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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、好きなものの話をしています。
今回お話しするのは、Adoを救ったボカロの世界、マツコの知らない世界、というものです。
月曜日は本の話をする日なのですが、あまりにもネタが出ない上に、参画日で話したいことがいろいろ出てきてしまったので、気が気直って話したいことを話すことをします。
僕は今ほとんど地上波のテレビを見ないのです。ほとんどというか、ほぼと言ってもいい感じです。
年末年始見たのは芸能人格付けチェックとマツコの知らない世界だけでした。
大晦日に孤独のグルメを見ようと思っていたのですが、結局AdoのワールドツアーWishのロサンゼルス公園の動画をアマプラで見て、その余韻に浸っていたら過ぎてしまいましたね。
芸能人格付けチェックは家族が割と好きなのです。
なんとなく芸人さんには飽きてしまったけど、そうではない芸能人がネタに走るのが面白くて見ちゃうのですよね。
で、マツコの知らない世界はというと、年末から楽しみにしていました。
なぜなら、Adoが出演していたからですね。
もうね、テレビはSNSで流れてくる情報をきっかけにして見るだけになっちゃったわけです。
マツコの知らない世界自体はとても好きな番組なんですが、ほぼ見なくなった原因はテレビ放送の使い勝手の悪さのせいな気がします。
TVerですら動きがモタモタしていると感じて次第に見なくなってしまいました。
テレビのコンテンツは結構面白いものがあると思っているのですが、ネット配信の世界にどっぷりはまってしまうと使い勝手の悪さが際立ってしまうみたいです。
なんだかもったいないなぁといつも思います。
とりあえず文句は置いて番組の話をしましょうか。
1月3日のマツコの知らない世界新春スペシャル前編は、カバーソング&歌ってみたの世界というものでした。
そこにゲストとしてAdoと小木の芽陽子さんが出演しました。
戦後からのカバーソングの歴史、小木の芽陽子さんの優れたカバー曲の話、
そしてニコニコで始まったボカロと歌ってみたの世界にどっぷり使ってきたAdoの経歴が話題になりました。
Adoはもちろんリモートで出演ですが、マツコさんとは2年前にこの番組で同じようにリモートで会っているんですよね。
カバーソングの歴史はとても面白かったです。
ちょっと聞いたらすぐに続きを歌ってしまうような曲がいろいろありました。
え、これカバーだったの?っていう曲もいくつかありました。
小木の芽陽子さんはカバーをいろいろ歌っていますが、あまり聞きすぎないようにしているということでした。
それはオリジナルに近づきすぎてモノマネのようになってしまわないようにと考えているのではないかと思うのですね。
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それが、え、これカバーだったの?と感じる独自の世界観を生み出しているのでしょう。
対してAdoは徹底的に聞き込んでいるのでした。
オリジナルをリスペクトし、その表現を大切にした上で、その曲で伝えようとしている感情をもっと効果的に伝えるにはどうしたらいいかを考えている感じ。
その例として挙げられたのが、椎名林檎がオリジナルの罪と罰と、安里がオリジナルのキャップ愛でした。
さらに、Adoの歌ってみた、飾りじゃないのよ涙はを通じて、若い人たちが中森明に触れ、たくさんの歌ってみたを聞き、さらに身の上様子につながっていくという、ある意味歌ってみたあるあるみたいな広がり方が紹介されました。
僕自身、Ado始まりで聞き始めたアーティストがたくさんいて、その広がる過程がこの通りだったので、思わず、そうそう、そうなんだよって言ってしまいましたね。
そしてニコニコ動画で始まったボカロの世界、そこから広がった歌ってみたの世界の話につながっていきました。
Adoはその流れに6歳の頃に触れ始めたということで、これは完全なニコニコネイティブってことになりますよね。
そしてAdoは歌ってみたの世界が陰気な自分を作ってくれたことを話してくれました。
これは世界中を巻き込んだ災害となったコロナ禍と無縁ではありません。
社会全体が引きこもりにならざるを得なかったことで、オタク・インキャの世界がクローズアップされ、それまでは狭い世界で育まれていた優れた表現が表舞台に出ることになったわけです。
それも日本だけでなくワールドワイドに。
まさに滅んでもただでは起きない人類のしたたかさみたいなものを感じませんか。
こういう文脈で捉えると、テレビのコンテンツは世界に脱皮するチャンスを逃し続けているように思えるのですね。
ちょっと主語が大きくなりすぎたかもしれませんが、アドがいいなと思う背景にはこういう構造があるように思います。
5歳の頃プリンセスが好きすぎたアドは、今自分を育ててきた歌ってみたを世界に広げようとしています。
有言実行で大きな仕事をするアドにはプリンセスが大好きなアドの面影があります。
そんな一面を知ってさらにアドが好きになったファンは多いはず。
マツコの知らない世界新春スペシャルはファンにとってはたまらない番組だったと思います。
見ていない方はまだしばらくtverで見られますのでぜひ見てください。
そこそこの年齢になってアドにハマってしまう理由の一端を知ることができると思います。
歳をとっても大丈夫。一緒にアドをしてみませんか?
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今回はアドを救ったボカロの世界、マツコの知らない世界で話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクすぎでありますように。千葉直樹でした。
ではまた。