日英のビジネスモデルの違い
せっかくイギリスにいるので、現地でイギリスコインを仕入れて、日本のお客様に販売する。
1キロの金貨とかを運んできてもらって。
イギリスから?
やっぱりネットワークを広げることですかね。人が届かない市場に手を伸ばすことができるということなんで。
ちなみにそういうコイン業界、ネットワークってどうやって広げるんですか?
みなさんこんにちは、ぼくスモノコウスケです。
ミホです。この番組は小さく始めて大きく稼ぎ、人生を謳歌しているスモールビジネスの経営者を呼びして、その知られざる世界、生き様に迫る番組です。
今回のゲストは、なんとコウスケさんと同じアンティークコインの販売、イギリスで唯一日本人が経営するコイン商、サセックスソブリン代表のエムラコウスケさんです。
コインを日本で扱うコウスケさん、イギリスで扱うエムラさん、それぞれの稼ぎ方のポイントを伺いました。よろしくお願いします。
エムラさん、お久しぶりですね。
お久しぶりです。本当に久しぶりですよね。
今回はTICCっていう東京インターナショナルコインコンベンションっていう、年に一度の国際的なコインの催し物っていうのがあるんですよね。
それが毎年ゴールデンウィーク手前のこの時期、っていうかゴールデンウィーク前半っていうイメージですね、にやってるんですけれども、
それに合わせてエムラさん来日されて来てくれたので、ちょっといい機会だということで、いろいろお話聞こうかなという感じでございます。
よろしくお願いします。
なのでコロナとかあったからすげー久しぶりなんですよね。
そうですね。コロナ禍の中一回来ましたけど、それ以来ですかね。
前は新宿のハイアットの部屋に呼んでもらって、なんかエロい部屋でしたね。
エロい部屋?
エロかったかな。
エロい部屋でなんか、
新宿のハイアット。
なんかルームサービス。
ルームサービスを頼んで渡辺さんとロマンチックに一緒に部屋でご飯を食べたっていう。
なんでやったっけあれ。
なんでやったかな。
お二人はいつからなんですか?何きっかけというか。
きっかけは渡辺さんからのナンパですね。
そうそう。なんか僕がコイン屋さんなのでいろんなサイト見てると、
なんかイギリスで日本人がやってる謎のサイトがあるみたいな思って。
で連絡して、じゃあとりあえずスカイプしましょうって。
でいきなりビデオで通話して、めっちゃ赤ちゃん抱えながら。
上の子が確か生まれたばっかぐらいで。
時差もあれだから。夜にやる。結構5年ぐらいじゃない?
5年ぐらいだと思います。
バランスボールでボインボインしながら。
それが5年前ぐらいで、ちょいちょい取引をするようになって。
やっぱエムラさんはイギリスにいてそっちのコネクションが強いので、
そっちでコインをゲットすることができると。
うちはそれをで販売しましょうということで、そういうことをやっていて。
だから1キロの金貨とかを運んできてもらって。
え?イギリスから?
1キロです。
1キロの金貨って。
コインビジネスにおける取引の方法
大丈夫なんですか?
いや大丈夫です。ちゃんとその書類を空港に持って行って。
正式な?
空港でセキュリティーあるじゃないですか。
セキュリティーでみんながパソコンとかトレイに置いてるところに、
1キロの金貨さすがにボンって置くわけにいかないんで。
で、プライベートで別室でセキュリティーやってくださいって言うと、
別室に連れてってくれるんで。
そこでこんなのあるんですって言って出して通ったりとかですね。
結構大変。
手続きとか時間かかるんですか?
時間はそんなにかからなかったですね。
で、その後空港のその輸出用のスタンプっていうのをもらいに、
また別室に連れて行かれて、
で、そのまま金貨を持って飛行機に乗るっていう感じですね。
なんて大役を。お金は頂いてるんですか?
ちゃんとそれはね、頂きました。
お互い儲けないとできない。
こうやって持って、
エムラさん心配症なんで寝れないっつって。
全く寝れずに。
めっちゃ辛労おかけしてるじゃないですか。
ボロボロになって、僕はおいっすーって。
アセクスソブリンさんはどういうビジネスをされてるんですか?
イギリスのコインってすごく日本で人気が高いので、
世界的にいろいろドイツとかフランスとかコインがあるんですけど、
その中で一番人気が高いのはやっぱりダントツでイギリスコインなんですね。
なのでせっかくイギリスにいるんで、
現地でイギリスコインを仕入れて、
日本のお客様に販売するっていう仕事なんですけど、
アンティークコインの販売方法
違いはイギリスのディーラーとも日本のディーラーとも、
ビジネスモデルが僕はやっぱり違っていて、
イギリスのディーラーさんは基本的にやっぱり現地で売ったりですとか、
日本に売る場合に関しても、
ほとんどは日本のコインを扱う業者さんに売ってるんですね。
最終的なお客様に直接売ってるイギリスのディーラーってあんまりいないんですよ。
でそれと逆で、
例えば逆に日本のディーラーさんが買う時っていうのは、
イギリスのディーラーさんから買うことが多くて、
イギリスのコレクターさんから直接買うっていうことは逆にあまりないと思うんですね。
で僕の場合はその間を全部カットして、
もちろんイギリスのディーラーから買うことも多いんですけど、
イギリスのコレクターさんから直接コインを買って、
日本のコレクターさんに直接コインを売るっていうモデルになっているので、
もともとは僕も中間でした。
エムラさんのアンティークコインビジネス
完全にそのディーラーから買ってディーラーに売るっていうような流れだったんですけども、
もちろん今でもそれはディーラーから買ってディーラーに売るっていう、
仕事もしますけど、基本的にはコレクターさんに直接売るっていう仕事になりますね。
へー、フロムシートシーみたいな。
まあそれもありだね。
エムラさんの強みは多分日本語ができるけど、
イギリスの仕入れのコアなところに直接アクセスできるから、
そこが強みだよね。
僕も同じような2Cの商売をやってるけれども、
イギリスのディーラーのどことこがどこがどうでとか、
どのコレクターがどうでとか、そこまではやっぱり知らないんで、
それはやっぱりエムラさんの強みですよね。
そうですね、仕入れは一番の強みですね、間違いなく。
仕入れは強いって感じですね。
ちなみにイギリスが人気っていうのは日本でだけなんですか?
なんか世界的に人気なんですか?
世界的に人気です、イギリスコインは。
特に日本のディーラーとか、
世界的に人気です、イギリスコインは。
特に日本で人気なのと、
なぜかギリシャですごく人気なんです。
そうなんだ。
ギリシャ人のコインディーラーってすごく多いですし、
めっちゃFacebookにしてくる。
ギリシャ語の文字で何て言うのかわかんないけど、
図柄上げてる写真とか共通の友達とか見ると、
コイン系の人なんだろうなみたいな。
コイン好き国民、ギリシャ。
日本も多いんですか?
日本はまだまだ少ないんじゃないですかね。
でもコイン好きな人はやっぱりイギリスコイン。
イギリスコイン。
やっぱ人気ですよね。
たぶんギリシャの人気は、
フィリップ殿下がもともとギリシャの人なので、
そこから人気が来てるんじゃないかなと。
イギリスの王室とギリシャの関係って結びつきが強いんで。
アメリカ人はアメリカコインばっかり集めてますし、
フランスドイツも自分たちの国のコインを集める傾向にあるかなと思いますね。
なんでイギリスがそこまで人気なのかとかはあったりしますか?
おそらくやっぱり王室の関係だと思います。
イギリスの王室って結構日本で人気があるんで、
その時代、歴史で学びますし、
ヘンリー・ナンセイのコインですとか、
ビクトリアのコインとか、
こう見るとその歴史を思い出したりとかっていうのもあると思いますね。
あと多分デザイン普通に好みですよね、日本人の。
そうですね、綺麗なコインが多いです。
オーソドックスというか、
ちゃんと左右対称で、綺麗で、繊細で美しくて、
元直球な感じ。
日本人の好みの。
フランスとかスペインとかって、
ちょっと変化球感があるじゃないですか。
日本人の感覚からするとね。
ちょっと作り荒かったりするんですけど、
イギリスコインは何らかのやっぱり繊細さ、
細かいところまでちゃんと作り込まれてるのが、
やっぱり日本人好きなんじゃないかなっていう。
僕もこれ仮説ですけどね。
アンティークコインとその人気
うんうんうんうん、でもあるかもしれない、確かに。
特にあれですね、
19世紀に入ってから、
ギニーに入ってから、
ギニーっていう古いコインがあったんですけど、
それは結構、
マシーンで打ってるんですけど、
その打ち方っていうのが、
スティーム、蒸気で打つっていうのに変わるんですよ。
それが1817年だったかな。
ジョージ・サンセのシチューカーとか出てきた。
ソブリンが出てきたときになるんで、
そこからの、
スペインの、
ディテールっていうのが、
すごい綺麗になってるんですよ。
日本語が出てこないの?
いやっていうのと、
めっちゃマニアックコイン話になっちゃったなと思って。
ネットでのコインビジネス
確かに。
しかも、音声っていうね。
すいません。
サセックス・ソブリンさんは何枚作ったんですかね?
あの、
すいません。
サセックス・ソブリンさんは何名なんですか?
ちなみに社員さんとかは。
僕だけです。
前はすごく忙しい時期があったので、
手伝っていただいてたんですけど、
もう今は自分一人だけで、
全部やってます。
忙しそう、じゃあ。
何件も売り買いっていう感じなんですよね。
毎日毎日。
でもあれじゃないですか、
基本的に先に仕入れて売って仕入れて売ってですよね。
基本は。
そうでもない?
最近は結構代理販売も多いですね。
結構連絡が来るんで、
ディーラーからこういうのが入った、こういうのが入ったっていうことで。
日本人に売ってくれみたいな感じ?
そうですね。
今コインってすごく簡単で、
番号が付いてるんですよ、コイン。
証明書と一緒にカプセルに入れられて、
そこの番号を証明をしている会社のウェブサイトに行って、
番号を入れれば写真とかボンって出てくるんで。
なるほど。
ネットでやり取りできるね、実物なくても。
それはそう。
これ売ってくれって頼まれたときとかは、
もうそのウェブサイトのリンクを貼って販売したりですとか、
そういうこともできるんで。
じゃあ販売はネットがやっぱり多いんですか?
アンティークコインビジネスの仕組み
ネットっていうか、なんかLINEとか。
LINEですね。
なんかガッツリいいしって感じ。
一応ショップあるけれども、
あそこからそんなにって感じよね、きっと。
ウェブサイトからはもう全くですね。
もう発信したものを売るっていう感じなので。
じゃあそのこれ仕入れたよって来たら、
それ好きそうなお客様にちょっと営業じゃないですけど、
ご連絡して買うってなったらっていう感じなんですか?
もうまさにその通りです。
全体発信して。
で、あとはそのお客様の中でも、
このコインが欲しいから探してっていうようなリクエストもやっぱりあるので、
そういった場合はもう個人的に見つかりましたよって連絡して、
そこで集結ですね。
コインビジネスでの収益
すげえLINEで重たいやり取りしてますね。
そうですね。
価格帯がでかいからドキドキしちゃう。
僕も慣れないときはなんかドキドキしましたね。
そうですよね。
なんかもう普通になっちゃいますけどね。
完全に慣れますね。
今まで扱ったコインで一番高かったのは何円なんですか?
僕はたぶんあれじゃないですか、その1キロ金貨じゃないですか。
1000…
コウスケさんからの仕事ってこと?
1000ちょい、たぶんそんぐらい。
でしたっけ?
だと思うよ。あれ?もっとだっけ?いやいや、1000ちょいでしょ。
でも今思えばあれも安いよね。
そうですね。
だって金だけでなんぼよあれ。
金だけで、もう今860とかですか?
9000円とかだよ今、グラム。
え、もうグラム9000円?じゃあ1キロで900万。
プレミアム全然ついてないよね、そう考えると。
そうですね。
買っとけばよかった。
そういう案件ばっかだよね。
たっけえと思ってもさ、2、3年経ったら別にそんな高くなかったみたいな。
まじか。
上がってるから。
あーそうか、もう全部上がっちゃってるんですね。
いや上がるのよ。
下がるのもありますけどね、がっつり。
え、下がっちゃうんですね。
需要と供給のバランスで基本的にそう決まるんだけども、そこに歪みみたいなのができる時があって、
ここ2、3年前とかのね、すごいイギリスコインのモダンコインってやつが流行った時に、すごい高くなったんだけど、
それがちょっと落ち着いているという状況もあったりする。
長い目で見れば全然いいと思うんだけど。
反動みたいなのが一瞬くるとか、そんな感じなんですかね。
そうそうそう。
あれはもう転売目的で買うっていう人が多かったんで、買った人がすぐ所持せずにすぐに売りに出して、
で市場にコインが溢れてしまって価格が落ちていくっていう現象が起きてしまったんですね。
あーなるほど、そうなんだ。
そういうのも先読みしながら仕入れたりとかもあるんですか?
先読みできないんですよ。何が起こるかわからない。
できないよね。
前で儲かるような仕事があるけど、いやこれはなんか違うかもしれないとか。
いやいやいや。
そこは難しいんですね。
でも実際さ、中にいた僕らみたいな業者も後になって気づくよね。
そうなんです。
ふと我に返って、あれ?みたいになります。
でやっぱり仕入れする時って、明日売れそうだなっていうコインを買わないと仕入れできないんで、
コレクターの強みっていうのはずっと所持できるじゃないですか。
イギリスの事業登録
だからずっと所持して値段が上がっていくのを眺めていくだけでいいんで。
僕らは売らなきゃいけないんで。
なので先を読んでこれが上がりそうだなってことはもう考えてる暇がないっていうか。
明日売れるものか。
明日売れるものじゃないと買う意味がない。商売にならない。
そうですね。在庫になっちゃうし、高価なものですもんね。
買った後、金取らなきゃっていうことになりますもんね。
もちろんです。
ちなみに会社ってイギリスの会社なんですか?日本の会社なんですか?
イギリスです。
でもただの個人事業主として登録してないので。
なるほど。じゃあ別にイギリスで株式会社やってるとかそういう感じではなく。
そういう感じじゃないですね。個人経営のフィッシュ&チップス屋と一緒ですね。
たとえがイギリスやな。日本で言うとたこ焼き屋みたいな。
確かに。
でもそんな簡単に事業を始められるものなんですか?イギリスって。
すごい簡単ですよ。
パッパパって登録すれば誰でも何でも始められます。
それ国籍関係ない?
関係ないです。もちろん就労できるビザっていうのはいりますけど。
就労ビザ最低に入れば。
そうですね。
会場届けみたいなもんかな。日本語で言うと。
そうですね。すぐできますよ。
本当にこんな簡単なのっていうぐらい。
それで税理士さんに話してOKっていう感じですね。
税金高そう。
税金高いですね。
そうなんだ。
でも日本と同じくらいですかね。
その高くなるキャップっていうのがあるじゃないですか。
法人税の利益の800万以上がいくらあるんですかね。
ありますよね。
それも同じくらいですかね。
そこ超えると半分ぐらい持っていかれるみたいな。
社会保険料は?
社会保険料高い。めちゃくちゃ高いです。
日本とイギリスの医療システムの比較
でも医療費はやっぱりタダなんで。
タダ?
タダです。
3割とかじゃない?
いや、負担ないんですよ。
なので僕も去年12月手術したんですけど。
タダ?
タダです。
タダなんだ。
でもタダな分3割ぐらい持っていかれるみたいな。
でもタダな分サービスはめちゃくちゃ悪いですよ。
遅かったり予約取れないですし。
そうなんだ。
日本ってやっぱりお医者さん商売じゃないですか。
開業してたりとか。
だからお客さん来ないとっていうことで
やっぱりよくしてくれるじゃないですか。
すぐ見てくれたりとか。
で、イギリスの場合逆に来てほしくないんですよね。
負担になるから国の方が。
やってもやらなくても変わらないのか。
変わらないです。
だからびっくりしましたね。
初め行った時インフルエンザかなと思って39度ぐらいに熱出て
病院に電話したら
タダの風邪やインフルエンザぐらいだったら
家にいてくれって言うんですよ。
ひざつ。
日本だったら絶対すぐ来てくださいって言うんですよね。
どうぞどうぞみたいな感じですね。
そうなんですよ。
お金持ってる人はなんかあれですよね。
お金払っていい医療を受けに行くみたいな感じ。
そうですね。
プライベートの私立病院みたいなのでやりますね。
僕はがっつり効率でタダで。
そうなんですか。
さすがにもうめっちゃ死ぬほど腹痛いって言われたらすぐやってくれるんだ。
そうです。それもやっぱり致命的なやつはすぐに対応してくれますね。
プライベートしてもらわないと困りますよね。
なので膝が痛いとかそういうのは本当に後回し後回しです。
じゃあイギリスで暮らしててとか商売しててとか
日本人だからこそなんかちょっと不便だなとかそんなにないんですかね。
特にないですね。僕は感じることはほとんどないですね。
そうなんだ。
結構逆に有利な気がします。
なんか日本人ってなぜか信頼されてるんですよ。
ステレオタイプというか。
なんでだろうね。
日本人は信用できる。
政治通販。金払いもいい。
嘘つかない。
だから結構ステレオタイプのおかげでやりやすいです。
イギリスの文化とコインビジネスについて
話が進みやすいですね。いろいろと。
多分さ国民性に似てない?なんとなく。
似てるかもしれないですね。
例えば今回イギリスのディーラーさん来てくれて
うちとかはさどうもとか言ってさお菓子あげるのよ。
お土産みたいなちょっと日本っぽいお菓子。
向こうの持ってきてくれるのはイギリス人のディーラーだけそういうの持ってきてくれて
配ってくれるの。毎年配ってくれるの。
でもそういうお土産文化というか
そういうのがあるのかなとか
イギリス人の人とはやりとりし
僕もなんかやっててあんま言葉以外で外国を感じることはないかもしれない。
確かに。イギリスと日本似てると言えば似てますね。
なんかアメリカ人みたいに距離感はそんな近くないんですよイギリス人って。
結構日本人と同じ感じのその人との人の距離感保ってるかなっていう感じはしますね。
知らない人に話しかけないとか。
確かに島国だからかしら。
確かに大陸があって島国ねみたいな。
そうですね。
かもしれない。
イギリスならではの商売していてイギリスならではのエピソードとかありますか?
イギリスでびっくりというのは
一回売ってくれない事件がありましたね。
渡辺さんに売ったコインだと思うんですけど
このコインいくらで売ってあげるって言われて
で渡辺さんに言って買いますって言ってくれたんですけど
それ買いますって持ち主に戻って行ったら
今旅行中だから帰ってきてから対応するって言われたんですよ。
で別荘にいるみたいでずっと帰ってこないんですよ。
で帰ってきたら市場の価格が変わったから
もう売るのやめるとか言い出して
覚えてます?
何かあったかも。それで俺結局買えなかった。
それで渡辺さんに売ることができなくて
最初から売れなかったんですか?それとも気が変わっちゃったんですか?
気が変わったんだと思います。
それがコレクターさんなんでディーラーじゃなくて
ディーラーだったらプロフェッショナルに販売すると思うんですけど
コレクターは気が変わって売らないって言ったら別にそこまでなんで
確かに。
そういうことはありましたね。
コインビジネスにおける必殺技
商売における必殺技みたいなのありますか?
僕はやっぱりネットワークを広げることですかね。
特にやっぱり強みっていうのがその仕入れのネットワークですとか
人が届かない市場に手を伸ばすことができるということなんで
そこをやっぱり伸ばしていくことですかね。
それが必殺技だと思ってます。
ちなみにそういうコイン業界、ネットワークってどうやって広げるんですか?
基本的にはコインのそういう大きいショーとかがあるんで
そういうとこに行ってテーブルで展示してる人とかと喋ったりとか
そういう感じですね。
それしかないっすよね。
それしかないかな。
ネットはあるけどやっぱりこういうショーは国からいろんな人が集まってるから
今日もまさに午前中やってきたんだけど
久しぶりみたいなので
商売に必要な人間関係の構築と活用
これを何年もやってると友達っぽくなってくるじゃん。
そうですね。
じゃあ結構とりあえずその場にいる人たち全員じゃないですけど
全員じゃないけどやっぱり一回話したことあるやつ
あいつここおるから挨拶しに行こうっつって
お菓子持ってってとか
おとといぐらいはドイツから来たオークションハウスの人とちょっとご飯食べ行ってとか
そういうわりとでも普通に人間関係作りに行く感じですよね。
そうなんだ。
そうですね。
それがどっかで役に立つんですよね。
それがないとむしろ商売できないぐらいの感じですね。
こっちにもあっちにもメリットがあるようにって感じで
考えてたらやっぱそうなるよね。
めっちゃ人差しじゃないとできないじゃないですかこの商売。
だから今回も海外のディーラーが別に自分のブースは持ってないんだけど来てるみたいな。
いましたね。
そうね。いっぱいいるよね。
そういう人たちがいて
どうもっつって今回はブース出してないんだけどとか言って
そうなんだねみたいなまた連絡するよみたいなそこで名刺交換してっていう感じがね。
そうですね。それもネットでね。
わざわざ来るんですよヨーロッパとかから。
すごい。
ロシアから来てる人もいたよ。
ロシアから来れるんだ今って思って。
えー今大丈夫なんだって思っちゃった。
よくわかんないけどいるから来れるんだって思って。
そうなんだねー。
まあまあでも本当そういうアナログな世界ですよね。
多分トップに行けば行くほどアナログだったりとか。
そうですね。間違いなく。
ネットで買えるコインとかも多いし
ネットでリーチできる業者っていうのはもちろんそれはそれでいるんだけれども
まあまあ普通に人間関係と同じですよね。
ちゃんと仲良しになるかどうかっていうので
全然入ってくる情報とか変わってくる。
確かに。
なんかコインってそのネットで売ってたとしても
全部出さなそうですもんねなんていうか。
そういうのもある。
そういうのもあるし。
例えばうちにコインが入ってきましたってなった時に
じゃあこのコインちょっと高いからどうしようかって
そういうのもあるし。
そういうのもあるし。
じゃあこのコインちょっと高いからどうしようかってなった時に
じゃあこのコインちょっと高いからどうしようかってなった時に
まず買えそうな人に電話してみようみたいな。
やっぱりなるじゃん。
そこに入れるかどうかで
やっぱり良いコインが回ってくる回ってこないというのがあるから。
ほー。
これはまあ割とシビアに
レアなものをゲットするには
その業者と仲良くなるには
お得意様エリアに入んなきゃいけないから
そうだね。
だから金を使わなきゃいけない。
僕らもそうなんですよ。
なのでその仕入れが
その情報が入ってくるっていうのは
やっぱり
買う可能性が高い人と思われてるから
そうか。
それを他の人に案内されないように
頑張って仲良くして
ガッと頑張って販売して
買っていってっていうのを
やっていかなきゃいけないんですね。
なるほど。
贈り物や手土産によるお客様への感謝の気持ち表現
エルメス行ってもバーキン買えないじゃん。
お得意様ですか。
それと一緒だよね。ロレックスも一緒だよ。
買える人は買えるけど買えない人は買えない。
つき合いの長さと
いくら金使ってきたか。
逆に造兵局から
直接買う時もそうですよ。
お客様によって
使った金額とかで
カテゴリーに分けられていて
優先的に案内される人は
この人とかっていう風に
されてます。
ひたすら買い続けなきゃですね。
ぴえん。
ぴえんですよ。
ぴえんですよね。
ちなみに商品を買う以外
送り物とかも
手土産はさっきありましたけど
そういうこともしたりするんですか。
なんか
すごい大きい商談を成立させた時とかに
なんかもらったりとか
あると思うんですけど。
なるほどね。
そこまでなんか
袖の下っぽくはないですね。
そうですね。それでっていうのはないですね。
一回送ったことありますね。
そのスリーグレーセスっていう
すごいコインが
昔のコインなんですけど
それをまた現代版として再発行した時に
すごい人気が出たんですよ。
それを売った時に
買ったお客さんに
そのスリーグレーセスっていう
同じ名前のスパークリングワインを
買って送ったりとかしました。
それは嬉しいですね。
商売に必要な感性の磨き方と主観性の推奨
面白い。
なんかほんと人間関係で
成り立つ商売なんだなっていうのは
なんかちょっと面白かったです。
そうね。だからなんか
一人で動かせるものの
お菓子の方がでかいんで
そういうことが発生するのかもしれない。
そうですね。
すっごい世界で生きてるなお二人。
慣れますよね。
金額に関しては慣れる。
金塊。
慣れるよ。慣れる。
でもコインを見る目とかも
ものすごいもの持ってんだっていう
感覚がなくなるじゃないですか。
もうなんかすごい
高単価アンティークコインビジネス・日英のリアル
何千万円の金貨とかを
見せてもらった時とかも
別になんかふーんって
冷静な目で見ないです。
見ます見ます。
普通にこの傷があるから
この鑑定なのかなとか
あーこれ惜しいなみたいな
3000万だすごいみたいな感覚はないね。
ないですね。
もう現実的なものばっか見ちゃう。
傷とか。
夢売って?
ごめんなさい。
それは夢を崩してしまいました。
でもお客さんもね
そういう目で見てるんですかね。
結構案外。
いらっしゃいますっていう方とか
いらっしゃいますよ。
ロマンティック。
コレクターと投資家と
業者はやっぱりちょっと違う。
全然違いますね。
楽しみ方が。
じゃあそうそうお時間ということで
初回はですねえむらさん
サセクスソブリンが一体何やってるのか
っていう話を伺ってきました。
ありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。
イギリスでコイン屋やってる話
次回はですね何がどうなって
イギリスでコイン屋やってるのっていうですね
話をさせていただきますので
よろしくお願いします。
番組を聞きの皆様
ぜひフォローお願いします。
Twitter、YouTubeでも発信しておりますので
各媒体チェックいただけたらなと思います。
Twitterではですね
ハッシュタグぼくスモで
感想質問もお待ちしております。
そしてあのポッドキャストのですね
レビューもいただけると
すごい嬉しいです。
今後のですねぼくスモの発展に役立つように
させていただきます。
というわけで
ありがとうございました。