板書計画の魅力と手書きの自由度
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は433回、板書、まだまだやめられません。手書きの自由と脳の活性化と、デジタルとアナログの融合というタイトルでお届けしたいと思います。
ちょっとタイトルが長めですいません。ちょっといろいろ言いたいことがたまっちゃったんで、こんな長いタイトルになりました。
さて、4月が始まり、授業もスタートしているという方もいっぱいいらっしゃるんじゃないかと思いますけど、私も授業スタートさせました。
板書計画を最近は立てることが多くなりまして、やっぱり板書計画って私立てるの好きだなと思うんですね。
今日は板書計画にまつわるちょっとマニアックな話をしてみたいと思います。
まず板書計画を立てるとき、なんとなくワクワクする感じがします。
どういう風に色分けをしようかとか、どこに何を書こうかとか、どういうレイアウトにしようかとか、
全部自分でいろんな工夫ができるっていう、ある意味自由度の高い作業。
特に私がこの余白ってどうやって埋めようかっていう風に考える時間っていうのが、ものすごく授業を設計しているっていう感覚があるんですね。
例えばワードとか、ああいう風なもので書こうとすると、どうしても行っていうものに縛られるので、
今一つ自由度が低いような、どうしても枠の中に収まってしまうのではないかという、
そういうちょっとした不自由を感じてしまうっていうのは私だけでしょうか。
だから手書きとか、そういった真っ白なキャンバスに何かを書いていくっていう、あの自由っていう、あの感じが私にとってとってもしっくりくるんですね。
なので、やっぱり板書計画を立てるときに、ちょっと余白に何を書こうか、どう構造化しようかというワクワク感があります。
手書きによる脳の活性化
それから、私だけなのかもしれないんだけども、書きながら考えていると、妙に何か頭の中が整理されていく感じがします。
例えば、ちょっとしたことでも脳の中のどこかとパッとつながって、新しい発想が浮かんでいく。
脳のネットワークが強化されている感じっていうのを受けますね。
実際ちょっと調べてみると、手書きは脳の複数の領域を同時に使うと言われていて、手で書くっていう運動と、それから目で見るっていう視覚と、それから言語で考えるっていう複数の領域を同時に使う作業で、そのおかげで脳も活性化するっていうんですね。
だからこれを逆に考えると、生徒にとっても黒板を見ながら自分の手でノートに字を書いていくっていう行為、運動と視覚と言語っていう三つの領域を複雑に使っていくっていうことになって、生徒も脳が活性化していくんじゃないかと思いました。
ということで、脳に刻まれる感覚っていうのが私にとってとっても快感だなって思いました。
デジタル推進派への問いかけと板書の価値
でも逆に板書もういらないよっていうふうに言う、デジタル推進派の人に多いんですけれども、タブレットやパソコンが導入されてプロジェクター等が当たり前になってきちゃってるので、もう板書はいませんねっていうふうにおっしゃる方もたくさん増えてきました。
逆に、デジタル優先で板書いらないっていう方は、もし危機に不具合ができた場合、板書で大体できるのかなっていう問いを立ててみたいと思います。
それから、偶発性によって授業が動いたときに予定していたデジタルでの情報では対応できないとき。
こういうときは多分その方はスライド1枚、新規なものを真っ白な状態で差し挟んでそこに打っていかれると思うんだけれども、やっぱりその場で新体制を使って偶発的に生まれたアイディアをサッと書けるっていうのは、やっぱり板書の醍醐味だなって思います。
そして、これ予備校の先生の講義で思ったんですけども、書く時間、板書する時間っていうのに間が発生します。
いわゆる待つ時間。この待つ時間っていうものが思考を促すなっていうふうに思ったので、目で追ってそれを手で書きながら考えて自分の中で整理する。
そのときに訪れる静寂の時間。これが思考を深めてくれるんじゃないかなっていうふうに予備校の先生の講義を受けながら私、実感したので、板書はいらないって言い切るのはどうかなっていうふうな思いがあります。
手書きとデジタルの融合
もう一つ、今まで板書、板書、板書って言ってきたんですけど、最近はiPadでデジタルのペンで手書きができるということになりましたよね。だから手書きとデジタルっていうものが融合するようになりました。
だから手書きの良さとデジタルの良さがいいとこ取りできるようになりました。一番いいのは何度でも消せるし、それから書いたことをコピーしてペーストして違う位置に持ってくることができる。保存できる。すぐに共有できる。ということでデジタルと手書きの融合がたまらなく便利がいいですね。
おまけにiPad上で書くとやっぱり手で書いているっていう感覚がほとんど板書っていうのと同じなんで、私の中で非常にしっくりするものがあります。だから板書対デジタルではなくて、これをどうやって組み合わせて有効活用するかっていうことを考えるのが面白い時代になりました。
なのでデジタルで手書きをするっていうのは自由度も高まるし利便性も高まるし、これから本当に面白い時代に入ってくるなっていうふうに思います。
板書計画と教材研究
ということで私の中でこれから授業をスタートするんだけれども板書っていうものがやっぱり面白いなっていうふうにこの年度当初板書計画を作ってみて再認識しましたね。
先生の中には板書が苦手っていう人もいらっしゃいまして、その方はデジタルでやっぱり自分自身の思考をそこにきちんと落とし込むことができるスキルを持っていらっしゃると思うんです。
でも私の場合はやっぱり板書、そして板書とデジタルを融合させるiPadでの手書き、こういったものがたまらなく心地がいいなっていうことを年度当初に再認識しました。
ということでこれからやっぱり板書計画っていうのを手書きで、特にデジタルでiPadの上で書きながら面白い授業をどんどん作り出していきたいなと思っています。
皆さん板書計画立てていらっしゃいますでしょうか。
私の尊敬する先生は板書計画には教材分析そのものが現れるとおっしゃっていました。
板書っていうものが最近デジタルになってあんまり重要視されなくなってきましたけれども、パワーポイントのデザインイコール教材研究だというふうにも言われています。
パワーポイントをAIで生成されてそれをそのまま授業で使われる方、そのパワーポイントのデザインは自分の脳の中で考えられてきた、連動されたものでしょうか。
それを授業でどう有機的に展開するか、ここからはご自身の授業展開能力というものにかかってくると思います。
私自身も作られた板書をもとにどう授業を展開するか、板書計画とそれから授業でのやりとり、この間に教員のスキルがすごく必要なところが出てくるなと思っているので、作られた板書とそれから生徒とのやりとりの間をしっかり鍛錬していきたいと思っています。
まとめ
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。