2023-07-19 01:55

体温計で思うこと #230

久々に風邪ひきました。コロナ騒動の前以来ですから4年ぶり以上?
以外と風邪とかインフルエンザをすり抜けてきたもんだなと思います。
それまでは不定期に風邪をひいたり、たまにインフルエンザで相当つらい症状になったりしてたことも有るので、意外と長く無病だったな〜と振り返ったりしています。

そんな時にかまけてしまうのは、薬とか用具とかの常備ですね。
今回実は風邪薬は一切飲まず、いつもの乳酸菌飲料やビタミン剤で耐えてきて、おそらくピークは過ぎたと思います。
ただ、副鼻腔に膿が溜まってる感じが有って、どーもユウウツですね。何事もやる気が起こらない症候群です。はい暑さと共に、言い訳です。

用具っていうと体温計。それくらい当然有るだろうとガサゴソ探してみるも見当たらず、しょうがないので一応ググってみて、なんだ接触型のフツーのがスーパーやドラッグストアでうってるじゃんと思い、一つ買ってきました。

1400円くらいだったですかね、ボタン電池式の接触式の製品です。
こんな感じの製品↓
https://amzn.to/3XWLvzC
脇の下に差して15秒で体温測定ができる仕様です。

そういえばその昔は水銀式の体温計だったのです。
普通の温度計だと、測った結果を見ようと常温状態に持ってきた時点で表示温度が下がってしまうので、体温計仕様に作られた温度計=体温計を使っていました。今日日見たことない人も多いと思います。黒電話状態?

これ、扱いが難しかったのです。
測定前には上手に勢い良く「振って」温度を下げてから使います。
たまにこの振り方を謝ると、ぶつけたり落としたりして破損なんてこともよく有りました。
そして当然ですが、接触式で計測して、何分かわからんけどテキトーに上昇が止まったらその温度を記録するって感じでした。
テキトーです。

これが今回買ったタイプなどでは、温度センサーとしてサーミスタが使われています。
小型の半導体の一種で、その温度によって電気抵抗値が変化する素子です。
有る決められた範囲の温度に対し、小さな温度変化も計測することができるので、まさに体温計用途にはぴったりです。
旧式の物理温度計と決定的に違うのは、電気式なので水銀やアルコールなどが不要、つまりガラスに封入して割れるなどということが無いことです。
ここでも技術が世の中を良く変えたと言って良いでしょう。

体温計や温度計のその他の方式としてポピュラーなものに、放射温度計や熱電対温度計があります。

放射温度計(体温計)は、瞬時に体温を計測できるということから、特にコロナ騒動以降頻繁に公共の場所で見られるようになったタイプです。
計測素子は赤外線センサーで、ある温度から発せられる赤外線(電磁波の一種)の強さを計測しています。
よく有るのはおでこをかざすとか、手首をかざすとかで瞬時に体温測定をします。
液晶モニタに顔の画像ごと表示するタイプも、この赤外線センサを使っていると思われます。
利点は迅速・非接触ということ。

熱電対温度計(体温計)は、温度によって2種類の金属間に生じる電圧が変化する現象を使っているため、計測に時間が少し余計にかかるとされています。
センサーとしては小型化、廉価化しやすいといわれていますが、本来このセンサーの利点は超低温から高温まで計測できる能力です。
なので、体温計というごく狭い範囲の温度を測る用途に採用するのはいまひとつかもしれません。

はい、というわけで例によって枝葉末節に入り込んでますが、私が今回感じたのはひとつ。
体温測定して、なにか決めつけるのって簡単にはいかなんじゃない? です。

病院入るのも、どこかの事業所に入場するのにも体温測定して、37.5℃以上なら入場お断りって、誰が決めたんですかね?
そもそも体温計がアバウトなんです。そしておでこや腕で測る体温って、本当の体温からかけ離れている目安であって、被計測者の真実ではないし、ましてや病気か健康かなどの判断には使えないですよね?

体温が高くなる理由の多くは、身体に異常が起こっていて、体温を上げる事によってその異常を解決しようとしている状態です。
当然人によってその原因も状態も違いますからね。深刻化深刻でないかは医者でも判断に時間を要します。

なので、私が体温計購入を通して思ったことをまとめますと、
・接触・非接触式体温計それぞれの特徴により、精度や所要時間が違う。
・非接触型は気候や運動状態で容易に数℃の誤差が生じる。
・時間をかけて正確に体温を測ったところで、入場の可否を決めるなどの判断が簡単にできるとは言えない。

COVID19騒動ではなんちゃら警察がはびこりましたが、いくら技術が進歩したと言っても、人々に起こっている事実を完璧に知ることはできません。何ごとにも誤差が有る以上アバウトなのです。
機械や科学・医学、さらに法律やマナー論など、できるだけ広範囲の知識を総合して皆で社会ルールを作っていかにゃなぁならないでしょ?と思ってる次第です。
ふわっとみんなで理解して、テキトーに各自が対処していくのがいいんじゃないでしょうかね?
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00:04
みなさん、おはようございまーす。
ここ数日、数年ぶりに風邪をひきまして、一時はもう喉がめちゃめちゃ痛くなったりなんかしてますんで、おそらく風邪菌に喉から感染して、そして鼻の方に回ってきたんじゃないかなと思うんですよね。
意外と最近まで私も知らなかった、鼻からつながっている鼻の奥の器官っていうんですかね、空洞があって、これフクビクウとも言うらしいんですけども、ここにどうやらウミが溜まって、治りそうで治らないっていうこの鬱陶しい状態が続いているっていうわけなんですね。
日々精進して、トマトとバナナ、それに卵とヨーグルトで過ごしております。
というわけで、体温計がちょっとどっか行っちゃったんで買ってきたんですね。
最近の体温計すごいですね。地元のちょっとしたドラッグストアで2000円弱ぐらいのがいっぱい売ってて、結構安いもんだなぁなんて思ったんですけど、体温計にもいろんな方式があって、これは接触式というらしいですね。
本来測定に10分ぐらいかかる体温、これをプログラムで予想する機能がついていて、15秒とか20秒とかの短時間で測れるようになってます。
説明書には、きっちり正確に測る場合にはそのまま10分我慢してくださいって書いてあるんですよ。
ん?コロナ騒動で随分といろいろ愛意熱測らせてくださいって、おでこに非接触タイプの体温計突きつけられたような記憶がいっぱいあるんですけど、果たしてちゃんと測れてるんですかね?
体温に限らずいろんなセンサーと事実関係を調べてみたくなっちゃいました。って話でした。
パローでした。ではまた明日。
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