失敗の重要性
みなさん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、多様な教育現場に長年勤めてきたオールラウンドな教員、黒瀬直美がゆるっと語っています。
今日のテーマは、失敗は学びの近道、迷路のマウスに学ぶ成長のヒントと題してお届けしたいと思います。
元ネタは、先日も紹介したTBSのポッドキャスト番組、脳科学脳ライフから得た、深い話は幸福度を上げるという配信会の後半のお話です。
みなさんは、迷路を走るマウスの実験というのをご存知ですか?私は全然知らなかったのですが、ある研究で、マウスを迷路に入れてゴールにたどり着くまでの時間を測ったり、経路を測ったりという実験が行われたのです。
何度も何度もマウスを迷路に入れて、一匹ごとにゴールに到着するまでの行動追跡調査をしたらしいのです。
そうしたら驚くべき結果が出たというお話ですが、なんと初回に多く間違えたマウスほど、2回目の迷路をより早く突破できたという結論が出たそうです。
面白いですよね。最初にたくさん失敗したマウスのほうが結果的に早く学んで、次はより早くゴールにたどり着いたということですよね。
だからやっぱり失敗は決して無駄ではなくて、むしろ学びのための重要なステップであったということが証明されたというお話をこの配信会でなさっていました。
さらに興味深いのは、同じ失敗を繰り返すんじゃなくて、種類の異なる失敗を繰り返す方が学習効率が高かったということなんですよ。
例えば私たちでもテストで間違えた問題をただ解き直すんじゃなくて、なぜ間違えたのか、どうすればいいのか、違った方法はないのかというように失敗したことを色々分析して、
いろんな失敗の方法なりいろんなたどり着き方を色々試行錯誤しするということの方が結局テストで点取れるというのと似ていて、
こういうことって私たちの仕事や勉強や子育て、あらゆる場面でも何か言えるんじゃないかなというふうに思いました。
失敗をポジティブに捉える
だから、この失敗したというのを持ち込むんじゃなくて、今度は違うやり方で失敗してみようみたいなポジティブに捉える方が、かえって大きな成功への近道になるんじゃないかと思いましたね。
この失敗というのを肯定的に捉えるという考え方は、今回の配信によると、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズという人が実践していたそうです。
スティーブ・ジョブズは子供たちに毎晩、今日何を失敗したのかというのを話させていたというんですよ。
普通なら、今日何か良いことあったとかね、そんなのをよく聞きがちだし、私も実際子供に何か今日良いことあったとかって聞いてしまっていたわけですけども、
ジョブズはあえて失敗に焦点を当てて、今日はどういう失敗をしたかという質問を毎日子供に話させていたらしいんですよ。
これは失敗ということをオープンにして、成長のための貴重な経験として成長を促すという効果を家庭でやっていたということですよね。
ということで、私たちも生徒や子供に頑張ったねとかね、そういうふうに言うんだけども、失敗したっていうことだから成長したんだよっていう失敗をポジティブに捉えて、
よし良く失敗したっていうふうに言った方が、かえって生徒は大きく成長するんじゃないかというふうに思いましたね。
ということで、やっぱりこれからは一人一人が失敗を恐れずにチャレンジして、そこから学んで成長していくというこのスタイルが、今不透明な時代って言われる時代に超求められるスキルだと思うんですよ。
私が今までの配信でも言っていた、同じ転ぶなら前に転べっていうやつとなんかちょっと似てるなと思ったんですけど、
ただね、年を取ると失敗するっていうことをちょっと避けてしまって、自分のコンフォートゾーンとか安全地帯に留まるっていう傾向にありますよね。
私はなんかそういう風なのって、もう今まですごい失敗しすぎて、失敗に慣れすぎて、失敗の醍醐味っていうものをわかってしまっているので、ちょっと安直に失敗する傾向がありすぎるっていうのが私の大きな欠点でもあるんだけども、これからも派手に失敗し続けていきたいと思います。
というわけで、今日は失敗は学びの近道っていうタイトルでお届けしました。
実はこの配信はオブシリアンっていうアプリを入れてから、そのAIにシナリオコースしてもらってるんですけど、もうね、AIの文章がつまらなくて、結構読んでて、こんなつまらんオチかと思って大幅に手直ししています。
これからもAIの先を行くオチっていうのを目指して精進し続けていきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。