AIツールの学習と身体性の実感
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。 この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は、445回、AIを学ぶほど実感する身体性の話というタイトルでお届けしたいと思います。 このゴールデンウィークは、デジタルスキルの研修をまあまあほどほど一生懸命やりました。
5月からクロードに課金を始めたので、クロードコワークとか、クロードコードとか、新しいツールを自分でいろいろと試していました。
正直、まだまだ全然使いこなせていなくて、慣れるのにまだ時間が必要です。これから徐々にやっていこうかなとは思っています。
課金する前、クロードに課金する前は、そこそこAIのツールに慣れてきたかなと思っていたのですが、新しいツールが登場するたびに、勉強時間が溶けてしまいます。
もうこれはしょうがないことなんじゃないかなと、最近思うようになりました。
こんなふうに、AIツールがどんどん誕生して、バージョンアップして便利になればなるほど、こちらが投げたものをいろいろと選択して、ちゃんときれいな形にしてくれるんですよね。
でもその結果、ちょっと思っていたのと違うなというようなアウトプットになってしまうこともあり、そうなってくると自分が出してくる指示文が良くないんだろうなと反省することが多いです。
だったら、丸っと投げて丸っと出してもらうよりも、細かく細かく都度整理整頓して命令しながら一緒に作り上げていく方が自分には合っているんじゃないかというふうに思うようになりました。
ただ、クロードコワークというのは、その試行錯誤を上手にチューニングしてくれて、ルール化してくれて、同じ仕様でアウトプットをしてくれるというのが無理らしいんですね。
確かにルーチン化してくれると、もう一回指示を何度も繰り返さなくてもいいので、大変効率的です。
ただ、AIはそうやって効率化できるんだけど、私の本業である授業という分野はルーチン化できるものではないんですよね。
やっぱり授業ライブなんで、いくら準備していってもクラスごとに全然授業が変わってきてしまうということは、それはいつものことです。
その時その時の状況に合わせて、自分が即興で変えていくという、そういうのは難しくもあり醍醐味でもあると思います。
だから、AIで効率化してルーチン化するという発想と、授業というものは全く次元が違うんだなというふうに改めてデジタルの勉強をしてみて思いました。
話し方とポッドキャスト配信の重要性
で、AIの勉強をしてきてひとしきり、まあいろいろ考えたことは、一番実感的に思うのは届け方というものがいかに重要かということですね。
AIで整えてもらったコンテンツとか、ブラッシュアップしてもらった内容というものを相手に伝えるとき、具体的には授業とかイベント登壇で伝えるとき、
コンテンツがいくらきれいに準備できていても、相手に届けるという段階になると、話し方というものが大きく作用するんですよね。
身振り、手振り、立ち振る舞いはもちろんのこと、トーン、抑揚、間の取り方、こういったものが相手に届ける大きな要素になっているということは、もう否めないことだと思います。
そういう意味においては、私がこのPodcast配信をずっと続けているということは、AIスキルを学ぶというのとは全く次元が違って、自分の大きな成長につながっていると感じています。
AIスキルを学ぶほど、そういうことを実感します。
AIスキルというのは、Xとかそういうのでこういうことができましたとか、YouTubeでこんなことをやると便利ですというふうに情報化して出すとバズるので、非常に価値が高く思われがちですけれども、話し方というのはこうやったらうまくなりましたというようにすぐに結果が目に見えるものではないので、非常に地味ですよね。
だけども、この話し方のスキルというものが大きく伝わり方を左右してしまうんです。
だから教育関係者の方々こそPodcast配信にチャレンジする人が増えていってほしいと結構本気で思っています。
毎日話し方を気にしながら過ごすことになるので、そういった一つ一つ意識しながら過ごすということが話し方のスキルを向上させていくことにつながると思うんですよね。
そう思ってこの間自分の初期のPodcast配信を聞いてみたんですけれども、まず滑舌が良くなっていました。
それから微妙な表現の幅というものも出てきたし、一つの言葉、一つの文章を喋るときの気持ちの入れ方も変わってきていました。
一つ一つの言葉を気にしながら、表情をつけながら話し続けていこうというふうに意識してきた結果、すぐに良くなりはしなかったんですけれども、まあ3ヶ月、半年、1年とかなり喋り方が向上してきたなというふうに感じます。
これはもう圧倒的に量を喋ることでしか身につかないスキルなんじゃないかと思いますね。
ということで、AIはツールとして本当に優秀ですけれども、相手に届けるという面ではどうしても身体性というものが大きなキーを握っています。
相手との距離感、相手への認識、自分自身の立ち振る舞い、表情、身体性を伴って伝えるべきところは結局自分が肉体を動かして鍛錬していかなくてはいけない、そういうふうに思います。
これはやっぱりAIツールを勉強したから身につくというものではない、自分の体を動かして磨いていかなければならない分野です。
だからこそ、ポッドキャスト配信とか喋り方を毎日意識するということで大きく差がついていくんじゃないかなと思っています。
授業もそうですし、それから生徒自身の話し方指導についてもますます重要になってくると思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。