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  2. #189『北の国から』倉本聰
2023-06-21 04:52

#189『北の国から』倉本聰

#189『北の国から』倉本聰

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いや、それはもう北の国からですよね。
あれで、ちょうど私たち移住しようと思ってたんですよ、国外に行こうと。
でも結局湾岸戦争でそれが計画できなくて、どうしようかなと思ってたときに、
ちょうど北海道行こうか、神さんには言ってて、
北海道行ったら、たまたまフランに行って、北の国からのそういう名所あるじゃないですか、
あそこ行って、なんだこれ、とか言って、
神さんが過労死でね、北の国から知ってたから、こんなのあるんだよ、と。
そっからね、徐々に惹かれてって、
そしてそうのこうの言ってたら、阪神淡路大震災があって、
そして私その頃、北の国からファンクラブっていうか、
ファンクラブっていうか、そのときはね、メール、え、メールなんだったっけ、
そういうクラブあったんですよ。
みんな会員になって、ひと方がメールをすれば、みんなその会員はそのメールを見ることができるっていう、
メイリングリスト?
メイリングリストだ、思い出した。
そうそうそうそう、走りみたいになってるね。
メイリングリストに入ってましてね、
そしたら北海道の方が、北海道来ないかい?
え、行けるんですかい?ってね。
これで、その会社、転勤規模を北海道に変えて、
九州に移り住んで、そっからは会社がおかしくなったって、
もうやめようかって言って、もう脱走するぞって言って、
北海道で仕事をやったら楽能やろうっていうことでね、
それで楽能の世界に入ってたりね。
それからの世界?
世界です。
だからそのあたりから、倉本壮さんの作品とかね、ちょっと読んだり、
舞台までは見てないんですけどね、一回舞台見たかったなと思ってね、
ああ、やっぱりあの子供がまだ食ってるし、しょうがないっていう、
あらしいね、ラーメンの、
そうそうそうそう、まだシリーズの時かな、
まだ毎週やってた頃のね、そのあたりのね、その後の話もね、
時代やら何やらいろいろ続けますけど、好きですよね。
何回もビデオテープに撮って、見返しましたよ。
やっぱり最後、あれ、じゅんくんが東京に行く時に、
ホタルちゃんと別れを告げる時、あのシーンね、
電車の、あ、電車やったかな、車、
あ、それと一万円札、泥のついた一万円札も良かったね。
そうそうそうそう、
そうだ、息子とかとね、ダブっちゃうんだよね。
そう。
途中でじゅんくんに恋愛の回答が。
大きくなっちゃったよね。
恋愛。
恋愛したり、できちゃったりね、いろんなこと、いろんな悪さもしたり、
いろいろしてましたよね。
北海道に住んだ人に、北海道ってこんな感じで、
自然はこんなんだよ、北海道って。
ここでは想像できない世界でしょうね。
確かに、自分が想像してるのとちょっと違うっていうのは、
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やっぱり日常が北海道なんですよね。
あそこで、子供たちも北海道に連れて行って、
アウトドアに育てようと思ったんだけれども、
外が、なんせ恐ろしくて、ヒグマがウロウロしてるんですよね。
どんな身近ですか?
牧場の中っていうのは、町から離れて山に登って、
こんなところですよね。
こんなところに牧場の従業員しか住んでない集落があって、
そこで住んでたもんでね。
だからクマも出るんですよ。
もうひっきり出しに。
それで子供たちも外に出れないじゃないですか。
アウトドアで育てようと思って、思いっきりインドアになってね、
家に帰ってゲームばっかりしてて、
それに合わせてお父ちゃんもゲームばっかりしててね。
仕事はアウトドアなんだけれども。
ただ、ロケーションはすごいですね。
ロケーションは素晴らしい。
でも生活は大変だ。
行きは上から振るもんじゃなくて、横から振るもんだっていうね。
北狐もいるし、エゾシカもいるし、
エゾシカもオスになるとめちゃくちゃ背が高いし、
この軒先ぐらいみたいな感じのね。
聞いたらビビりますよ。
車で逃げようと思ったら、アクセルクラッチの車だったけど、
一気に空回りしてなかなか進まない。
忘れちゃって、うーやべーとかいう感じで。
私は一人満喫してたんだけど、
神さんと子供には恨みつらみしか残ってないです。
なんであんな不便なところで生活させたんやと。
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