#965 人によって値段が違う時代、社長どうする?
2026-08-27 13:16

#965 人によって値段が違う時代、社長どうする?

同じ商品なのに、あなただけ値段が高い。そんな「パーソナライズド・プライシング」に、アメリカの当局がついに動きました。でもこれ、実は対岸の火事ではありません。中小企業だって、常連割引も相見積もりも、ぜんぶ「個別の値付け」だからです。信用保証協会で27年間、金利や保証料率という「人によって違う値段」を扱ってきた僕が考える、これからの値付けの生き残り方。カギは「説明できるか」。今日も背中を押します!
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【開催概要】
日程:2026年10月29日(木)
時間:開場、開演
場所:弘前市民文化交流館ホール
青森県弘前市大字駅前町9−20ヒロロ4階
弘前駅から徒歩3分
当日は大変混雑が予想されます。
できるだけ公共交通機関や相乗りでお越し下さるようお願い申し上げます。
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おはようございます。オサナイ和志です。 青森で中小企業診断士として経営コンサルをしたり、「オサナイだけど、背中は押します。」を合言葉に、全国の中小企業社長さんや社員さんを応援しています。
今日はですね、ちょっと収録場所が若干いつもと違ってまして、 声がね、ちょっと若干響いているかもしれませんけど、ご了承いただければなと思っております。
ということで今日はですね、人によって値段が違う時代、社長どうする?というテーマでお送りいたします。
皆さんちょっと想像してみてほしいんですけども、皆さんと隣に座っている人が、同じネットショップで、全く同じ商品のページをですね、開いているというふうにします。
ところが、画面に表示されている値段が違う。
皆さんがね、3200円というふうな金額が提示されている時に、同じページですよ。同じページで。隣の人のスマホにはですね、2800円というふうに出ている。
しかも、2人ともその違いに気づいていないというようなですね。 まさかそんなことあるの?というふうに思われましたよね。
僕もね、最初はそういうふうに思いました。でもこれがですね、世界では実際に起き始めていて、つい先日ですね、アメリカの当局がこの値付けに対してはっきりとマッタをかけたんですね。
で、僕はですね、このニュースを知った時にちょっと思ったんですけども、これね、アメリカで起きていることだけど対岸の火事じゃないぞというふうにですね。
いや、それどころか日本のですね、中小企業にとってはピンチというよりはむしろチャンスかなというふうに思ったんで、今日はその理由をですね、僕なりの視点でちょっとお話しさせていただければなと思っております。
本題に入る前に少しお知らせをさせてください。 ノートメンバーシップを募集中です。無料配信にはいけない僕の葛藤や具体的な数字や事例などを公開しております。
ノートでの図やグラフを交えたテキスト配信に加え、音声配信もノートでお聞きいただくことができます。
目で見て耳で聞く、一度で二度美味しいためになる有料コンテンツを配信中ですので概要欄にリンクを貼っておきます。ぜひそちらからご参加ください。
それからサンダーFMではノートの音声配信のみを切り取ってメンバーシップ配信をしておりますので、ぜひ皆さんの参加をお待ちしております。
それからもう一つお知らせです。 10月29日木曜日、日野秋広公演会、青森県弘前市が開催されます。
場所は弘前市民文化交流館ホールとなります。 JR弘前駅から徒歩3分のところにあります商業施設ヒロロの4階にございます。
ちょっと場所がねえっとわかりづらいんですけども、ヒロロの4階までエスカレーターで上がってきていただけますと、クレーンゲームがあって、フードコートがあって、さらに奥の方にですね
03:06
市民文化交流館ホールがあると。 エレベーターに上がっていただきますと、4階まで来ていただきますと、開いたところ、目の前がホールになっておりますので、そちらの方がわかりやすいかな。
ということでお越しいただければなと思います。 17時開場、18時開演ということになっております。
今年もね、日野さんを弘前にお呼びすることができました。 今回はですね、失敗と再建から学んだ生存戦略ということをテーマにお話ししていただけるんではないかなということ。
毎日毎日リアルに事業再生をされている日野さんからですね、直接お話が聞けるということでございますし、僕はね、このテーマの中でも特に若い方がですね、いろいろこう
ためになるようなお話とかもされますし、今の経営者もなるほどというふうに思うようなですね、そういう皆さんになって何か気づきをね、お持ち帰りできる、そういう講演会になっておりますので、ぜひお越しください。
概要欄の方にリンクを貼っておきます。チムチケの方でチケット販売しておりますので、毎日ね、本当におかげさまで売れておりますので、良い席をお早めにお届けいただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
ということで今日はですね、人によって値段が違う時代、社長どうするというテーマでお送りいたします。
今日のキーワードなんですけども、パーソナライズドプライシングという言葉がキーワードになります。このパーソナライズドプライシングという言葉を皆さん聞いたことがありますでしょうか。
日本語に直訳しますと、個人別価格設定といったところでしょうか。
これはですね、その人の個人データ、例えばネットの閲覧利益であったりとか、位置情報であったりとか、あとは買い物の癖であったりとかね、それから家族構成なんか、そんなものを使ってですね、この人ならいくらまで払いそうかということを推測して、その人だけの値段を出すというふうなやり方なんですね。
ここで大事なのが、ダイナミックプライシングとの違いなんですね。皆さんのホテルの料金って、連休だと高くてね、平日だと安いじゃないですか。あと飛行機もそうですよね。あとタクシーの配車アプリとかも、雨の日は高くなったりとかしますけども、あれはダイナミックプライシングといって、需要と供給で値段が動いているんですね。
これは僕たちも納得しますよね。混んでるからねっていうことで、高くても仕方ないかなって、理由がわかるから腹立たないわけですよ。でもパーソナライズドプライシングは違うわけですよね。混んでるから高いんじゃないです。あなただから高いんですよ。しかもそれをね、なんで高いかっていうことを教えてもらえないっていう、ここが決定的に違うところなんですよね。
パーソナライズドプライシングって、アメリカとかではかなり前からやられていることなんですけども、そのアメリカの動きなんですけども、実は2026年の8月19日にですね、日本の公正取引委員会と消費者庁を合わせたような組織があるんですよ。アメリカの方でFTCっていうですね、アメリカ連邦取引委員会っていうのがあるんですけども、このパーソナライズドプライシングについての執行方針案っていうものを公表したんですね。
06:19
これを意見の一般公募、募集、パブリックコメントを募集したというところなんですけども、FTCが上げている例が、これは結構生々しかったんですけども、例えばですね、この人は家からあまり出ないタイプだというデータを基にですね、フードデリバリーの料金を高くするとかね、あるいはこの家には子供がいるらしいというデータを基にして牛乳の値段を高くしたりとか、
さらにはこの人はお葬式のために移動しているようだという推測からホテルの部屋代を高くするという。皆さんどう感じました?僕はね、ちょっと正直ゾッとしましたね。なんかね、弱みにつけ込まれている感じがしてですね。
なんでここまでわかるのかな?でもね、よくよく考えると、皆さんね、最近ですよ、スマホとかにTikTokとかSNS、そうですけども、広告ってね、皆さんにあった広告が出てきますよね。どこからこの情報を聞いているのかな?スマホに耳があるのかな?と思ったことないですか?でもそれが延長線でこのパーソナライズとプライシングで実はあったりするんですよ。
ここだけちょっと冷静にお伝えしておきたいんですけども、これはですね、あくまでも禁止じゃないんです。FTC自身が議会からこれを全面的に禁止する権限はもらってないというふうに認めているんですよ。
じゃあ何が問題なのかということというと隠していることなんですよね。FTCが求めているのは大きく3つあって、これは個人別の価格ですよということ、それから何を根拠に個人別にしているのかということ、それからどんなデータを使っているかということ、これをはっきり示しなさいということなんですよ。
つまり狙われているのは根付けそのものじゃなくて、説明しないということなわけですよ。ここすごく大事なのでちょっと覚えておいていただければなと思うんです。
じゃあ日本ではどうなのかということなんですけども、実は日本でもこの議論も始まっているんですね。公正取引委員会の方では数年前から競争法の観点でパーソナライズプライシングの研究をしていますし、消費者庁も個人データのプロファイリングというものに基づいてそういった表示ということについて検討を進めてきているということなんです。
ただし現時点では日本に個人別の価格を規制する専用の法律というものがあるわけじゃないんですね。ですのでここ正確にお伝えしておきたいんですけども、僕は一応こう見てるんですよ。
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日本はこういう分野というのはですね、アメリカとかEUの動きを見ながらですね、後から制度を変えていく、整えていくということは多いんです。例えば個人情報保護法もそうでしたね、そういう歩みをしていってEUができたから、じゃあ日本でも同じようにやりましょうかということで、個人情報保護法を整備していったりとかね。
ですから今回もおそらくいきなり禁止されるというよりはちゃんと説明していますかみたいなその透明性の要求としてじわじわ入ってくるんじゃないかなというふうに僕は思っているんです。ここから今日の本題なんですけども、すいませんちょっと長くなって。
うちはAIで値段を変えたりしてないよっていうふうな社長さん、まさにそこなんですよ。僕はね、この話は中小企業にとってですね、規制の話じゃなくて根付けの信用の話だというふうに思っているんですよ。というのもですね、僕はずっとその保証協会というところにずっといてですね、保証の審査にずっとやってきた人間なわけですよ。
ですから、金融の世界って実はね、ずっと昔から人によって値段が違う世界なんです。あの、例えば同じ1000万円を借りてもA社とB社では金利が違うわけですよ。で、保証協会にお支払いする信用保証料の保証両立だって財務内容に応じて両立することが分かれているんですね。まさに個別の価格設定なわけですよね。
でも、これで差別さというふうに大騒ぎになることってあまりないわけですよ。なぜだと思いますか。それは根拠が公開されていて説明できるからなんです。あなたの決算はこうで、この区分に当てはまるからこの両立ですというふうに面と向かって説明できる。だから納得してもらえるわけですよ。
ひるがえって僕たちの商売ってどうかというと、中小企業っていうのはですね、実はもともと人によって値段を変えてきたんですよね。常連さんによりちょっとサービスするとかね、大口さんには単価下げてみたりとか、あいみつ盛りが来ていい、そんな時はちょっと勝負した値段を出すとかね、全部個別の根付けなわけですよ。これ自体は悪いことじゃないです。むしろお客さんの顔が見える商売に僕は強みだなというふうに思っています。問題はそれをちゃんと説明できるかどうかというところなんですよ。
なんとなくで値段を変えているといつかバレます。今の時代値段って簡単に比較されますから。で説明できない値段の差を見つけられた時にお客さんが失うのは価格への納得じゃなくて皆さんの会社への信用なんですよ。
ですから社長さんねここで一つちょっと問いを皆さんで持って帰ってほしいんですが、うちの三つ盛りその金額なんでその金額なのかお客さんの目を見て10秒で説明できますか。ここですねこの問いを皆さんにちょっと持ち帰ってほしいんですよ。
大企業はこれからアルゴリズムの中身を説明しろと言われて苦しむと僕は思っているんです。なぜならブラックボックスですから。でも僕たち中小企業にはですね社長という生身の説明責任者がいるわけですね。値段の理由をですねその場で自分の言葉で語られるってこれすごい武器ですよ。
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値段を隠す時代は多分これから終わっていきます。値段の理由を語れる会社が選ばれる時代が来るという僕はねここに中小企業の価値筋があるというふうに思っております。はいということで今日もお聞きいただきましてありがとうございました。
今日はねアメリカから始まったその個人別の値付けの規制の運営からですね中小企業の値付けについてちょっと考えてみたというところでした。
正直言うとですね僕自身そのコンサルティングの料金を決めるときにいつも悩むんですよ。この会社にとってこの金額ってどうなんだろうかなって。でもねあの今日は改めて思ったんですけども悩むこと自体は悪いことじゃないなって悩んだ末に出した金額をちゃんと言葉にして説明するっていうそれさえできていれば堂々としていいんだなっていうふうに僕は思いました。
ですから社長さんの値段は隠すもんじゃなくて語るもんだということを覚えておいていただければいいんじゃないかなというふうに思います。ということで今日は人によって値段が違う時代社長をどうするというテーマでお送りいたしました。
挑戦が人生だ。Don't worry, be happy!
それではまた明日この時間にお会いしましょう。今日も元気にいってらっしゃい!
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