00:01
スピーカー 1
のらじお
スピーカー 2
こんにちは、のらじおのMuroです。
スピーカー 1
こんにちは、かえです。
スピーカー 2
こんにちは。
スピーカー 1
こんにちは。
今日は、ちょっと私の提案で、
ちょっと素敵なもの、心をときめくものを、
ちょっと言い合いっこして、いい気分になりたいと思うんですけど。
スピーカー 2
いい気分になるために、そのテーマだったんだ。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
そこは撮れてなかった。分かった、分かった。
心をときめくもの。
かえちゃんの心をときめくものは何なんですか?
スピーカー 1
そう、考えたんですよね。
で、いくつかあるんですけど、
1個目は、デパートの食品売り場のお菓子売り場にある、
最近あんまり見ないけど、円形の商品棚みたいなのが回転して、
その中にキャンディーがいっぱい入ってキラキラしてるやつが、
すごい夢みたいで好きです。
スピーカー 2
あれ、買ってもらってたんですか?
スピーカー 1
買ってもらってました。
測り売りでだいたい。
小さいスコップみたいなやつで、
ジェリービーンズとかキャンディーとか袋に入れて、
重量で重さが決まるみたいなやつ。
スピーカー 2
オブラートに包んだゼリーとかってやるやつだよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
あれすごい宝石、宝の山みたいじゃないですか。
スピーカー 2
あれ添加物が入っているから食べちゃダメって言われて、
うち禁止だったんで。
スピーカー 1
そうなんだ、ときわにありました?
スピーカー 2
ときわに。
えっとね、ときわにもあったね。
ときわにもあったし、
アクロスっていう、明け野アクロスっていう、
ちょっと市街地からちょっと離れたところに、
明け野っていう団地があるんですけど、
団地のあたりにあった、
ときわのね、支店なんですけど、
アクロスにそれがあって、
僕祖母の家が、
明け野のアクロスの近くだったんで、
いいなと思ってたんですけど、
祖母と二人で行って、
でも、祖母だったら多分買ってくれるんですよね、それ。
うん。
けど添加物が入っているから食べちゃダメっていう指示が、
僕の中に根付いているから、
それをねだりたいんだけど、
悪いことしてるみたいな。
スピーカー 1
そうそう、ねだれないっていう。
すごい素直ですね。
スピーカー 2
うん、素直だね。
スピーカー 1
じゃあやってみたことないんですね、あれ。
スピーカー 2
いや、あれやってみたことないです。
今ほら、映画館とかにありますよね。
なんかゼリービーンズとか売ってる、
測り売りでやっぱあるんですけど、
あれも一回やってみたいなと思いながら、
03:02
スピーカー 2
添加物がいっぱい入ってそうだからなと思って。
スピーカー 1
あ、すごい、守り続けてる。
スピーカー 2
真っ赤だしと思って、
これなんか真っ青だしと思って、
なかなかね、えいやって踏み出せない人生なんですよ。
スピーカー 1
別にね、おいしくはないんですよね。
うん。
とてもおいしいわけじゃないけど、
あのキラキラの山からスコープですくって、
袋に入れるやつがやりたいっていう感じ。
スピーカー 2
あー、なるほど。
夢感ありますよね、やっぱね。
スピーカー 1
夢感ありますよね。
スピーカー 2
あの夢感を突き抜けた先に、
最近というか、ここ10年くらい、
ショッピングモールにいっぱい入ってる駄菓子屋さんって、
スピーカー 1
ほら、昔の駄菓子屋さんのさ、
スピーカー 2
イミテーションみたいな駄菓子屋さんあるじゃないですか。
あれって、それを突き詰めた先にあるものなんじゃないですか。
スピーカー 1
確かに。
子供の頃にできなかったことをやってやりたい大人たちなんじゃないですか。
あれじゃあ大人用の店なんだ。
あれ子供用の店じゃなくて、
スピーカー 2
21世紀少年のイミテーションの街みたいなやつなんだ。
スピーカー 1
そうだと思います。
あー、なるほど、そうですね。
むろっこさんなんかないですか。
スピーカー 2
心躍ったもの?ときめいたものか。
僕がときめいたもの?
僕がときめいたものね、
僕あんまりときめかないんだよな。
何にときめくかな。
あ、機能がいっぱいついてるナイフとかにときめきますね。
スピーカー 1
あー、わかる。コルク開けるやつとか、
ちっちゃいナイフとか大きいナイフとかいっぱいセットにガチャって閉じてるやつ。
スピーカー 2
カンキリとかがついてるやつ。
僕多機能なものにものすごく憧れるんですよね。
スピーカー 1
あー、へー。
スピーカー 2
いろいろな機能があるっていうのに憧れて、
多分仮面ライダーの影響だと思うんですけど、
ちょっとうるほうぼいしたんですけど、
仮面ライダーって何代目かの仮面ライダーに、
腕にボタンがいっぱいついてる仮面ライダーいて、
僕詳しくないからちょっと思い出せないんですけど、
ボタンを押すとボタンの能力が出てくるっていう仮面ライダーがいて、
それってその他のライダーより多機能じゃん。
こいつだけいればいいじゃんってずっと思ってた。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
あのね、25、6歳の時かな、
やっと機能がたくさんついてるっていうのは全然いいことじゃないって気がつきましたね。
06:05
スピーカー 1
あ、そうですか。いいことじゃない?
スピーカー 2
だって、ナイフにコルクを開けるのついてるけど、
絶対コルクを開ける専用の器具の方が開きやすいんですよね。
スピーカー 1
まあまあ、開きやすさで言ったらそうですよね。
気をつけするみたいなやつでしょ。
スピーカー 2
そうそう、気をつけするみたいなやつ。
パタパタやるみたいなやつ。
あれ最高に使いやすいもんね。
スピーカー 1
考えた人賢いなって感じ。
スピーカー 2
簡単に抜けますもんね。
スピーカー 1
切りだって絶対専用のやつの方が開きやすいし、
ナイフだってナイフだけの機能のやつの方が切れ味もいいし、
スピーカー 2
いいんだけど。
スピーカー 1
でも、いつも持っとけますよね。たくさんのもの。
たくさんの機能をいつも持っとける。
それが50年に一度しか使われなくても、
この時あれがあればっていう時に、
そういえばこのナイフの中にその機能があって、
いう瞬間だけでもいいと思いますよ。
スピーカー 2
僕なんか、12歳くらいの時におじに、
すごい多機能の時計を買ってもらって、
高度計とか湿度計とかついてるやつ。
スピーカー 1
冬山に登るための時計だったんだよね。
スピーカー 2
深海でも大丈夫だしっていうやつ。
買ってもらったんですけど、
スピーカー 1
つけて歩かなかったですもんね。
スピーカー 2
重いし、でかいし。
スピーカー 1
そうか、機能の分、
スピーカー 2
大きくなってる、他の時計よりは。
あと僕ね、後々気づくことになるんですけど、
物を持つのが好きじゃないんですよね。
スピーカー 1
出歩く時に。
スピーカー 2
だから、ちょっとね、コントラディクションなんだけど、
旅行の時一番でかい荷物を持ってるのは僕なんですよ。
けど、その辺歩ってる時に、
いろいろ持ち歩きたくないですよね。
だから時計とかをつけて出歩くことって、
ほぼないんですよ、僕。
スピーカー 1
携帯持ってたら、そういう時計あるし。
スピーカー 2
携帯なくたって別に時間なんかわからなくたって、
スピーカー 1
コンビニに行けばわかるし。
そっか。
じゃあ、多機能だからといって、
でもときめきってそういうことじゃないですもんね。
利便性とかじゃなくて。
スピーカー 2
そうそう、利便性とかじゃない。
だから、最近は機能が1個しかないものとかにすごいときめく。
最近コロンビアのスペシャリティコーヒーのお店に行って、
すげえいいなって思ったのは、
09:00
スピーカー 2
サイフォンコーヒーってあるじゃないですか。
サイフォン式のコーヒー。
あれのコーヒーをお湯の中でぐるぐるするための棒っていうのがあって、
たぶんね、形状からしてね、たぶんそのためだけの棒なんだよね。
サイフォン式のコーヒーのコーヒーの粉をぐるぐるかき混ぜるだけのための棒。
欲しいなって思いました。
スピーカー 1
それわかる。
もうこれ以外に用途はないみたいな、
お豆腐にときめくのはちょっとわかりますね。
それ…
スピーカー 2
けなげさ、けなげさみたいなのがあるかなと思います。
そうかも。
すごい贅沢なことだと思うんですよね。
僕ほら、25くらいから海外に行くようになったじゃないですか。
海外でしばらく過ごして日本帰ってきて、
海外でしばらく過ごして日本帰ってきてみたいなことをやってると、
荷物って少なければ少ないほどいいんだって思うようになったんですよ。
究極的には僕の持ち物ってスーツケース1個になればいいなと思ってて、
今だいたいそうなんですよ。
本当に大事なものはスーツケース1個くらいで、
あとは服と本っていう感じなんですよね。
文房具とか、文房具とか服とか全部捨てればいいし、
スピーカー 1
どうせいつか使えなくなるのかな。
スピーカー 2
本だけ困ってるんだけど、
スピーカー 1
一時期本を全部PDF化しようかなって思ったんだけど、
スピーカー 2
けどほら、多分何千冊ってあるから、
スピーカー 1
何千冊言いすぎかな、けど多分何千冊あるんだよな、多分。
スピーカー 2
実家の道具を整理したら、母の服と僕の本しかあがったんですよね。
スピーカー 1
大きな荷物と。
スピーカー 2
みんな荷物持たない。
スピーカー 1
あと父の釣り道具かな、CDは。
スピーカー 2
うちの人とは物持たずに生きてるんだなって感じなんですけど。
だから裁本コーヒーを混ぜるためのマドラーとかって、
すごい贅沢なんですよね。
裁本コーヒーを混ぜるためのマドラーを置く家が必要なんですよね。
スピーカー 1
場所ってコストですね。
スピーカー 2
なんでそんなことを聞きたくなかった。
場所ってコストって。
なんだその資本主義的なやつ。
場所は場所でしょ。
場所はコストって。
どういうこと。
スピーカー 1
どんだけ資本主義に支配されてるんですか、私たち。
でも裁本コーヒーを混ぜる棒はきっとその棒じゃないとできないことがあるけど、
箸でもできないことはないわけですもんね。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
それは確かに贅沢だ。
スピーカー 2
贅沢だと思う。
しかもおっしゃる通りちゃんとコストがかかるんですよね。
12:02
スピーカー 2
だってコロンビアで道端で売ってるコーヒーって、
どれくらいかな。
30円くらいなんですよ、いっぱい。
スピーカー 1
けどスペシャリティコーヒーのお店でコーヒー飲んだら300円くらいするんですよね。
その300円のマドラーとか、マドラーを置くための場所とかがその300円に載ってるわけですよ。
スピーカー 2
30円で出せるものを300円で出してるんだから。
スピーカー 1
確かにリッチですね、贅沢ですね。
でもそれはときめきますね。
ときめくでしょ。
この間丸亀製麺に行ったときにうどん屋の、
なんかでかい釜からうどんを引き上げるための竹で作られたでかい、
なんていうんだろう、
パスタをいっぱい突起がついてる木のシャ文字みたいなのでガサッと上げるやつあるじゃないですか。
スピーカー 2
この説明わかるかな。
スピーカー 1
わかるわかる。
マドラーの先に突起がいっぱいついてパスタをそこに引っ掛けるみたいな。
それの一般的なそれの10倍くらいのデカさの大量のうどんをでかい釜から引き上げるためだけの道具があったんですよ。
それは確かにときめきました。
スピーカー 2
単機能なものってときめきますよね、なんか。
スピーカー 1
このためだけのことを考えて作られたっていう、なんかこう、異性を感じますね。
スピーカー 2
確かに、確かにね。
スピーカー 1
贅沢の極だもんね。
そのためだけに形を考えた人がいるわけですからね。
このためだけに作ってほしいって言われて、
いかにうどんを引っ掛けるかについてすごい考えた人がいるわけですからね。
確かに。
スピーカー 2
かやちゃん他に何かないですか、ときめくもの。
スピーカー 1
えっとね、私の人生で一にを争うときめきの瞬間があって、
それが、私は大学生の時、図書館でバイトしてたんですよ。
で、暇なとき、暇なときってバイト中だから遊んでちゃいけないんですけど、
なんかちょっと手持ち良かったのときに書庫に行って、
もう何十年もこの本は開かれてないだろうなっていう本をパッと開くのが好きだったんですよ。
15:07
スピーカー 1
何十年ぶりかに空気に本のページを触れさすのが好きだったんですけど、
そのときに一回だけ、私は結構何回もやってたんですけど、
スピーカー 2
中から手紙を発見したことがあるんですよ。
せいじ君の?
いや違う、もっと戦時中ぐらいの。
で、もうすごい心臓が止まりそうになって、
スピーカー 1
パッと開けたら、もう本当にまさに戦後通過で、
どうされてますかみたいな、私は元気ですみたいな歯書きが、
多分しおり側に使って、そのまま封印されて、
何十年も書庫にこの同じ場所にあった本っていうのに出会って、
私は思わずその手紙を布団に入れて持ち帰ろうと思ったんですよ。
あまりの感激に。
で、バイト1時間ぐらい経って、でもだんだん不安な気持ちになってきて、
なんかすごい誘拐してるみたいな気持ち。
その手紙の居場所から連れ去るみたいな、
すごい罪悪感に駆られて、また戻って、覚えてたのでどこのどの本か、
戻して帰ったんですけど、
その瞬間、私の多分人生の中で一番心を打ち抜かれた瞬間だったんです。
スピーカー 2
なるほど。
不幸感の重傷に当てた手紙だったんですか。
スピーカー 1
そう、その学生に、おそらくその本を読んでおっただろう、
学生に対して無事を確認、大した内容ではなかったんですけど、葉書で。
スピーカー 2
じゃあ下宿にあてたんだったら、多分もう見つかんないよね。
難しいよね。
スピーカー 1
うんうん。
でも私はそこからあまり個人を意識せずに、
手紙自体に、
スピーカー 2
70年そこにあった手紙に感動したわけだ。
スピーカー 1
そう、人格を感情移入してあって、
しかも何千何万冊の書庫の本の片隅の、
スピーカー 2
何の本だったか多分ね、洋書だったと思うんですけど、
スピーカー 1
本当にもう、この本は誰ももう何十年も触ってないだろうって想像して飽きるのが好きだったから、
18:02
スピーカー 1
多分そうなんですよ、誰もその手紙を何十年も見てない、
しおり代わりに挟まれて忘れ去られた手紙を、
この何万冊の本の中からパッと見つけたっていう感激に心打ち抜かれた。
あれは多分、今までの人生の中での一番のときめきだった。
スピーカー 2
いいなあ、僕そんな経験したことないなあ。
いいなあ。
スピーカー 1
で、その何ヶ月後に、なんかね、ちょうど図書館移転で、
本を整理してた時期だったんですよね。
九州大学はイットチャンパスに移転する、その前だったのに私がいたのは、
その関係で蔵書とかを点検する時期、点検したり整理した時期で、
で、私は個人的にそれとは関係なくそういうことをやってたけど、
その過程でそういうものが結構見つかったみたいで、
写真とか学生の行為の切れ端とか、
そういうのを集めて展示するみたいな企画が上がって、
その何ヶ月後に、私は必死でもう頼むから、
あの手紙は見つけないでくれってすごい祈ってました。
またそのまま、また100年ぐらい封印されてくれたので、
あれは良かったですね。
スピーカー 2
僕たちが書いた原稿か何か、手紙か何かを、
高校の時の文芸部の手紙か何かを、壁に埋めてあるんだよね。
いつか見つかるかなって。
スピーカー 1
え、高校の壁にですか?
スピーカー 2
高校の壁に。
何か知らないんだけど、掃除しようと思って本棚を開けたら、
本棚の裏側に何か穴が開いてて、
多分何かの点検口だと思うんだけど、
蓋がついてて閉まってるだから、
スピーカー 1
そこに入れて蓋を閉めて本棚を置いて。
めちゃくちゃいいじゃないですか、それ。
スピーカー 2
70年後に見つけてもらえるといいね。
スピーカー 1
まだ校舎は建て替えたりとかしてない。
スピーカー 2
知らないの、たち。してないと思いますけどね。
スピーカー 1
してなかったらまだ眠ってる可能性ありますね。
見つけてほしい。見つけてほしいな。
確かめられないけど。
スピーカー 2
夢がない方の話だと、中学校の時のタイムカプセルが埋めてあって、
中学校の校庭に。
スピーカー 1
僕、そこにポケモンカードを埋めたんだよね。
スピーカー 2
昨日か一昨日か、埋めた思いがあるポケモンカードが500万円とか書いてあったから、
21:06
スピーカー 1
そう、見た、あれ。
スピーカー 2
掘りてー!って思って。
スピーカー 1
見ました、見ました。
中古販売家族みたいなやつでしょ。
初期の、初版みたいなポケモンカードの。
あんなに部屋中に散らばってたやつ、こんなに高くなってるって感じ。
スピーカー 2
500万円くらい埋まってるはずなんだけど、
スピーカー 1
なんかこれで言ったら誰かに掘られちゃうかもしれないけど。
なんか、今みんな多分探してますよね、あれ、実家とかで。
スピーカー 2
あー、そうかも、そうかもね。
スピーカー 1
実家に置いとけばよかった。
ポケモンカードね。
スピーカー 2
なんか、僕たちの成人式に合わせて掘ろうって活動してたやつがいたんだけど、
スピーカー 1
僕たち15歳の時に埋めてるから、成人式の時に掘ったら5年じゃん。
大したことないですね、5年は。
スピーカー 2
もうって思ってたんだけど、確かにそれぐらいのタイミングで掘らないと、もう二度と掘らないような気がしてて。
僕、同窓会の案内とか来てないもん。
スピーカー 1
あー、そうですね、私も来てない。
確かにね。
スピーカー 2
多分温度をとってた、その時の担任が死んだりとかしたらもう終わりだもんね。
スピーカー 1
学校につけがないから。
スピーカー 2
それはもうじゃあ出したんですね、もう。
いや、掘り出してない。まだ埋まってる。
その時そいつが掘ろうって言ったんだけど、賛同が得られなくて掘らなかったんだよ。
スピーカー 1
えー、なんで?
じゃあまだ埋まってるかもしれない。
スピーカー 2
なんか訳のわからないことを言ってたからだと思うんだけど、
なんかすごい本人テンション上がってていろいろ言ってたんだけど、
なんかすごい僕は聞いてて訳がわからないなって思ったんで、
スピーカー 1
多分みんなも訳がわからないなって思ったんじゃないかなって思うんだよ。
タイムカプセル。
スピーカー 2
タイムカプセルとか埋めなかったですか?
スピーカー 1
埋めてました。
家の前の公園とかに埋めて、
最初は瓶に紙を入れて埋めてたけど、
最終的にテープレコーダーに友達と録音して埋めたりとかしてました。
スピーカー 2
テープレコーダーか。
ポケモンカードもそうだけど、水に弱いものはダメかもしれないね。
スピーカー 1
そうそう。でもね、聞いたと思う。掘り出して聞いた。聞けました。
スピーカー 2
もう掘り出したの?
スピーカー 1
うん、掘り出した。
スピーカー 2
じゃあもう埋まってるやつはないんだ。
スピーカー 1
ない。埋まってるやつはもうないと思う。
24:02
スピーカー 1
いや、もう分かんないですね。埋めたことも忘れてる可能性もある。
そういうのもあるかも。
スピーカー 2
僕は人生で1回だけそこに埋めて、まだ埋まってる。
スピーカー 1
あ、どこ?何?自分の?
スピーカー 2
中学校の時。
スピーカー 1
ああ、そっかそっかそっか。その時だけね。
その時だけ。
でもなんかその、まあ意図してこれを後から掘り出すぞと思って埋めるのもいいけど、
しおり代わりに挟んだものをそのまま忘れてしまったっていうのがちょっといいですよね。
スピーカー 2
いいね。
スピーカー 1
誰かに別に届けるつもりじゃなく、ふと挟んでしまって、
それがたぶん1ヶ月後とか2ヶ月後とかに誰かに発見されても大したことないと思うんですよね。
なんか誰かがしおり使ってるわぐらいのものだけど。
あれね、戦後数ぐらいだから、その当時で60年か70年ぐらい経ってたはずだけど、
そしたらやっぱり全然変わって、ちょっと何かいいですね。
スピーカー 2
まだ糸キャンパスの本、図書館にあるかもしれないよね。
スピーカー 1
あるかもしれない。
うん。
あるかもね。
スピーカー 2
その企画で発見されてなかったら。
スピーカー 1
発見されてなかったら、ある。
スピーカー 2
じゃあそれに希望に夢を託して。
スピーカー 1
そうですね。
野中さんあと何かあります?
スピーカー 2
ときめいたもの?あんまりときめかないんだよな。風景とかかな。
あの、キューバでみんなでパーティーをするために夕方買い出しのものをみんなで持って歩いてるときの風景とか。
スピーカー 1
いいなこういうのって思った。
私思い出した、私もよこさんにキューバのこと聞いて、これめちゃくちゃいいなって思ったのは、
女の子と砂浜でなくしたカギを探したって。
スピーカー 2
フランスでのカギとかね。
スピーカー 1
よく聞いたでしょ。そうそう。
スピーカー 2
砂浜じゃないんだけど。
スピーカー 1
あれ?砂浜じゃなかったです。
スピーカー 2
海岸、海岸で。
スピーカー 1
海岸。
堤防だった。
海岸で。
ああ、海岸でなくしたカギを女の子と一緒に探すってめちゃくちゃいい。
私にはその現実の情景がないから、私の頭の中でかなり美化された、
言葉から連想される美化された景色が浮かんでるけど、これは羨ましいと思いました。
27:08
スピーカー 2
そう、フランス人の彼女と2人で出かけて、出会ったばっかりの頃、出会ってちょっとしたときくらい、
2人出かけて海岸に。
で、キューバでは、キューバっていうかハバナでは、海岸で遊説をしながらおしゃべりをするっていうのは結構定番なんだよね。
お金使わなくていいし。
キューバ人の若者の定番、多いも若きもって感じかな。
歌歌ってたりする人いるし、音楽かけて踊ってたりする人いるし、結構そういう感じのところなんだよ。
で、フランス人の女の子と2人で出かけて、ビールを飲んでて、
で、僕が彼女にキスをしたら、彼女が、本当はあなたはこれを2週間前にやるべきだったって言った。
スピーカー 1
めっちゃいいな、言ってみて。
スピーカー 2
で、2人で家に帰ったんだけど、同じ下宿に住んでたんだよね。
同じ下宿の別々の部屋に住んでて、バンコニーで繋がってたんだよね。
僕の部屋とその子の部屋。
だからバンコニーで一緒に、僕も彼女もタバコ吸うから、タバコ吸いながらお話とかをして仲良くなったんですよ。
で、海岸でお酒飲んでから、2人で家に帰ったら、家の鍵がなかったんですよね。
家の鍵がなかったんで、もう先に帰って寝てください、夜遅かったんで。
ちょっと僕、探してみますと一通り。
で、そしたらついてくるって言うから、2人で歩いたところを全部見たんだけど、鍵見つかんなかったんだよね。
スピーカー 1
見つかんなかったんだ。
でもいい、めっちゃいい話、それすごい好きです、その話。
スピーカー 2
で、その彼女は自分の部屋で寝たらって言ったんだけど、僕は今のソファーで寝て、朝、キューバ人のお母さんの叫び声で目が覚めた。
キャー、ムロ、なんでこんなところで寝てるのって言われて。
鍵なくしてさ、みたいな。
スピーカー 1
で、合鍵で開けてもらったら、部屋の中にあった。
鍵なくて閉められるパターンだったから。
なるほど。
スピーカー 2
だから僕たちはない鍵を見つけて、1時間くらい2人で浜の町を2人で歩き回ったっていうやつ。
スピーカー 1
めっちゃいい、その話。
30:03
スピーカー 1
めっちゃいいよね。
めちゃくちゃいい。
いいですね。
あとね、私の話ですけど、高校1年生の時、私文系も最初から文系クラスのところに入学したので、
40人クラスで8人男の子で、あと全部女の子だったんですよ。
ほとんど女子クラスみたいなクラスで、みんな仲良しだったんですけど、
高校1年生の女の子ばっかりの教室で、誕生日が来るたびに、その子が、誕生日が来た子が、
スピーカー 2
私今日から結婚できるって順番に言ってたんですよ。
スピーカー 1
それがすごい好きだった。
スピーカー 2
なるほど。いいな。
それはね、フェミソーシャル加減って、僕を恐れさせるね。
恐れさせます?
スピーカー 1
恐れさせるね。
スピーカー 2
今日から私、結婚できるっていう女の子たちの群れっていうのは、僕にとって恐ろしいって感じだよね。
スピーカー 1
そうなんだ。私にとっては、まだ全然現実味のないもの、だけど権利だけ手に入れたものを、高らかに宣言するっていうのは、少女性の塊みたいで好きだったんですね。
スピーカー 2
少女性って恐ろしいからね。
スピーカー 1
そっか。
スピーカー 2
イメージ的には、あれに近いと思いますよ。
エイリアン1で、卵がいっぱいあって、その卵からエイリアンが、プシュップシュッと生まれてくるみたいな感じ。
今日から私、結婚できる、プシュッみたいな。
エイリアンって、ぼやぼやしてると、あれに体を乗っ取られる。
スピーカー 1
まあまあまあまあまあまあ。
同情系を語るかっていうだけで、ひどいことなのかな。
私のイメージでは、つぼみが開くみたいなイメージ。
あれもつぼみが開いてるじゃん。プシュって。
だから、同じものを見て何を連想するかって。
33:02
スピーカー 1
否定できないですけどね。
否定できないね。
別に私はそれがエイリアンだとしても、それはそれですごくいいと思いますけど。
本当だよね。
スピーカー 2
少女性は恐ろしさをはらんでるところがいいと思うので。
スピーカー 1
もうまさに。
そうですね。
面白い。
スピーカー 2
このテーマよくないな。どこまででも行けますね。
ちょっと一旦区切りましょうか。
スピーカー 1
このぐらいにしましょうか。
楽しかった。
私の欲望は叶えられたので満足です。
よかった。
スピーカー 2
この話は継続的にまたいずれにしましょう。
そうですね。
それではまたお会いしましょう。
ご機嫌よう。ムロでした。
スピーカー 1
ありがとうございました。