#15 ヒグラシ鳴くよ 夜明けすぐ わたしは今日もその日暮らし
2026-07-19 38:42

#15 ヒグラシ鳴くよ 夜明けすぐ わたしは今日もその日暮らし

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夜明け直後の静寂の中に響くヒグラシの鳴き声は、非常に風情があり、どこか厳かな雰囲気さえ感じられます。

ヒグラシ(蜩)は、漢字で「日暮」と書く通り「夕方に鳴くセミ」という印象が強いですが、実は**「朝夕の薄暗い時間帯(薄明薄暮性)」**に活発に活動する習性を持っています。

夜明け直後に鳴く理由と特徴
* 光の明るさ(照度)に反応する
ヒグラシが鳴き始めるのは、周囲の明るさが大きく関係しています。日の出前のうっすらと明るくなり始める時間帯(夜明け・薄明)の光の強さが、夕方のひぐれ時の明るさと酷似しているため、オスたちが一斉に鳴き始めます。

* 気温の条件
真夏の昼間の猛暑を避け、気温が比較的低く涼しい早朝(20℃〜25℃前後)を好んで鳴きます。

* 朝の鳴き声の響き
夕方の「1日の終わりを告げる切ない響き」とは異なり、まだ人間社会の生活音が少ない夜明け直後の森や山の中に響き渡る「カナカナカナ…」という涼しげな輪唱は、澄んだ空気も相まって、非常に清々しく神秘的に聞こえるのが特徴です。
地域や時期(7月〜8月頃)にもよりますが、日の出の前後30分ほどの間、山沿いや木々の多い場所ではこの美しい朝の合唱を聴くことができます。


○ヒグラシはカメムシ目・セミ科に分類される「セミ」の仲間です。
実際の姿はこちらになります。
ヒグラシの見た目の特徴
アブラゼミやミンミンゼミに比べると、以下のような特徴があります。
* 体色:全体的に透明感のある赤褐色(茶色)ベースですが、頭や胸のあたりに綺麗な淡い緑色の斑紋が入っているのが特徴です。
* 羽:完全に透明で、黒い翅脈(しみゃく:羽の筋)が通っています。
* サイズ:オスで体長3cm〜4cmほど。アブラゼミなどと比べると一回り小さく、やや細身でシャープな体型をしています。
暗い林の中や、木の幹の低い場所にピタッと止まっていることが多いため、保護色になっていて鳴き声のわりに姿を見つけるのが難しいセミでもあります。


#ヒグラシ #鳴き声 #その日暮らし

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