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2023-11-17 12:46

なぜツイ廃は9000兆円を選ばなかったのか【「5」のつくネットミームのネーミング】#14

今回のけんきゅーテーマは「「5」のつくネットミームのネーミング」です。

有名なネットミーム…「ご」で始まること多くない??そんなどうでもいい疑問に真面目に取り組む大人が、ここにいます! 

 

【けんきゅー関連リンク】 

◯5000兆円|ニコニコ大百科 

https://dic.nicovideo.jp/a/5000%e5%85%86%e5%86%86 

現実離れした金額のデカさを、あの手この手で実感させようとする蛇足の塊のような記事。このインターネット感がたまらない。 

 

◯スプーナリズム|ニコニコ大百科 

https://dic.nicovideo.jp/a/%e3%82%b9%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%83%aa%e3%82%ba%e3%83%a0 

「ゴツゴツのアハン」系の言葉遊びについての記事。ラジオでは読むのを憚られるような類語が載っており、非常に最低で最高。 

 

◯Sledge Hammer Web 

http://sledge-hammer-web.my.coocan.jp 

2000年代前半に稼働していた個人サイト。ページ下段の「苗字と名前の最初の文字を入れ替えてみました」というコーナーで、「けつだいらまん(※松平健)」を筆頭とするおもしろ単語をノミネートしていた。この大量の過去ログを読むと、大切な時間を無駄なく無駄にできる。 

 

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サマリー

「5000兆円欲しい!びっくり!」というネットミームは、拍数とリズム、母音と濁音の要素が組み合わさっており、インパクトのある数字になっています。同様に、他のネットミームでも数字の選択には音の要素が関連しています。また、説明ではゴツゴツのアハンについて触れられ、スプーナリズムという言葉遊びも紹介されています。このネットミームはGの音のインパクトと言葉の面白さが関係しており、一つのネーミングとして広まっています。

ネットミーム「5000兆円欲しい!びっくり!」の要素
本日のテーマは、「語」のつくネットミーム、です。
語っていうのは、数字の語なんですけど、
厳密に言うと、語という音ですかね。
たぶんこのラジオを聞きの皆さんもネットミーム、
一般の方よりは結構関心があるというか、
神話性高いんじゃないかなって思うんですけど、
ちょっと今日喉の調子がおかしいな。
すいません、なんかガサガサしてますが。
で、だいぶ定番化したネットミームの一つで、
めっちゃ好きなミームがあってね。
これ、聞いたこと、見たことある方、いるんじゃないですか?
5000兆円欲しい!びっくり!っていうやつです。
ちょっとゴシック帯で太字でね、斜めになっていて、
二段組みされている画像が有名なんですけど、
これ、ツイッターで、えーとね、
ksuwabeさんっていう方が、あのー、
唐突につぶやいて、めっちゃ率直な欲望がね、
ストレートすぎて面白いってことで、
一気に拡散されて、画像とともに有名になって浸透したネットミームなんですけども、
これ、当時ね、初見の時に、
まあ、面白いなって私思ったんですけど、
心の中で一つ小さな疑問があって、
それは、5000兆円欲しいって、
なんで5000兆なんだろうって思ったんですよ。
っていうのは、額が多い方がいいのであれば、
9の方がいいんじゃね?と思って、
9000兆円で良くない?って思ったんですよ。
なのになんでこんな、5ってさ、
他に数字がいっぱいある中で、
5が選ばれたんだろうっていうことなんですね。
これはksuwabeさんが、なぜこれを発音したかとか、
そういうことじゃなくて、
なんでこの音が入ったミームが、
みんなに受け入れられたのかっていうことにも繋がってくるんですけど、
で、まあ選択肢として普通に、
1から9まであるじゃないですか。
これを検討してみたいんですよ。
で、ここで大事になってくるのは、
まず、拍数とリズムなんですよ。
拍数っていうのを見ると、
もう一気に選択肢が絞られます。
あの、拍っていうのはあれですね、
俳句の読み方と同じ数え方をするんですけど、
その理屈で言うと、
一拍の音がリズムがいいかなと思うんですよ。
どういうことかっていうと、
例えば1000兆円だったら、
たんたんたんたんなんですよ。
2000兆円っていうことね。
なんですけど、リズムが気持ちいいのは、
たたんたんたんなんですね。
だと思うんですよ。
これは私が勝手に言ってるだけですが、
たたんたんたん、こういうリズム。
で、これに当たる拍数を持ってるのはどれかっていうと、
1から9の中で、
2と5しかないんですね。
2000兆円と5000兆円。
もうこの時点で2か5だったら、
最高大きいのは5じゃないですか。
なので、5が来るのは必然っていう感じなんですけど、
例えばリズムを除いたとして、
次に重要になってくるやつ何かっていうと、
母音と濁音が入ってくるかっていうことなんですね。
それぞれの母音を考えたときに、
大きい母音と小さい母音っていうのがまずあるんですけど、
発音したときに口の中が広くなる母音が、
大きい母音なんですけど、
それはエとオなんですね。
ただ、エの母音が付くのは数字にはないですよね、この中では。
なので、オの母音がでかいんですけど、
それはどれかっていうと、
4と5と6のロのとこですね。
ここに大きい母音が入っています。
で、とどめになるのがさっき言った濁音ですね。
濁音は5のジ、これしかないですね。
他は声音といって清らかな音、濁ってない音になります。
なので、拍数が一拍でタタンタンタンっていうリズム、
五線調演っていうリズムと、
あと母音のオ、そして濁音のジ、
これが全部重なってるのが5という数字だけなんですね。
ネットミームと音の要素
それぞれ、拍数とリズムが良いと何が良いかっていうと、
言いやすいんですね。
ただ、ネットミームじゃないですか。
言いやすいクソもないって思うかもしれないんですけど、
やっぱ、例えばツイッターXとかで、
目にしたときにテキストを、
心の中でみんな必ず読み上げるんですよ。
どんなネーミングでも、みんな心の中で読んでるんですけど、
その読んだときの語感っていうのはやっぱり影響してくるので、
言いやすさは確実に関わってくると思います。
母音と濁音っていうのは、
要はデカさですよね。
発音したときに、心の中で言ってみたときに、
一番デカく感じる要素が、
オの母音と濁音が入ってること。
強い感じがするじゃないですか。
それに一番くさわしいのが、
5っていう数字だったっていうことになるので、
日本語の場合、1から9、
線調演っていったときには、5が一番適しているよね。
だから、ネットミームとして使われたときに、
インパクトが一番込められる数字だと思うんですよ。
だから、よくよく考えてみると、
オタクがね、
オタク公文とかで、
推しの尊さとかを、
誇張表現でオタクは、
ものすごくデカく表現するんですけど、
そのときに推しの顔が美しすぎて、
あと5億時間見てられるとかさ、
例えばね。
みたいな感じで、
5っていう数字は結構、
そういうネットミームとかで、
インパクトのある数字になりやすいんじゃないかなってのが、
私の仮説ですね。
だから、あと何だろう。
これはネットミームじゃないですけど、
あの、ブルゾンチエミさんの、
昔ね、流行ったギャグ。
ギャグっていうかネタか。
あれで、35億っていうネタがありましたよね。
あれも、拍数が35億だから、
タンタン、タンタンですかね。
タンタン、タンタン。
っていう、拍数とリズムになるには、
35億か、あと32億しかないんですけど、
やっぱ、5と2だったら、
数字が大きいっていう理由もあるんだけど、
やっぱり母音と濁音のデカさによって、
5の方が絶対ふさわしいっていうことになると思います。
で、ちょっと余談なんですけど、
あの、ブルゾンチエミさんの35億っていう下り。
当時、人口が約70億人だったので、
ある2をして、35億に決めたらしいんですよ。
だからもし、仮にですよ。
えーと、例えば人口が80億にジャストだったとして、
そのブルゾンさんがね、チェックしたときに。
だから、落ちで40億って言ったとしても、
タンタン、タタンか。
めっちゃ語呂悪いんですよね。
っていう意味で、絶対ハマらなかったなって思いますし、
Gの濁音がないとやっぱりインパクトがないので、
あのネタは、あの時代、世界人口が約70億人だった
あの時代にしか生まれなかったネタじゃないのかなってのは
今になると思いますね。
ネットミームとしてのゴツゴツのアハン
はい、ちょっと脱線したので。
あともう1個、ネットミーム。
5にまつわるやつね、いきましょう。
ゴツゴツのアハン!びっくり!ってやつです。
あのー、ほかほかのね、白ご飯の写真を背景に
さっきの五線長円とほとんど同じようなフォントで、
めっちゃフトゴシックの斜めの字体で、
ゴツゴツのアハン!って書いてあるんですよ。
で、ゴツゴツとアハンはカタカナなんですけど、
これ、言葉遊びなんですね。
何かっていうと、
あのー、夏は暑いですねーっていう時に
言い間違えて、あと普通にネタとかで
暑は夏いでんなーみたいな風で
あの、言葉を入れ替える遊びっていうのがね、あると思うんですよ。
これのね、スプーナリズムって言うんですけど、
このスプーナ確か、エポニムじゃなかったかな?
エポニムってなんか人名由来でついた現象とか、
そういう、なんか、物の名前とかのことを
エポニムって言うんですけど、
ニコニコ大百科によると、
オックスフォード大学の
ウィリアム・アーチ・ボールド・スプーナーさん
っていう人の名前に由来するって書いてありますね。
なんかこの人も、この入れ替えの言葉遊びみたいなのを
めっちゃ使ってた人らしくって。
で、それの代表格が
ゴツゴツのアハンって言われることが多いんですけど、
これ、他にもめちゃくちゃあるんですよ、この遊びって。
えーと、ニコニコ大百科ちょっと見て、
軽く読み上げると、
ひきたてコーヒーがコキタテヒーヒーになったり、
パラパラチャーハンがチャラチャラパーハンになったり、
えーと、
オダギリジョウがオジョギリダーになったり、
あとこれね、
マツダイラケンがケツダイラマンになる。
なんか、ケツダイラマン、
ケツダイラっていうサイトあった気がするんだけど、
こういうゴツゴツのアハン系をまとめたサイトがあるんですけど、
それもケツダイラシリーズだった気がするな。
色々あるんですよ、面白いの。
なのに、必ずこの言葉遊びの
ネットミームにおける代表的なものは
何?っていう話になると、
絶対一発目にゴツゴツのアハンが出てくるんですよ。
全然チャラチャラのパーハンとかでも
インパクトあって面白いのに、
必ずゴツゴツが出てくるんですね。
これにも私は語が関わってきてると思っていて、
入れ替えると、語犯の語が前に出てきて、
アツアツのやつがね、入れ替わってゴツゴツになるんですけど、
本当にね、言葉の頭にGの音が来るっていうのは、
やっぱりインパクトがでかいと思うんですよ。
さっきの5000兆円欲しいも、
Gの音、ゴっていう音が先頭に来てたじゃないですか。
同じ理屈でゴツゴツのアハンも、
しかもゴツゴツの場合はさ、
Gの音が2回も連続するじゃないですか。
だから、字面にした時のインパクトもそうだし、
字面にした時にもめちゃくちゃ面白いんじゃないかなと思って、
言葉遊びと言語辞書のネーミング
数あるこのスプナリズムの遊び、
ネットミームになっているものの中で、
インパクトの高さからやっぱりコイツが
しねくどきとして採用されてるんじゃないかなって思うのは、
このGの威力だと私は思います。
だからネットで拡散されるもの、
もちろん字面が面白いやつとかね、
おちんちんランド開演とかさ、
おちんちんランド閉演とかね、
あるんですけど、
言葉が面白いやつはその言葉の勝利だと思うんですけど、
言葉遊び系のやつで印象に残そうと思ったら、
やっぱり濁音の力とか、
リズムの良さ、ゴロの良さとかは
関わってくると思うので、
これは探してみるとマジで面白いんじゃないかなって思います。
はい、というわけで今日のまとめです。
5000兆円欲しいとか35億とかね、
ゴツゴツのアハンみたいに、
このガギグゲ語の語が入ってるのは、
ネットミームとはいえ、
口に出さないミームだとはいえ、
心の中で読んでいるので、
やっぱりインパクトのデカさ、
Gの音の強さが影響して、
市民権を得たんじゃないかっていう、
考察みたいなものを紹介してみました。
今後もなんかいつもと違う、
なんか一つジャンルを決めてっていうよりも、
私の気になった言語辞書のネーミングみたいなのを
紹介していく回もやっていきたいなと思うので、
私に言わせてみたら、
こういうスプナリズムも、
ネットミームとして定着している
一つのネーミングっていう捉え、
広いネーミングの捉えなので、
なんかこういうのでも気に留めてみると面白いので、
皆さんもぜひ探してみてください。
はい、というわけで、
今日のお話面白かったよっていう方は、
ぜひ今欲しいものとか、
何々欲しい!
ビックリマークとか、
好きなご飯のふりかけの味とか、
ご飯のお供とか、
書いといてください。
私は焼き鮭、
鮭のフレーク、鮭フレークが大好きです。
はい、というわけで、
今回は以上にしたいと思います。
ありがとうございました。
では、また次回。
バイバーイ。
12:46

コメント

「ダンダダン酒場」という居酒屋もありますね。 さらに、タイトルではありませんが、ばいきんまんのロボットに「だだんだん」というのがいます。人気投票のかなり上位にいるので音の響きの勝利といえる事例でしょう。

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