分散SNSの概念
こんにちは、日本茶インストラクターのねもとです。
本日は私が運営しているお茶好きが集まるSNS、茶好きについて紹介させてください。
SNSを自分で運営するってどういうこと?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
自分でサーバーを立てて運用する分散SNSというものについて軽く解説しながら、
なぜ茶好きというサイトを運営するに至ったかお話しいたします。
この番組は、日本茶インストラクター資格を持ち、本業プログラマーとして働く私、ねもとが、
日本全国、あるいは世界のお茶にまつわる話をゆるくお届けする番組です。
仕事以外のプライベートでも、個人開発で小規模なサイトやアプリをリリースしてきました。
日本茶に関する事業にも着手したく、今年7月に個人事業主として開業予定です。
番組やSNSのフォロー・感想レターなどもお待ちしております。
前回の配信ではBGMとかもなくて、しゃべりも音が小さくて聞き取りづらかったりしたので、
不慣れでお聞き苦しいかと思いますが、少しずつ収録の仕方も改善していければと思いますので、ご容赦ください。
さて、本題に入りますが、皆さん分散SNSってご存知でしょうか。
一般的なSNSって、例えばInstagramやFacebookはメタ社が運営していますが、
一つの会社が全てのユーザーやコンテンツを管理するのが普通ですよね。
これはTwitterとか、今はXですけど、Xとかも同じです。
分散SNSっていうのは、それに対して色々な個人であったり組織が、
独立したサーバーを立てていて、みんなが小さなSNSを持って、
それらが相互にやり取りして成り立っている、みたいな様子を想像してみてください。
もちろん利用規約とかローカルルールは、サーバーごとに運営者が決めていて、
気に食わなかったら他のサーバーを探してもいいし、
自分一人しか参加しない専用サーバーっていうのは、いわゆるお一人様サーバーなんていったりしますけど、
それを立てて拠点にしている人もいます。
分散して立てられたサーバー同士でどうやってつながっているのって話なんですけど、
別のサーバーに所属するユーザーをフォローしたり、投稿を見たりできるのみたいな疑問があると思うんですが、
これはActivityPubっていうプロトコルに準拠していれば、相互にやり取りできるようになるということなんですね。
ちょっと分かりづらいと思うんですけど、
プロトコルに準拠するっていうのは、つまりこういうルールでデータを送受信しようねっていうのを事前に取り決めておいて、
それにみんなが従って通信するっていうことです。
これでもちょっと何言ってるのって感じですよね、人によっては。
例えば、僕が急にアラビア語で文字を書いて皆さんに手紙を送ってもわけわかんないと思うんですよね。
これが日本語で背景、経由とかで囲われていて、決められた文章としての体裁をカチッと保っていたら、
日本語の公式な文章としてやり取りできるわけですよね。
それと同じことです。
ActivityPubっていうのに準拠しているもので代表的なものがマストドンとかミスキーっていうサービスで、
それら全く違うサービスなのに送受信ができるっていう特徴があります。
茶好きSNSの運営
ちなみにスレッツっていうサービスがありますけども、あれもActivityPubに準拠しているので、
マストドンサーバー、ミスキーサーバーとかに投稿が届けられるらしいんですけど、
ちょっと自分はあんまり使ったことがなくて、
ただあれも結局Instagram、Facebookと同じようにメタ社が運営しているので、
スレッツのユーザーはメタに所属しているっていうふうな感じになりますね。
もうちょっと別の例えを出すと、
例えばActivityPubっていう国の中にミスキー地方とかマストドン地方っていうのがあります。
ミスキー地方の土地を開墾して自分の家を建ててもいいし、
既に建っている家、家っていうのはサーバーですね。
その住人になってもいいんです。
もちろんマストドン地方を選んでもいいです。
各地方で方言とか条例はあれど、
ActivityPub国内の地方同士では同じルールで交流ができる。
つまり地方文献のようなネットワーク形態っていうふうにも言えますね。
実は別のプロトコルで動く分散SNSっていうのもありまして、
Nostraとか、あとはTwitterの創業者が新しく作ったBlueSkyっていうのは、
ATプロトコルって書いて、そういうものを採用したりしています。
ただそれらはActivityPubと全く異なるルールで成り立っているので、
それらとは繋がる術はありません。
他の国の人とはしゃべれませんよみたいな感じですね。
ちなみに多数のサーバーが独立性を保ったまま、
お互いに繋がって構成されるネットワークのことをFediverseっていうふうに呼んだりします。
この分散SNSの説明長いですね。
全然お茶の話してないんですけど。
この分散SNSのMiskiっていうのを使って立てられたお茶好き専用のサーバーが、
私が運営するChaskiというものになります。
これは平仮名でChaskiっていうふうに検索していただくか、
ローマ字というか、
Chaski.netっていうURLでもアクセスできます。
そこに登録するにはメールアドレスとパスワードが必要なんですけども、
二段階認証とかも設定することができるので、
比較的安全に接続することができます。
今はユーザー数が100何人とか登録してくださっているんですが、
あまり熱心に投稿する人はいないので、
今実際のアクティブユーザーは2,3人とか、
よくて5人ぐらいですね。日によっては。
あとは、今日こういうお茶を飲んだよみたいな投稿してくださる方がほとんどで、
日本茶好きな人がその中でも僕ぐらいが結構ほとんどで、
他の人は紅茶とか中国茶に詳しい方の方が比較的多いなという感じがします。
そのChaskiのサーバーに登録していただくと、
先ほど申し上げたように他のサーバーの方ともやり取りできるので、
お茶についての投稿をしている人って、
別にChaskiのサーバーに所属している人に限った話ではないので、
全然他のサーバー、Matsudonとかのサーバーに所属しながら
お茶の投稿をしている人もいますので、
僕はそういう人をフォローしてリアクションを送ったりとか、
リノートっていうんですけど、リポスト、リツイートみたいな感じですね。
押したりして交流しています。
本当にいろんな人がいて面白いんですけど、
それとは別に何か、
他のお茶SNSの紹介
IT技術者が所属するコミュニティとしてのミスキーサーバーもありますし、
何でしょうね、
DTMとか音楽を作っている人たちが集まるような専用のサーバーもあります。
そういうところは大体、
この趣味で集まろうと言いつつ、
全然みんな関係ない話をして盛り上がっているんですけど、
うちのChaskiは比較的みんなお茶の投稿をしているので、
うちのChaskiは比較的みんなお茶の話しかちゃんとしないですね。
気になった方はぜひ調べていただいて参加してくださると嬉しいです。
あとですね、お茶専用のSNSというところで言うと、
平岡園さんのところの方がですね、
運営しているTTIMEっていうアプリがあったはず。
ちょっと待ってくださいね。調べますね、今。
TTIME出てくるかな。
さやま茶の平岡園さんという方が作られているTTIMEっていう
お茶専用のSNSアプリですね。
これWebもあるのかな。
WebじゃなくてAndroidとiOSアプリですね。
そういったものも世の中にありますよって。
結構前にヒーローマスクがTwitter買収してXになったあたりで
Twitterどうなるんだろうみたいな時期があったと思うんですけど
比較的あれぐらいの時期に分散SNSにみんな逃げようみたいなタイミングがありまして
僕もそれがきっかけでちょっと作ってみるかぐらいの感じで立てましたね。
皆さんも別にITに明るい人というか音声配信に聞いている方は
結構情報リテラシー高い方多い気がするんで
もしかしたらプログラミングできますよみたいな人とかいらっしゃれば
自分のサーバー立ててみてもいいでしょうね。
今回はそんなお話でした。
この番組の文字起こしはListenというサービスでも読むことができます。
Instagram お茶好きが集まるSNS Chatsキーも運営していますので
興味がある方は番組の説明欄のリンクをチェックしてみてください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。バイバイ。