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前回に引き続きまして、安田和弘さんをゲストにお迎えしております。
はい。
いや、いいですね。その作品集のタイトルを聞きそびれてたんですけど。
あ、震える光彩っていいます。
震える光彩ですね。
あの、目の光彩ですね。
はい。いやー、ほんとすごいですね。もう、いつのまにって感じなんですけど、僕の中では。
いやー、ほんとね。自分でも結構、いつのまにっていう感じで。
もう撮り始めたのが、2018年かな。
はいはいはい。
の夏頃だったので。
はいはい。
結構、なんかもう遠い昔です。
うーん。
まあ、なんかすごい最近のようで、遠い昔のような、何とも言えない感じですね。はい。
いやー、いいですね。
そういうことでさ、写真の活動を始めたあたりくらいから、僕なかなかお会いするタイミングが少なくなっちゃって、前よりも。
そうですね。
やっぱあれですか、その研究を、その写真アルバムの研究をしてたから、自分も撮るかみたいな感じになったんですか。どういう流れで撮れるようになったんですか。
いや、そういうわけではなくて、ちょっとあの、何て言ったらいいんだろう。
研究するっていうのはなかなか厳しいものがあるので、僕は働きながら研究してるので、
ちょっとね、研究テーマ自体も結構難しいところに入り込んじゃって、
ちょっとスランプってわけじゃないけど、もうダメかなーって時期があったんですよ。
で、その時にどうしよっかなーと思って、このままだとちょっと落ち込んじゃうなーと思ってたんで、
光を浴びようかなと思って。
で、光を浴びるってことは、外に行くっていうことなんで、
で、外に行って散歩をずっとしてたんですよ。
ただ散歩をするっていうことはですね、目的がないとなかなか辛いものがあるので、
写真でも撮ろうかなと思って。
えー、あそこからなんですね。
そうそうそう。で、写真を撮ろうと思って。
自分の中でちょっとした制約で、デジタルじゃなくてフィルムカメラで基本的に撮ってるんですけど、
フィルムを、36枚撮りのフィルムをね、
1本撮り切るまでは絶対に家に帰らないっていう制約をしまして、
で、その生活を1年間ぐらい続けてたんです。
すごっ、続けましたね。
続けてたんですよ。
だから結局1本じゃなくてね、3本とかもあるし、
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大体その時ね、すごかった。毎日20キロ以上歩いてたんだよね。
相当歩いてますね、それは。
相当だね。20キロぐらいは全然歩けるんですよ。
歩いてて、それで撮っててると、外に出るっていう口実で撮り始めたんだけど、
逆に撮らないと気持ち悪くなっちゃうっていうか。
そのサイクルができちゃって、それで1年間続けたんですね。
それが、ふるえる交差の前に1個自分の写真集で、
背中の目っていう写真集を、それも慈悲の屍版で出してるんですけど、
それになったのが2018年の夏から2019年の春ぐらいかな。
そのぐらいまでに撮ったやつが、元になった写真集が背中の目ってやつですね。
そのままずっといろいろ写真撮り続けてますね。
いいっすね。やっぱりタイトルもいいし、
安田さんって僕の周りの中にいる人でも、本たくさん読まれてる方なんで。
まあね。
いや、本当に刺激を受けてるので、今までね、本の話とか。
僕が知らないことたくさん知ってるんで、安田さんは。
そうだね。恥ずかしいな。
まあでも事実そうですからね。
あのー、そっか。すごいですね。
でもそれでちゃんと続けて、もう2年ぐらいは。
今もコロナの時期ですけど、散歩してフィルム撮ったりもしてるってことですか?
いやもうそうですよ。毎日撮ってますよ。
いやもうステルホームなんてものはしてないですね。
まあまあ、普通に散歩は出てくださってますからね。
本当ですよ、本当に。
公共交通機関を使わないっていうことはやっぱりしてますんで。
この間もね、30キロぐらい歩いてたよ。
いやすごいですね。
びっくりするよね。
それってもう2、3駅ぐらい行っちゃいますよね。
いや2、3駅どころじゃないんじゃないかな。
この間はね、国分寺から清関桜川岡まで歩いて、
耳を澄ます場のロケ地では舞台になってたじゃないですか。
だからそこの神社、告白したけど振られる神社がいるじゃん。
シーンの。
そう、シーンの。あそこ行って一人で。
で、おみくじ引いたよ。
いいですね。
大吉が出たよ。
めちゃくちゃいいじゃないですか。
ここで告白すればよしって書いてあった。
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ここでかよ。
映画の影響とかあんのかな。
すごいなと思って。
それで清関桜川まで行ったんだけど、
その後また戻って国立まで歩いてた。
あれはちょっと異常だったね。
相当歩いてますね、それは。
結構面白いんですよ。
僕、安田さんの写真の中でも花の写真がすごい素敵だなと思ってて。
やっぱり花とか、人よりは季節のものと言ってるんです。
季節というか、それ以外のものが好きだったりするんです。
そういうのってあります?
いや、なんて言うんですか。
こういう写真が撮りたいから撮ってるっていうわけではなくて、
全然撮ってる最中は何を撮ってるか。
これを撮りたいからこういう角度でとかってのはあんまり、
っていうかほぼ考えてないですよね。
歩いてるとスポットみたいなのが見えてくるんですよ。
ここに立つとこういうここがいいんだろうなみたいなところがあるんで、
ずっと行ってカメラ構えて撮って次みたいな感じ。
あんまり別にこれが撮りたいっていうのはないかな。
自分でプリントしてみて、こんなの撮ってたんだみたいな。
そっちの驚きというか、そっちの方に快楽を覚えるというか。
面白いですね。
撮影するのとやっぱり作品っていうか、
出来上がったものを見るのはまた違うんですね、考えが。
全然違うよ、多分。
多分っていうか、写真の撮影行為っていうのは全て撮影者の身体を裏切る経験なので、
撮影者が見た風景みたいなものが写真には絶対に映らないので、
そこの際をどう考えるかみたいなところにはなりますかね。
面白いですね。
どうですか?
僕とかはもう曲を作るために演奏するみたいな考えなので、
やっぱり実続きというか目的が一つに絞っちゃってるので、
散歩は散歩というか、ファインダー越しというかカメラ越しで見るのと別っていうのが面白いなって思いますね。
そうですね。
だから自分で撮ってるじゃない。
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撮ってネガが見て、こんなとこ行ってたんだみたいなところが多い。
あとだから自分で撮った写真とかで、これどこで撮ったんですかとかすごい聞かれるんですけど、
8、9割覚えてないですよね。
それそうですね、2、30キロ歩いてる人が。
そうそう、歩いてるから、場所性が全くわかんないっていうところがあって。
ただね、その1枚のイメージが残る直前の体の動きとかはなんとなく覚えてるけど、
そんぐらいかな。結構面白いよね。
面白いですね。
だから自分の写真を最初に面白いって見れるのが多いから。
それは撮影者の特権だなっていうのは思いますね。
安田さんが撮ってて、これどこで撮ったっけみたいなのがあるってことですよね、それは。
全然わかんない。
いいですね。
と思いますね。
こんな話でいいんですか。
もちろんもちろん。聞きたかったことですから。
本当?
はい。
本当?
ありがとうございます。
そうすると、古典開いてる安田さんみたいな。
いや本当ね、びっくりした自分でも。
古典を開きませんかみたいなお誘いを。
お誘いだったの?
だったので。
そうそうそう。知り合いの写真家さんが声かけてくださったんで、やりますみたいな。
本当、去年か。そうだね。すごい遠い昔のような感じがしますけど。
でもね。
いやでも、自分の話すんのすごい恥ずかしいことになってきたから。
マン君のね。
全然聞きたいです。
さっきも言ったけど、このラジオ収録にあたって、
僕はほうべんのラジオをね、5回以上聞いてたんで。
だいぶ予習はしてたんですけど。
すごい今、精力的に活動されてますね。ほうべん飛んだしたけど。
そうですか。そんなの見えます?
いや本当すごい。インスタライブとかもすごいやってるじゃない。
本当にそうですね。どうなんかやるかなーみたいな。軽いテンションですけどね。
いやすごいなーって思って。
いやでもさ、インスタライブってあれなんか入りましたっけ?
はい、出ますね。
出るじゃん。で、抜けましたも出るの?
抜けましたは出ないですけど、人数が減るので。
人数の表示されてるところを押せば、誰が今見てるかってリアルタイムで分かりますね。
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ああ、やっぱりそうだよね。
あれ、インスタライブ見ると毎回強制的に逆に監視されてるような気がして。
分かりますよ。
ちょっと怖い感じ。
いやでも、いいよねインスタライブとか精力的にやってらっしゃると思いますよ。
そんなふうに言ってるのは嬉しいですね。
あと、友達っていうかなんかすごいよね、知り合いが。
知り合い?仲良し?
いやいやいや。
そんな安田さんの友達なんだから。
でもありがたいですよ本当に。
ここ最近ですね、急激になんか、
前まではすごい内向的だし、内向的な自分が恥ずかしくて、
より強めるしかないみたいな。
内向的な部分を強めてからに閉じ込まるみたいなところがあったんですけど、
ここの最近はそんなにないですね、それが。
そうだね、ハイタッチの時とか作ってた時から。
それから逆転しちゃうかな。
よく覚えてますね、あれ音源にもなってないから。
でも安田さんしか覚えてないですよ。
あ、そうなの?あれ。
そのYouTubeにあげてるんですけど、多分今、僕のホームページからも行けないようにしてますね。
あれ、探したら聞けるようになってるはずですけど。
そうなの?あんな濃厚接触というかね、お客さんとハイタッチする曲。
あれそうなんだ。
確かにあの曲ありましたね。
あのイメージがすごい。あれは良い曲だなと思って。
たまにやりたくなる時あるんですけど、そうなんですよね。
だって音楽やってる人ってハイタッチしないよ、普通。
そうなんですよ。
ハイタッチの曲を作った時に、地下アイドルさんのイベントに出た時があって、
ひめのちゃんのイベントか別の人かなんかに出た時があって、
僕100名近い人とハイタッチしたことがあるんですよ、ライブで。
で、めちゃめちゃ楽しかったんですよ。
ハイタッチハイ。
一般的なライブハウスとか喫茶店みたいなライブって、
まずハイタッチを返してくれないというか、やっぱり聴く体制なのでみんな。
一回なんかゼロの時があったんですよ。
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ハイタッチしたけど失恋し続けるみたいな片思いで終わる日があって。
で、それに一回心折れた時があって、それからやってないですね、演奏。
いや、あれはもう一回やってほしいよ。
やろっかな。
あれインスタライブでやってよ。
確かにハイタッチの絵文字というか、絵文字で。
やろっかな。
それだったらインスタライブ見るかな。
ちょっとコードオフっていうか、歌詞を引っ張り出します。
いや嬉しいですね。
そんな風に精力的って言ってもらえるのめちゃくちゃ嬉しいですけどね、昔からのと思います。
いや本当すごいなと思う。
だからその活動のエネルギーはどこから来てるのかなって。
やっぱ思うよね。
それ結構言われるんですけど、勘弁してほしいんですよ。
シャブやってんのって。
シャブやってそうだもんね。
自分でも思う瞬間がある。
自分でもこの人やってんのかなって思う瞬間は、正直ありがちなやつありますね。
でもやってないですけどね。
そうだよね。
でもタイマーだったらいいんじゃないの。
いややらないっすよ。
覚醒台は良くないですよ。
そうですね。
ハマりやすいらしいから。
それはもう怖いですね。
そうだね。
顔が溶けちゃうからね。
気をつけたほんとに。
嬉しいなあ。
もちろんもちろん。
次行きます?
次行きましょっか。
はいはい。