1. OKファームのノーテンキ農業(仮)
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2023-06-01 16:31

#86 気を付けろ!こんな補助金は使っちゃダメ

補助金は麻薬です…取り扱いには気を付けましょう。
音声の中で紹介している、木下斉さんの本はこちらです
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こんにちは、OKファームです。このラジオでは、脱さらして農業歴11年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をしております。
はい、今日はですね、気を付けろ、こんな補助金は使っちゃダメということで、補助金についてね、思うところとか、失敗談とか、今からこういうことをやろうと思ってますよ、っていうお話をしていこうと思います。
今日のポイント1、補助金がなくてもやりたい事業ですが、ポイント2、やたら報告や制約が多い事業は大変、ポイント3、補助金はマジで麻薬です。この3つでお話をしていこうと思います。
まず、ポイントに入る前の前段なんですけども、今久々に補助金を使わせてもらおうかなということで、書類提出を済ませて、今審査待ちという状況です。
補助内容は加工品についてですね、自分はごぼう農家でごぼう使ったお菓子とか色々なものを作っているんですけども、それのちょっと新しいことをやってみようかなということで、アドバイザーみたいな人に相談してたら、もしかしたらこの補助金が使えるかもしれませんよということで、
意味もなく補助金を使うのはあまり僕はやらないようにしてるんですけども、これは自分に合ってるなというか、合ったら助かるなと本当に思う内容だったので、それを使うことにしたんですけども、補助金を今まで新規就農者、今から農業を始める人にはこういう補助金がありますよとかね、機械とかこういうことをやるのに補助が出ますよとか、
あとはそうだな、イノシシ対策の柵を買うのに補助金が出ますよとかね、色々事業を使わせてもらったことがあるんですけども、補助金はやっぱり中にはもう本当に麻薬だっていう感じで、なるべく使わないほうがいい、もう使っちゃダメだっていうスタンスの方も結構いらっしゃるのでね、そういう方の意見も踏まえながら、自分はこういう事業は使わないほうがいいよっていうふうに思うところを紹介していこうと思います。
はい、今日のポイント1、補助金がなくてもやりたい事業ですか?というところです。
何もしてないのに、書類を出しただけなのにお金がバーンともらえるのでテンションが上がります。もちろん大体全額補助っていうのは基本的にはないので、100万円の事業をやったら半額の50万円を返金しますよとか、補助しますよとかね、3分の1の33万円を補助しますよみたいな感じで、全額返ってくるってことはないっていうのも当然というかよくあるパターンですね。
なのでこのお金がバーンとまとまって入るっていうのの快感というかね、なんだこんなことで稼げるの、稼げるじゃないんですけどね、こんなことでお金が入るのかっていうのに慣れてしまうと、自分は大してやりたくないんだけどお金もらえるからやっとくかみたいな感じで、どんどんどんどん自分が使える対象になってると思ったら補助金とりあえず申請して、結局無駄金を使ってその半分をもらうみたいな感じで。
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なんかお金入ったから嬉しいみたいな感じで資金繰りが楽になったみたいな気持ちになったりすることもあるんですけども、結局ね、自分が関係ない事業にまでお金をもらうようにしてたら、変なところで足枷が付いちゃったりとか、結局トータルで見たら損してるよねとか、いらないところに維持費とか人件費かかってるよねみたいなことになっちゃうので、
その補助事業は自分のやりたいことなんですかっていうのは毎回厳しく自分に確認するようにしてほしいと思います。この補助事業が仮になかったとしてもとか、申請しても審査に受からなくて、あなたはお金が出せませんよと言われてたであろう、そういう状況になったとしてもやりたい事業なのかっていうのは確認しておいた方がいいと思います。
ただ今僕が言っているごぼうのお菓子とかごぼうの加工品についてこういうことをやろうと思っているんですよっていう事業は、あったらラッキーだなと思ってたものにたまたま引っかかってたので、申請をすることにしました。
エクセルでこういう売上の予測表みたいなことを立てたりとか、なぜその補助事業を申し込もうと思ったんですかみたいな作文みたいなことをしないといけないです。
余談になるんですけども、最近の話題のチャットGPT、AIツールを使ったらそんなの簡単に出してくれたりするし、そういうのを専門でやってくれるコンサルの方とかプロの方とかいらっしゃるので、
こういう感じの補助事業をやろうと思うんですっていうのを言ったら、何万円か払ったらその人が計画とか概要とか聞いたものをまとめてくれますよっていう事業者さんもいたりするんですけども、そもそも必要ないものに申し込んでも、
どこかで時間的なものか金銭的なものか損をします。絶対これは間違いないです。
なので自分がやりたいと思っている、そこにタイミングよくこの補助事業が使えるよっていうことだったら使うのはアリだと思います。
それでもやっぱりね、後で次のところでお話ししようと思うんですけども、それでも補助金を使うことによるデメリットっていうのは存在します。
なのでまず自分がやりたいことなんだっていうのがね、補助金がなくてもやりたいんだっていう思いがあるかっていうのはチェックした方がいいと思います。
これがポイント1、補助金がなくてもやりたい事業ですか?です。
次のポイントが、やたら報告や制約が多い事業は大変について紹介してみようと思います。
ものによっては補助金の審査がおりました。後で領収書を添付してくださいとか、
完成したものをサンプルとして送ってくださいとか写真を撮ってくださいとかいう簡単なものもあったりするんですけども、
ものによっては補助金を補助事業に取り組む前と取り組んだ後のレポートをきっちり出してください。
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売上がどの程度推移がありましたとか、それに関しての分析を書いてどうだったか反省をしてくださいみたいなものもあったりします。
それが単発で終わるものもあれば、ものによっては3年5年間かけて半年に1回その書類を提出してくださいとか、
1年に1回面談の上このレポートをしてください、プレゼンをしてください、結果報告をしてくださいみたいなこともあったりします。
はっきり言って結構めんどくさいです。負担です。
なので補助金がもしそれだけやったことにより500万なり1000万なりまとまったお金が入って、
それをやるだけの価値があるという補助事業だったら申し込む価値はあると思います。
若手の新規就農者が取り組む場合が、僕のいたときで年間150万円だったかな、半年に75万円ずつ振り込まれるというものがあったんですけども、
それもやっぱり補助金を5年間いただけるというものだったんですけども、
補助金を受け取らなくなっても5年間はレポートを提出みたいなのとか面談みたいなのがあったりしたので、
めんどくさいっちゃめんどくさかったです。
去年1年間の売上のレポートを出してくださいみたいなのがあったので、
それに関しては確定申告の情報をもとにまとめるだけで基本的には良かったので、
そこまで負担ではなかったんですけども、
これがもう少し専門的な内容とか今後の展望とか過去の失敗とかそういうのをきっちりやるっていうものになればなるほど、
やっぱり負担はかなり大きいかなと思いますので、
自分の希望する金額とかに見合った後処理、レポートなのかっていうのは確認をしておいた方がいいと思います。
また別パターンとして、この補助金を出したからにはその事業を何年間は続けてくださいねみたいな、
事業そのものに対しての制約がかかってくる場合っていうのが結構あります。
さっき言った若手農家のもので言ったら若手農家を支援するんだけど、
もし5年間続けれずに辞めた場合はその補助金を返してくださいねとか、
病気になったとか特別な事情があったら返さなくていいよっていう抜け道もあったりするんですけども、
年々厳しくなっているのは間違いないです。
また別パターンとして、私の場合で言うと加工品を作るための機械を購入したいですということで、
以前ごぼう茶の機械を買ったりしたことがあるんですけども、
その年数はちゃんと過ぎたんですけども、
この機械を買うからには何年間か絶対この事業を続けてくださいねみたいな感じで、
絶対これを続けてくださいっていう制約がかかる場合があります。
それももちろんね、あと報告書でチェックするんですけども、
報告書であなたこの事業補助金使ったのに辞めてますねっていうことになると、
補助金をねやっぱり返さないといけないっていうことになったり、
何らかのペナルティが発生したりという可能性があります。
当然ちゃ当然ですよね。誰かのおかげというか、
お金を出し合って使う税金を使わせてもらっているものなので、
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そこは申し込む時点ではっきり記載されていると思います。
国とか県とか市がやっていることなので、
後でねルール追加しましたみたいな感じで、
こんな知らなかったよってことは基本的にはありません。
年々ルールが厳しくなっているので、
去年の申請よりも今年の申請の方が書類が多くなりましたとかね、
審査が厳しくなってますというものはあるかもしれないですけど、
完了したものに対して追加でルールを発動します、
みたいなことはないと思うので、
補助金を申し込む前にこれを申し込んだら、
後々面倒くさいことがないかというのは、
しっかりチェックしておくのがベストというか、
当たり前のこととしてやっておきましょうという話です。
そして3つ目が補助金はマジで麻薬ですという話をしようと思います。
自分も補助金をなるべく使わないようにしようと思っている理由の
一つでもあるんですけども、
補助金で多額のお金を突っ込んだが故に、
事業を切り捨てれないというケースが出てきます。
例えばバカでかい工場を建ててしまったとか、
必要以上のお金が出してあげるよって言われたから、
必要以上の土地を買って事業を広げたとか、
機械を買ったみたいなことがあると、
そのお金を返していくために、
これちょっと赤字事業だから、
もうこれやめたいんだけどっていうことになっても、
機械を買ったから続けなきゃとか、
従業員を雇い続けなきゃとか、
この土地を有効活用しなきゃみたいな感じで、
もうこれやめたいよっていうことがやめられないっていう場合が
まずあるってことですね。
こんなことになるなら補助金申し込むんじゃなかったよとか、
そもそもこの事業やるべきじゃなかったよっていう風な
気持ちになることがあるんじゃないかなと思います。
だから一番最初に言った、
その事業は補助金がなくてもやりたい事業ですか?
っていうところにも繋がってくるんですけども、
自分がやりたいかどうかっていうのは、
やっぱり現時点と1年後で違った現実がどうしてもあると思います。
これ補助金かけてよかった、高いもの買ってよかったっていうのに
全部なればいいんですけども、
残念ながらやっぱり自営業として、
個人事業主とか社長としてやる以上、
失敗はつきものです。
その失敗した時にリカバリーができるのかとか、
切り捨てることが簡単にできるのかっていうのは
要素の1つとして大事にしておいた方がいいんじゃないかなと思います。
あとさっきの繰り返しにもなるんですけども、
補助金がもらえるから、
これとりあえず申し込みしてお金ゲットしておこうか
っていう風にやっておくと、
さっき言ったみたいに、
この事業何年続けてくださいねとか、
機会を購入してこれは何年続けてくださいよ
みたいな縛りが発生することによって、
自分のやりたいことがどんどんわからなくなってくるというか、
自分がちょっとこの事業でしんどくなってきてるというところに、
またこちらの補助金がありますよみたいな案内が来たら、
これを赤字補填するために補助金使おうか
みたいなことになったりすると、
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どんどん補助金がないと回らない体質みたいになっていって、
正しい経営判断ができなくなるっていうのがあると思います。
ここら辺は僕が読んで参考になったのが、
木下ひとしさんという人がいらっしゃるんですけども、
全国を回りながら、
すごいきつい言葉を狂犬、狂った犬というか、
狂犬というふうにおっしゃったりしてるんですけども、
こういう自治体はダメなんだよとか、
こういう補助金の仕方ダメだから気をつけろみたいな感じで、
本を出されたりとか講演会をされているような方ですね。
ご自分でも事業をしながら、
田舎とかで俗に言うこんな箱物いらないじゃないかとか、
こんなことやって誰が喜ぶんだよみたいなことを、
自分の実体験を踏まえて、
いろんな方に説明してらっしゃったりする方なんで、
補助金これからどんどんやってみようという方は、
まず木下さんの本、後で概要欄リンク貼っておこうと思いますので、
こんな人がいるんだよっていうのと、
漫画調になってて、
サクセスストーリーって言ったら綺麗なんですけども、
田舎に移住してビジネスをやろうと思うんだけど、
シャッター街っていうんですか、
商店街がみんなさびれてきてるよっていうところの商店街を、
盛り上げるにはどうすればいいかみたいなお話を、
ちょっと漫画チックに紹介している本だったりするので、
そちらもぜひ読んでみてもらったらなと思います。
やっぱりさっきも言いましたけど、補助金っていうのも誰かのお金なので、
自分の家計費を削って、
自分の事業を回したいっていうぐらいのやる気があることだったら、
補助金を使ってブーストさせてもいいと思うんですけども、
よくわからんけど、お金もらえるからやっておこうかぐらいの判断で、
事業を始めると失敗しちゃう可能性が、
かなり高まるんじゃないかなと思いますので、
これ自分が今やりたいことにぴったりだよっていう、
補助金とか補助事業みたいなことがあったら、
それは活用してもいいんじゃないかなと思うんですけども、
補助金ありきで、この補助金があるから、
自分は今から何を始めようかなっていう風に考えると、
絶対失敗とは言わないですけども、
失敗する可能性が高いんじゃないかなと思いますので、
これから補助金を使ってみようとか、
興味があるという方は参考にしていただけたらと思います。
今回は経営みたいな話になりましたけど、
普段はマーケティング情報とか、
気持ちが楽になる話みたいなことを中心にお話をしてますので、
音声配信とかSNS等のフォローもぜひよろしくお願いいたします。
今日は広島県梅雨入りしたということで、
3日くらい前に日露入りして、
今日は本格的に雨が降ったり止んだり、
降ったり止んだりみたいな天気ですね。
畑の方はトラクターをかけたいんだけど、
雨が降るのでできないなぁみたいな時期になってくるので、
貴重な晴れ間みたいなのを有効活用しながら、
雨が降っている時はパソコンを使って、
書類ものをまとめたりとか、
SNSの更新をしたりとかしたいなと思います。
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あ、そうだ、それとお知らせです。
明日6月2日金曜日にですね、
広島を代表するラジオ局HFMさんというののね、
サトルマン50という音楽番組があるんですけども、
それの中にちょっとだけラジオ出演させていただきます。
もう事前収録してきたんですけども、
バリバリごぼうっていう自分の作っている加工品を、
その番組のプレゼントコーナーの企画として取り上げていただくことになりまして、
OKファームです、こんなことをやってますみたいなのを
簡単に紹介させてもらった上で、
自分がこの曲をリクエストお願いしますみたいなことをね、
2、3分くらいじゃないかなと思うんですけども、
広島のラジオ局HFMさんというところで、
明日の、僕が出演するのは
2時20分とか2時半くらいかな、
それくらいから登場するということなので、
最近は便利で、ラジコというアプリを使ったらね、
広島県の方はいつでも再放送みたいな感じで、
タイムフリーという機能でアーカイブ放送みたいなのが
1週間は聞けたりしますし、全国の方もね、
350円くらい払ったら、
広島県のラジオがあなたのスマホで聞けたりとかいうことも
あったりするので、ラジコを使ったことがない方は
ぜひラジコを使って、HFMさんの
サトルマン50というね、金曜日のお昼の番組を
聞いてみていただいたら、OKファームがどこかに出てくるんじゃないかな
と思いますので、ぜひそちらの方もお聞きください。
応援よろしくお願いいたします。最後までお聞きいただき
ありがとうございました。OKファームでした。
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