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大任町のIR構想、ギャンブル依存症が出たら辞めます。と町長が豪語
2026-10-07 12:35

大任町のIR構想、ギャンブル依存症が出たら辞めます。と町長が豪語

RKB報道部 高藤秋子・報道部今林隆史記者

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田畑竜介
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サマリー

福岡県大任町が、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致構想を打ち出し、町長は1兆円の経済効果や約1300万人の来場者を説明しています。住民説明会ではギャンブル依存症対策が問われましたが、韓国の江原ランドの事例から、入場日数の制限だけでは依存症を防げない実態が語られました。大任町は鉄道駅がなく道路も片側一車線で、海外客を呼ぶための交通やインフラ整備にも課題があります。申請には福岡県議会の議決が必要ですが、県議からは「無理」「論外」といった否定的な声があり、情報公開や住民・周辺自治体との議論も不十分だと指摘されています。

大任町が打ち出したIR構想
この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。毎週水曜日はRKBニュースディグ、高藤秋子編集長です。高藤さん、おはようございます。
おはようございます。
今日の2本の記事をご紹介します。
タイトル、ラスベガスを作る火事のIR構想をぶち上げた福岡県大東町長原常事長長。
ギャンブル依存症たくさん出たら腹切ってやめます。住民説明会で豪語。
そしてもう1本。石炭産業に代わる大きな産業に、大東町長らがIR企業誘致で改憲。無理、論外、複数の権威が否定的な見方。大東町長、実現の可能性は51%。
福岡県大東町、カジノを含む統合型リゾート、IRの誘致を目指す構想を打ち出しています。
住民説明会で長原町長は、ラスベガスを作る経済効果1兆円と説明しました。
指摘されているギャンブル依存の懸念については、依存症がたくさん出たら腹切ってやめるなどと一周しました。
そして昨日なんですけれども、長原町長を含む田川市軍8自治体のトップらが会見しまして、このカジノIR構想を今月中にも福岡県に申請する考えを明らかにしました。
大きく動き出すのかどうか、取材している報道部の今林記者に今日スタジオに来てもらいました。解説してもらいたいと思います。
本当に振って湧いたような構想ですけれども、住民説明会の時の反応も含めてどうだったんですか?
ギャンブル依存症と韓国・江原ランドの事例
住民説明会は町の大きなホールで開かれても立ち見が出るほど満席だったんですが、町外からもいろいろ動員しているという噂もあったりとかいろいろあるんですが、
否定的な意見はあまり少なかったように受け止めました。それはやはり経済効果があるというところを見ると、そこにあえて反対する必要はないという反応なのかなと思ったんですが、
詳細なプランはまだ示されていないので、経済効果がこうあるからって、夢を見るだけでは決してダメだし、それが本当に実現できるのかというのは冷静に見ていく必要があると感じています。
もちろんそういうメリットというところをアピールするのも分かるんですけど、一方のデメリットという部分も当然懸念材料というのはありますよね。
そうですね。ギャンブル依存症というのがどうしてもカジノには付きまとうもので、実際ギャンブル依存症の支援者、家族であったり当事者の会の代表の方も来られていて、
どういう対策をするんですかという質問を長ら長々にしたんですが、国の基準では週2日までしか入れない。だからギャンブル依存症ならないんだという、
日数の問題ではないと思うんですよね。どういう対策をしてどういうケアをしているかということが問われているんですが、実は海外にすごく大東町の参考になるかもしれない地域がありまして、
韓国の関温ランドというカジノがあるんですよね。韓国には18カ所カジノがあるんですが、外国人が入れるのは18カ所なんですが、韓国人が入ることができるカジノはこの関温ランド1カ所だけなんですよね。
その関温ランドってどういう地域かと言いますと、ソウルの南東150キロの山間部にあるんですが、実はここかつて石炭産業で栄えたエリアなんですよね。まさに田川地域と同じで、かつて炭鉱があって、炭鉱が閉山になった後、町が廃れていく中で経済振興の一手としてカジノができました。
そこで何が起きたかというと、かつて6年前にソウル市局にいたときに、市局として関温ランドを取材したんですが、まずそのカジノの周辺、きらびやかなカジノの周辺なんですが、周りに何があるかというと、7店の通りみたいなのがあって、そこの7店に乗ってきた車を預けてしまって、
そこも全部カジノに使ってしまうような人が、そういう人いるかなって話を聞いていたら、本当にすぐ見つかってしまって、そういう7店からお話を聞くこともできるぐらい、中毒というか依存症が深刻な問題になっています。
その関温ランドも中毒にならないように講座をやったり、いろんな経営をしているんですが、やはり深刻な状況、ギャンブル依存症の深刻な状況。日数の制限もあるんですね、韓国人に対して。だけどギャンブル依存症というのは、そんなに簡単なものではないというのは、そこの現地から感じました。
それがもし出てしまったら腹を切ってって言われたとて、根本的な解決になるわけでもなく、じゃあ大丈夫なんて判断にはならないわけですけど、そういう事例もあるということですけど。じゃあ、大東町でやろうとしているIRのカジノは、国内の人、日本の人も入れるものにするのか、海外だけの人にするのか、この辺のプランというのは?
日本にIR、カジノを含む統合型リゾート、3カ所を最大設置できるという法律になっているんですが、基本的に日本人も入ることができて、その代わり週2日とかですね、入場料を取るとかですね、そういう制限はあって無制限に入れるわけじゃないんですが、やはりその日本人も当然入ることができる。
長原町長はですね、カジノのターゲットは海外の浮遊層だと言っているんですが、主に浮遊層がターゲットだと言っているんですが、当然そういうことに興味がある施設ができれば、方たちにとっては、そういう施設ができれば、利用者もいるわけですから、そこで依存症が発生しない、起きないということは、保証はまさにないですよね。
住民説明会でも来場者は約1300万人というふうに説明していますけど、これは外国の浮遊者ですというふうにはっきり説明されていますけどね、その辺が本当にどうなのかというのはわからないですよね。
アクセスと誘致手続きの課題
あと福岡県内でも真ん中あたりに位置する大東町のあたりにできたとして、どう行くのか、アクセスとかその辺に関してはどういう点ですか。
大東町はまさに福岡県の中央部あたりにありますし、福岡空港から北九州空港からもやはり車での移動しかないんですね。大東町はそもそも鉄道の駅がないんですよね。
だからシャトルバスなどの運用になるんですが、例えば今の町の道路とか片側一車線の道路しかありませんし、広い道路といってもですね、そういう交通アクセスの問題というのは当然発生するわけですよね。
そういう道路の整備とかですね、町長は一線もかからないと言ってるんですが、当然周辺のインフラの整備は必要になるわけですし、町長はアクセスがいいと言われてるんですけど、海外から来られた方にとってアクセスがいいのか、
例えば今IR決まってる大阪の万博会場跡地、あそこも実はアクセスが問題だと言われてるようなことになってしまってるんです。
本当に海外から呼び込みたいとしたら、やはりその場所選びっていうのもすごく重要になってくるわけですよね。そういう問題もあると思います。
あともう一点は、大東町が手を挙げてカジノを誘致したいって言って、それがすぐ実現できるものじゃないですよね。
そうですね。手を挙げることができる主体というのがですね、都道府県または政令指定都市なんですね。
そのためには、県議会の議決というものが必要になります。長原町長はこの12月の県議会で議決してもらいたいと言ってるんですが、
県議の反応と情報公開への疑問
私が福岡県議会議員に複数取材したところ、無理だとか論外だとか、調査だけでも何年もかかるのに現実的とは思えないという否定的な意見を示す議員が複数いらっしゃいました。
なるほど。そもそも今福岡県政ってそれどころじゃないわけですよね。それを議題に挙げて話し合うことをやってる場合じゃないだろうという気持ちもあるし、
そもそも今こんだけ揺り動いてる人たち、メンバーに決めてほしくないという声も絶対少なからずあるはずですよね。
そうですね。他の県はもう数年、もしくは十数年かけてこの構想について議論して、いろいろ計画を立てて精査しながら住民の理解を得られるように、
県議会でも議論を尽くして、実際和歌山県は県議会が否決してるんですよね。それで不十分、ダメだと。
そういう住民の中の周知できるような機関があって、それで初めて県議会の議決をすべきで、まさに今の県議会議員にそんなことをやる力、
能力あるのかっていうのは非常に問われてると思うんですけど、非常にハードルは高い、不透明であると言わざるを得ません。
なるほど。ご本人長長もそのあたりは分からないわけじゃないと思うんですけど、ただこうやって記事になったり、
大東町っていう名前が出るっていうところも一つ狙いとしてあるんですかね。
そうですね。実現の可能性について昨日は51%だと。先週の住民説明会に比べるとややトーンダウンしてるのかなという印象をもたざるを得なかったんですが、
本当にやるんだったらそういう住民説明会だけじゃなくて周辺の自治体のトップを集めて総意ですよって示すだけじゃなくてもっと議論、活発な議論も必要ですし、
やはり大東町に共通してるのは情報の提供というか情報の公開が極めて不十分な自治体なんですよね。公共工事についてもそうですし、今回のIR構想も出てるのはこちらの
町民に配布されているこういう新聞チラシみたいな一枚で十分な中身がわかる資料が出てきてないんですよね。これだけではとても判断できないんじゃないかなと思います。
ということで今回はその大東町の振って湧いたIR構想について取材した今林記者そして高田和彦編集長に解説してもらいました。お二方ありがとうございました。
ありがとうございました。
12:35

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