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【#8 おまけ】「きょうだいばなし」の分析。他人の話をしていても、やっぱり出てしまう私のコンプレックス
2026-05-20 09:28

【#8 おまけ】「きょうだいばなし」の分析。他人の話をしていても、やっぱり出てしまう私のコンプレックス

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アドラー心理学ラジオ、「アドラジ」へようこそ。第8回の「おまけ回」として、私自身の「弟たち」について語ったテキストをサクッと解剖していきます。

テーマは、「他人の話をしているつもりが、自分自身の本性がダダ漏れになってしまう」というライフスタイル分析の面白さと恐ろしさ。

きょうだいを語る言葉の中に、私自身の根深いコンプレックスや、長男としての傲慢さ、そして家族の中での「生存戦略」がどう隠されているのか?(※本編をお聞きでない方は、ぜひ先に第8回本編をお聞きください!)

📝 今回の分析テキスト(きょうだいについての語り)

【次男について】「女の子っぽいというか、男なんだけどやや女の子っぽいところがあった。例えばファッションみたいなのを気にしたりとか、髪型もみんな坊主だったんだけど、絶対坊主は嫌だみたいな感じで拒絶をするところがあって。やっぱり根底にはすごく頑固というか、こうと決めたらガンとしても動かないみたいなところがあったように思う。一緒に遊びに行ったりはちょこちょこしていたけど、兄弟喧嘩をよくしていたと思う。エレクトーンを習ってたかな、音楽とかもやっていた。運動も僕よりかはできたと思う。」

【三男について】「野生児のような人で、公園の池を泳いでいたりとか、木登りとかめっちゃやったりとか、猿年なんですけどお猿さんみたいなところがあった。年齢はそこそこ離れていたから、一緒にすごく遊んだっていうような記憶も正直あんまりないんだけど、でも仲が悪かったってことはないと思う。ただそういう大胆なところがあると見せかけて結構臆病なところもあって、怖がりな一面もあったかなというふうに思う。スポーツがすごく得意だった。野球もやってた。」

皆さんもぜひ、ご自身の「きょうだい」や「家族」を思い浮かべて、どんな言葉で紹介するか想像してみてください。そこに、あなた自身の生存戦略が隠れているかもしれません。

■ パーソナリティ:あつくてゆるい(あつゆる)アドラーを実践して10年以上。教育現場に身を置きつつ、アカデミックな哲学研究とカウンセリングの修行を重ねてきました。

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感想

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いつも番組をお聞きいただきありがとうございます。 アドラー心理学ラジオ第8回おまけ回。お相手のあつくてゆるいです。
さて、自分の兄弟や家族のことを人に語る時ってありますよね。 実はその何気ない語りの中にも、語っている本人の認知の癖、
世界を生き抜く生存戦略であるライフスタイルが、知らず知らずのうちに映し出されているんです。
第8回本編では、私自身が10歳までの自分自身を振り返って語った内容から、私自身のライフスタイルを読み解きました。
今回はその続編として、1歳半下の次男と6歳下の三男についての語りをサクッと解剖していきます。
ちなみに私、本当は4人兄弟なんですが、アドラー心理学にはライフスタイルは10歳前後までにその原型が出来上がるという仮説があります。
4男、つまり末っ子が生まれた時、私はもう10歳。
私のライフスタイル形成への影響はほとんどないと判断して、今回の分析では3兄弟扱いで進めます。
末っ子よ、ごめんな。
そして大事なポイント、これからやるのは兄弟のライフスタイル分析ではありません。
兄弟を語る私の言葉に無意識に滲み出た、私自身のライフスタイルを読み解いていきます。
他人の話をしているつもりが結局は自分自身の本性を語ってしまう。
これがライフスタイル分析の恐ろしくて面白いところです。
ではまず次男についての語りを読み上げていきましょう。
女の子っぽいというか、男なんだけどやや女の子っぽいところがあった。
例えばファッションみたいなものを気にしたりとか、髪型もみんな坊主だったんだけど絶対坊主は嫌だみたいな感じで拒絶するところがあって、
やっぱり根底にはすごく頑固というか、こうと決めたら頑としても動かないみたいなところがあったように思う。
一緒に遊びに行ったりはちょこちょこしていたけど、兄弟喧嘩をよくしていたと思う。
エレクトーンを習っていたかな。音楽とかもやっていた。運動も僕よりかはできたと思う。
いかがでしょうか。今回もテキストは全文概要欄に載せておきます。
さて、次男の語りはまさに家族の中のポジショニングの教科書通りという印象です。
私は勉強、理系、親に順応する路線。次男は運動、音楽、親に反抗する路線。
勉強と運動、理性と感性、順応と反抗、見事なまでに真逆の路線で綺麗に澄み分けていますよね。
兄弟喧嘩をよくしていたというのは一切反差という年齢の近さゆえのガチンコのライバル関係だった証拠。
加えて私自身のドライバー気質も読み取れます。
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そして運動も僕よりはできた。
この僕よりって比較している時点で私の中の根深い運動コンプレックスが思いっきり自白されていますよね。
もはや取り調べならカツ丼が出てくるレベルです。
さらに髪型もみんな坊主だったんだけどという一文。
ここからは家族の強烈な雰囲気が滲み出ます。
うち父親に強制的にバリカンでカツオくんにされるのが当然みたいな家だったんです。
それを断固拒否した次男。明確な反抗の構図がここに見えてきます。
これに関連して反省させられたのが当時の私の傲慢さです。
私は長男として親の期待やルールにホイホイ順応していた。
カツオくんも受け入れ、父の理系の趣味にも喜んで乗っかった。
いわば家族のメインストリームに全力で乗っかる親の忠実な企業内見みたいな戦略です。
一方次男は頑固に反抗した。
坊主を拒否して音楽やファッションに向かう。
これ、家族のポジショニングとしてはすでに兄に占拠されているメインストリームを避けて、
別路線で自分の居場所を確保するという、都市後の弟なりの必死の生存戦略だったわけです。
でも当時の私はそんな弟の必死さに一ミリも気づかず、
家族の本流のど真ん中で、俺が正義だと言わんばかりにゴーイングマイウェイで生きてきた。
実は今次男は私を含む家族みんなとは疎遠になってしまっています。
家族のメインストリームに背を向けるというあの頃の戦略が、
大人になった今の家族との距離感にまで結局そのまま繋がってしまったわけです。
続いて六歳下の三男の語りを見ていきましょう。
野生児のような人で公園の池を泳いでいたりとか、
木登りとかめっちゃやったりとか、猿年なんですけどお猿さんみたいなところがあった。
年齢はそこそこ離れていたから一緒にすごく遊んだというような記憶も正直あんまりないんだけど、
でも仲が悪かったっていうことはないと思う。
ただそういう大胆なところがあると見せかけて、
結構臆病なところもあって怖がりな一面もあったかなというふうに思う。
スポーツがすごく得意だった。野球もやっていた。
それでは三男についての語りを分析していきます。
まず全体として言えるのは、次男の時のようなヒリヒリとした凶豪感は感じられないということです。
名詞を見てみると、ここでもやっぱり池とか木登りという自然の名詞が出てきます。
今回の分析まで全然意識していませんでしたが、私にとって自然というのは本当に強い小道具なんだなと感じます。
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それから次男の語りにも実は出ていたんですけれども、ここでも一緒にすごく遊んだという感じで、
遊ぶという動詞が出てきています。
実はこの先のいろんな語りの中でも、私遊ぶっていう言葉を無意識に何回も使っているんです。
これ自分でも気づいてなかったんですが、こうして分析してみることで、
遊ぶという動詞が私にとって大事なのかもしれないし、実際にこれから意図的に大切にしていきたいと思いました。
こんな風に何気ない自分の語りの中に自分が大切にしたい動詞とか名詞が隠れている。
自分の言葉なんですけど、改めて見直してみると新鮮な気づきに溢れている。
こういうところがライフスタイル分析のすごく面白いところだなというふうに思います。
それから最後、スポーツがすごく得意だったという一文です。
はい、出ましたまたスポーツの話。
私よっぽど運動にコンプレックスを抱えているんでしょうか。
今では体を動かすのは結構好きなんですけど。
ただ、長年スポーツができるかどうかのスクールカーストにさらされ続けた心の傷は癒えていないのかもしれません。
スポーツが苦手だというところを勉強とか、あと中学校以降はバンドを始めるんですが、
そういったところで保証していったところは確かにあったように思います。
そして私がこの語りを読んで一番ギクッとしたところ。
大胆なところがあると見せかけて、結構臆病なところがあって、怖がりない一面もあった。
これあのサンナンについて語ったはずなんですが、完全に私自身のことじゃないかとドキッとしましたね。
他人の話をしているつもりが無意識に自分を丸ごと投影してしまっている。
他人を語る言葉がいつの間にか自分を語る言葉になっちゃっているわけです。
これめちゃくちゃリアルですよね。
ちなみにサンナンのポジショニングを読むなら、きっすいのベイビーキャラかなというふうに思います。
ヨンナンが生まれるまではひょうきん系のキャラとして、家族の中で愛されポジションをしっかりと確立していた印象です。
全体振り返ってみると、ジナンもサンナンもそして私自身も、根底にどこか共通して臆病さがある気がします。
兄弟でバラバラの戦略を取っているように見えて、家族全体に何か通廷するテーマがありそうなんです。
となると、ここで気になってくるのがこの家族の雰囲気を作っていた両親の存在なんですよね。
これがまさに次回第9回のテーマです。
というわけで、兄弟について語った言葉の中にもあなた自身のライフスタイルを読み解くヒントが溢れているという感覚、掴んでいただけましたでしょうか。
この分析シリーズがリスナーの皆さんが自分自身を理解するちょっとしたヒントにつながっていくことを願っています。
09:01
アドラー心理学ラジオ第8回おまけ回。
お聞きいただきありがとうございました。
お相手は熱くてゆるいでした。
09:28

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