火の怖さについての導入
おはようございます。OKファームのOKです。このラジオでは、脱サラして農業歴13年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をお届けしております。
今日は農業ネタなんですが、731回目の放送です。 火の怖さ参戦というテーマで、農業とは結構切っては切れない関係かなというふうに思うんですが、
野焼きとかね山焼きとか、火の扱い方についての怖いところとか、気をつけないといけないところについてお話をしてみます。
今日の3つのポイントです。ポイント1、怖さ1、増える。 ポイント2、怖さ2、走る。ポイント3、怖さ3、本能的に怖い。この3つでお話をしていきます。
まずこの話をしようと思ったきっかけなんですが、全国的に山火事とかね、火事での怪我とか死亡とかのニュースがここ数日でめちゃくちゃ増えてきています。
最たるものは岩手県でのね、もう1,400ヘクタール以上っていうふうに書いてあったかなぐらいまだ広がっている山火事が最たるものだと思うんですが、他の都道府県でも山火事が起きていたり、
3月2日にはですね、長野県で恒例のリンゴ農家さんになるんですかね、リンゴ畑を自分でやっていらっしゃる方が、リンゴの剪定が終わった木を焼こうとしていたそうなんですけども、
火が燃え広がらない対策の一環として、穴を掘ってそこで木を焼くようにしていたらですね、そこに何らかの出来事があってご本人が落ちてしまったらしくて、
ご自分がね、重度の火傷を負ってしまい、結局死亡されたっていうニュースもあったりするので、この便利でもあるこの火というものなんですが、扱い方を間違うと大変なことになるよというお話をですね、自分自身の体験談を踏まえてお話をしていこうと思います。
火の怖さ1、増えるというお話をまずはご紹介します。
山火事みたいなドカーンっていうふうなでかいものを見ると、イメージとして火元が一箇所あって、その一箇所がちょっとずつちょっとずつ面積を広げていっていくというようなイメージがあるかもしれませんが、
確かにそういう場合もあると思うんですけども、火事が起きそうな時っていうのはリアルな話、最初は一つだった火元が2つ3つ4つ8つみたいな感じでどんどんどんどん増えていくっていうような感じで起こっていきます。
僕自身が当時85歳6歳ぐらいだったのかな、そのぐらいの自分のおばあちゃんが家の裏で枯草みたいなものを焼いてたりしたことがあったんですけども、
早い話が風に火は飛ばされていくわけなんですよ。そしたらおばあちゃんはそのね、自分のいつもの火を焚く場所、ここだったら大丈夫だろうという場所で火を焚いてるんですけども、
強風が吹いたか何かで火種が飛んでいくわけですね。火がついたまんまの草がパッと飛んでいくわけですね。
そこの火が飛んだ先の場所がまた乾燥していたらそこが新たな火種になり、風というほうかまがですね、どんどんどんどん火元を増やしていくわけなんですね。
火に全然慣れていない方からしたら、いやそんなもん、いっぱいバケツ水をバシャッとかければ終わるじゃんというふうに思われるかもしれないんですけども、
それがどんどんどんどん火元が増えていくんですよね。AからBという場所に行ってBからCという場所に火が飛び移った場合、
それならCを消せばおしまいになるんだというものではなくて、Aでも燃えつつ、Bでも燃えつつ、Cでも燃えつつ、Bでも燃えつつという感じで、
火がついている、燃えている場所がどんどん増えていくっていう感じになるんですよね。
そうなると、バケツいっぱいの水だと消火活動が間に合わなくなっていくんですよね。
最終的にバカでかい山火事になると、一箇所がでっかい炎があって、少しずつ少しずつ広がっていくというイメージになっていくので、
それも間違いはないんですが、最初は本当それこそライター一つの小さな火とか、1センチに満たないような火であっても、
それが大きくなったり、2、3箇所、4箇所、5箇所という風に火種が増えることによって、めちゃくちゃ収集がつかないというんですかね。
もう消火活動が追いつかないようになっていくという怖さがありますので、まずは火の怖いところ、これは1箇所がバーンと燃えるのではなく、
小さな火なんだけどもめちゃくちゃ増えながら火災が広がっていくというのが怖いというお話をさせていただきました。
本能的な火の恐怖
2つ目のポイントが走るというお話です。これは地元のトンド祭りで何年か前に実際に起こったことなんですけども、
乾燥注意報みたいなものが出ている、めちゃくちゃ乾燥している時期ですと、
草刈りを終えた後の高さ数センチぐらい、1センチ、2センチぐらいの芝生であっても、
ちょっとずつ火が伸びていくんですよ。火が散歩していってるみたいな感じなんですけども、
たまたまトンド祭りをやっていて、とりあえず火が落ち着いて、みんなでお餅とかを食べていた時だったと思うんですけども、
みんなが東西南北でいうと、南の方を向いてご飯を食べたりお餅を食べていたりしたとしたら、
視覚になる部分、西とか北西とかの部分をチラッと見た時に、あれ、すっげえ火がついてるんだけどっていうことになって、
一瞬パニックになったんですよ。みんなトンドの火の方向ばっかりというか、一定の方向ばっかり見ている時間が長くて、
めちゃくちゃ燃えないんだけども、ちょっとずつ火が芝生を伝っていって、
20メートルか30メートルかぐらい先まで火が伸びていっていたんですね。
人間が走る速さに比べたら当然遅いとは思うんですが、
ちょっと目を離した隙、5分10分のうちに数メートル火が移動していって、
気づいたら10分20分放置しているうちに、20メートル30メートル先まで火が伸びているというような状況になっていたことがあります。
幸いうちのトンドに参加している人に消防団の方が多かったとか、
消火の準備みたいな、バケツにちゃんと水を汲んでおくみたいなことをしっかりしていたので、
山火事になったりとかそういうことはなかったんですけども、
あれはもう少し気づくのが遅れていたら、周りの山とか建物とかに火がついていたりしても、
おかしくなかったんじゃないかなというふうに思います。
ということで、気づかないうちにじわじわと伸びていくということで、
怖さに走るというお話をさせていただきました。
そして3つ目の怖さは、ちょっとこれはマニアックというか僕の感覚的な話になるんですけども、
本能的に怖いという話ですよね。
やっぱり動物とか虫とかは火を見たら怖がるので、それに近寄ってこないとか、
昔は火を神様として崇められていたとか、いろんな伝説みたいなものがありますけど、
リアルな人間の社会においても、やっぱり火を見て怖いという気持ちがめちゃくちゃ湧いてくるんですね。
普段料理をしたりとか、お仏壇にお線香を備えたりとかして身近な火なんですけども、
自分の想像を超えた火というものを見たときに、なんか人間めちゃくちゃパニックになるんですよ。
これは多分火事の現場とかを目撃した方ならわかっていただけるんじゃないかなと思うんですけども、
リアルに自分の目の前に火があってその熱が伝わってくる状況っていうことになると、
なんか本当に文字通りパニックになっちゃうんですよね。
なので消火活動に慣れてらっしゃる方とか、その状況でも冷静になっていられるという人だったら、
ここ水かければいいだけじゃんとか、こうこうこうすれば火が広がらないじゃんっていうのがパッと冷静な対処ができるんですけども、
火というものを見た時点でパニックになってしまい、
適切な消火措置が取れなくなったりということもあったりするかなというふうに思いますので、
若干余談みたいな感じになるんですけども、
火というものはやっぱり人間本能的に怖いと思っているので、
この扱いに気をつけないといけないというお話をさせていただきました。
それと余談の余談みたいな話なんですけども、
陰謀論みたいな話がね火事に関連して増えている気がします。
いやこれは何々という組織が狙ってこの土地を焼きに行ってるんじゃないかみたいなものとかね、
まだ公にはされてないけどこういう火を起こす何とか装置みたいなものがあってみたいなものがありますけど、
SNSでそういうことを広げることにより被災されている方がめちゃくちゃ不安に感じたりとかね、
苛立ちを覚えたりとかいうことがあったりしますので、
審議不明なものは拡散しないように僕自身も気をつけないといけないし、
そういうところ気をつけていただいたらと思います。
よくわかんない情報が出てきたときは必ずその情報元が誰なのかとか、
どこなのかということは必ずチェックするようにしていただけたらと思います。
はいそれでは最後になりますが、
皆様腰痛にならないように肩を上げ下げしたり腰を回したりしながら体をリラックスさせてあげつつ、
今日やるべきことに向かって頑張っていってみてください。
ここまでのお相手はOKファームのOKでした。
また遊びにきんさい。ほいじゃまたのー。