1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. #139「家紋」過去から受け継い..
2023-11-28 40:51

#139「家紋」過去から受け継いだ想い

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その数はすべてを把握できていないが、約2万以上は存在すると言われている。

そんな世界で唯一の習慣である日本の家紋についてオトラーの家紋も紹介しつつ話しています。 --------------------------------- ★お便りはこちら☞ https://bit.ly/2YkUaRB ★Instagram☞ https://www.instagram.com/otonanok/ ★Twitter☞ https://twitter.com/@otonanok ★YouTube☞ https://www.youtube.com/channel/UCEbdwlrCAusVxhUv09CUO3g ★大人の近代史公式グッズ☞ https://suzuri.jp/otonanokindaishi <関連エピソード> #133「氏名の歴史」なぜ名前は変えられない?~近代国家の思惑~

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サマリー

植物学者の牧野富太郎は、「世の中に雑草という草はありません」と述べています。また、最初は夫人の神廊さんの留め袖が何なのかわからなかったそうです。帰って調べたら、それはタカノハだったようです。その留め袖には、おそらく2枚のタカノハが並んでいました。家紋は日本の文化において重要な存在であり、武家の紋章である藤紋や庶民の家紋である片ばみ門などがあります。結婚後の紋は一般的に男性の紋が引き継がれることが多いですが、女性にだけ引き継がれる女紋も存在します。最近では家紋の意識が変化しており、着物のレンタルなどで自分の家紋を知らない人も増えているようです。このポッドキャストでは、家紋についてのエピソードが語られており、家紋の意味や象徴的なイメージについて話されています。

家紋の始まり
スピーカー 1
植物学者牧野富太郎は言った。 世の中に雑草という草はない。
スピーカー 2
始まりました。大人の近代史、よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
雑草という草はないって、あれだよね、あの、その昭和天皇のさ、お母さん代わりの人、なんだっけ名前忘れちゃった、が言ったんだよね。
スピーカー 1
あ、そうなの? そうそうそう、その、そのセリフで有名なんだよ。 あ、そうなんだ。
スピーカー 2
そうそう、なんか、この草は雑草だみたいなことを、なんか昭和天皇が言って、で、その、ね、ほら、鈴木勘太郎の奥さんだよ。
スピーカー 1
が、なんか、陛下、雑草という草はないんですよ、みたいなことを、なんか言うんだよ。 えー、そうなんだ。
そうそう、そういうエピソードがあって、結構有名な話なんだけど、今それを思い出したね。 あ、そうなんだ。なんか、どっちが先かわかんないけど、調べたらこれが出てきた。
いや、たぶんそれは後の方だと思う。あ、その、牧野さんの方が早いと思う。 そうだね、この人ね、結構昔の人だからね。
うん。 いやー、なんか今日はちょっとそんな関係したテーマだったんで、選びました。
え、関係するの?植物? ちょっとかぶってる。
スピーカー 2
どんだけだよ、ちょっとっていうのは。ちょっとなんか、どんだけがちょっとなのかわからない。草関係なのか、
スピーカー 1
もういつもの小片郎の、「え、全然関係ないじゃん!」の方なのか。 いやいや、今日のテーマは家紋です。
あー、でもなんかちょっとかぶるっちゃかぶるのか、なんかわかったわ。 そうそうそうそう、これね、俺、家紋ってさ、やるつもりはそんなになかったんだけど、
なんかあの、「氏名の歴史」時にさ、長者がちょっと家紋のこと、 皆さんどうですかねって聞いた時に結構反応があったからさ。
まあね、あれやっぱりさ、ほら、小片郎の回だと結構こういうさ、反応ってもらえるじゃん。 なんだよそれ。
いや、事実事実。やっぱりね、あれなんだ、「氏名の歴史」さ、なんかタイトル的にはどうかなみたいなところあったけど、すっげー大反響じゃん。
いやいや、そんな大反響ではないよ。でもさ、やっぱりみんなに関わることだったんだろうね、「氏名」ってね。
まあ、「氏名」はそうだね、短っていうかさ、少なくとも名前ってみんなあるからね。 でもその、なんか氏名に対してのコメントじゃなくて、家紋に対してのコメントの方が多かったのよ。
まあそれは事実だわな。 そうそう、だから今回ちょっと、いやこれみんな興味あるんじゃないかなと思って、あえてちょっと今日は家紋にしました。
なるほどですね。小方老家のじゃあ家紋はちょっと改めて。 そうですね、改めて一応紹介します。
はい。 この家紋っていうのはさ、その家を表す印、紋章みたいなもんなんだよね。
うん。 で、家紋の数は全て把握、これできてないらしいんだけど、約ね2万とか3万とかそれくらいあるんじゃないかって言われてんの。
まあ単純にみよじの数だけなんかありそうだもんね。 あ、みよじはね、もっとある。これよりも。同じ家紋をさ、同じ一族とかが系列で使ってたりするから。
で、以前さ、おときのスポッティファイ帳なんだけど、アンケートを取って、自分の家の家紋知ってますかって質問したんだよね。
で、これね、オトラのね83名の方が答えてくれて、 61%が知っている。で、39%が知らないっていう結果だったんでね。
なんか知ってる人多いんだね、やっぱり。 そうそうそう、まあ上の世代の方が多いからね。
まあ逆に言うと答えてくれる人はみんな知ってる人の方が多かったのかなっていうのもあるかもしれないけど。
スピーカー 2
一応これはね、世界最大の家紋の調査事例なんでね。 なるほど、小片郎調査ね。
スピーカー 1
怒られるわ、こんなん。 いやほんとね、他の人もね、どうだかちょっと知りたいっすね。
まあそうだね、まあちょっと今回のコメントでもいいんで、家紋についてちょっとコメントください。 はい。
で、これちょっとね、場合によってはここの今言ってる部分カットするかもしれないんだけど、
あの、今回さ、声だけだとわかりにくいから、もしかしたら後でYouTubeで画像付きで配信するかもしれません。
お、さすが。 はい。で、このコメントが削除されてたらやらないってことです。
それ俺しかわかんねえじゃん。削除されちゃうんだから。 そうですね、はい。
で、現在だとさ、冠婚葬祭の模服とか留め袖、門突き袴なんかで家紋を入れたりするんだよね。
うん。 で、他にもさ、お墓に家紋が入ってたり、瓦に古い家とかだと入ってる家もあるんだよね。
うん。 そうそう。で、家紋をモチーフにしたさ、デザインもいろいろなところで見る機会があって、
スピーカー 2
例えばあの、ジャルのロゴなんかも鶴丸門をモデルにしてるんだよね。 ああ、なんか鳥みたいなやつね。
スピーカー 1
鳥みたいってか鳥か。 うんうん。羽広げて丸い形になってる。 うん。 あとキッコーマンのロゴとかもそうなんだよね。
あーキッコーマン、キッコーマン、あーあー鶏みたいなやつ? あ、真ん中はあれ違うかもしれない。六角形のさ、あの周りの六角形のキッコーマンから撮ってるんだよね。
あーそうなんだ。 そうそう。ちょっと四角でくくられてんじゃん。 うん。
そう、あとね、ルイビトのトレードマークのモノグラムも日本の家紋に影響を受けてるんじゃないかって言われてるんだけど、
ちょっとね、これは確証は取れてないんだけど、一応そういうふうにも言われてる。 うん。
で、あと家紋のデザイン性はさ、こうやってまあ評価が高くて海外にも多くのファンがいたりするんだよね。
うーん。
じゃあまずは家紋の歴史からさかのぼってみたいんだけども、
家紋の歴史
スピーカー 1
時代をね平安時代にまず行きましょう。
お、だいぶ昔だね そう。
もーーーーーーーー
遠くから牛車がやってきました。
スピーカー 2
俺、突っ込まなくていいよね。
やめろよ。すげえ悲しいじゃん。 今、もうって言った後の空白どうすんの。
いいじゃん。はい、牛舎来ました。
スピーカー 1
平安時代の貴族たちは、宮廷の儀式や祝い事などに 牛舎に乗って集まってたりしたんだよね。
そうすると、同じような牛舎がいくつもあって、 自分のがどれなのかが分かりにくくなってしまうってことがあった。
そこで藤原の三年末っていう人が、一目で分かるように 自分の牛舎に印をつけたっていう記録が残ってるんだよね。
これが家紋の始まりっていう風にされてるんだよね。
最初の印はトモエ型って言って、 マガタマみたいな独特の流線形の形。
これは当時の人の魂は呪力を持つとされていて、 その形をトモエ型で表したとか、
水の渦を表現しているとか、 これ結構ちょっといろいろ言われたりするんだけど、
トモエ型だったんだよね。
この三年末の子孫がサイヨンジ家で、 だからサイヨンジ家の家紋は左三戸モエ紋なんだよね。
こうして牛舎の印はクゲの間で広まっていって、 その頃の時代はまだ装飾としての意味合いが強かったんだよね。
その後貴族らはこの印を子孫に受け継いでいって、
そうすることで、それがその家を表す印イコール家紋っていう風になっていったんだよね。
鎌倉時代以降とか武士が大統してくるんだけど、 武士も家紋を使っていくことになるんだよね。
ただ貴族たちの家紋と違う目的で使われていくんだよね。
武士は昔、原平合戦に見られるように、 赤い旗とか白い旗で分かれて戦いが行われてたんだよね。
それから時代が経つごとに、戦の形も複雑化していって、
常に2つの勢力だけが戦うっていうわけでもなくなったんだよね。
ちょっとさっきだと、母親戦争見てもわかるけど、各大名の様々な勢力がいて、
昨日までは幕府側についてたものとか、 翌日には倒幕派側につくってこともあったりしたんだよね。
また戦いの後の功績のあった家などに褒美を与える論考交渉を受けることがあるんだけど、
そのためその家の戦功をアピールするためにも、 家独自の目印が必要だったんだよね。
そこで赤白とか2パターンだけじゃなくて、 それぞれ家ごとに印を旗に掲げて戦うようになっていった。
だから武家から発生した家紋は、もともとは戦場における目印だから、
スピーカー 2
遠目でもわかるようなシンプルで目立つものが多いんだよね。
スピーカー 1
そして力強いものが多いのが特徴。
これを武家家紋っていうような言い方もするんだよね。
それに比べて貴族から発生した家紋は、 自分と他の勇者を見分ける装飾的な用途から発生してるから、
スピーカー 2
優雅なデザインが比較的多いんだよね。
スピーカー 1
家紋は貴族や武士など、支配層の中で発達していって広まっていったんだよね。
家紋の広まり
スピーカー 1
その広めていったものに、一つに神社信仰っていうのがある。
各地の神社でも鎌倉時代以降、神紋って言われる文様を用いるようになって、
その結果その文様が庶民にも馴染み深いものとなっていったんだよね。
この神紋を家紋として取り入れるっていう家も出てきた。
また寺でも地紋って言われる独自の文様が使われるようになって、
これ万字とか鍵十字の、これも地紋の一種なんだけど、
今地図とかで寺院の記号にも用いられてるけど、そういうのもあったりするんだよね。
さらに江戸時代になっていくと、戦国時代の大きな争いがなくなって、
そこで家紋っていうのはさらに広がりを見せていったんだよね。
歌舞伎役者とか力士、落語家なんか、自分の紋を名刺代わりに配ったりとか、
庶民の間にも広まって、おしゃれ感覚として家紋っていうのは結構流行していったんだよね。
江戸時代には専門に文様をデザインする上石っていう人もいたりとか、
江戸時代中期からはひよくもんって言われる文様が庶民の間で流行したんだよね。
これは恋人同士とか思い寄せる同士が互いの家紋を組み合わせて作られたもんなんだよね。
いくつか事例見てみたんだけど、家紋を半分お互いの重ねるようにして作るんだよね。
長村もどう?
スピーカー 2
どういうこと?
ひよくもん。
もんはね、俺自分のもんがわかんないからさ、ないのかもしれないけど。
スピーカー 1
そうか、まずは探さなきゃだね。
スピーカー 2
探すっていうか、別にいらないけどね。
あ、そう?
スピーカー 1
家紋の種類の紹介をしたいんだけど、結構いろいろな分類のされ方をしてるんで、
今回はこんな風に紹介するけど、本によってはいろいろな分け方があるっていうのを前提に言うんだけど、
植物をモチーフにした植物紋っていうのがある。
あとトモエ紋やキッコウ紋などに見られる気化学模様をモチーフにした文様紋。
武具とか神具、楽器などのものをモチーフにした機材紋。
月とか太陽、稲妻などをモチーフにしてる自然紋。
動物をモチーフにしてる動物紋っていうのがあって、他にもいっぱいあるんだけど、
今回いくつかピックアップするんだけど、せっかくだったらちょっと大人の方からコメントをいただいたものとかを、
ちょっと全部は取り扱えないんだけれども、できるだけそれをピックアップして今回紹介していきたいなと思います。
スピーカー 2
いいですね。
スピーカー 1
まずは動物紋の一つで、ノンホイイチゴ園豊橋さんからいただいたんですけど、
うちは丸に違いタカノハです。
これね、タガイタカノハとかちょっと読み方もしかしたら違う場合あるんだけど、
ちょっと今回違いタカノハで統一しています。
タカノハが2枚クロスしてるこれはカモンで、
タカノハの文様は人気のあるカモンでいろいろなパターンがあるんだけど、
このクロスしている違いタカノハがね、一番タカノハの中では多く使われているんだよね。
元はね、阿蘇神社の神門で九州地方を中心に広がっていったんだよね。
タカってさ、勇猛果敢にさ獲物を飼ったり、知性が高い動物として知られていて、
だから武士に特に好まれたんだよね。
戦国時代には各武将などが好んで使用したりとか、
江戸時代には120家ほどの大名・旗本がこれを採用してたんだよね。
最近、結婚式久しぶりに参加したんだけどさ、
スピーカー 2
俺もう何かカモンが気になっちゃって。
その家の?
家紋の謎
スピーカー 1
神廊のお母さんの留め袖がね、何だこれってわかんなかったんだよ最初。
で、帰って調べたら並びタカノハだったんだよね、おそらく。
タカノハが2枚並んでた。
でもね、クロスしてなかったから自分の想定と違くて、
本当はさ、知ってたらお母さん素敵な並びタカノハですねって言いたかったんだけど、
スピーカー 2
いや言わないでしょ。
スピーカー 1
いやなんかさ、それがちょっと心残りだった俺。
スピーカー 2
いやいやいや。
多分ね、知らないで来てると思うよ俺はそもそもだけど。
スピーカー 1
あ、そう。あ、でもね、並びタカノハってあんまり使わないからこれレンタル品じゃないんだよ。
後で聞いたらやっぱそうだって。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
代々受け継いでんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
どうなんだろ、知らないんかな?
スピーカー 2
知らないんじゃない?知らないっていうか、好きならもちろん知ってるだろうけど、
なんか家にあるから着てるレベルだったら多分知らないんじゃない?もしかしたら。
スピーカー 1
並びタカノハですねって声かけたら怖いわ。
スピーカー 2
え?って感じでたぶん。
スピーカー 1
で、あとね、タカノハで言うとタコス家さんからもいただいて、
タコス家家の家紋は源氏車に違いやですっていただいたの。
勇ましすぎて引きますって書いてあるんだけど、
これね、クロスしてあるタカノハの周りにさらに貴族が乗る牛車の車輪をモチーフにしてこう周りがちょっと車輪みたいになってんの。
うん。
っていう家紋で佐藤さんの苗字の人に多いらしいっていうのも書いてあったんだよね。
スピーカー 2
でも佐藤さんなんて日本一番多い苗字なわけでしょ?
スピーカー 1
そうそう、一番多い苗字に使われてるケースが多いらしい。
スピーカー 2
まあでもなんか、わかんねえな、俺家紋見てもやっぱりピンとこないからな。見たことあるようなないようなになっちゃうな。
スピーカー 1
あ、そうだね。家紋ね、YouTubeで出し。
スピーカー 2
これもカットかよ。
スピーカー 1
で、次がね、蝶紋の一種なんだけど、これはにじさんからいただきました。
うちは美善蝶、アゲハ蝶がモデルですっていただいたんだけども、
これね、アゲハ蝶の羽を左右対称に広げて丸円になってるデザインなんだよね。
そうそう、オシャレでね、結構可愛らしい。でもなんか強さもそこにあるようなイメージのある紋様。
スピーカー 2
これあれだよね、ツイッターにあげてくれてたから俺見たけどさ。
うんうん、あ、見た?
なんだろうね、すごい美術って感じがした。
スピーカー 1
結構凝ってるよね。
そうそう、これだからさっき言った貴族とかから好まれて発生してるから結構優雅なデザインなんだよね。
スピーカー 2
あ、そうそうそうそう。なんかそのさ、高野派が別に優雅じゃないとは言わないけど、なんかそういうのとはまたちょっと違う感じの印象を受けた。
なんだろうね、まあ優雅だよね、とりあえず。
スピーカー 1
そうそう、この蝶の優雅さとか。ただね、これそれだけじゃなくてさ、蝶って幼虫からさなぎになって蝶になっていくっていう過程もね、好まれた要因なんだよね。
さまざまな家紋の種類と使用例
スピーカー 1
脱皮をしてさ、美しい姿で空に羽ばたいていくってことが、まあ縁起がいいっていう風にされたんだよね。
平安時代とかは、美しいものを好むクゲたちに好まれたりとか、平野清盛で有名な平氏の一族もよく用いたものとしても知られてるんだよね。
そうそう、でもさらにさ、江戸時代とかでも300余りの武家もね、この蝶紋を使ったりとか、姫路城の河原部分にも蝶紋が使われてたりするんだよね。
あと、岡山城の藩主の池田家の家紋が蝶紋で、だからね、岡山の人は蝶紋が多いって聞くけど、実際どうなんだろう。ちょっとこればっかりは全国調査しないと。
スピーカー 2
岡山の蝶紋を使ってる人いたら、ちょっとコメントお願いします。
スピーカー 1
そうだね、虹井さんが岡山ですって言ったら、これもうぴったしだって思ったんだけど。
スピーカー 2
そんなドンピシャ?
スピーカー 1
次は津波予算からいただいたんですが、私の家は丸に九葉ですが、この丸のあるなしは何があるのだろうと気になっておりました。っていただきました。
スピーカー 2
丸に何?
スピーカー 1
丸に九葉って言った。
スピーカー 2
九葉?九葉って?
スピーカー 1
九葉って漢字の九に曜日の曜。
スピーカー 2
九曜ってこと?
スピーカー 1
そうそう、九曜。
これ津波予算って何?世な世な蝶紋一覧をネットで調べたり、蝶紋辞典を図書館で眺めるほど蝶紋が好きって書いてあって、多分ね、自分よりはるかに詳しいと思うんだけど。
スピーカー 2
嘘?蝶紋博士の小ヶ太郎よりも詳しいの?
スピーカー 1
いやいや、図書館で眺めるって、今回も結構な辞典揃えてみたけど、普段からやってないから俺は。
スピーカー 2
え、でもほら小ヶ太郎はね、蝶紋と言ったら小ヶ太郎っていう、もうちょっと売り出しに行こうっていう感じにしてるわけじゃん今。
スピーカー 1
してないわ。
スピーカー 2
あ、してないの?
スピーカー 1
で、この丸に九曜門なんだけど、中心に大きな黒丸が一つあって、その周りに8つの黒丸が円状に配置されてるんだよね。
その外枠にまた丸が書かれているのが丸に九曜門なんだよね。
そう、この丸はね、星ってされてんの。
スピーカー 2
ん?あ、全部?
スピーカー 1
ごめん、この丸っていうのは、あの、9つの黒い丸ね。
スピーカー 2
あー、9つのこの丸ってことね。わかった。
スピーカー 1
そうそうそうそう。ややこしいな、丸に九曜門だと。
そう、で、あの、これね、古代インドで占いに用いられた星で、日月火水木金土の七曜星に、さらにね、ラゴ、ケイトっていう2つの星を加えた、まあ9つの星なんだよね。
うんうん。
で、平安時代はさ、既に貴族がさ、牛舎に使用してる歴史のある模様で、
あの、それ以降もね、熊本藩の細川氏とか、仙台藩の伊達氏なんか、複数のね、大名家でも使われているんだよね。
うんうん。
そう、で、あの、質問にあったさ、この九曜門、この丸のあるなしは何があるのだろうっていうのがあったんだけど、
うん。
さまざまなデザインがあるんだけど、1つだけお約束というか特徴があるんだよね。
うん。
それはね、あの、原型が何であるかっていうのが一目で分かるようにしてるんだよね。
スピーカー 2
うん?どゆこと?
スピーカー 1
例えば、この九曜門だったら、あの、丸がないパターンもあるんだよ。
スピーカー 2
え、丸がない?
スピーカー 1
あ、大きなさ。
スピーカー 2
え?
スピーカー 1
9つの黒い丸はあるとして、外枠の丸はない。
スピーカー 2
あー、そういうことね。一番外枠にこう、その9つの丸を囲んでる丸があるけど、それがなかったりするってことね。
スピーカー 1
そう、あとは、あの、この黒い丸が黒い丸じゃなかったりね。
スピーカー 2
真っ白だったりとかってこと?
スピーカー 1
ちょっと柄を変えてるっていうのがある。
うん。
そう、鷹の刃っていうとクロスしてたりとか、並んでたりとか、まあ、配置を変えたりとか。
うん。
っていうのもあるし、まあ、なんとなくでも鷹の刃使ってるよねっていうのは分かるんだよね。
スピーカー 2
あー、なるほどね。
スピーカー 1
そうそう。まあ、ちょっといろんなパターンあるんで一概には言えないんだけど、で、これさ、なぜそんなことをするかっていうと、
例えば、本家で供養紋を使ってるとして、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それをさ、分家する際に同じ一族として、供養紋を引き継ごうとするんだけど、
うん。
ただ、本家と分家には自然と身分差が生じるんだよね。
うん。
でもさ、全く一緒っていうのを恐れ多いとして、外枠だけ変えるとか、少し形を変化させるっていうことがあるんだよね。
うんうん。
そう、これ例外もあるんだけど、多くのケースでこれが見られるんだよね。
うん。
そう、だからこの外枠の丸は御存相を指してるとか、そういう意味があるわけじゃなくて、本家と分家の関係がそうさせてるっていうことなんです。
スピーカー 2
御存相でよかったじゃん。
スピーカー 1
御存相でもいいけどね、その当時御存相知らないっしょ。
スピーカー 2
まあ、そうだな。
スピーカー 1
そうそうそう。
で、続きましてね、これ一番カモの中で多い分類、植物門ですね。
スピーカー 2
オガタロウ家これだよね、確か。
スピーカー 1
そうそうそう。オガタロウ家もちょっと一応言うんだけど、
うん。
オトラのこのメッセージの中にも多くて、チドン0081さんは梅鉢門なんだよね。
梅鉢。
梅鉢。
梅鉢、まあ梅なんだよね。梅を想像してもらえばいいんだけど、小っちゃな丸が1個あって、で、大きな丸が5個あるね。
で、なんか中心の丸になんかチョンチョンチョンって5つぐらいね。
なんだろうこれね、ちょっと尖ってるのが。
スピーカー 2
でもなんか梅の花を多分こう、想起させるような家紋だよね、要は。
スピーカー 1
そうそうそう。で、この梅なんだけど、武士が大統領する以前、貴族の間で花見といえば桜じゃなくて梅だったんだよね。
そう、だからね、万葉集にも梅を読んだ歌が桜より多くて、118集って結構多くあるんだよね。
そう、で梅はね、遣唐使によって中国から日本に持ち込まれたとされて、貴族階級の間で好まれたんだよね。
で、また梅の花っていうのは学問の神様って言われる全国の天満宮の神文でもあるんだよね。
これは平安時代に活躍した政治家でもあり、学者の菅原道真が自分の家に植えた梅を好んで大切にしてたんだよね。
ただ藤原時平と政権の争いに巻き込まれて殺戦されちゃうんだよね。
その後さ、藤原は政権を掌握するんだけど、若くして突然亡くなるんだよね。
で、この早すぎる死は菅原道真のたたりじゃないかと恐れられて、全国に天満宮を祀ったっていう記録があって、
そこにさ、菅原道真の好きだった梅の文を使ってるんだよね。
大名家でもこの梅の文を使ってるとこは多いし、蚊が百万石と言われる前田家もこの梅鉢もんなんだよね。
続きましてはね、時梅さんからいただいたんだけど、
うちの実家は違い高の葉で、今蚊は五七の霧でした。
女は家紋の入った留め袖を仕立てて子供の結婚式などに着るようですっていただいたんですけども、
違い高の葉はさっきちょっと触れたんで、
とつぎ先の五七の霧ということでちょっと説明したいんだけど、
霧の葉っぱとさ、これ花をモチーフにしたものなんでね。
花の数がね、5つ、7つ、5つの順に並んでるんで、
ちょっとねこれ多分もしかしたら声だけだとイメージ難しいかもしれないけど、
まあ五七の霧って言うんでね。
今日ね、俺厚田神宮行ってきたから、ちょうどね厚田神宮の神門ってこの五七の霧なんだよね。
へー。
そうそうそう。それとね花の数が異なる五三の霧なんかもあるんだよね。
これはねレンタルの留め袖に一番多い家紋って言われてる。
へーそうなんだ。
そうそう。ちなみにさ、霧ってさ、実際見たことある?
いやーこれは霧ですって言われても多分わかんないね。
スピーカー 2
いやーわかんないよね。そんなに何かそこら中にあるやつじゃないからね。
スピーカー 1
うん。
これさあの高さ10メートルくらいになる落葉鉱木で、5月頃に紫色の花が咲くんだよね。
うん。
そう。霧っていうのはさ、中国から日本に伝わったとされていて、
中国のね神話に出てくる鳳凰って霊長なんだけど、が霧の木にだけ止まるってされてるんだよね。
うん。
そう。でさらに日本ではさ、高貴な色とされる紫色の花を咲かせることからも平安時代から神聖なものとされてきたんだよね。
うん。
で、そんな霧紋はもともとね菊紋と並んで天皇家の家紋だったんだよね。
うん。
で、後醍醐天皇が足利尊氏に菊紋と霧紋を授けて、それからね武家の間では最高に権威がある家紋とされてたんだよね。
うん。
で、足利家はさ、織田信長に菊紋を与えて、その後信長が豊臣秀吉に与えて、さらにその家臣たちに菊紋を与えていって、武家の間でこの菊紋っていうのは広まっていったんだよね。
うん。
藤紋から片ばみ門へ
スピーカー 1
で、明治になってさ、皇室の正式な紋章として菊紋が採用されて、霧紋はさ、あんまりその皇室では見るってことはなくなったんだけど、現在ではさ、日本政府やさまざまな場面で五七の霧を使ってたり、まあ500円高価にも刻まれてるんだよね。
うんうん。
そう、格式の高い神聖なものとして、まあ今でも霧紋はいろんな場面で使われてるんだよね。
うん。
次はね、袴田さんから頂いたもので、
はい。
うちは相模藤だった気がします。で、同じくね、toma.to、それかトマトさんかな、1614さんから頂きました。
はい。
私は実家の家紋が相模藤を留め袖に染めてお嫁に来ました。藤の花も好きなので嬉しかったです。この藤の花が綺麗なデザインなんですよね。
うんうん。
そうそう。で、このね、ちょっと藤紋について最初に言っとくんだけど、
うん。
これね、一度振られたけど諦めきれずに彼女のマンションの前で誕生日おめでとうと書いた横断幕を掲げた、でおなじみの芸人の藤紋ではないんだよね。
スピーカー 2
あのー、今そのくだり最後まで聞いてやっとあーねーになったぐらいの人が多いと思うよ。
スピーカー 1
あ、そう。それならよかった。なんかまたさ、ほら、アンジャッシュみたいな感じになっちゃったらさ、申し訳ないなと思って。
スピーカー 2
誰とアンジャッシュするんだよ。
スピーカー 1
いや、あのヒゲの生えたおじさんをずっとイメージしてさ、これ聞いてたらさ、ちょっとあれかなと思って。
スピーカー 2
なるほど。まあ、いないわ。
スピーカー 1
まあ、ということで、あの、この藤紋なんだけど、
うん。
藤紋?あ、いいか。ごめん、大丈夫か。
で、さがり藤は、藤の花をさ、丸い円状にしてる文様なんだよね。
うん。
で、あの、藤はさ、豆花の植物で、あの、紫やさ、白い花を下にこう垂らすように鮮やかに咲くんだよね。
うん。
そう、で、この見るからに華やかな藤は、古来から貴族なんかにも好まれて、まあ、それが派生して花紋になってるんだよね。
うん。
で、またね、藤はね、寿命が長くて、繁殖力が強い植物っていうのも好まれた要因なんだよね。
うん。
そう、で、藤原のね、鎌足りをはじめとする藤原一族の代表紋としても知られてるし、
うん。
あの、またさ、架空の高い茎として知られる五石家の、小野和、高塚、九条、二条、一条のうち、九条、二条、一条の三家は藤紋を使用してるんだよね。
うん。
で、これね、現在のおそらく日本で最も多く使われている花紋がこの藤紋って言われてるの。
スピーカー 2
へー、そうなんだ。
スピーカー 1
そうそうそう。コメントいただいたのは下り藤だったけど、
うん。
下り藤が最初にできて、後に上り藤ができたっていう風にされてるんでね。
うん。
下り藤って、あの、藤が下にこう花を垂らすじゃん。
うん。
そう、下にこう垂らしてるのに対して、こう上に、逆バージョンだね。
まあ、ちょっと見てもらった方が早いかもしれない。上がってる感じを文様として出してるのが上がり藤。
うん。
で、これはさっき言ったように、本家と文家の関係で多く使われていて、本家が下がり藤の場合、文家は上がり藤にするっていうような場合がある。
うーん。
そうそう。だから、上がり藤なのか下がり藤なのか自体の意味はそれほどなくて、風呂上がりの湯加減も変わらない、変わらないってことです。
スピーカー 2
そこ噛んじゃダメでしょ。
スピーカー 1
そうなんだよ。ちょっと、どうしよっか。
スピーカー 2
カットだな。
スピーカー 1
ちょっと、あの、横断幕の下りからやっていい?もう一回。
スピーカー 2
いえ、そこからかよ。
藤門から行くの?
藤門か、藤門。
スピーカー 1
もうちょっとで、分かんなくなってきちゃったね。
スピーカー 2
藤門でしょ?文様は藤門。
スピーカー 1
そうだね。藤門って、そうなんだよね。ちょっと。
スピーカー 2
ユッキーナは藤門でしょ?
スピーカー 1
そうだよ。でも、そこはもう幕を閉じたからダメなんだよ。
スピーカー 2
あ、幕は閉じたの?
スピーカー 1
話はもうちょっと違う、次の片ばみ門に行こうと思います。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これはあの、小片朗家の家紋の、まるに片ばみ門なんだけど。
スピーカー 2
あー、なんか王家の紋章みたいなやつ?
スピーカー 1
いえいえ、全然だよ。
これはね、多年層の片ばみっていう葉をモチーフにした家紋なの。
あの3つのね、ハート型の葉っぱが園状に並んでて。
うん。
このね、葉っぱってよく三葉のクローバー、白爪草と間違われやすいんだけど。
うん。
クローバーはさ、ハート型してないからね。
スピーカー 2
あ、まあそうだな、確かに。
スピーカー 1
そうそう。結構ごっちゃになっちゃうとこが多いらしいんだけど。
うん。
片ばみは草丈が10センチにも満たない小さな雑草って言われるんだけど、すごく繁殖力が強いんだよね。
うん。
そう、なんかね、今回オトラーから来たコメントだとさ、みんな結構立派なモチーフばっかりで、なんか俺だけ雑草なんだよね。
スピーカー 2
いやいやいや、だから雑草は素晴らしいんだよ。
スピーカー 1
でも安心してください。履いてますから。
スピーカー 2
いやいやいや、履いてなかったら困るわ。
スピーカー 1
そうだね。でも冒頭でも言ったようにさ、この雑草っていう草はないし、捉え方の問題っていうことなんだよね。
うん。
確かにさ、鮮やかな草じゃないかもしれないし、抜いても抜いてもこれしぶとく種を残して広がっていって、駆除することが難しく厄介な雑草なんだよね。
うん。
ただ、その片ばみの強さに物資たちは子孫繁栄の願いを込めて家紋としたんだよね。
うん。
それでまたさ、古くから片ばみを財布に入れるとお金が増えて減らないっていう風にも言われてたりするの。
スピーカー 2
なるほどね。え、じゃあ小片郎家は武家の紋章なわけ?
スピーカー 1
これ?
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
武家が多いね、これはね。雑草はほぼほぼ武家が中心に広まってるね。
スピーカー 2
なるほど。じゃあ時代が違えば俺は小片郎の過信というか、頭が上がらない状態だったわけか。
スピーカー 1
いや、これはね、ちょっとね、わかんない。あの、だってもともと一般の庶民の人がこれを採用した可能性もあるし。
うん。
あ、ちなみにね、剣に片ばみ紋っていうのもあるの。
これはあの片ばみ紋にあの、矛先みたいな剣の剣の先っぽが入ってるんだよ。
うん。
なんかこれがね、入ってる場合は結構な確率で、もともと祖先が武士の人が使ってたんじゃないかっていうのも書いてあった。
スピーカー 2
へー。小片郎家はそうではないんか。
スピーカー 1
そうではない。だから多分なんでもないと思うんだよね。
スピーカー 2
なんでだよ。だって少なくとも土地持ちらしさ、豪能じゃないの?
スピーカー 1
違う、それもあれだよ。本家の人からちょっと譲ってもらった、片身の狭い文家なんで、うちは。
スピーカー 2
あの広大な土地を持っていながら?
スピーカー 1
広大じゃないわ。よく本家の人、うち来てたもん、なんか。
あ、そうなの?
そうそう、そんな繋がりまだあったもん。うちのおばあちゃんだときは。
スピーカー 2
まあ、うちのおばあちゃんもそういう本家文家とかあったけどね。
スピーカー 1
ねえ、今もううちの世代になってないよね。
スピーカー 2
ないよ。だってもう本家も文家もないでしょ。だってそもそも、もはや。
スピーカー 1
そうだね、時代がほんと変わってきちゃってるね。
ね。
家紋の継承と変化
スピーカー 1
そう、でね、何の話だっけ。
スピーカー 2
え、小方老家は栄えてますっていう話で。
スピーカー 1
栄えてないんだよ。
でもこれ、俺だけじゃなくて片場みもんもかなり日本で今使われてる家紋としては多い家紋だからね。
あ、そうなんだ。
そうそう、珍しくはないんだよ。
へえ。
こういったさ、普段は厄介物として扱われる雑草を家紋として多く日本は採用してたりするんだけど、
徳川家のさ、御門の三葉葵とか、謎名とか、蔦とか、まあいろいろあるんだよね。
うん。
そう、ちょっと今回は説明しないんだけど、こんなふうにさ、日本では他にもたくさんの家紋があって、
うん。
これはさ、あの氏名の歴史の回でも触れたんだけど、明治8年の1875年に明治必勝義務令によって国民すべてがさ、明治を名乗ることが義務化されたんだよね。
うん。
その義務化されたことで、誰もが苗字を名乗るようになると、その頃境に家紋の数も一気に増えたって言われてるんだよね。
うん。
そう、で、江戸時代の武士は家紋の入ったあの紋服を着たりとか、またさ旗とか、蝶鎮、家具にしてもいろいろなところに家紋をこう用いてたりしたんだよね。
うん。
それがさ、明治時代以降になると、家紋は特別の行事の時だけに用いるものっていう考え方が次第に広まっていったんだよね。
うん。
で、現在、冒頭でも言ったんだけど、観光存在の時だけとか、あの木服とか留め袖、紋月羽織袴なんかで家紋が使われてるっていうのが実態なんだよね。
うん。
そう、で、これもね、ちょっと大人の方からいただいたんだけど、マヨミンさんからで、
私の年代、60代では、嫁入り道具の一つに木服を作って持たせるのが一般的だったと思います。
木服をはじめ格の高い着物には家紋を入れるのですが、結婚前に作った着物には実家の紋を、結婚後に作った着物には戸継先の紋を入れるのだと母から教わりました。
そこで、義母に、「〇〇家の家紋は何ですか?」と聞いたところ、「そんなの何でもいいのよ。私は可愛いアゲハチョウにしてるの。」と言われました。
なので、私の年代でも既に家紋にこだわる人は少なくなっていたのかもしれません。っていただいたんですけど、
これさ、なんか今のちょっと反映してるというか、興味深いなと思って、家紋に対しての意識の変化が書かれていて、
それとさ、結婚した後は戸継先の紋を入れるってところがあって、
これさ、基本的には家紋ってさ、苗字に対して一つの家が多いんだよね。
で、現在の日本でさ、結婚するとさ、女性はさ、男性の苗字になることが多いじゃん。
スピーカー 2
まあ、そうだね。一般的には。
スピーカー 1
一般的には。で、そうすると家紋は男性の家紋が引き継がれていくってことになるんだよね。
でもね、女紋っていうのも存在していて、これをね、母から娘っていう場合に女性にだけ引き継がれる家紋なんだよね。
公式には使わないんだけど、非公式の家紋として引き継がれてる場合があるの。
これね、西日本にその習慣があったりするんだって。
へえ。
そうそうそう。だから、2つ存在してるっていうような公式と非公式が。
スピーカー 2
なんか複雑だね。
スピーカー 1
そうそうそう。まあ、女性の家紋も絶やさないようにっていうことなんだろうね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、それとさ、今、着物もさ、レンタル衣装で済ませる人が多くなってるから、そうするとさ、自分の家紋を目にする機会もどんどん少なくなって。
うん。
自分の家の家紋を知らないって人も多くなってるんでね。
うん。
で、たださ、最後に付け加えるとさ、文様の家の印とするこの習慣は、世界でもね、日本しかないって言われてるの。
うん。
日本の文化における家紋
スピーカー 1
それでさまざまなさ、この文様が使われてる中で、特にさ、最後に言った植物をモチーフにしたものが多いのが特徴なんだよね。
うん。
ヨーロッパはさ、昔から園芸は貴族の趣味だったんだけど、
うん。
日本はさ、庶民に至るまで、あの、わずかなさ、スペースを活用して植物を育てたり、園芸を好んできたんだよね。
うん。
ヨーロッパのさ、あの、文章を見ると、和紙とかさ、ドラゴン、ライオンペガサスとかさ、
あの、アメリカ合衆国なんかも国章が白党和紙だし、
うん。
一回にもさ、強そうな生き物がモチーフになってるんだよね。
うん。
だけどさ、日本はあえて普通なら見過ごしそうな小さな植物にも注目をして、
ま、そこに願いを込めて家のシンボルってしてるんだよね。
うん。
家紋についての考察
スピーカー 1
本当に、あの、自分は日本人のこう素敵な感性を感じるなって思って。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そうそう。ま、そんな昔の人が大切に伝えてきた家紋を、ちょっとね、ま、これからも大事にしていきたいなって思いました。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
いかがでしたでしょうか。
スピーカー 2
そうだね。ま、俺家紋知らないからさ、
スピーカー 1
そうなんだよね。
スピーカー 2
そこにつきちゃうんだけどね。
ま、あれだね。なんか雑草のさ、家紋であってもさ、ま、少なくともさ、その、悪い意味で家紋って多分つけないわけじゃん。
スピーカー 1
あ、そうだね。
スピーカー 2
うん。だから必ず何かいいものをさ、探す。だから、なんだろうな、ま、雑草っていうとなんかすごいマイナスなイメージ強いけどさ、
やっぱりその中でもさ、その、いい面を探して、それを紋用にまでしちゃうっていうところは、なんか日本人独特というかさ、そんな気はするよね。
スピーカー 1
すごいよね、その感性がさ。だって、当時なんて手作業で畑とかにこの雑草がさ、すごい生えてきてたはずなんだよ。
スピーカー 2
ね、だからもう鬱陶しい以外のなんでもなかったと思うんだけどね、そう考えると。
スピーカー 1
ね、それを家紋にしちゃうんだもんね。
スピーカー 2
うん。いや、この生命力はとか言ってね、繁殖力がすごいっつって、家紋にできるその、なんだろうね、ゆとりがあったわけじゃないんだろうけど、心にゆとりはあったんだろうね。
スピーカー 1
あー、確かにね。うん。
おときんの家紋
スピーカー 1
いやいや、なんか是非ね、おときんの家紋も誰か作ってくれないかな。
スピーカー 2
おときんの家紋って何なんだろうね。
スピーカー 1
何なんだろうね。なんかね、かっこいいのができたらいいけどね。
スピーカー 2
ちょっとそしたらね、なんかサムネとかに常にこうポンって押すような感じにしたいもんね。
スピーカー 1
そうそうそう。ということで今回は家紋についてでした。
はい。
前回の回もね、あの皆さんからのお便りがあってできたので、いつもさ、こうやって協力してくれたりとか、寄付によって番組を支援してくださってる皆さんにね、改めてちょっと感謝をしたいなと思ってありがとうございます。
スピーカー 2
ありがとうございます。
スピーカー 1
ほんの些細なお礼ではございますが、長丸からこうしのモノマネです。
スピーカー 2
えっ、何のモノマネ?
スピーカー 1
こうし。
スピーカー 2
こうし?こうしってもうの方じゃなくて?
スピーカー 1
もうの方だよ。
スピーカー 2
もおおおおおおおおおおお。
スピーカー 1
ありがとうございました。
スピーカー 2
いいんかよこれで。
スピーカー 1
いいでしょ。
40:51

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