったらですね、家の中の家具が倒れたりとか、自由に歩けなくなる可能性があるってことですね。
普段その家の中の動きって、白状は使わないし、家の中って基本的にはぶつからずにある程度歩けるんですけど、物が倒れてるかどうかがまずわからない可能性があるし、下に食器が落ちて壊れてたら怪我するっていうのも、見えてたら避けれるけど見えなくて一歩出して怪我するってこともある。
そのあたりはまず、災害直後は家の中で身動き取れなくなる可能性があるっていうのは、一個困り事かなと思いますね。
中川さんの場合、白杖は玄関に置かれてるんですか。
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そうですね、玄関に置いてますね。他に寝室に置いたりとかそういうことはしてないですけどね。
場合によってはそういう準備されてる方もいるでしょうね。
目が見える見えないに関わらず、ベッドの近くに靴とかスリッパを置いておくようにしてるっていう人もいますよね。
あとは、もし家の外に出て避難所に行こうとしたときにも、家の外の状況が変化してると、それでまた身動き取れないっていうことがあり得るんですよね。
普段の家の近所って慣れているので、ある程度把握して記憶の中で、ここまで行ったらこういう音がしてとか、
ここまで行ったらこういう匂いがしてとか、そういうので感覚では把握できてるんですけど。
例えば自動販売機の音が聞こえなくなるとか、普段通ってる車が通ってないとか、
あとは当然地面の状況が変わってるとか、物が倒れてるのはさっきと同じでわからないですし、
そういうことがあると結局、家の外出ても身動き取れないから一人で避難するのは難しいってことですよね。
なので調べたところとか、友人の話とかをよると、知り合いの人に連絡をして、
知り合いの人が来るまで動かないでって言われて家の中で待機したっていう話があります。
通信手段もまた一つ問題ですよね。
そうですよね。そのとき電話なりインターネットなり通じればいいですけど、
通じなかった場合はどうなのかっていうことを考えると、対策の話になりますけど、
普段から自分のセーフティーネットっていうんですかね、
近所の人に自分の存在が把握しておいてもらえたりとか、
マンションであればマンション内で近くの人と仲良くしておくってわけじゃないけど、
自分の存在が分かっておいてもらえることはきっと大事でしょうし、
家族で住んでいればまだいいですけど、一人暮らしの場合とかもね、
孤立してしまう可能性があるので、もしこうなったらこうするっていうのがあるといいですよね。
あとは上がってきている情報何がありますか?
今の家の中の状況が変化するっていうことに対する対策としては、
家具の点灯防止とか必要なもの、ラジオとかモバイル充電というものを用意しておきましょう。
基本的なことですけどね、防災バッグとか、ある程度の食料を備蓄しておきましょうとか、
ハザードマップはちゃんと確認しておきましょうとかということがやっぱり必要になってきますかね。
あとはあれですかね、避難所での困りごと?
いくつかありますが、仮設トイレが男女どちらがどっちかわかりづらいっていうことがありますね。
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おそらく男性女性、中は男性女性区別ないことが多いんじゃないかなっていう。
仮設トイレが和式の場合に和式トイレすごくしづらいので、汚してしまうことがあるっていうことですよね。
最近は子どもが和式トイレに慣れてなくてっていうこともあるみたいですけどね。
和式トイレ経験したことない子ども多いですもんね。
小学校行く前に和式トイレも行けるように慣れておいてくださいって保育園に言われますけど、
家にないのにどうやって慣れたらいいんだろうって言われますけど。
あれですかね、ちょっと古めの公園の公衆トイレとか、そういうとこちょっと見ておいてくださいとかって言われたりはしましたね。
まずね、入っておくことぐらいならできるかもしれないですよね。
あとその避難所の中で、情報の掲示が紙に貼られて見ておいてくださいみたいなタイプの掲示があったときに、
例えば食事の時間がどうとか、何かのルールがこうなりましたよとか、
また避難所から出ていくときの仮設住宅の情報がどうとか、
そういうのが紙で貼られたときに情報が取れない、取りづらいっていうことがありますね。
あとは、自分の居場所、他の人と区別しづらいっていうことがあったときに、
自分の居場所から何かトイレなりどこかに行った後、自分の場所に一人で戻ってきにくかったり、
慣れるまでは全体の動線、歩ける場所、環境構造の把握にすごく時間がかかると思うんですね。
それが自分の家の中だったら自分の中で足元に物を置かないとか、いろいろルールを家族で持てるけど、
全員で共同生活になってくると、自分だけのためにというわけにもいかない時とかあるので、
どこまで自分の用語を伝えられるかっていうこともありますよね。
動きやすい場所とか、この場所がいいみたいな要望も伝えられたらいいなと思いますが、
タイミングによってはそれが難しいこともあるでしょうしっていうことですね。
対策としてはというか、避難所の中で自分が視覚障害があります、視覚障害者がここにいますってことを、
避難所の管理されている方、代表の方に把握しておいてもらうっていうのはまず一つあるのと、
お互いそうですけど、障害があってもなくてもお互いに助け合う、声掛け合うっていうことで情報共有していけるっていうことはあるかなと思ってますけどね。
この辺りは自分も実際に経験してお話ししていることではないので、調べたところで話していますから、
自分の中で話している内容にリアリティがない部分もあるんですけど、
想像できるけどリアリティがまだないなっていう感じで話していますけどね。
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何か中川さんご自身で災害に向けて対策されていることとかあったりしますか。
先ほどの前半の方に戻ると防災バックとか備蓄品とかそのあたりのことは一通りやっているのと、
避難所がどこにあるかの把握もしています。ハザードマップも数々と確認していますっていうあたりで、
皆さんと特別違うようなことはないかなと思うんですが、避難所が大体学校だと思うんですけど、
学校へのルートは大体自分の中でも何回も行き来しているので把握しているしっていうところかなと思いますね。
なので特別なことは今のところしていないですが、話しながらさっき思いましたけど防災バックに白状入れといたほうがいいよなとか。
折り畳みタイプとかの。
そうですね。そういう絶対入れといたほうがいいよなと思ったりとか、そういうことは思ってますね。
では今週の問いかけに行きましょうか。
今週の問いかけは災害への備え何をしていますか?ですね。
PLAYERSのメンバーからお二人回答いただいているのでご紹介いただけますか。
まずお一人です。玄関付近に市販の防災セットというものを買っておいています。
中身の確認や使用感のチェックなど、実際使ってみたらアレでということがあるらしくやったほうがいいのでしょうか。
全くやっていないです。
あとは電気があればなんとかなるかもと思っているのでポータブル電源は持っています。
改めてこの問いをいただいて考えたのですが、私の場合は災害のための道具ではなくて、
普段も使っていてそのまま災害でも使えるものが理想だよなと思いました。
実際そう考えて山登りのアイテムとかアウトドアグッズを小さく集めています。
プライベート空間とかはテントで確保したり、トイレもシャワーもありますし、
購入するときにこのバックパックは空気入れたら枕になるなとか考えています。
すべてが満たせるとは思いませんが、災害のための用意ではなくて、
災害にも備えたら一石二鳥じゃないかという思考で生きております、とのことです。
なるほど、いろいろ準備されているプラスそのキャンプ用品が災害時に使えるっていうのはそうかもしれないね。
なんかこう楽しく備えられますよね、アウトドアグッズとか。
普段使いもするし、何かあったときにも使えるっていうのは良いですよね。
いいですね。
あの僕キャンプが苦手でですね。
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苦手。
キャンプみたいな環境あんまり得意じゃないので、
そういう用品というかグッズ自体もないし行ったこともあんまりなくてですね。
日帰りとかでね、車で行って川に行って、
立ち入れて、でまた戻ってきてとか、山をトレッキングして歩いて戻ってきてみたいのは全然いいですけど、
キャンプのテント建ててとか食事用意して片付けて寝てみたいなのは正直全くやりたいと思わないんですけど。
へー、そうなんですね。
自分があんまりそのあたりの行動で役に立たないからかなっていうのも一個あるんですけどね。
あとは把握しづらかったり、
うーん、そうだな、されるがままとは言わないけど自分の手があんまり及ばないのも嫌だなとか、
状況が把握できなくてトイレ一つ行きたいのも家族の手借りなきゃいけないことと、
ストレスが多くなる感じがやっぱり嫌なのかなと思ってますけどね。
ロッジとか、こう家タイプだとまだ少し固定しますか?
いわゆるグランピングとかね、ロッジとかある程度整っているやつだったらいけるかなと思うんですね。
私もですね、防災の食事の備蓄とか家に備えていまして、
定期的に空けて家族で食べてちょっと慣れるみたいなことは家でやったりしてますね。
あーそうですよね、その食事体にも時々食べて慣れておかないと、
いざという時これおいしくない食べないって言ったらね、ダメですもんね。
じゃあもう一人の方の回答お願いします。
はい、もう一人の方はですね、今アメリカにお住まいでお子さんがいらっしゃいます。
お子さんが弱視の方ですね、弱視とは眼鏡をかけてもよく見えない状態のことを指しますけれども、
その娘さんもアメリカにいらっしゃって、大学の寮に住まわれているという方ですね、その方のコメントです。
アメリカというわけではありませんが、娘が帰省している時の話です。
私の今の住まいは規模の大きなマンションで、建物の外に出るのが弱視の娘にはちょっと大変。
それまでは親と行動していました。
そんな時に私と妻が不在中に火災警報が鳴り、一人で脱出する事態になりました。
防火扉が閉まったのでさらにハードルが上がり、電話をもらいましたが何もできず、娘は必死に避難。
15:01
警報は誤報でしたし、何事もなかったのですが、改めて事前に避難経路を一緒に確認すべきだったと思いました。
今のマンションはちょっとボロくて、火災警報の誤報が多いです。
これが許されているのはアメリカらしいといえばらしいかもしれません。
それから火災放置機の音、日本はジリジリと大きい音でベルが鳴る感じですが、
アメリカはこの世の終わりかと思うくらい音が大きくて周波数も高いものが多い。
そこまでしなくてもとは思います。
最後に娘の話ですが、寮では避難に必要な筆頭品はまとめておくようにしているそうです。
うーん、なるほど。
最初に避難経路の話ありましたね。
子供が小さいと子供を家に一人でしないっていうのはありますが、
資格障害があったとしても、大学生とか高校生とかだと家で一人でもっていうことはありますよね。
そうですね。
なのでその時に避難経路を自分で移動できるかっていうのは日頃からの確認でしょうし、
やっぱり近所の人と顔を合わせて一緒に移動しようって言われるような状況だといいなと思ったのと、
あと、さっきその避難ベルの音がめちゃくちゃうるさいと言いましたけど、
それは資格障害者にとっては、移動中の音が取れなくなるのが怖いですね。
周囲の音が聞こえにくくなるのがすごい怖いなと思いましたね。
音から聞こえられる情報っていうのは多いってことですよね。
そうですね。避難ベルの音がはっきり聞こえなきゃいけないのは当然そうなんですけど、
うるさすぎる時に状況を音で把握しづらくなるなと、やっぱり音で状況を確認しますし、
音の響き方の違いによっては普段と違うなって感覚も得られる場合もありますからね。
あと先ほどの避難経路の話、自宅にいればもちろん避難経路ある程度確認していると思うんですけど、
それこそ先ほどのキャンプとか、出先の時の避難経路って、
分かっていても細かくちょっと確認したりできてないなっていうのは改めて反省する点でしたね。
そうですね。それで言うと、僕は東京に一人で出張してビジネスホテル泊まることあるんですけど、
自分の会の避難扉、避難経路がどこにあるかは把握するようにしてますね。
そういうの習慣にするの本当大事ですよね。
大事ですね。
18:00
一人の時とかいつもと違う環境でも確認しておくって、
そこまでずっと気を張ってばっかりもいられないっていうのもありますけど、
安心って何も考えないで不安を感じないようにすることが安心というよりかは、
一個一個のケースバイケースをこうなったらするっていう対策が全部頭の中に入っているというか、
こうなったらこうしようが大体把握できているのが安心につながるかなというところがありますよね。
どこまで備えているかっていうのが気になりますよね、こうなってくるとね。
そうですね、こういう時には思うんですけどね、また日々の忙しさに暴発されていかないようにしないとなという。
本当ですね、お互いに自戒も込めてっていうところもありますし、
聞いている方もね、やれることあるなとかできてないことがあったら対策してもらえたらと思いますね。
今週もありがとうございました。
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
PLAYERSでは一緒に活動する仲間を募集しています。
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それでは次回もお楽しみに。
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