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アドラー心理学ラジオ、「アドラジ」へようこそ。この番組では、お手軽な自己啓発として消費されがちなアドラー心理学を、哲学、カウンセリング、そして科学の視点から深掘りし、「ホンモノの知性」として語り直していきます。
ライフスタイル診断編、2回目。今回からは、いよいよ実際のクライアントの語りから、ライフスタイルを読み解いていきます。
題材は、私自身が「10歳までの自分」を振り返って語った、生のテキスト。ラジオで生のテキスト分析をやるという、わりと無謀な試みです。
📝 私自身が10歳までの自分について語った内容(今回の分析テキスト)
「完璧主義だったような気がしている。なぜそう思うかというと、割とうまくいかないと、ちょっとでもうまくいかないと、すぐに投げ出すみたいな、全て台無しにしてしまうようなところがあったと思っている。明るい方だし、よく喋るというふうには言われていた。好きなものとかは父の影響もあって、科学系、星とか、博物館に行ったりとか、そういった理系のことが結構好きだったような気がしている。恐竜も好きだった。奈良に住んでいたから田んぼが近くにあって、近くでバッタを取ったりとか、あとはカブトエビって言って、なんか田んぼにめっちゃこう小さいオタマジャクシみたいなというか、カブトガニにちょっと似てるんだけど、それのめっちゃちっちゃいバージョンみたいなやつを大量に取ったりとか、それを家で育てたりあとカブトムシ育てたりとか、なんかそういうことをしていたような気がする。活発な子だったと思う」
——あなたなら、この「ただの思い出ばなし」から、語り手の本性(ライフスタイル)をどう読み解きますか?
実は私たちの記憶って、過去のデータの正確な保存じゃないんです。「自分はこういう人間だ」という一本のブレない芯——心理学で言う「自己一貫性」——を守るために、脳が都合よく編集した「フィクション」。
100年前のアドラーも、「偶然の記憶などない。人は無限にある印象の中から、自分の状況に関連があると感じるものだけを選んで記憶している」と言い切っています。
つまり、何を覚えているか、何を語るか、そして「どんな言葉のクセを使って語るか」。そのすべての選択に、いまのあなたのライフスタイルが、隠しようもなくダダ漏れしているんです。「ただの何気ない思い出話」だと思っていたものが、実は最高の自己紹介になっている面白さを、ぜひ体感してください。
【今回のハイライト】
🥊 「言った・言わない」夫婦喧嘩から始まる、記憶のヤバいメカニズム:お互いに「絶対言った」「絶対聞いてない」のUNOリバースカードを永遠に出し合う虚無の戦い。その裏に潜む人間の脳のクセを、最新の神経科学とアドラーの直感を重ねて解き明かします。
🔍 言葉のクセから本性を読み解く!3つの分析フィルター:何気ない言葉の端々に、その人のライフスタイルが滲み出る。世界像を映す「名詞」、人生のハンドルを誰が握っているかを示す「動詞」、コンプレックスが漏れる「誇張表現」——3つの武器で、語りを丸裸にしていきます。
🐛 「カブトエビを大量に取る少年」を解剖台に:完璧主義の自白、理系の父の影響、そして謎の生き物の名詞群。一つの語りから、世界像・自己理想・コンプレックスを読み解きます。
🎬 「言ったもん勝ちの占いみたいだな」と思いましたか?:客観的な正解がない分析に潜む、本当の価値とは。過去の「答え合わせ」ではなく、未来へのエネルギーに変える「人生の脚本会議」の本質に迫ります。
ぜひ皆さんも、ご自身の「10歳までの自分」を振り返ってみてください。どんな記憶が真っ先に蘇り、それをどんな言葉で語っているか。そこには、あなた自身の本性が、しっかり刻まれているはずです。
■ パーソナリティ:あつくてゆるい(あつゆる)
アドラーを実践して10年以上。教育現場に身を置きつつ、アカデミックな哲学研究とカウンセリングの修行を重ねてきました。
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