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スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
うん。
なのでそれがそんなに危ないかっていうのを思うのがガチ勢側の人ですね。
スピーカー 1
なるほど。放射線がもう仮にというか本当にめっちゃ悪いとしても変化はもう何分の1なんで分かんないけど、すんごい長いやつの1個だね。
そう。
スピーカー 2
1文字。
しかも実際に起こってるものはGがAになりましたっていう。
DNAのGがDNAのAに変わりましたっていう。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
7000分の1箇所。
スピーカー 1
文章で言うとさっきそうだよね。7000何百文字って言ったもんね。
そうそう。
そのうちの1個。
スピーカー 2
そう。ってだけです。
スピーカー 1
うん。確かにね。そんな変わってないと。
スピーカー 2
なのでそこが変わるとちょっと翻訳がうまくいかないってことですね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
ということでちょっと他のパターンも1個言おうかな。
他のパターン。
これはさっき秋田小町の例だけど、ちょっと具体的な例知らんけど、こういうパターンもあるよってことで。
うん。
理人が、ぐるたみが理人になったとかじゃなくて。
さっきね。
実は3文字の中に文字じゃなくて、
え?
ピリオドが存在するんですよね。
スピーカー 1
文章だな。
そう。
区切りがあんだ。
スピーカー 2
例えばTGAはもうこの文章終わりっていう印なんだよね。
スピーカー 1
うーん。TGAがピリオド的な意味。
スピーカー 2
もうこの文章終わりみたいな。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
っていうパターンもあって。
はい。
例えばカドミウムとマグネシウムを吸うってオリジナルでは書いてあるんだけど。
うん。
カド。丸。
あ。
みたいな。
スピーカー 1
え?その後ろに文章あっても無視みたいなこと?
終わり。
うーん。そこに、しかも4文字の並び順でしょ?
なんかすぐ作れそうだね。
そう。
TGA以降無視みたいな。
スピーカー 2
そうなんだよ。
スピーカー 1
だからこの突然変異で、例えばTGAだからさっき言わなきゃいけない。
スピーカー 2
GがAに変わるって言ったからTGGだったものがTGAに変わったと突然変異。
スピーカー 1
なんかで突然変異で。
スピーカー 2
そうするともともと文字があったところが丸に変わっちゃうから。
これも翻訳がうまくいかなくなる突然変異ですね。その遺伝子の翻訳が。
スピーカー 1
丸に変わるだけ?後ろの。
スピーカー 2
丸に変わって後ろの文字が全部読まれなくなる。
スピーカー 1
そうだよね。終了、強制終了みたいな。
そうそう。
こっちだと結構な変異になりそうだね。後ろの文も含めて。
スピーカー 2
そうなんだよ。
逆に言うとこれ、カドミウムとマグネシウムを数丸ぐらいだとギリ読めるかもしれない。意味わかるかもしれない。
スピーカー 1
確かに。そういう変異だと確かに。
スピーカー 2
そう。こういうのをストップ変異って言います。
スピーカー 1
ストップ変異。止めるってことか。
スピーカー 2
そう。ストップ変異って言います。
ちょっとストップ変異で思い出したことがあるから、ちょっと言うわ。
ストップ変異?
ちょっとゲノム編集に話を進めるわ。
で、さっきから言ってる突然変異っていうか、その放射線育成とかは、
イヤーって放射線を米粒に当てて、
ビームね。
そう、イオンビームを当てて、何かどこかでGがAに変わるとか、AがTに変わるとか、ごそっと遺伝子が抜けるとかわからんけど、
何か起これって言ってやるのが放射線育成なんだけど、
ゲノム編集はイヤーじゃなくて、
このゲノムというこの本の何ページ目のこの遺伝子の何文字目のGをAに変えてくれ、
みたいなことができるのがゲノム編集なんだよね。
スピーカー 1
ピンポイント。しかも狙って。
スピーカー 2
超ピンポイントじゃん。
そう、っていうとこなんで、そこがすごい一番特徴なのね。
それだけ聞くと、もう全知全能万能みたいな感じじゃん。
でも必ずしもそうではなくて、
卵アレルギーの話をした時に、これは今言ってもわからんわみたいなネタがあったんだけど、
スピーカー 1
あった気がする。
スピーカー 2
卵アレルギーの原因物質もタンパク質ですと。
要するにその卵では卵アレルギーの原因物質のオボムコイドだったかな。
オボムコイドというタンパク質が翻訳されてしまっています。この卵では。
だから食べると体がアレルギー反応を受けますみたいな話だったんだけど、
このオボムコイドを翻訳させないっていう技術だったんだよね。
アレルギーフリーの卵。
その時にじゃあゲノム編集でさっきのストップ変異入れればいいじゃんってなったんだけど、
実際にはゲノム編集はガイドRNAっていうのがあって、
ハサミで特定の遺伝子を切るみたいな。
スピーカー 1
そんなイメージ。
スピーカー 2
感じなんだけど、どこにでもハサミを入れれるわけじゃなくて、
特定の、例えば知らんけど、AATTGCATの後の次のAをGに変えますとか、
くっつける場所決まってるんだよね、そのハサミが。
だいたいエリアとして。
1文字単位でハサミ入れれるわけじゃなくて、認識できるわけじゃなくて。
だいたいこの辺のパターンなんだけど、
アレみたいな感じ。
日本全国ダーツの旅みたいな感じ。
それとめっちゃランダム感がすごいけど。
なんだけども、なんだろうな。
ちょっとダーツの旅の単位は違うわ。
なんて言えばいいんだろうな。
まあいいや、農職ラジオだから。
ここでもくっつけるわけじゃないんだよね。
スピーカー 1
だから、変えたいDNAが行けるポジションにたまたまなのか、
ないとできない。
スピーカー 2
そうね、そう。
で、行けてもDNAの、あ、じゃあごめん。
遺伝子のどこにハサミを入れるかっていうのが超大事なんだよね。
で、クリスパーキャスナインっていう一番メジャーな技術については、
さっきの卵アレルギーでいうと、
じゃあそのタンパク質に書いてある文字が、
この成分は人間にアレルギーを引き起こしますっていう文章だとするじゃん。
クリスパーキャスナインでできるのは、
この成分は、この物質は人間にアレルギーを引き起こしますぐらいまで。
ま、丸みたいな感じだから、これどっちとも読めるよねみたいな。
スピーカー 1
変えられるのがもう最後の最後だけみたいな感じ。
スピーカー 2
そうそうそう、後ろの方しか変えられない。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
そうすると確かに、そこにストップ変異を入れて翻訳を妨害したとしても、
もしかしたらアレルギー反応出ちゃうかもみたいな。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
だからこの成分は丸ぐらいで終わる位置で、
突然変異を起こせないかなっていうので、
別のターレンっていう技術が使われたっていうね。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
そう、だからゲノム編集にも色々あるんだよ。
何でもできるわけじゃないんだよね。
スピーカー 1
研究的にはきっと、どこでも変えられるような技術を作ろうとしてたりするんかね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
そうなんです。
スピーカー 1
より自由にというか、なるほどね。
スピーカー 2
わし、このね、分子生物学みたいなとこは専門ではないんで。
こんぐらいで。
わし。
なので一番このリメカニズム、
前回からもう60分ぐらい経ってんのかな。
50分ぐらいかけて結局言いたかったのは、
ゲノム編集なの、放射線移行種なのっていうのは、
ごそっと遺伝子が抜けてるパターンもあるし、
7000文字のどっかのGがAに変わったっていう、
それだけのこともある。
ほんの些細な変化と。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
あとね、1文字足されたりとかもあるわ。