新潟のたこの呼び名
みなさんこんにちは。新潟のへラジオ、一戸信哉です。
今日は3月17日、月曜日になります。
今日は家で作業していたので、昨日見つけた話をしてみようと思います。
今アイコンに絵も入れたんですけど、
昨日、ふるさと村のお魚屋さんに行ったところですね。
でっかく岩本というラベルのついたパックを見つけました。
バババババっていっぱい並んでて、なんだこりゃみたいになったんですけど、
どうも見るとたこなんですよね。
どういうふうに書いてあるかというと、一応音声でも説明すると大きく岩本って書かれていて、
この岩本が何かということについて、その下にもうちょっと小さいフォントで、
生食用たこ頭岩本回答北海道というふうに書いてあります。
こう見てね、普通は、私も新潟の出身ではないので、
ひょっとしてたこのことを岩本っていうのかなとか、
あるいはたこの頭を岩本というのかなとかですね。
ちょっといろいろ考えました。
考えたんですけど、考えてもわかんないので検索してみました。
あんまりね、ちゃんと公式に説明しているものは見当たらなくて、
俗称みたいなものなんじゃないかなと思うのですが、
実は方言でもなんでもなくて、このたこの頭じゃなくてたこのことですね。
北海道産の水だこを、おそらく新潟にたくさん売ってた業者さんで、
岩本さんという方がいたようで、
岩本イコールたこっていうふうに、どうも新潟ではなっていたようですね。
たこイコールたこか、イコール北海道のたこかな。
丸魚岩本商店というのが、函館から近い森町というところにあって、
この森町の丸魚岩本商店のたこを新潟の人たちがたくさん買って、
それを新潟県内で売るようになったので、
岩本イコールたこにどうもなっていったみたいだっていうことが、
いろんな方のブログの記事とかに断片的に書いてありました。
決定的な資料はまだ見つかってなくて、なんとも言えないんですが、
どうもそれは間違いがないようです。
現在、丸魚岩本商店さんがどういう状態で営業されているのかはっきりはわかりません。
一時期ちょっと経営が危うかったみたいなことも書いてある一方で、
創業60年だというふうに書いてあるので、
かなり長い期間会社を営まれているということも、
なんとなく伺えるような状況になっています。
北海道の、北海道というか道南のあたりのことを以前調べたときには、
鈴見誠六さんという三条の出身の方の名前が出てきまして、
この方が日露漁業、現在の丸波日露の創業者の一人だというふうな話が出てくるんですが、
三条から三潟を経由して函館で会社を創業し、
函館半島で酒を取って缶詰にして大儲けしたみたいな、
岩本商店の歴史
そういう話が出てくるんですが、
多分鈴見さんと直接の関係はないとは思うんですけど、
つまりは新潟の人で、北海道のいろんなところに行った人はいるんでしょうけど、
道南のこのあたりに行って、北洋漁業に携わった経緯があったというのは、
なんとなくこの鈴見誠六さんのストーリーからは伺えます。
そのこととこのタコの話がどうつながるのかはわかりませんが、
なんで新潟の人が北海道のタコを食べてるの?みたいなことは思うんだけど、
おそらく何らかのつながりがあって、
森町のタコを大量に買って、
新潟で売りさばくみたいなことがあったんじゃないかなと。
これは勝手な想像です。
というわけで、新潟ではどうやら岩本と呼ばれる、
たぶんブランド名ですよね。
お店の名前でありブランド名として岩本というのが、
どうも普及してるらしいということがわかりました。
皆さんもお魚を買いに行ったときに、
タコが岩本っていう名前がついてないか、ぜひ調べてみてください。
はい、それでは今日はこれで終わります。