1. 一戸信哉の新潟のへラジオ
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おはようございます。新潟のへラジオ、一戸信哉です。
今日は、9時過ぎちゃいましたけども、こちらの写真ですね。石杖公園という場所のお話をしたいと思います。
ここはですね、去年撮影でこの辺、この辺というのは、新潟側の河口の方ですね、左岸って言いますが、
その辺をちょっとカメラを持って学生たちと回ってた時に見つけたんですが、なんかすごいものがあるんですよね。
ここは、現在は竜頭橋という、一番新潟側の河口に近いところの下に入っちゃってるんですけれども、
あまり車で通ったりもしないので、目立たない場所にありまして、しかも草がボウボウ生えていて、
なんだこれっていう感じなんですが、こういう塔のようなものが建っていて、
こっちは多分、こういうのがいくつか建っていてですね。
大きく明治天皇が来たことを記念するような石碑が建っていて、
なんだこれって言って、学生たちと別にこれを見に来たわけじゃなかったんですが、中入って見てみました。
これはですね、どういうことかというと、1878年に、明治11年ですね。
明治11年に明治天皇が新潟に来て、新潟に来た時に、
新潟で明治天皇が泊まったところだということですね。
あ、ごめんなさい。安在所っていう風に書いてある方がいました。
安在所、行く在所と書いてある安在所。泊まったところです。
泊まったところだったということを示しています。
ここの土地は誰のものだったかというと、
新潟の財閥であった、新潟の拠点にした財閥であった白瀬さん。
白い勢いと書いて白瀬っていうお金持ちの人が新潟にいたんですが、
この白瀬家の、何さんだっけな。
白瀬家の、鳴垣さん、ちょっと難しい字を書く方がいるんですけど、
鳴垣さんの、白瀬鳴垣さんの、新潟が拠点だったんでしょうか。
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こっちは別荘みたいなものでしょうかね。別邸があって、
そこに広大な土地を品川沿いに持ってたんでしょうね。
そこに別邸を作って、そこに明治天皇をお迎えしたという有償ある場所なんだそうで、
この橋が架かる前は相当広い敷地があったみたいですよね。
それは多分最初からそこに住んでたとかということではなくて、
どうやら明治天皇が来るということになって、
慌ててまとまった土地を持っている白瀬さんに、
家を建ててもらったのか、家を建てかかってたものを一人一人作ってもらったのか、
そんなようなことなんだと思うんですけど、
お迎えする宿泊所を作ったということなんだそうです。
その宿泊してた建物はもうもちろんありません。
その後、今この写真にあるのはもう一つ、
東宮の御成婚記念というふうに書いていて、
これは大正何年かな、昭和天皇ですね。
昭和天皇が結婚されたということを記念して建てた。
それをここに建てた理由はちょっとわかりませんが、
それも建てたということで、
この二つの石碑がここに建っているんですよ。
建っていまして、その石碑が建っている場所を白瀬家が手放したのか、
ここその経緯ちょっとわかりませんが、
結局それを公園として、
天皇陛下が来たところということで公園として整備していたということなんでしょうね。
しかしですよ。
しかしこれがその後どうなっていくかというと、
横に石杖幼稚園だったかな、
幼稚園か保育園かどっちか忘れましたが、
そこのプールがそこにできたりして、
まとまった土地が新潟市内の中心部にあるということもあってということなんでしょうけど、
そこにプールができていったりということがあり、
しかし公園もなくなりということなんですけど、
なおかつ一番大きいのは一番最初に言った龍頭橋というのが建設されることになり、
おそらく広大な公園の敷地の真ん中にズドンとでっかい橋がかかっちゃって、
公園を橋の下に入っちゃうという形になっています。
現地に行っていただくとわかりますけど、
橋がちょうど川を越えて下ってくるところなので、
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降下したみたいな感じで公園を残しておくこともおそらくできない状態になって、
低いんですよね。
なので完全に橋がかぶさっているような状態になってしまいまして、
分断され、公園としても中途半端な広さになっていて、
プールはなくなるんですけど、
プールはなくなっていますが、公園としても狭いんでしょうね。
だから特にたくさん遊具が整備してあるわけでもなく、
過ごしやすい仕掛けがあるわけでもなく、
橋の下なのであまり目立たない状態でということなんですよね。
なので石杖町とかその周辺の公園、
皆さんが公園として憩いの場所として利用しているのかなという気もしないでもないですけど、
昨年の夏にここを見に行った時には、
少なくともその時にはかなり草ぼうぼうで、
公園と言われてもあまり利用しようと思わない、
入っていくだけで草の間から出てきた虫に刺されそうな感じがするような場所になっていました。
なのでここの場所が背負ったいろんな歴史のことを思いつつ訪ねていくと、
しかし現在は草が生えて、
あまり人々に顧みられていないという状況をむしろ見ることになると思います。
いろいろ今言ったようなストーリーですね。
私が語った以上にネットで検索するだけでもいろんなストーリーが出てきますので、
この辺、品川河口の方に向かって川沿いを散歩していたりする時には、
少し寄ってみるといいんではないかなと思います。
今日は石杖公園という新潟市中心部の中央区の公園のお話をしてみました。
どうもありがとうございました。
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