男女の脳の違い
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
今日は160回で、前回の話を聞かない男、地図が読めない女という本のレポートの後編をお届けしたいと思います。
前回は、言語をかなり使うのが女性の方で、男性の方があまり使わないでありますとか、それから男女の脳の差が図式化してあるものでありますとか、そんなのを説明したんですけれど、
今日は空間認識能力の違いについて説明したいと思います。空間を認識する脳の領域は、男性の方が圧倒的に領域が広くて、女性がすごく少ないですね。
ぱっと見、6、7倍ぐらい違うんじゃないでしょうか。男性の方が圧倒的に空間を認識する脳の領域が大きいんですね。
その結果、どんなことが起きているかというと、男性は標的を狙う遊びとかスポーツが大好きで、例えばゴルフ、バスケットボール、野球、サッカー、ダーツ、そしてやっぱりゲーム、これは男の子大好きですよね。
そんなふうに動いているものに対して当てるっていう、そういう空間認識能力を使う遊びやスポーツが大好きなのが男性の特徴だそうです。
このことについては、空間認識能力が要求される職業の男女比にもそれが出ていて、
例えばこれはちょっと1998年調べなんで、今とちょっと違うと思うんだけど、
例えばパイロットっていうのもほぼ99.6%が男性だそうですね。
それから航空感性館って、これも本当に空間認識能力が必要な人は94%が男性であるというふうな結果が出ているし、建築家については91%というような結果が出てるし、
それからビリヤードとかの選手が87%が男性というような結果が出ていますし、レースドライバーに至っては99%が男性というようなそういう結果が出ているということでした。
これは今から大体27年ぐらい前のことなので、今はちょっと変わってるかもしれないんですけれど、
こんだけ差があるということは、これはもう多分社会的精査じゃなくて、生物学的精査ということが歴然として存在しているということを物語っているのではないでしょうか。
コミュニケーションの特性
というように空間認識能力では圧倒的な差があったわけですけれど、外して男の子は物が好きで女の子は人が好きなんだそうです。
これは先生とか保育士さんとか看護師さんというのに女性が多いという、そういうところにも通じていると思います。
女の子は関係と協力を、男の子は力と地位を欲しがるということで、女の子はグループになったりしますし、男の子はマウントを取り合うという性質があるというのは、私も生徒を見ていてそう思いますね。
そして男の子は競い合い、女の子は協力し合うことをとても好む。男性は感情が高ぶると攻撃的になり、女性は話し合うのを好むということで、男子生徒は注意されて物に当たる子がいますよね。
ゴミ箱を蹴ったりね。女の子は何かこう注意されたりすると、「ちょっと何々ちゃん聞いてや!」とか言いながらピチカチャピチカチャ喋ってますよね。そういうのをよく見かけるので本当に当たってるなと思いました。
それから男の人は女性に何かを与えたいなという本能がある。これは狩猟民族の獲物を女性にあげるというのを幸福と感じるというののシステムなんだと思うんですけど、女性はその反対で欲しいものは愛とかロマンスとか会話なんだそうです。
これは海育てるようなパートナーとしてのスキルを異性にも求めてるんだろうなと思いました。それから男の人は間違えることが大嫌いで、男の人は男の人で群れたがる。狩猟をする関係上そうなんでしょうね。男はアドバイスが嫌いだけど解決策を出したがる。女はストレスで喋り、男はストレスで黙る。
男の人は黙った分空間認識能力を使ってストレスを解消する。極めつけの指摘がこれは面白かったんですけど、女が服を選び始めて20分すると連れの男は脳の血管が切れる。ここで生徒は大爆笑していましたね。
服を買いに行くときも男性は女性があれこれあれこれ試着したり、意味もなくウロウロしたり、結論を出さなかったり、買うのか買わないのか意思がわからなかったり、結局買わんのかいってツッコミが入ったりというように、女性の買い物について男性はもう振り回されっぱなしだし、それから女性が試着した時の言葉掛けも気をつけた方がいいって載っていて、
女性が試着してこの服どうかしらっていうふうにコメントを求めたら、男性はよくわからないと思うんですよね。この服がいいのか悪いのか似合ってるのかどうかも。で適当にいいんじゃないって言ったらこれは女性としてはNGで、どっちかっていうとちゃんと具体的にその服についてコメントしてあげた方がいいっていうことが載ってまして、
例えばいいね、ちょっと後ろを見せてよ、色もサイズもぴったりだ、アクセサリーとも合わせやすいねっていうふうにかなり細かくコメントしてあげた方が女性は気分が良くなるっていうようなことまで載っていました。
それから女の人はねおしゃべりなんで大量にねこうしてこうしてこうしてこうして言葉うわーって言っちゃうと男の人はグタグタグタグタグタグタグタグタグタグタグタって単語が2、3個ぐらいしか聞こえてなくてほぼ女性の言っている大量のおしゃべりは聞こえてないというそういうふうな差し得もありました。
これはねもう私の息子なんかもグタグタグタグタグタグタグタグタ私が言ったらもうそんなにたくさん言ってもわからんとかなんとか言いながら腹立てていたことを思い出しますとやっぱり大量の言葉の洪水に男性は処理が遅れてパニックになるっていうことがよくわかりました。
というようなことがたくさん書いてあったわけですがまあこの本の感想としましては男女平等男女平等って言うんだけどまあ圧倒的に生物学的にも遺伝子学的にも男女差が存在するっていうことはこれはもう確かなことで男と女では生き物として違うんだなっていうことを改めて思い知らされました。
でもこの本に書いてあることは全てではないと思うしこの本に書いてあること以外にもいろんな捉え方があるので今回はこの本をきっかけに男女っていうものがわかったけれどもうちょっといろんなことを多面的に考察していった方が思い込みが少なくて済むかなと思いましたね。
それと男性を理解するってことは女性を理解することにつながるし逆に女性を理解しようとすることは男性を理解しようとすることにもつながるということが今回私本をいろいろこうね読んでみてよくわかりました。
教育の重要性
まとめて言うと結局のところ自分の思い込みとか偏見というものがあるのでより自由に物事を考えるためにはこうやって学ぶとか学び続けるとか一つのことを決めつけたり思い込んだりするんじゃなくていろんな方向から見ていろんな立場から検証していろんな知識や経験を知って自分で判断していくっていう
いろんなことに対して学ぶっていう姿勢が男女の間でも大事だっていうことがよくよくわかりましたね。
というようなことをプレゼンテーションした後でうちのお坊ちゃんたちに感想を求めたらこんな感想が返ってきましたね。
自分もやっぱり地図をだいたいよく読んだりするしそれに通った道をよく覚えている方なのでやっぱり自分は男の脳を持ってるんだなって思ったっていう子がいました。
私は学校の中でも迷ったりするんですよ。
なのでその話したらみんな笑ってました。
あとは違う子に当てたらそういえば自分も完全に脳が思考停止してオフになっている時が結構あるっていうことで脳をかなり休めてるっていう時間があるということを自覚したようですね。
それからある男子生徒は妹と喧嘩するときに全然話が噛み合わないのはこういうことがあったからなんだというふうに納得したということでした。
確かに噛み合わないこと多いと思いますね。
それから女の人はこんなにも男の人と全然違うんだなということが分かったというコメントもありました。
そしてやっぱり男子高校生の一番の興味はやっぱり性的なこと。
これについて興味関心があってそこのところは黙って聞いてひたすら眼見してましたけど。
勇気ある男の子が先生あのちょめちょめに関して女の人はほとんど興味がないみたいなそういうこと書いてあったじゃないですかとかって言い出してみんな大爆笑なんですけど。
女の人の脳の中にちょめちょめについては豆粒くらいしかないんですけどこれ本当なんですかっていうふうに聞かれて。
私的にはやっぱり女の人は男の人が考えているほどちょめちょめについては考えてないんだよっていうことをはっきり言って。
そしたらその男の子は頭良かったね。
じゃあそんなに差があるんだっていうことを考えてこれから女性と付き合わないといけないと思いましたというコメントをしてまたまたここでも拍手喝采が起きたということですね。
ということで今日は話を聞かない男地図が読めない女の新書レポート後編をお届けしましたけれどやっぱりあの教育っていうのは大事だなと思います。
今回このレポートをやったんだけどあの子たちはきっとこれを出発点にして女性と男性は全然違うと相手のことを理解するっていうことが絶対に必要になってくるんだなっていうことがよくわかったんじゃないかと思います。
ということでやっぱり教育大事だなという結論に至りましたけれどこれからも私は男女の関係とか女性の生き方とか逆に言えば男性の生き方とかワーク&ライフバランスとか
そういったことは私のライフワーク人生の研究テーマでもあるような気がするのでこのことをきっかけにまたいろいろと考えていきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。