00:04
ニューヨークシティ、こんにちは、北詰至です。 今日のテーマは、銭湯に行って分かったこと
ドラえもんさんの話です。 なんかあの銭湯って多分行ったことがない人は
なんかハードル高いな、敷居高いなって思うと思うんですよね。 私も最初銭湯ってすごくなんかね
入りづらかったですね。 なんかちょっと乗れんくぐるの怖かったんですよ。
なんかすごい江戸っ子みたいなお年寄りがいて怒られたりするのかなぁみたいな。 でも行ったら全然そんなことはなくて、なんかむしろ本当に私はスパ
みたいななんかそういうなんての、リゾート施設みたいなところよりは意外と銭湯の方が好きかもって今は思ってます。
そんな銭湯に行って分かったことなんですけど、なんかねやっぱりそこにいる人の様子を見てるのがすごいいいなぁと思ってます。
今日はそんなところで出会ったドラえもんさんの話です。 なんかねあの銭湯に行った時に、銭湯ってお年寄りすごく多いんですよね、近所の
近所に住んでいる方が、多分家にお風呂あると思うんだけど、今でも銭湯に来てるんですよね。
だいたい銭湯ってお昼の3時ぐらいから始まることが多いんですけど、 その開店直後とかに行くとお年寄りがいる確率が高いですね。
で、その日も私3時4時前とかかなに行って、お年寄りたくさん来てて、ちょっとお邪魔させてもらったんですけど、
なんかねすごいドラえもんに似たおばあさんがいたんですよ。 なんでドラえもんだって思ったかっていうと、
まず色が真っ白なのね。 お肌すごい綺麗で、顔がねもう本当にまん丸、あの
精炎なんですよ。本当におもなかとかじゃなくてまん丸で。
で、頭にね手ぬぐい巻いてたんですけど、それがね青い手ぬぐいだったの。たまたま、たまたまだと思うんですけど、青い手ぬぐいで
で、ちょっと笑ったら失礼だけど、すごいドラえもんじゃんって思ったんですよ。 しかも
すごい良い笑顔でお風呂入ってるんですよ。 なんかあのドラえもんってねたまにこうなんか、たまにっていうかドラえもんって母性がすごいじゃないですか。
03:02
ドラえもんって父性じゃなくて母性だと思うんですよね。 のび太に対する関わり方とか見てて。
なんかそのドラえもんの母性を全面に押し出したような顔してるんですよ。 またそのドラえもんおばあさんが。
で、 すっごい可愛いじゃないですか。
で、あーなんかいいおばあさんいるなぁと思って。 見てるだけでこっちもなんか笑顔になるような。なんかこう、のび太の気持ちですよね。
なんかあの、お母さんに見守られてる。 たまに怒られたりしながらも飽きずにこう見守ってくれるみたいな。
なんかああいうこう、なんだろう、本当に実のお母さんみたいな心地よさってありますよね。
なんかそういう感じ。あーなんかドラえもん近くにいていいなぁみたいな感じになったんですね。
で、あのしかもこう、ちょこちょこね私は横目でそのドラえもんさんをずっと観察してたんですけど、
あの、ただこう気持ちよさそうに入ってるだけじゃなくてね、そのうちなんかもう気持ちよさが極限にいったっぽくって。
で、あのお湯にね手をふわーって浮かせてたんですよ。 これわかるかな?これなんか子供の時とか私はよくやってたんですけど、
あのお湯に入ると浮力があるから腕の力をダランって抜くと腕沈まないで、こうお湯の表面に浮き上がってくるんですよね。ふわーって。
で、その浮力の感じってすごく気持ちよくって。 子供の時ってその感覚が不思議でよくやってたんですけど、それをそのドラえもんさんがやってたんですよ。
で、あーあれをやってる人がいるって思って、それがすっごい嬉しくなったんですよね。
で、わーやっぱドラえもんさんすごい良いわーって思ってずっとこう、私はもうあのニコニコを頂きながら見てたんですね。
これ多分ね、会いたいですよね。すごい会いたくなりますよね。
で、吸ってドラえもんさんをこういい感じで見てたんですよ。で、サウナ入ってその間にね、で、3回繰り返してそろそろ出ようかと思って、最後にドラえもんさんチラッと見て、ドラえもんさんねずっといるの。マジで私が入った時にはもういたし、私がお風呂入って、体洗ってお風呂入って、サウナ入ってってやってる間もずっといて、で私が出ようと思っても
まだいたんですよ。で、そんなドラえもんさんを最後にね、また見ようと思って出る前に見たら、その時ドラえもんさんは洗い場の蛇口、カランの前に座ってたんですけど、なんかね、鏡、鏡があるのね、洗い場のところに。鏡の自分の顔をずっと見てたんですね。
06:24
ちょっと今までと様子が違うんですよ。今までね、なんかその青い手ぬぐいを巻いてニコニコしながら、手のね、不力の感じを遊びながらとか、すごい気持ちよさそうに入ってたのに、急にね、なんかめっちゃシリアスな顔で、カランの前に一人で座って、じーっと自分の姿を見てたんですよ。
なんかそれを見たらね、なんか切なくなっちゃって、なんかあの、すごい呑気に入ってる、まあお風呂が好きな近所のおばあさんっていう感じなのかなって思ったんだけど、何かあるんでしょうね。それが何なのかなーってすごい考えちゃって、それをね、今でも考えるんですよ。
これを収録しているのは、そのドラえもんさんに出会ってから、もうね、数ヶ月前か、2、3ヶ月ぐらい経つんですけど、それでもね、なんかまだたまに思い出しちゃうんですよね。
なんかなんか、その銭湯に来てる人って、本当にいろんな人がいて、誰でもそうだと思うんですけど、なんかね、ただ気持ちいいとか、ただなんだろう、大きいお風呂いいなーとかそういうことだけじゃなくて、なんかその抱えてるものを、何だろう、忘れたいと思って来てるのかな。
なんかいろんな思いがあると思うんですけど、なんかその呑気に見える人でも、ああ何かきっとあるんだろうなーってすごい感じたんですよね。
で、そんなね、短い間でその人に何があるかって思えるところって、なかなかないと思うんですよ。
普通人とすれ違うだけとか、あと何カフェとかでね、たまにその向かいの席に座ってた人とか、そんな見えないでしょ、その人が。ただ、もし悩んでたとしても、コーヒー飲んでるだけとかだったら、そのこっちからしたらその人が悩んでるかどうかってわかんないじゃないですか。
だけどなんか、銭湯のすごいところって、なんかふと巣が出ちゃうんでしょうね。だからなんかその、お風呂に入ってるっていう短い間だけだけど、なんか多分そのドラえもんさんも巣が出ちゃって、で私が、ああこの人もしかしたら何かあったのかなって感じるほどのね、なんかこう姿をそこにさらしてたって。
09:18
言うのは、きっとあの銭湯の力なんじゃないかなって思いました。だからね、なんかだからっていうのは変か。なんか銭湯ってすごいなって思ったんですよ、その時。こうやって巣が見えちゃうもんなんだって思って。なんかそれって、まあお風呂の力。
あとはね洋服着てないっていうのもあるからね。なんか裸になった時にこう滲み出るものってあるんだなって思いました。
というわけで本日は、銭湯に行ってわかったこと、ドラえもんさんのお話でした。
このポッドキャスト、ニューヨークシティではサウナ、銭湯、スパなどの公衆浴場の無駄話を配信しています。
役に立つ情報はないけれど、サウナ好きが熱量多めにお話をしておりますので、よかったらフォローよろしくお願いします。
それではまた次回。バイバイ