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#053 オールドメディアは本当にオワコンなのか?~映画『東京上空300メートル』から考える~
2026-10-24 40:45

#053 オールドメディアは本当にオワコンなのか?~映画『東京上空300メートル』から考える~

ふだん広報・PRの仕事に取り組むやじまとほそやまが、日常のあれこれをPR視点も織り交ぜつつ雑談する番組です。

今回は、やじまが先日観てきたドキュメンタリー映画『東京上空300メートル』の話から。

毎日新聞の調査報道シリーズ「特権を問う」をもとに制作された本作。米軍ヘリの低空飛行を半年にわたって撮影するなど、地道な取材によって、日米地位協定をめぐる問題に光を当てています。

「マスゴミ」「オールドメディア」と揶揄され、新聞や雑誌の発行部数も減少するなか、改めて考えさせられたのがマスメディアの役割と価値。

AIで二次情報・三次情報が簡単に手に入る時代だからこそ、時間とコストをかけて一次情報を掘り起こし、社会に問題提起するジャーナリズムの価値は、むしろ高まっているのではないか?

『週刊東洋経済』のオールドメディア特集や、ダイヤモンド社が始めた映像ドキュメンタリーの新たな試みにも触れながら、メディアのこれからについてあれこれ話しました。

参考:

映画『東京上空300メートル』

https://mainichi.jp/sp/tj300m/

雑誌『週刊東洋経済』オールドメディア特集

https://str.toyokeizai.net/magazine/toyo/20261005/

ダイヤモンド社 映像ドキュメンタリー番組『DIAMOND Documentary』

https://diamond.jp/articles/-/400579

書籍『2011年新聞・テレビ消滅』(佐々木俊尚著)

https://amzn.asia/d/0b4cc0CX

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サマリー

やじまが観たドキュメンタリー映画『東京上空300メートル』をきっかけに、日米地位協定と在日米軍機の低空飛行、横田空域の問題を語る。毎日新聞の調査報道「特権を問う」では、米軍ヘリを半年間、2カ所から定点撮影し、300メートル未満の飛行実態を記録した。二次情報がAIで簡単に得られる時代だからこそ、現地取材で一次情報を掘り起こし、社会に問題提起するマスメディアの役割は重要だと話す。『週刊東洋経済』のオールドメディア特集を踏まえ、発行部数やPVの減少と、社会的影響力・価値は別だと指摘する。メディアは無料大量配信から会員課金や読者 engagement を重視する方向へ転換し、経営体力を保ちながら質の高い報道を続ける必要がある。佐々木俊尚の『2011年新聞・テレビ消滅』にある「コンテンツ・コンテナ・コンベア」の整理から、記事の価値を保ちつつ、紙・ウェブ・動画・ポッドキャストなど届け方を変える必要性を確認する。ダイヤモンド社の「DIAMOND Documentary」では、ラピダスを題材に、結果だけでなくプロセスや人間ドラマを映像で伝える試みが紹介される。最後に、新聞の取材力や編集力を若い世代にも届けるため、映画や配信など新しい形式に挑戦し、形を変えてメディアが続いてほしいと締めくくる。

映画『東京上空300メートル』と日米地位協定
どうもこんにちは、やじまです。
こんにちは、ほそやまです。
さあ、本日も始まりました、やじま・ほそやまの桶屋ラジオ。
こちらの番組は、普段広報PRの仕事に従事する、やじまとほそやまが、
身の回りの日常のあれやこれやについて、広報PR視点も少し織り交ぜながら、
脱線もしつつ、雑談する番組です。
はい、よろしくお願いいたします。
お願いします。
今回、僕が最近見た映画をきっかけにして、
ちょっとその、マスメディアというかオールドメディアについて、
少しお話をしたいなと思っているんですが、ちょっと広派なテーマですが。
オールドメディア。いいですね。
まず僕が見た映画が、東京上空300mっていうドキュメンタリー映画なんですが、知ってます?
えぇ、初めて聞きました。
あ、本当ですか。
東京上空300mですね。
あの、東京だと東中野のポレポレ東中野っていう、
あの、結構すごいちっちゃい映画館と、あと木のシネマっていう立川にある映画館でしかやってないんで、
まあ本当知る人と知るっていう感じではあるんですけど、
あの、僕がすごい尊敬しているノンフィクションのジャーナリストの方が、
フェイスブックでお勧めされていて、
で、これはちょっと興味あるなと思って、行ってきたんですけど。
へぇ、どんなお話なんですか?
ちなみに、そのタイトルの上空300mって何のことかわかりますか?
あの、調べないでくださいね。
あ、わかりました。上空300mですよね。
東京上空300mっていう映画のタイトルなんですけど。
東京上空300m。
えっと、300mの位置にある場所で、
わからない、何が、かが起きる。
300mって言うと、東京スカイツリーが600m以上ですよね。
あの、634かな、武蔵団で。
630、あ、武蔵団。
で、東京タワーはもうちょい低くて、
333mですね、東京タワーは。
あ、違う、東京タワーですか?
違いますね。
違う。でもタワーは合ってますか?ビルというかは合ってる?
合ってないですね。
全然違う。教えてください。
あの、実はその日本の航空法では、
人工密集地の上空を飛ぶ場合に、
原則として周囲の最も高い建物などから300m以上の高度を
確保しなきゃいけないというルールがあるんですよね。
え、そうなんですか?
そうなんです。
なんですけど、在日米軍の航空機には、この規定が適用されないんです。
在日米軍には。
日本の航空法ではダメなんで、普通に日本の飛行機とかヘリコプターは、
300m以上の上空を飛ばさなきゃいけないんですけど、
在日米軍の航空機とかヘリコプターは、OKなんですよ。
そうなんですね。
分かりました。そういうことですね。
よく逆三角形の赤いマークが窓についてたりとかして、
飛行機が近づかないようにみたいな防波線というか、あるじゃないですか。
あれが関係しているかはちょっと分からないですけど、
300m以上っていう高度を確保しなきゃいけないというルールがあるんですね。
そうなんです。だから、米軍機には適用されないという。
そうなんですね。
それ危なくないですか?
迫ってきても何も言えないということですね。
そうなんですよ。おかしくないですか?っていう。
おかしい。
これは日米地域協定という、日本とアメリカの取り決めに関連する航空法の特例があって、
米軍機には日本の航空法の最低安全高度の規定が適用されないっていう。
一応かっこがけというか、日本の法律を尊重しなさいっていうのはあるんですけど、
尊重であって別に遵守しなきゃいけないというわけじゃないんですよね。
そうなんですね。それ戦後で日本が負けたからそうなってるんですか?
素晴らしい。そうですね。
そもそもどういう経緯で生まれたかっていう話もしたいんですけど、
いろんな経緯があって、尊重してくださいってなってるけど、
別に守らなきゃいけないことでもないし、日本の法律では直接取り締まるのが難しいというので、
そういう日本の法律が適用されないっておかしくないですか?みたいな。
米軍ヘルコプターが300m以下を普通に飛んでますよ。
っていうのを丹念に調査報道して、それをスクープで毎日新聞が出したんですけど、
その報道を元にしたドキュメンタリーで、
飛行機とかヘルコプターの問題に限らず、米兵の性暴力の問題とか基地問題とか、
日米地位協定という取り決めが結局根幹の問題なんですよね。
日米地位協定。
それが戦後の、さっき細山さんがおっしゃってた、いろいろあったんですかっていう話なんですけど、
日米地位協定って何かっていう話なんですけど、
日本に駐留するアメリカ軍の法的な地位と立場とか、基地の使用条件とかを定めた日米間の取り決めです。
要は1952年からサンフランシスコ講和条約っていうのがあって、
一旦平和状態になって、
日米安保条約っていうのが締結されて、
米兵が、アメリカ軍が日本に安全保障のために駐留しますよっていう取り決めができたと。
その取り決めに基づいて、
米兵、米軍、米兵、アメリカ軍がどういうルールに基づいて日本に駐留するかとか、
あるいは日本で米兵が事件を起こした時に、どっちの国がサイバー権を持つとか、
米軍基地の管理権限どうするかみたいな、
そういう米軍が日本に駐留するにあたっての運用ルールみたいなのを決めたのが日米地位協定ですと。
さっきの高度300メートルっていうのは、
この日米地位協定に関連する特例法で、
本来だったら日本の方向法を遵守しなきゃいけないんだけど、それが適用されてないっていうのが、
問題ですよねっていう話で。
そうなんですね。
そういう法律があったのを恥ずかしながら読んじゃいけなかったのと。
そっか、しかも遵守しなきゃいけないんじゃないんですね。
そうなんですよ。
1952年にサンフランシスコ河上河って日米安保が決まって、
その時に日米行政協定みたいな名前だったのが、
1960年にその改定された時に日米地位協定って名前になって、
そっから一度も改定されてないんですよ。
そうなんですか。
その時決めたルールっていうのがもうずっと長らく維持されていて、
そのさっきのヘリコプターの問題みたいなのもそうだし、
あと横田空域って聞いたことありますか?
はい、聞いたことあります。
横田基地のことを多分おっしゃってると思うんですけど。
間違えました。横田空域。
空域ですね、空の域って書く横田空域っていうのがありまして。
失礼しました。
要は東京の西側から関東高新地方にかけて、
米軍の横田基地が航空艦船を担当してるんですね。
米軍がその航空艦船ってコントロールしてるんですよ。
へー、そうなんですか、日本の空を。
空、おかしくないですかって。
えー、おかしい。
なんだけど、戦後は日本側で航空艦船を十分にできる能力とか経験がなかったんで、
一時的に米軍に、特にこの東京とか関東のエリアって密集してるんで、そこをちょっとサポートしてくれっていう、
一時的な措置で米軍の横田基地が見ますよって話だったのが、結局それが今も変わらずに残っていて、
それが故に、例えば羽田から飛行機出るときに、このエリアを迂回したりとかしなきゃいけなかったりとか。
あー、そこ通っちゃいけないんですね。
厳密には通れるんですけど、ちょっとめんどくさいっていうのがあって、
だから飛行時間とか燃料もロスするわけじゃないですか。
なんかよくわからない仕組みが60年ずっと続いてますっていう。
なんですか、60年も?
すごい不便ですね。
細かい話しだすとちょっと長くなっちゃうんで、一旦その日米地域協定の話とかっていうのはこのくらいにしておくんですけど、
毎日新聞の調査報道と一次情報
今日話したかったのは、どっちかっていうと、それを報道したマスメディアの力ってすごいなっていうふうに思ったというか。
これどうやって取材をされていらっしゃったんですか?
これもともと毎日新聞が2020年の2月に始めた、特権を問うっていう調査報道のシリーズで、
2020年ってちょうど日米安保からちょうど60年っていう。
60年前に決めた取り決めがいまだに不平等な取り決めじゃないですか。
日本の法律は日本人は守らなきゃいけないから、米軍は守らなくていいみたいな。
それの、まさに特権ですよね、アメリカ軍の。
特権を問うっていう報道シリーズの一つで、空域問題、空域300mっていう問題を取り上げたんですけど、
どうやってそれをスクープしたかっていうと、半年間にわたって米軍ヘリの飛行を地道に撮影し続けて、
そうなんですか?
1点の場所からだけ撮ってると、高さとかが推定できないので、2カ所から定点でカメラで映像を撮り続けて、
いついつこういう300m以下を空飛んでたみたいな、記録を全部撮って、
その証拠をもとに、明らかにこれおかしいですよねっていう報道とか、
米軍ヘリが、本来日本のヘリコプターだったら違法になるような低い高度で、
米軍ヘリが繰り返し飛行してるんですっていう実態をスクープしたんですよね。
半年もかけて。
そうなんです。
この問題に限らず、さっきの日米地域予定に関わる沖縄の問題とか、いろんな問題を追っかけて100本以上の記事を出してて、
そんなに記事出てるんですか?
今回の映画化でも、2年間の追加取材とか撮影してて、今回ようやく映画化されたわけですけど、
結局米軍のヘリコプターがどこをどういう高度で飛んでるかっていうのも、事前に別に情報があるわけじゃないんで、
思いついたら、既に撮影場所もあるんだけど、
人手とかでこの辺飛んでるぞって情報を聞きつけたら、そこを撮影に行くとか、
すごい地道な作業のもとに事実を積み上げていくっていう。
そっか、事前にどこを飛ぶかって、そうか、把握はできないわけですよね。
できないです。そのハリコ音録しかないんですよね。
ハリコでおかなきゃ。
あとは、よくあるのは、青山墓地のすぐ近くにあるヘリポートがあるんですけど、米軍が所有してる。
そうなんですね。
そこの場所は一つ出発する、離着する場所とはそうなんだけど、どこ飛ぶかわかんないじゃないですか。
そういうのも含めて、いろいろ担任に調べて、
大抵この時にこういうルート通ってるぞみたいなのを調べて、それをちゃんと絵に抑えて、
報道にしたっていう、コスパとかタイパーで考えたらありえない。
確かに。
報道ですよね。
見ないとどんな絵が出てるか、あれなんですけど、どのくらいの頻度で一体飛んでるんだろうとか、想像つかないんですけど、結構な頻度なんですか?
結構な頻度なんですよ。
しかもそれを映像とかで、毎日新聞の記事でも僕確かにやってるの見てたんですけど、
テキストの記事もあるし、あとそれを映像にした映像報道みたいなのもやってたりとか、
その映像が結構残ってたんで、この映画にも使えたっていうのもあって、
オールドメディアの価値と経営課題
っていうので、最近ってマスゴミとか、それこそオールドメディアとか言われて、
それこそオアコン扱いされてるけど、やっぱり今回の映画と取材姿勢とかを見て、
やっぱりそういう世の中に存在してない情報とか、自分たちの取材で明らかにするっていう価値って、
やっぱりそういう自分たちの足での一時情報を取りに行くみたいなことって、
やっぱりそれってマスメディアがだからこそできる取り組みだよなっていう、
本当。
二次情報、三次情報みたいな、やっぱりそのAIとかで今簡単に取れるけど、
やっぱりそういう取材とか現地に行かなきゃ分からないとか、一時情報当たらないと分からないみたいなことを探り当てて、
かつ、これ問題ですよねっていう風に問題提起して、アジェンダセッティングっていうのをよく専門的に言うんですけど、議題ですよね。
今世の中としてこれ、
関心というか、今見ておくべき問題で注意しなきゃいけない問題ですよねって世の中に対して投げかける。
確かに。
そういうアジェンダセットする役割って、
要はその、僕ら普段生活したら気づかない問題に光を当てて、社会全体に考えませんかっていう、
そういう問いというか投げかけみたいな、
やっぱり僕はマスメディアしかできない、これだけ影響力があって、しかも信頼性もあって、
全国にそういう記者さんが入り、ネットワークがリソースもあって、
だからこそできる役割かなと。
法的なリスクとかね、そういうのもちゃんと。
どこまで取材していいとか、どこまで人権にプライバシーに配慮しなきゃいけないとか、
そういうのもちゃんと配慮しながら、かつそういう大きな問題提起みたいなのができるって、
大きな組織じゃないとできないなと思うんですよね。
そうですね、確かに。
個人でいくらでも撮影してとか、メディア作って発信してっていうことをできるようになったからこそ、
良かった面もあるけど、でも矢島さんおっしゃるように、今のこの今回の上空300mの話って、
じゃあ気づいた人がいたとして、自分が取材できるか、それを発信できるか、
そして多くの人にちゃんと正しく伝えられるかっていうのだと、個人ではもちろんできなくて、
でもそこにオーラーメディアというか、マスコミが報じるからこその説得力とか信頼もあって、
だから人がちょっと問題提起をして、さらに法律も動いていくみたいなね、そういう役割がありますよね。
だからもちろん個人でもできなくはないと思うけど、じゃあそれこそ今フェイクニュースとかね、
もう玉石混合なわけじゃないですか。だからそれをじゃあ見たい他の人たちがじゃあ信じるのかとか、
なんかそれが他の人たちが賛同してくれるかってまた別の問題なので、
やっぱそこはなんかその組織っていうかね、こういう報道機関があることの価値だと思いまして。
本当にそうですね。
で、ちょっとその岸雲というか、
ちょうどその週刊東洋経済の10月10日17日合併号っていう、これ先々週、10月5日とかに発売されたのかな、
にオールドメディア特集っていうのが出てましたね。
まさに変革か衰退かオールドメディアの起路っていう特集タイトルで、
新聞テレビ雑誌ラジオっていったような従来型のメディアが今どういう状況に置かれているのかっていうのを取り上げている特集で、
ご承知の通り新聞とか雑誌の発行部数は減ってるし、広告収入も厳しいし、経営体力落ちてますよねっていうのを事実ベースで、
新聞とか雑誌とか本当にもう10年前と比べると発行部数とか半分近く減っちゃってたりとか、
そういう中で各社が試行錯誤してるっていう特集なんですけど、
でもちょっとそのさっきの東京上空300メートルの話じゃないんですけど、
僕が思ったのは発行部数が減っていることと、メディアとしての影響力とか社会的な価値がなくなることっていうのはイコールじゃないよなっていうのは。
本当そういうとですね、確かにイコールじゃない。
むしろ数減ってるからこそ、そこに取り上げられることの価値っていうのはより高まるだろうし。
確かにそうですね、より厳選されて伝えるべきものを伝えてるみたいな。
なんで?
存在はし続けてほしいから、そのおっしゃってたその広告主義がとかそういうのも、
もちろん分かるし運営母体がっていうのもいろいろあるんでしょうけど、どうしたらいいですかね?
っていう答えがあったんでしょうか?
この特集自体に別にその答えがあるわけではないですけど、
僕は最近そういうマスメディアの今後のあり方みたいな、ちょっと人から話したいとか、
そういう機会が多くて、メディア側もやっぱり、
いかに質の高い報道をしようと思っても、やっぱり経営体力がないと、
取得できないわけじゃないですか。
そうするためにどうしていくかっていうのは、やっぱり各社さん苦労、試行錯誤していて、
PV依存から会員課金・読者価値へ
少なくとも一つの方向性としてあるのは、ゼロクリック問題っていうね、聞いたことありますか?
ゼロクリック問題、もう最近見ましたニュースで。
だからもうAAとかで差別として、検索結果が飛ばないので、
それこそメディアさんとかもやっぱりそれによって流入が激減しちゃうわけですよね。
そうですよね。
だし、あとはそれこそ、
今聞こえてますか?
聞こえてます聞こえてます。はい、すみません。
ポータルサイトとかもやっぱり一時期に比べるとやっぱり影響力下がっている中で、
いわゆるPV市場主義みたいなのの転換、これはもうサステナブルではないっていう。
本当そう、そうですよね。
釣り乱しみたいな、でも結局やっぱりそれって意味がないっていうわけじゃないけど、
結局なんかその読者側の体験としても良くないし、
だし、そもそもそういう釣り乱ししたとて、
ヤフーニュースとかね、もうみんなそんな見なくなってきたりするし、
よりかは数は減るかもしれないけど、本当にその情報を求めている人たちに対して、
ちゃんと有益な情報を提供していくみたいな、ある種原点回転なのかもしれないですけど、
広く浅くバクッと情報を伝えるっていうか、
限られた人に対してちゃんとその人たちが求めている情報を提供していくみたいな、
ペイオールっていう、誰でも無料で見れるっていうモデルからいって、
会員登録とか会員お金サブスクリプションしている人向けに、
より有益な情報を提供していくっていうのはやっぱり、
モデルは転換していかざるを得ないっていう。
その有料化の流れ、私はいいなと思っていますけどね。
おっしゃるように、読みたい人にちゃんと読みたい内容が届くっていうので、
結構やっぱり、この媒体は定期的に読むっていうのはあると思うので、
そこにちゃんと無料の記事だけじゃなくて、ちゃんと課金して読むっていうのって、
あんまり日本の中でそんなに定着してなかった気がするんですけども、
ここ一気に進んだ感じもするので。
メディアさんもやっぱり、単にその記事のPVだけ見るんじゃなくて、
その記事のエンゲージスコアみたいなのをちゃんとトラップして、
ちゃんと独領されたかとか、シェアされたかとか、
そもそも誰が読んでいるのかって、プロフィールを取っているわけじゃないですか。
そういう質の高い読者さんが読んでいるんですよ、みたいな裏付けとしてのちゃんとデータを取っているとか、
自分たちの媒体としての価値を上げようとしている。
ただ、逆に広報の立場からすると、昔みたいに、
朝日新聞とかNHKに取り上げたから、一気にバッて世の中に情報が広まって、
世の中がガラッと大きなムーブメントが広がるみたいなことは、
なくなっていくというか、分断されていくというか。
そうですよね。なくなっていきますよね。
それもしょうがない。そうなんですよ。
ただ、やっぱり冒頭の話に戻りますけど、
でもそもそも、数は減るかもしれないけど、
今、世の中でこれが問題ですよねっていうアジェンダセットする能力っていうのは、
数、その部数とか減るかもしれないけど、そこの影響力は変わらない。
むしろこれから強まっていくと僕は思うので、
表面的なPVとか表面的な高読書数は減るかもしれないけど、
影響力って意味では、むしろ僕はよりAIとかデジタルの時代において、
より大事になっていくのかなと。
あとは、ちゃんとそれを、洋室の報道を続けられるだけの経営体力をね、
ちゃんとこうメディアとして維持できるかっていうことの方が、
より問題だとは思うんですけど。
その経営体力のところで言うと、
これはその、媒体、メディア企業に限らず、非媒体というか、
一般企業がオンドメディアとかを運営していこうっていう時も、
結構近いところは悩みとしてありますよね。
何かしら会社が達成したいミッションがあって、
それに近づくために結構ニッチな情報発信とかをしてたり、
オンドメディア運営してたりする企業って増えてると思うんですけど、
結構止まっちゃいがちというか、
その理由もやっぱり、どう事業にリターンされてるのかとか、
やっぱり記事を書くにもいろんなコストがかかって、
優先値下がっちゃうとか、
だけど、やっぱり私は続けることに意味があるからやめたくないって、
いつも思いながら止まっちゃうことを防げなかったりするのが、
すごいもどかしかったりするんですけど、
メディアさんもいろいろ考えてらっしゃいますね。
でも結局、それこそプレスリリース、
企業のプレスリリースとか、
企業が発表したものを記事にするみたいな、
ストレート報道の価値みたいなのは、
それこそAIに代替されるだろうし、
そこにはリソースをかけるべきではないっていう、
多分企業の温度も同じだと思うんですよね。
確かに。
ある程度AIで記事を書けるんで、
どういう人たちがどういう思いで働いてるかみたいなのを、
発信していくのも大事だけど、
でも、自分たちしか言えない情報とか、
価値みたいなものを一方でやっぱり、
そこはちゃんと時間をかけて発信していかないと、
埋もれちゃうわけじゃないですか。
そうですね。
なんていうのかな。
結構そういう意味で、
ちょっと話がいろいろ飛ぶんですけど、
コンテンツ・コンテナ・コンベア
佐々木俊男さんっていう、
佐々木俊男さん。
社会評論家というか、
方が2011年新聞テレビ消滅っていう本を書いていて、
これ2009年の本なんで、
相当古いんですけど、
新聞とかテレビのコンテンツの価値っていうか、
レイヤーって実は3つあるっていう話をされていて、
コンテンツ、コンテナ、コンベアっていう。
コンテナ、コンベア。
一つ一つの記事とかっていうのはコンテンツ。
コンテナっていうのはそれを入れるパッケージ。
だから新聞だと新聞っていう紙ですよね。
コンベアっていうのが販売店。
それをデリバリーするものっていう。
今何が起こっていることって、
コンテンツ自体の価値は変わらないというかだけど、
入れ物っていうのが新聞っていう紙だけじゃなくて、
ウェブとか動画とかに変わったりとか、
コンベアっていうデリバリーする手段も、
販売店で紙で届けるんじゃなくて、
SNSとか、ポッドキャストとか、
届け方も変わってきているわけですよね。
確かに。
新聞社自体はやっていること自体は、
記事を作って届けるっていうこと自体は変わってないんだけど、
届け方とかパッケージの仕方が変わっているっていうこと?
変わってますね。
今までの紙の新聞で、紙の販売店で、
販売店系で下ろしてっていうモデルは、
もう完全に消滅しているっていうことなんですよね。
だからこそ、今各社さんが動画とかポッドキャストとか、
いろいろ試行錯誤されているわけですけど、
やっぱりいいコンテンツがあったとしても、
届け方とかパッケージの仕方をもっと工夫しないと、
届かないっていうことだと思うんですよね。
確かに、そうですよね。
どんどん動画とか作っている媒体さん多いですもんね。
でも、確かにそのコンテナ、あとコンベアは、
形はもうガラッと変わった気がしますけど、
肝心のそのコンテンツに関しては、
やっぱりそこに記者さんなりライターさんなりが開催して、
一時情報取材に行ってってやる価値が、
今でもやっぱりあるなというか、
そこが大きな違いだよなっていうのを改めて今聞いてて。
そういう意味だと、コンテンツの中でも、
いわゆる発表物って言われるような、
ストレート報道みたいな、
企業とか省庁が出した発表文をそのまま記事にするとか、
そういうものの価値みたいなもしかすると、
ちょっと薄れていくかもしれないけど、
こういうその、
日米地位協定にまつわる問題みたいな、
60年この法律変わってないんですみたいな、
おかしくないですかみたいな、
そういうのを残念に事実を積み重ねて、
問題提起していくみたいな、
企画報道とか調査報道みたいな役割は、
むしろ価値として上がってくる。
ただ、その届け方っていうのも、
やっぱり今、紙の新聞見なくなってきてるし、
今回のみたいに映画っていうフォーマットで、
映像ドキュメンタリーという新しい届け方
届けてるのも一つのやり方だと思うんですね、僕は。
映画ってね、そういう方法あったのかと思いました。
私、あと最近、
ダイヤモンドさんが、
ダイヤモンドドキュメンタリーっていう、
新しい映像ドキュメンタリーの企画をね、
作られて、ラピダスの特集を。
見応えありましたよね。
あれも、地上波でもできないし、
週刊誌のダイヤモンドでもできない。
単に発表された結果を伝えるんじゃなくて、
そこに至るまでのプロセスとか、人間ドラマみたいな、
そういう、現在進行形で伝えていくみたいな、
ちょっと新しいアプローチだし、
個人ではできないというか、報道機関だからこそできる、
面白い取り組みだなと思っていて、
プロセスエコノミーって、
ダイヤモンドドキュメンタリーの紹介文には書いてありましたけど、
現在進行形で、プロセス自体にコンテンツとして提供していくっていう。
確かに、確かに、ドキュメンタリーみたいな。
テレビとかと違って、60分って尺に収めなきゃいけないわけでもないじゃないですか、別に。
そうですね。
だから、ある種別に時間とか、パッケージの制約にとらわれずに、
でも、メディアの報道力っていうのをうまく使って、
こういう面白いドキュメンタリー作れるんですよっていう、
プレゼンテーションというか、
教授をもってやってるんだろうなというふうに僕は思いまして、
実際面白かったし、
次続編見たくなったんで。
一回完結はしたんですか、映画の中で。
映画ごめんなさい、ダイヤモンドの話です。
ダイヤモンドの話ですね、ごめんなさい。
あー、そっかそっか。
そういう意味で、これが実際に、
ビジネス誌の出版社がこれだけ時間とお金かけて、
番組作るのって結構大変なんで、それが持続可能なのかどう収益化するんだとか、
もちろんいろいろ課題はあると思うんですけど、
でもパッケージの仕方とか届け方みたいなところは、
やっぱり工夫しなきゃいけない中で、
このダイヤのドキュメンタリーとか、
さっきの毎日新聞の報道元にした映画とかは、
マスメディアだからこそできる情報の価値だよなって、
改めて思ったというか。
矢島さんのメディアさんへのリスペクトは、
ほんと年々増してる感じがしますね。
リスペクトはしてますよ、めちゃくちゃ。
やっぱりマスメディアの方々とお仕事するのは楽しいですし、
一緒にやっぱり物を作ってる感覚もあるんで。
そうですね、確かに。
やっぱりメディアの人たちがサスネブルじゃないと、
企業広報としてもサスネブルじゃないというか。
おっしゃる通りですね。
報道の意義とメディアのこれから
この映画は、こういう映画あったりですよね。
あんまり配信とかないから見に行かないと、
二度と見れないというか。
でもそんなことないんじゃないですかね。
いずれ配信もされると思いますよ。
あんまり上映感が少ないんで、
配信もしないと収益化できないというか。
コンベアのところだ。
早速使ってる。コンベアのところ。
個人的にはめっちゃそういう、
映画自体は面白かったけど、
メディアの役割とかメディアの価値みたいなのを
考えさせられるいいきっかけだったなと思って。
その後に舞台挨拶みたいなので、
映画見終わった後に調査報道に関わった記者さんからも解説があって、
話聞いたんですけど、それもめっちゃ面白かった。
やっぱり日米地位協定の話とか、
60年たって今さらそれを
蒸し返すのかっていう批判とかもやっぱり、
新聞で報道を出した時もやっぱりあったし、
かつ今って、
日中関係とかが今ちょっと発火している中で、
むしろアメリカの被害に守ってもらわないとより厳しくなっている中で、
こういう日米地位協定の話とかって、
持ち出すのってむしろ良くないんじゃないみたいな。
アメリカの人、機嫌よく悪くするよみたいな。
やっぱりいろんな意見あるんですよね。
ダメなものはダメっていうか、
ちゃんと物を申すことは大事じゃないですかっていう、
アンフェアなことは、
やっぱりちゃんと報道してね、
問題意識をちゃんと持ってもらうとか、
あるいはそこから議論が生まれるようにしていかないと、
これが当たり前だよっていう、
米軍が日本でやりたい放題をやっているみたいな、
それは良くないし、
僕らも普段何気なく生活していると、
そういう問題意識を持たないわけじゃないですか。
そうなんですよね。
そこに光を当てるのはやっぱり、
メディアの役割、価値だと思うし、
これが正しいっていうかは、
それによって議論が生まれたりとか、
動きが広がっていくとか、
変化を起こせるっていうところが、
意義なのかなと思っていて。
そうですね、確かに。
自分じゃ興味持てないとか、
持てないというか気づかない、知らなかった情報とかを、
こうやってね、スポットライトを浴びせてくれると、
いろんな問題提起もなりますしね。
新聞なのに映画ってところがユニークですね。
そうですね、めちゃくちゃ面白くて。
僕、パンフレットも買ったんですけど、
今回、調査報道で映像とか、
結構取りためてたのがあったんで、
その素材をもとにドキュメンタリー作れないかっていうので、
ドキュメンタリーの映画監督に持ちかけて、
今回の映画が実現したらしいんですけど、
そこを主導した記者の方は、
今回の映画で映像でうまく伝えるっていう方法を
学んだので、今度は自分たちで
ドキュメンタリー作ってみようと思いますっていう。
さらにチャレンジを。
めちゃくちゃいいなと思って。
やっぱり、かつじ離れみたいなの言われてる中で、
せっかくいい報道してても、
やっぱり届け方とか、パッケージの仕方で
やっぱり届かない人がいるっていうか、若い人たちとかね。
本来そういう地域予定の話とか、
本来知っててほうがいい話というか。
やっぱりそういう工夫はしないとやっぱり、
なんで新聞読んでくれないんだって文句言っててもしょうがないわけで。
そうですね。確かに形は変わっても。
でもその中身は、ぜひその専門的なね、
技術だったりとか持ってる方に、ぜひ
ご取材をしてもらいたいなっていうのは思います。
そういうね、メディアとか新聞とか出版の方が持ってる取材力とか編集力っていうのは、
やっぱりすごいし、
そういう届ける場所がなくなってしまうのは、
僕は悲しいことなんで。
形は変わるかもしれないけど、
続いてほしいなっていうふうに改めて思ったというか。
いい話。本当。確かに。
やっぱり続いてほしい。
すいません。ちょっと熱く語りすぎてしまいました。
素晴らしい。
これ届けたいですね。私たちはこの声という方法で。
そうですね。確かに。いい締め方ですね。
コンテンツコンベア、
違うコンテナコンベアですね。
覚えましたね。コンテンツコンテナコンベアです。
コンベア、はい。覚えました。
ありがとうございます。
40:45

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