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はい、こんにちは。本日は、佐賀県唐津市七山出身の地元を愛し、地元を活性化させようという熱い志を持った若い方々の主催するイベントに参加しております。
みんなでラジオ収録にチャレンジしようということで、子供の頃に好きだったことや、最近没頭していること、誰かに知ってほしいことといったテーマで、
各参加者が思い思いに、こちらのリッスンに発信をしてみようということになりました。
いきなりのことで、何を発信しようかと思い悩んだのですが、とりあえずパッと頭に浮かんだ、私の大好きな偉人、二宮金次郎についてお話をさせていただきたいと思います。
二宮金次郎といえば、何と言ってもあの薪を背負いながら本を読む像ですよね。
2024年、渋沢栄一が新しい一万円札の顔になりましたが、あの渋沢栄一も二宮金次郎の教えに影響を受けた一人と言われています。
ただ、二宮金次郎本人がどんなことをしたかというのはあまり知られていませんよね。
どのような人だったかというと、江戸時代後期、小田原の農家の生まれで、5歳の時に川の氾濫で家や田畑を失い、
それを取り戻そうと頑張ったお父さんを15歳で亡くし、15歳の時にはお母様も亡くしました。
おじさんの下で昼は一生懸命に働き、夜には勉強を頑張り、24歳までに失った田畑や家を買い戻し、没落した成果を再耕させました。
その後、小田原藩の家老の家の財政再建や藩の領地の再耕にも尽力し、その功績が時の老樹水野忠邦の目に留まり、
ついには爆心となり、荒廃した600以上もの村々を再建させたという方です。
しかも、天邦の大飢饉の時には、二宮金次郎が建て直した村からは餓死者が一人も出なかったというのだから凄まじいですね。
ちなみに明治天皇は二宮金次郎の伝記である宝徳記及び大変感銘を受けられたそうで、
国内省に宝徳記を活字で発刊させて、全国の知事や官吏に配布したそうです。
そのため、日本各地にあの薪を背負いながら本を読む二宮金次郎の像が建てられるようになったそうです。
また、明治天皇ご本人も執務室の机に二宮金次郎のミニチュア像を置いて大事にされていたそうですよ。
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二宮金次郎が大切にしていた価値観を示す言葉として、「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」という言葉が有名です。
他にも、「塵も積もれば山となる」という意味の積床依頼や、荒廃した村を再興させるには、まず村人の心を耕す必要があるという神殿開発といった言葉、
そして、自分や他者の個性を最大限に発揮してコミュニティの発展に貢献するという法徳司法といった考え方は、今の時代にも通用する敷衍的な価値観だなあと思います。
私も大好きな金次郎さんの教えをもとに、子供や孫、次の世代の人たちのために、この世の中を少しでもより良いものにしていけたらいいなと思っています。
それでは本日はどうもご静聴ありがとうございました。