いつも番組をお聞きいただきありがとうございます。 アドラー心理学ラジオ第8回おまけ回。お相手のあつくてゆるいです。
さて、自分の兄弟や家族のことを人に語る時ってありますよね。 実はその何気ない語りの中にも、語っている本人の認知の癖、
世界を生き抜く生存戦略であるライフスタイルが、知らず知らずのうちに映し出されているんです。
第8回本編では、私自身が10歳までの自分自身を振り返って語った内容から、私自身のライフスタイルを読み解きました。
今回はその続編として、1歳半下の次男と6歳下の三男についての語りをサクッと解剖していきます。
ちなみに私、本当は4人兄弟なんですが、アドラー心理学にはライフスタイルは10歳前後までにその原型が出来上がるという仮説があります。
4男、つまり末っ子が生まれた時、私はもう10歳。
私のライフスタイル形成への影響はほとんどないと判断して、今回の分析では3兄弟扱いで進めます。
末っ子よ、ごめんな。
そして大事なポイント、これからやるのは兄弟のライフスタイル分析ではありません。
兄弟を語る私の言葉に無意識に滲み出た、私自身のライフスタイルを読み解いていきます。
他人の話をしているつもりが結局は自分自身の本性を語ってしまう。
これがライフスタイル分析の恐ろしくて面白いところです。
ではまず次男についての語りを読み上げていきましょう。
女の子っぽいというか、男なんだけどやや女の子っぽいところがあった。
例えばファッションみたいなものを気にしたりとか、髪型もみんな坊主だったんだけど絶対坊主は嫌だみたいな感じで拒絶するところがあって、
やっぱり根底にはすごく頑固というか、こうと決めたら頑としても動かないみたいなところがあったように思う。
一緒に遊びに行ったりはちょこちょこしていたけど、兄弟喧嘩をよくしていたと思う。
エレクトーンを習っていたかな。音楽とかもやっていた。運動も僕よりかはできたと思う。
いかがでしょうか。今回もテキストは全文概要欄に載せておきます。
さて、次男の語りはまさに家族の中のポジショニングの教科書通りという印象です。
私は勉強、理系、親に順応する路線。次男は運動、音楽、親に反抗する路線。
勉強と運動、理性と感性、順応と反抗、見事なまでに真逆の路線で綺麗に澄み分けていますよね。
兄弟喧嘩をよくしていたというのは一切反差という年齢の近さゆえのガチンコのライバル関係だった証拠。
加えて私自身のドライバー気質も読み取れます。
それから次男の語りにも実は出ていたんですけれども、ここでも一緒にすごく遊んだという感じで、
遊ぶという動詞が出てきています。
実はこの先のいろんな語りの中でも、私遊ぶっていう言葉を無意識に何回も使っているんです。
これ自分でも気づいてなかったんですが、こうして分析してみることで、
遊ぶという動詞が私にとって大事なのかもしれないし、実際にこれから意図的に大切にしていきたいと思いました。
こんな風に何気ない自分の語りの中に自分が大切にしたい動詞とか名詞が隠れている。
自分の言葉なんですけど、改めて見直してみると新鮮な気づきに溢れている。
こういうところがライフスタイル分析のすごく面白いところだなというふうに思います。
それから最後、スポーツがすごく得意だったという一文です。
はい、出ましたまたスポーツの話。
私よっぽど運動にコンプレックスを抱えているんでしょうか。
今では体を動かすのは結構好きなんですけど。
ただ、長年スポーツができるかどうかのスクールカーストにさらされ続けた心の傷は癒えていないのかもしれません。
スポーツが苦手だというところを勉強とか、あと中学校以降はバンドを始めるんですが、
そういったところで保証していったところは確かにあったように思います。
そして私がこの語りを読んで一番ギクッとしたところ。
大胆なところがあると見せかけて、結構臆病なところがあって、怖がりない一面もあった。
これあのサンナンについて語ったはずなんですが、完全に私自身のことじゃないかとドキッとしましたね。
他人の話をしているつもりが無意識に自分を丸ごと投影してしまっている。
他人を語る言葉がいつの間にか自分を語る言葉になっちゃっているわけです。
これめちゃくちゃリアルですよね。
ちなみにサンナンのポジショニングを読むなら、きっすいのベイビーキャラかなというふうに思います。
ヨンナンが生まれるまではひょうきん系のキャラとして、家族の中で愛されポジションをしっかりと確立していた印象です。
全体振り返ってみると、ジナンもサンナンもそして私自身も、根底にどこか共通して臆病さがある気がします。
兄弟でバラバラの戦略を取っているように見えて、家族全体に何か通廷するテーマがありそうなんです。
となると、ここで気になってくるのがこの家族の雰囲気を作っていた両親の存在なんですよね。
これがまさに次回第9回のテーマです。
というわけで、兄弟について語った言葉の中にもあなた自身のライフスタイルを読み解くヒントが溢れているという感覚、掴んでいただけましたでしょうか。
この分析シリーズがリスナーの皆さんが自分自身を理解するちょっとしたヒントにつながっていくことを願っています。