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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読書ソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのか、というものです。
金曜日は食の話をしています。
40年も前のことですが、学校のイベントで串炉に行ったことがありました。
その時に泊まった民宿の朝食がなかなか豪快で、今でも印象に残っています。
それはホッケ定食という感じのものでした。
さほど珍しくはないですよね。
それなのになぜ印象に残っているのかというと、ホッケが食べ放題だったからです。
食卓の真ん中にホッケの開きを半身にしたものが山盛りされていたのです。
今考えるとなかなか上手なやり方だなと思います。
ホッケを焼くだけならあまり手間がかからないし、山盛りにするホッケは小さめのものでも大丈夫で、
漁業が盛んな串炉ではかなり安価に手に入っていたのではないかと思います。
安くてうまいのがホッケ。
北海道ではよく食卓に昇るお魚でした。
ホッケの開きの変化
今でも比較的手に入れやすいホッケですが、油の乗ったそれなりのサイズのホッケの開きは高級魚になってしまいました。
肉で言うとステーキを食べるくらいのイメージでしょうか。
ホッケの開きは保存が効く干物ですよね。
保存が効くと言っても、磨きニシンのようにカチカチにして長期保存するわけではないので、食べられる季節がありました。
でもよく考えてみると、今は割と年中食べられるものになっています。
冷凍技術が発達したからでしょうね。
これはこれでありがたいことではあるのですが、安定供給のために取りすぎるということが起きているような気もします。
食べられない季節にまで食べているということはそういうことではないでしょうか。
また、安ければ良いという価値観が乱格を助長している可能性もあります。
剥離多倍なんていうくらいですから量が勝負なわけで、ちょっとくらい小さくてもいいからどんどん取ってしまおうということになっている気がするのです。
それが昔と比べて小さくなったホッケの開きに現れているのではないでしょうか。
今回配信のタイトルにしたのは、実は本のタイトルでした。
築地魚菓子3代目の生田義勝さんが語る日本の魚事情の本です。
実は僕はまだこの本を読んでいないのですが、タイトルを見て思い浮かんだことをまず話してみることにしました。
こうやって事前に問いを立てて読むと、自分の身になるものが増えるような気がするからです。
美味しいお魚を食べ続けられるように日頃からできることを考えて、豊かな暮らしを作ることができたらいいなぁと考えながらこの本を読んでみようと思います。
あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのか
今回は、あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのかという話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
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この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
また会いましょう。