資金使途の重要性
おはようございます。挑戦する経営者のパートナー、中小企業診断士の、オサナイ先生こと、オサナイ和志です。
普段は、AIを使って経営者さんと作戦会議をしたり、挑戦する人を応援するイベントを開いたりしています。
本日は、2025年6月6日、金曜日でございます。
今日は、鼻筋でございますね。週末に向けて、もうひと踏ん張りでございます。
今日のテーマはですね、お金にまつわる、ちょっと待ち目だけど、めちゃくちゃ大事なお話をしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
早速ですね、本題に入っていきたいと思います。今日のテーマはこちらです。
借りたお金、集めたお金、その使い道、本当に大丈夫?資金使徒という名の約束。
というテーマでお送りしたいと思います。皆さんですね、資金使徒という言葉を耳にしたことはございますでしょうか?
会社を経営されている方であったりとか、銀行さんとか金融機関さんから融資を受けたことがある方であれば、お馴染みかもしれませんけども、これは簡単に言いますと、お金の使い道のことを資金使徒と言います。
金融機関からお金を借りるときですね、融資の申し込み書には必ずこの資金使徒という欄がございまして、何のためにこのお金を使うんですか?
というですね、そういったことを明確に書かなければいけません。そしてこれはですね、銀行融資に限った話ではないんですね。
最近よく耳にするクラウドファンディングでもですね、そのプロジェクトのページの中には、集まったお金はこういう目的のために使いますというですね、使い道が明記されていますよね。
あれも立派な資金使徒です。今日お話ししたいのは、この資金使徒、つまりお金の使い道の約束を破ってしまうこと、これがどれだけNGなことなのか、そしてその結果ですね、どういう工夫になるのかということをですね、お伝えしたいなというふうに思っています。
中小企業診断士として、また以前ですね、信用保障協会というところにいた経験からですね、ここは本当に強くお伝えしたいポイントでございますので、最後までお付き合いいただければなと思います。
資金使途の違反例
まずですね、銀行融資においての資金使徒ですけれども、これは事業系の融資であれば、大きく運転資金とか設備資金というものに分けられるんですね。
運転資金というのは、日々の事業を回していくためのお金ですね。例えば、買いかけ金の決済資金というもの、これは何かというと、仕入れ先への支払いに使いますということですね。
それから人件費の支払い資金、これは社員の皆さんのお給料の支払いですということです。それから商品仕入れ資金、これは文字通り販売する商品をですね、仕入れるためのお金になります。
このようにですね、申込書には具体的にこの資金使徒というものを書く必要があります。そして、この資金使徒として約束したことと違う使い方をすると、それは資金使徒違反となり、これは絶対にNGです。
例えば、運転資金として借りたお金をね、社長個人のギャンブルに使ってしまったりとか、あるいは株とかね、投資新宅の購入に当ててしまったりとか、これはもう完全にアウトです。
特に悪質なのが迂回融資であったりとか、転退資金というふうに呼ばれるものです。これらは基本的に同じことですけども、非常に問題のある行為です。
まず、迂回融資ですけど、これはですね、銀行さんがある会社にですね、直接融資ができないと判断した場合に、別の信用力の高い会社、例えばA社としましょうか、
A社に融資をして、そのA社を通じて本来融資ができなかった会社、B社とした場合、B社に間接的にお金が流れるようにすること、これは銀行の融資審査を買いくぐる行為であって当然許されません。
これは銀行さんが中心にこういうふうなことをやることを迂回融資と言うんですけども、これを事業者さん同士でやっても同じことになります。
で、その他にですね、この迂回融資をですね、銀行を貸さずにやることもそうなんですけども、例えば企業間同士でですね、あそこの会社は銀行から借りれないみたいだから、うちが傍りして借りて、そして貸してあげようといった、そういった形で行われることもこれも迂回融資と言われて同じように問題になります。
で、同じようなことで転退資金、つまりまたがしですね、転退の転は転がすですね、貸す転退資金と言います。つまりまたがしということなんですけども、まさにこれも金融間でお金を譲し合う行為を指しています。金融機関から事業目的では借りたお金をですね、そのまま別の会社であったりとか個人に貸し付ける、これも資金一違反の典型的な例になります。
例えばA社さんが銀行から運転資金として1000万を低い金利、例えば仮に1%で借りましたと。で、A社の社長の知人であるB社長さんの会社が業績が悪くて銀行から直接お金を借りれない状況だとします。それを知ったAの社長がですね、よしじゃあうちの会社から貸してあげようということで銀行から借りた1000万をB社の社長の会社にですね、例えば金利4%で貸したとします。
で、そうするとA社さんは何もしなくてもね3%の利息差で儲けることができますが、これは銀行との契約で約束した運転資金として使うという資金一違反していますし、迂回融資、転退資金という風になりますのでこれ絶対やってはいけません。
たとえ利息を取らなかったとしても事業のために借りたお金をですね、そのまま別の誰かに貸す行為自体が約束された道とは異なるので、資金違反となるばかりではなくてこれは詐欺罪であったりとか、あとはマネーロンダリングといって資金洗浄と言いますけど、そういったいわゆる犯罪行為に使われたんじゃないかという風に疑われる可能性もありますね。これ絶対やっちゃダメです。
約束を破る影響
これはですね、銀行融資だけに限ったことではなくて、例えばクラウドファンディングであったりとか、皆さんからご寄付とかご支援いただいたお金の使い道について全く同じことだと僕は思います。プロジェクトのために集めたお金をですね、個人的な生活費に使ったりとか、別の事業に利用したりとか、あるいは他の誰かに横流ししたりする、これも支援してくれた方々の約束違反であって、僕はこれも銀行の資金一違反と同じぐらいのものになります。
資金一違反と同じぐらいNGのことだという風に考えています。応援してくれた方はね、そのプロジェクトの成功を願って、あるいはその活動そのものを共感してですね、大切なお金を出してくれてるわけなんですよ。この人のギャンブルのためにお金を出したんじゃないんだけどっていう風に支援者さんを裏切る行為になってしまいますよね。
もしですね、銀行融資でこの資金一違反が見つかった場合どうなると思いますか。僕がいたし保証協会付き融資、信用保証協会の場合の使った融資の場合だと、資金一違反が発覚したら原則として融資した資金を一括で回収します。お金を全額今すぐ返してくださいということです。手元にお金があろうがなかろうがです。
これは期限の利益の喪失という風にちょっと難しい言葉で言うんですけども、例えば10年間で返済してくださいねという約束、これが期限の利益と言うんですけども、その約束はですね、ルール違反によって一瞬で取り消されて、即刻全額返済を求められるという非常に重いペナルティーです。これは銀行との契約書の中、銀行取引約条書という風にあるんですけども、この銀行取引約条書の第5条とかにですね、この情報がですね、多く書かれております。
なので、見つからなければいいやなんて絶対に思わないでください。銀行も保証協会も様々な方法で資金流れをチェックできますので、いずれ必ず明るみに出ます。誰も見ていないと思ってもおテント様は見ているんです。そして金融機関も支援者の方々も見ています。
ここで僕が活動しているですね、倫理法人会、最近倫理法人が僕も入ったんですけども、その中のですね、万人幸福のしおりの第9条にはこんな言葉が書かれています。約束を違えれば己の栽培を捨て人の福を奪う。もう一回言いますね。約束を違えれば己の栽培を捨て人の福を奪う。
そしてこの条文の中にはですね、こうも書かれています。破った方が必ずその責めを分担せねばならぬことを嫌でも嫌いでもその責めを実際生活の上に負わされて困り抜いている実例の多いことはこの絶対倫理の一々実証しているところであるというふうに書かれています。
これわかりやすく解説しますと、約束を破るということはその責任を必ず自分で負うことになって、そしてそれが原因で生活の上で困り果てることになりますよというそういう実例はですね世の中にたくさんありますよということなんですね。
ですので今回のテーマにね当てはめればお金の使い道の約束資金人ですねこれを破ることは金融機関であったりとか支援者との約束を破ることそれは自分の信用という幸いを捨てて相手の期待であったりとかお金という福を奪う行為に他なりませんよとそしてその結果としてですね一括返済を求められたり二度と誰からも信用されなくなったりして自分が困り果てることになるというわけなんですね。
ただし誤解しないでほしいのは借りたお金集めたお金をもとでにきちんと約束通り事業に使ってですねそこで利益を上げたとその利益を使ってさらに別の誰か応援したり新しい事業に投資するというのは全く問題ありません。それはレバレッジを聞かせているということなんでこれはめちゃくちゃ素晴らしいことなんですね。
ですので問題なのは借りたお金や集めたお金そのものを約束と違う用途に直接横流してしまうということなんです。ここの違いをきちんと理解して行動しないと間違いなく信用を失うということを今日は言いたかったということでございます。
で今日のテーマ約束そして信用というこのビジネスの根幹に関わるお話でございましたけどそんな信頼のね重要性について深く実践的に学べる一冊をご紹介したいと思います。スピードオブトラストこれは世界的なベストセラーの7つの週刊のスティーブンコビー氏ですね。この息子さんが書かれた本でございましてこの本はですね信頼は単なる美しい理念じゃなくてビジネスにおいてもそして人生においてもあらゆる物事のスピードとそしてコストに直結するんだよと。
そして具体的な経済価値を持つもんだよというふうなことを教えてくれる本なんですね。今日の話で言えば資金秘書という約束を守るということはまさにその貸し手であったりとか支援してくれた方々のね信頼残高を積み上げることになりますと。逆にそれを破れば信頼残高一気にマイナスになってその後の関係構築は非常に困難になります。
信用という目に見えない資本の重要性をこれでもかというふうに教えてくれる一冊でございますのでぜひ興味ある方は概要欄のほうにリンクを貼っておきますのでそちらからご購入いただければなと思います。はいということで今日の話をですね一言でまとめてみたいと思います。お金の使い道の約束を守ることがすべての信用の土台となる。
銀行から借りたお金もクラウドファンディングで集めたお金もですね個人から支援していたお金もそこには必ずこういう目的のために使いますというふうに目に見えるあるいは目に見えないですね約束が存在しています。その約束を軽く考えてあいに破ってしまうと失うものあまりにも僕は大きいと思います。
お金だけじゃなくて人からの信用であったりとかそして自分自身のね未来の可能性までも失いかねますんで今日はの本編の中でおてんとさんを見ているとかね人々の約束を耐えればおのれの幸せ人の不幸を奪うというこの言葉をですね胸にお金と真摯に向き合っていくということがですね結局は自分自身を助けそして周りも幸せにする道なんじゃないかなというふうに僕は思います。
はいということでですねちょっと今日難しいお話でねそして厳しい内容も含まれていたかもしれませんけれども皆さんのね大切な信用を守るためにどうしても今日はお伝えしたいことでございました。
あの感想やねご質問があればぜひスタンド fm の方にコメントでお気軽にコメントを送っていただければなというふうに思います。
明日明後日ですね土曜日日曜日ですねコメントを返させていただきたいなというふうに思います。ということで今日は借りたお金集めたお金その使い道本当に大丈夫?資金人という名の約束というテーマでお送りいたしました。
挑戦が人生だ。Don't worry, be happy! それではまた明日この時間にお会いしましょう。今日も元気にいってらっしゃい!