1. エンジニアの気づき - しむしむラジオ -
  2. denoが490万ドル調達して会社..
2021-04-11 08:42

denoが490万ドル調達して会社になったぞ

javascript界隈とdenoについて語ります。
Announcing the Deno Company | Deno Blog
https://deno.com/blog/the-deno-company

この番組はアプリケーションエンジニアをしている「なおしむ」が開発ネタや育成ネタなど日々の気づきを共有するテクノロジー系ポッドキャストです。

この番組では皆さんからのご意見、ご感想を募集しています。
メッセージは匿名でも送れますのでお気軽に。
https://marshmallow-qa.com/naosim_#new_message

00:05
こんにちは、アプリケーションエンジニアのなおしむです。
今日は、denoが490万ドルの資金調達をして会社を作ったよ、という記事について話してみたいと思います。
denoっていうのは、JavaScriptとTypeScriptの実行環境で、
JavaScriptで有名なところだと、Node.jsがあると思うんですが、
Nodeの対抗馬みたいな位置づけのものがdenoです。
この記事については、概要欄のところにも貼ってあるんですけれども、
言ってることは本当に、タイトルの通り、490万ドル達成して、
調達して会社作ったよ、ということなんですけれども、
その中で、そもそも今、JavaScript界隈っていうのは、
こういう状態だよっていうのがほんの一文書かれてたんですけど、
そこが個人的に気になるポイントでした。
それは何かっていうと、JavaScriptっていうのはすごく普及してきていて、
今後もそれは続いていくだろうということを前提に、
ただ現状は、フロントエンドではよく使われているんだけれども、
サーバーサイドではちょっと成長が停滞しているよということが書いてありました。
だからこそこのdenoも頑張っていこうということがその後書いてあるんですけど、
このサーバーサイドの成長はちょっと停滞しているというところは、
個人的にそうなんだと思ったところで気になりました。
確かに最近あんまりサーバーサイドでJavaScriptを使ったものっていうのはあんまり見ないな、
少なくとも何かハテブとかそういうところの記事で上がってくるっていうことがあんまないなと思います。
Node.jsが出たときは結構記事が上がってたと思っていて、
当時はWebSocketっていう双方交通信するプロトコルもちょっと流行っていて、
Node.jsだとそれの実装が結構やりやすいっていうところがあるので、
Node.jsでWebSocketを使ったチャットを作ってみたよとか、
リアルタイムなオンラインゲーム作ってみたよとか、
そういう記事がよく上がってたなと思っていて、最近は見ないですね。
じゃあなんで最近見ないのかなと思ったら、
私自身もサーバーサイドでJavaScriptを使ってるかっていうと全然使ってなくて、
じゃあなんで使わないのかっていうと、
別にサーバーサイドでJavaScriptを使う理由ってあんまりないんですよね。
03:03
フロントだと要するにブラウザ上で動かなきゃいけないので、
ブラウザ上で動く言語といえばJavaScript一択、
最近はWebAssemblyって選択肢もありますけど、
実質JavaScript一択っていう状態なので、
それで実装せざるを得ない状況っていうのがあるんですけれども、
サーバーサイドだったら別に何の言語でもいいんですよね。
Javaでもいいし、Scalarでもいいし、PHPでもいいし、
いろんな選択肢がある中で、なぜJavaScriptを選ぶのかっていうと、
あんまり理由がなくて、
例えばPythonみたいに、
言語仕様うぬんっていうことよりも、
AIといえばPythonだよねみたいな、
そういう流れがあれば使うかもしれないですけど、
何かそういうJavaScriptのライブラリとしてすごく有効なものがあるかといえば、
そこまで現状はないかなと思っているので、
あんまりわざわざサーバーサイドで使うっていうことはしてないかなと思います。
なので今後Denoが今後どういうふうに成長させていくのかっていうのは、
すごく楽しみだなと思っています。
Denoの特徴の一つとしては、
もちろんJavaScriptの実行環境でもあるんですけど、
TypeScriptの実行環境でもあるんですね。
もしかしたらサーバーサイドTypeScriptみたいな位置づけで生き残るっていう手はあるかなと思いました。
JavaScriptなんで使わないかっていうと、
一番はやっぱり型がないっていうことから来るメンテのしづらさっていうところがあると思います。
普段私Javaでコード書いてますが、
型で守ってくれてるっていうのはすごく安心感があって、
なんか変な書き方をしたり、
そんなインターフェースないですよみたいなものがあればすぐIDEがエラーを入ってくれたり、
あとなんか書くときにどんどん補完をしてくれたりということで、
型で守られる恩恵をすごく受けて書いてるんですけど、
やっぱりそこがJavaScriptは弱いところになるかなと思います。
ただTypeScriptであればそこの補完とかエラーにするとかっていうところも効くので、
みんな最近はTypeScriptで書いてJSで吐き出すってことをやってると思うんですけど、
このDenoっていうのはJSで吐き出すっていうところをせずに直接実行できるっていう利点があるので、
06:04
そこでなんとか生き残っていくのかなというふうに個人的には考えています。
あと今後この会社がどうなっていくのかっていうところで言うと、
JavaScript争いっていうんですかね。
NodeJS対Denoっていうところが面白そうだなと思ってます。
こんな感じで同じ言語で争うってあんまないなと思ってて、
Javaといえばオラクルだしみたいな形で、
言語と団体みたいなものが一対一になっていることが多いと思うんですけど、
JavaScript界隈はNodeJSのところから分裂したりくっついたりみたいな、
そういう派閥争いみたいなのが結構あって、
そこにDenoも来てっていうところなので、
今後この派閥争いっていうのがどんなふうに流れていくのかっていうのは、
注目していきたいなと思ってます。
もしかしたらこのDenoが会社を作ったってことは、
そこに何かリソースをかけて一気に技術を進めるみたいなことも考えるかなと思うので、
そういうふうになったときにどんなふうに人が流れていくのか、
そこで人が流れた後にNodeJSはどうするのかというところで、
今のままコミュニティを運営するという形で発展していくのか、
それともNodeJSも会社を作って勝負していくのか、
またはDenoに吸収されるのか、いろんな選択肢があると思うんですけど、
それがどうなるのかっていうのも今後すごく注目していきたいなというふうに思います。
ということで今日の話をまとめると、
Denoが490万ドルの資金調達をして会社になったっていう記事を見ながら、
いろいろ話してみました。
個人的にはサーバーサイドJSがどうこうっていうことよりも、
サーバーサイトタイプスクリプトっていうところが発展していくんじゃないかなと勝手に思っています。
あとNodeJS対Denoっていうところが今後どうなっていくのかっていうのが注目。
というのが今日のまとめかなと思います。
ということで今日は以上です。
ご視聴ありがとうございました。
ではまた。
08:42

コメント

スクロール