ちょっとまずそもそも黄色オセロってどういう物語の中で進んでいくものなのか、まずはあらすじを教えていただきたいです。
はい、じゃああらすじを簡単に説明させていただきます。
ミトの街中を歩いていたあなたはトイロと名乗る大学生とLINEでつながる。彼女は色を失った世界、オセロワールドに迷い込んでいた。
お願い、私をこの世界から連れ出して。あなたはミトの街中に隠された謎を解き、トイロの運命をひっくり返すことができるのか。です。
ありがとうございます。ミトの街を歩いたことがある方は想像つくかもしれないんですけれども、ミトの街の雰囲気と比べてだいぶやっぱりファンタジー要素があるし、
そうですね。
ちょっとアニメとか映画で出てくるだろうなっていう世界観を結構払ってますよね。
そうですね。
やっぱりここが一つの物語になっていて面白さであると思うんですけれども、例えばこの物語だけでも成立しないわけじゃないですか、当然のことながら。
その街歩きがある、謎がある、物語があるっていう要素それぞれを絡めていくのが作る側の難しさ、頭を使うところであると思うんですけど。
ちょっと質問で、そもそもこのミトの街を舞台に中油型謎解きを作っていきますってなったときに、横山さんってまず何から始めるんですか。
横山 そうですね。今回でいうと一番最初は題材でしたね。つまりオセロ。オセロを題材にしたミトの周遊謎を作ろうっていうふうに思ったのが最初ですね。
というのも今回ミトの街で大体的にやるのが一発目ってこともあって、ミトらしさはあるし、けれどもそこまでなんでしょうね、いわゆる納豆とかミト公文とかちょっとあるじゃないですか。
まあなんかザミトなコンテンツってありますよね。 横山 もちろんそれはそれでいいと思うんですが、なんかそうじゃないところでかつ僕らのミトエスケープの持ち味みたいなものを活かしながら作れる題材ないかなと思ったときにオセロを思いついて。
そこからじゃあオセロを使った謎解いてどういうギミック、つまり仕掛けができるのかを考えたり、オセロを題材にしたストーリーを紡ぐってことはどういう物語、どういう主人公がどういう体験をしてどういう変化を起こさせるかっていう、そういったふうに連想ゲームというか着想してたという感じですね。
その物語を作っていく、そのオセロを使ったからどういう物語がいいんだろうってそこをつなげていくのがすごく難しそうだなと思ったんですけど、そこはどうしてるんですか。
そうですね、今回でいうとなんでオセロを決めたかっていうと、ひっくり返すものじゃないですかオセロって、とかあと白とか黒とか、白黒のコマがある石があるんで、そういったところが要素として面白いなと。
なんかこれを題材に謎解きもそうだし物語もそうなんですけども、これをうまく使って謎解きに物語に組み込んでいけたら面白いなっていうふうに思ったんですよ。ここに関してはなんでしょうね、ネタバレっちゃネタバレなんですけど、ここは言っていいかな、言っていいかなって思うんですけど、
ギリギリな感じを まあさっきあらすじでトイルの運命をひっくり返すことができるのかっていうふうに問われたじゃないですか、てことはそれはトイルの運命をひっくり返すのがゴールなわけですよ。なのでこれはもうひっくり返す物語なんですよね。
ってことを考えた時に、ちょっとメタ的な話ですけれども、水戸の街まだまだ謎解き文化がない、そういったところで初めて大々的に水戸の街で謎解きやる、で謎解きの文化を芽吹かせていくっていう、僕らのやる仕掛け、今回のオセロの謎解きを使って、まるでオセロのように街を自分たちの色に染めていくっていう、
ひっくり返していくっていう、そこがなんか綺麗だなって思ったんですよ、そもそも。これはもう謎解きとかストーリーとか関係なく、僕らのその姿勢というかそういった話なんですけども。
なるほど。
ってことを考えた時に、じゃあ一発目はこれもうオセロで申し分ないねっていう風に自分の中では納得いった感じですね。
いいですね、このやっぱオセロっていうものを使って物語も作っているし、物語の中でもそうだし、水戸エスケープさんの姿勢としてもこの水戸の街をもっとよくしていきたいんだっていう姿勢も示しているっていう。
なんかよく思いつきましたね、すげえ。でもそっかそうすると本当に、納豆とか水戸三津二孔とか梅とかいろんな要素があるじゃないですか、水戸といえばの中で、なんでオセロを選ぶんだろうっていうところにも本当に必然性が乗ってきますよね。
そうですね、まあ本当にもちろん快楽園舞台にした謎解き作りましょうってなったら作ると思うし、水戸鴻門舞台にした題材にした謎解き作ろうとまだ作れるんですけれども、でも今回一発目でやる意味とかを考えた時にいやオセロでしょっていう結論になった感じですね。
第2候補とかなかったんですかやっぱり、でも候補はありましたよ、それこそ快楽園とか水戸鴻門とか、あと千葉湖のちょっと民話絡めて大太郎ぼっちの伝説とかあると思うんですけども、大太郎ぼっちの足跡が千葉湖みたいな話があるので、それ結構地形を活かしてるし、水戸というか茨城ならではのコンテンツになるし面白いなと思ったんですけど、
より面白みを感じたのがオセロだったので、今回はオセロだなって。
そこの面白さっていうのはやっぱり自分たちのこれからの姿勢を示すとかもそうだし、あとやっぱこのひっくり返すという動きの部分もそうですかね、面白さとして。
あとはそもそもオセロをギミックとして使ってる謎解きがあんまり思い当たらなかったんですよ。これは他の詳しいメンバーとかにも聞いたけど、確かにいわゆる小謎っていう一問一答の謎があると思うんですけども、そこでオセロの要素が使われることはあるんですけども、全体を通してずっとオセロみたいなコンテンツはないんですよね。
っていうのもあったし、そこで唯一性というか独自性もあるなっていうのを感じたので、いろんな要素が絡み合ってオセロだってなったって感じですね。
なるほどな。ちょっと質問次に進めさせていただくんですけど、そういった着想があって、こういう物語にしていこうっていうのがあって、かつ物語の背景には思いとか地域性とかいろんなものが絡んでいくと思うんですけど、それがあった上で、街を歩くことと謎を解くことと物語をなぞっていくっていう3要素。
これなんかどう設計するのか、そのバラバラで考えているのか結構絡み合わせながらあれこれ悩んで組み立てていくのかどうやって作っているのかなっていうところですね。
いやーそうですね、こればっかりは僕らがプロデュースするっていうのが今回が初めてと言っていいんでしょうね。本当にやったことがなかったっていうのもあって、全部考えてやんなきゃいけなかったので、そこはもう手探りだったので、明確にこうっていうのがあんまり言えないかなって思うんですけど、
ただやっぱり全部が連動してるんで、歩くこと、謎を解くこと、物語をなぞることってなった時に今回の謎って3部仕立てというか、第1章、第2章、第3章という風に分かれていて、じゃあ歩かせるけれども、じゃあどの章で歩かせようかとか、言ってしまえば今回第1章はどこでも解ける謎で、第2章は歩いて第3章もどこにでも解ける謎みたいな感じで、
設定しているんですけれども、これの組み合わせが物によっては全然バラバラのコンテンツもあるし、じゃあそれ今回においてはなんでこれをこの配置にするのかっていうのも結構考えないといけなかったし、ひたすらイメージトレーニングですかね。
ちなみに、とっかかりとしたこのさっきの3要素、街を歩く、謎を解く、物語をなぞるで言うと、まずどこから行きましたか。
街を歩くかな。
どういう動線で歩いてもらったらいいのかなみたいな。
そうですね。まあでもそこは難しくはあんまりなくて、基本的に今回許可を取りに行こうと思った謎解きスポットが大通りメインにあったので、なので大通りを中心に歩いていくから、小道がここにあるからじゃあこういうルートがいいかなとか、そういうのはあんまり考えず。
実際に自分が歩いてみて、これぐらい距離があるなとか、ここ境になっててちょっときつさを感じるかなとか、これぐらい全体歩いてみて、これぐらいだったら初心者の方もギリギリ疲れず楽しめるかなとか、そういうのを1回味わいましたね自分で。
もうそこは地道な方法でやるんですね。ちなみに物語の舞台というか、歩くエリアは水戸駅の北口出て、西側に行く55線の道路のあのエリアですよね。
そうですね。 緩やかに上り坂になっているっていう。 そうですそうです。 確かになぁ。そっかそれがあって、前回かな話していただいたこの場所から見ないと謎が解けないとか、やっぱそういう地形的な地理的な謎解きヒントもあるじゃないですか、も含めながら考えていくっていうことですよね。
そうですね。その参加者がここに立ってこの看板を見上げるな、でその後にどういうストーリーを載せようかとか、今回その第2章が謎解きスポットを巡るんですけど、あるスポットでその看板を使って解く謎があって、その謎の答えをLINEで送ったらちょっとエピソードが出るようになってるんですよ。
自動メッセージが。そこでその看板を見上げてます、その振り返ったところにある建物の話をしてるんですよ。
それってそこのLINEを打ってるときはまだその場にいるよね、で振り返ったときにこの建物の話をしてるんだっていう、その動作とかも結構考えてて、それが看板のある建物の話をしてるでもいいんだけど、僕としては振り返ったときにある建物の話をした方がよりちょっと没入感というか。
なんか本当にスマホの画面だけで完結させるというよりかは、振り返るっていう動作でもう街を一回見渡すじゃないですか。
それが本当にこの街に来てるなとか、この街で謎を解いているんだなって感じになるんだろうなって思いました。
そうですね。本当に視線を動かすとか、体を動かすとか首を回させるというか、なんかそういったところも含めて結構考えてたし、そのLINEの構築、ストーリーの設計もしていったっていう。
そこが本当に街を歩いて謎を解いてってなるじゃないですか。そこに物語も乗っけるわけじゃないですか。なんかちゃんとLINEでメッセージを入れて振り返ってっていう動作に多分必然性を持たせるのが物語なのかなって思ったんですけど、いやそれ難しくないですか。
まあそうですね。さっきの振り返るの話はでいうと、イベントとしてというか体験コンテンツとしてのLINEというかその話だと思うんですよね。それとは別個でストーリーを進めるわけなんですけれども、そこに関してはなんだろうな、なんか僕が結構伏線回収が好きなタイプの作家だったりもするんで。
その謎解きもそうですけど、最初の方にあった一言だったり要素が最後に回収されるみたいな。なんかそういったところを丁寧に組み取っていくと、まあ普通に物語としては最低限面白いものになるっていう風には信じてるので。
そっかそっかそっか。たしかに嬉しさありますね。あ、あそこで言われてたのってここで見えるこれのことなんだみたいな。
そうなんですよ。それこそまあ主人公が今回トイロちゃんというオセロワールドに舞い込んじゃうわけですけども、じゃあなんでオセロワールドに舞い込んだのかとかそれも一つのミステリーになってるわけですし、そっからじゃあ協力して謎を解いていくわけなんですけど、
その間にもトイロちゃんの過去の話だったりとかそういったものをLINEを通じて知るんですよね。それによって参加者はトイロちゃんはこういう過去があって、今こういうオセロワールドに舞い込んでて、で自分が助けなきゃいけないんだっていうその参加者の感情曲線みたいなのも考えながら作ってるっていう感じですね。
さすが作家でもある横野さんって感じですね、そこはね。そういう感情曲線もそうだし、あとトイロちゃんの言っている例えば発言なのか体験の話なのかがちゃんと水戸の街の中にある実際の建物とかそういうところにちゃんと絡んでいたりとかして、なんかそういうところで本当に没入って感じですね。ただ小説を読むっていうのとはまた違う。
そうなんですよ。だからやっぱり街中だし、いろんなノイズが多い。人はビュンビュン通るし、車通るし、生活もいっぱいするから、そういう意味ではすごい日常的だし、没入感は作れないはずなんですけど。
でもそういう街を自分で歩くとか、自分で謎を解く、自分で物語を進めるっていう体験を通して、最終的には一つの映画を見たかのような、見たかのようなというか一つの映画を自分で体験したかのような、そのトード人物の一人になって体験できたなっていうふうに思える。
これ、やっぱり参加していただいた方々に、この謎解きのストーリーを通して、ストーリーそのものもそうだし、水戸の街をどういうふうに楽しんでもらいたいっていうのがありますか。
今回オセロ題材にしているので、オセロの裏話だったりとか、あまり知られてない話とかも結構話題にしているので、それを知ることによってオセロについて理解を深めてくれるっていうのもすごいいいなって思うし、それを通して水戸の街にそういうオセロの歴史があって、
街を歩くことによってこういうお店があって景色があって、もしかしたら人とすれ違ってコミュニケーションが生まれたりとかするかもしれないんですけれども、総括して言えば水戸の街に少しでも愛着を持ってくれたらなっていう、そこにつけるかなと思いますね。
オセロのことだってwikipediaで調べて理解するのとまた違うね、理解の仕方だと思うんですよね。 たしかに何て言うのかな、ただ読んでああそういうことなんだってなるのと、体験を通して知るのとで結構違いがあるような気がしているんですよ。
でちょっと思い出も込みであるし、そうなってくるといいですね、街へのアプローチが変わってくるっていうか、そもそもあれですよね、謎解きの参加者ってただの参加者っていうだけじゃなくて、主人公みたいな感じじゃないですかね。
なんかそこを主人公にならせてくれるから、水戸の街良かったね、なんか面白かったねってちょっとより思えるんじゃないかなって思いました。 いやもうおっしゃる通りですね、主人公になれるのがやっぱり体験コンテンツの魅力の一つだと思うんで。
だって今回はトイロちゃんからちょっと助けてくれよって呼ばれちゃった人の一人として歩いていくわけですから。 そうですよ、あんまないですからね、助けてって言われることもね。 ヤンヤン確かに、しかも普通にリアルに言われた時って本当にやばい時ですからね。自分なの?みたいな。
でもいいな、このやっぱり主人公感は味わってほしいですか? いや味わってほしいですよ。それこそなんか一番最初の企画書とかに3本の矢みたいな風に書いたことがあったんですけど、そのうちの一つとして自分で体験して自分で主人公として何かを動かすみたいな。
まっすぐその何かをひっくり返すっていう体験はイベントとして体験するっていうのもそうですけれども、結構生きていく上でというか、なんか自ら何かを成し遂げるっていうのは大事なことだなというふうには思うので、そういう意味でも主人公の体験をするっていうのはすごい魅力的なことなんじゃないかなというふうに思ってます。
ちなみにこの主人公になれるっていうのは、主流型謎解きの結構一般的にそうなのか、ミトエスケープさん的にはその意識がちょっと強めなのかっていうことですか? ああそうですね。これまた主人公をどこを捉えるかっていう話になってくると思うんですけど。