2026-03-10 15:19

417_入試小論文 合格への最短ルート:経験と逆算の指導術

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入試小論文で合格を掴むための最短ルートを、100人以上の指導経験を持つプロが伝授!生徒の現状と志望校を徹底分析し、逆算して指導する独自の「逆向き設計」アプローチを公開。効率的なテーマ学習から実践的なコーチングまで、合格に必要な力を引き出す秘訣をお届けします。


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サマリー

本エピソードでは、入試小論文で合格を勝ち取るための「逆向き設計」アプローチを紹介します。生徒の現状と志望校を分析し、過去問演習やテーマ学習を通じて必要な知識を蓄積。その後、対話形式のコーチングで生徒自身の言葉で表現する力を養い、最終的に合格レベルへと引き上げます。この個別最適化された指導法は、多くの生徒を合格へと導いてきた実績に基づいています。

はじめに:入試小論文指導の現状と課題
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は417回、入試小論文合格への最短ルート、経験と逆算の指導術というタイトルでお届けしたいと思います。
小論文指導の方法についてなんですけれども、授業で取り組む場合、例えばパフォーマンス課題なんかに課す場合もあるんだけれども、今回は入試に特化したというお話で展開していきたいと思います。
まず、生徒自身、入試に小論文が課せられると、とても慌てるというか、どうしていいかわかんなくなっちゃうことが多いので、よく相談に来ます。
この時、生徒は入試を書くという、そういう動機は合格したいというところにあるので、そのモチベーションをこちらが利用して指導することになります。
私自身、今まで150人以上の生徒を指導した経験から、エビデンスという具体的なデータはないんだけれども、これが最短ルートで生徒の小論文の力を上げる方法だというのが私の中ではあるので、この方法を今日はお話ししたいと思います。
逆向き設計アプローチ:現状把握と目標設定
まず最初にやることは、生徒の現在の実力と、それから解くべき入試問題との差を測るために、3年ぐらい前の過去問題を解かせます。
生徒は今現在どれぐらいの力があるのか、到達すべきポイントとの差はどれぐらいあるのかということを実際に解かせて把握するためなんですね。
だいたい生徒の答えを分析して、入試になんとなくかけるぐらいまでの力量をつけるため、差を埋めるために、残された時間でどのようなことをしていくか、私はざっくり頭の中でイメージしてスタートします。
どれぐらい足りないのかというところに応じて、一人一人指導が変わって、さまざまな作戦を立てながら進行していくことになりますね。
一般的な小論文指導では、先に書き方の指導というのをしてから、それから実際に内容について深めていくというパターンがあります。
小論文指導を具体的にやっている教育関係の会社さんなんかは、書き方のテキストをやらせてから、書き方の教科書をやらせてから内容を仕込むという、そういうふうなパターンで指導書を展開されている、そういうふうな教育関係の小論文指導の企業さんもおありなんだけれども、
今回は入試に直結している話なんで、悠長な時間はありません。
高校一、二年生の頃から指導を始めていれば、先に言ったような小論文の書き方というふうな指導から入ってもいいんだけれども、
大体私も何回もやってきたけど、そういった場合というのは、生徒のモチベーションが低い場合が多くて、自分の力量をつけるという段階までにいかない、やっただけという非常に効率的ではないという状態に陥りがちです。
むしろ授業の中で書く必然性を設けたり、生徒の主体的な態度をずっと養っておく、単元的展開というふうな、そういう指導の方が書く力がつくんじゃないかなと思っているので、
さあ書きましょうという小論文を書く力を身につけるための指導というのはあまり役に立たないことが多かったですね。
今回は志望校が具体化していて合格しなければならないという場合の指導に特化してお話ししていきたいと思います。
それじゃあ、ここまで生徒がどれくらいの力量があって、そして入試に合格する程度の小論文を書くには、どういったら、どういうふうな方法が適切なのか、私自身の間で大体差が認められて、具体的指導計画がイメージできたところで、
まず志望校や志望学部がどういったアドミッションポリシーを掲げているかをチェックします。
コンテンツ蓄積:テーマ学習の重要性
その学部学科によって求められる学生像とかが違いますので、どういうふうな志や社会に対するものの見方、考え方を持つ生徒を求めているのかを確認して、それで生徒にもそれを共有してから指導を始めます。
例えば経済学部であれば、人々の幸せのために社会の仕組み、特に経済の仕組みを考えていくという学生を求めているために、
効率的にお金儲けをして業績を上げればいいとか、そういった考え方ではなく、または貧しい人を切り捨てるという考え方ではなく、そういうふうな基本的なスタンスというのを生徒にきちっと共有してからスタートしますね。
次に私がその学校の過去10年分ぐらいの小論文の問題にざっと目を通して、どういったジャンルから出題されているかという、そういった下調べをしておきまして、
そしてそのテーマを10個ぐらいピックアップして、生徒にテーマ調べノートというのを作成させますね。
出題されるテーマは年ごとには違うんだけど、だいたい似たようなテーマが10から15年ぐらい繰り返し出題されることもあるので、出題傾向を分析してテーマを10個ぐらい私の方で掲げて、
そのテーマについてその言葉の意味とか問題点とか現状とか解決策とか具体的事例なんかを200字程度、それぞれ200字程度で記述させてまとめノートを作らせますね。
最近はAIが非常に便利なんで、AIのディープリサーチなんかを使って下調べをさせて、自分でちゃんとまとめノートを手で書いてくるように、手書きで書いてくるようにお願いしておきます。
こういう下調べが非常に大事なんで、できるだけそこを手を抜かないようにしたいと思っています。
何やともあれコンテンツを蓄積しておくということが実際に書き始める前にとても重要になってくるので、本来だったら高校1,2年生の間に社会の授業とか全教科でやっておくべきことなんですけれど、
生徒は受験のことを意識せずに勉強しているので、特別意識の高い生徒ではない限り、こういうコンテンツの蓄積っていうのはできていないことが多いですね。
そのため多くの生徒はゼロからのスタートになっちゃう。あるいはこれまでの学びの復習という形になってしまいます。
実践指導:対話を通じた内容の深化
小論文はいくら書き方が上手でも書くべき内容がずれていたら、それは採点対象から外されてしまいます。
そのために生徒が何を書くかっていう書くべき内容については、ある程度その学部学科のストライクゾーンをきちっと持たせておくということは非常に重要なんですよ。
だから受験指導においてはここが一番私としては肝だと思っています。
だからある程度のストライクゾーンに入っていれば、もう少々なんかこう軸がおかしくても認めてもらえると思っているので、このストライクゾーンにはまる答えをコンテンツをきちっと持っておくということがすごく重要だと思っています。
その次に書くべき内容コンテンツがある程度持てたなっていうところで、実際に5年ぐらい前の入試問題から6年7年8年で遡らせながら書かせ始めるんですね。
直近の2、3年分の問題は直前の仕上げ対策として1、2週間前にやるというふうにとっておきます。
で実際に生徒に書かせた小論文を持ってきてもらうんだけども最初はもう的外れなことが多いために私はほとんど赤を入れない。
でそれを見ると生徒はものすごく不思議そうな顔をするんだけども、生徒と対話しながらどういうつもりでこれを書いたのかどういう考え方で書いたのかっていうのをどんどん聞き出していく。
つまりコーチングのようなスタイルで対話しながら生徒に言わせるわけですね。
生徒はだいたいずれたことを書いてきたりするのでその書くべき内容に自分の考えがいかに外れているかということを自覚させてそのためにはどういったことを書けばいいのかっていうのをできるだけその子の言葉で言わせる。
でも出なければこちらの方から出すあるいは調べノートをもう1回振り返りさせて指摘させるという風にコンテンツを生徒の言葉で言えるように対話をしていきます。
生徒は赤を全く入れない私のこのやり方に非常に戸惑うこともあるんだけれども実はこれが最大の時短だと私は考えていてこの1回目の指導で往復を何回もやりますね。
ひどい場合には5、6回ぐらい書き直しを要求してきますけれどもある程度8割方完成したところで私は赤を入れるようにしています。
こうやってストライクゾーンにできるだけ入るように第1回目の指導を丁寧にして書くべき内容がしっかりしてそして一つ一つの言葉をその上できちっと丁寧に指導していきまして8割のものを10割の完成度になるように仕上げていきます。
ここがすごく時間がかかりますね。できるだけ教え込むんじゃなくて生徒と対話しながら生徒がどうやって書き直したらいいかっていうのを生徒に言わせるように言わせるように丁寧に時間をかけてやっていきます。
反復練習と応用:添削と個別指導
この状態を作ることで生徒は自分のマックスの力で書いたらこういう状態になるんだとすっきり感がするんですけどこの状態がいつも訪れるように書けば本番でも自分自身が自己転作の力を持っている転作者になれるというそういう自信を持つことができるように指導していくためにもこの第1回目の指導を丁寧にやることにしています。
この第1回目の徹底的指導というのが終わったら2回目3回目になっていってどんどん数をこなすことを心がけていきます。
2回目3回目も最初に書いてきた内容がストライクゾーンに入っていなかったら何も転作しないまま返して対話をすると書くべき内容がストライクゾーンに入ってきたら軸の訂正に入っていくとしっかり赤を入れながら軸を訂正していくということを繰り返していきます。
それをやっていると生徒は常にこれはどういう意図でこの文章を書いたのかどういう考えでこういう風な意見になったのか自分が転作者だとしたらどのように直すかということを自分自身で自問自答しながら書くレベルにだんだんなっていくんですね。
ということで何度もこれを繰り返していくうちに次第に文章も整っていきますし文章があんまり書くのが上手じゃない子はシンプルな文体で書くようにするとズレも少なくなっていくと思います。
ところがこういう指導でもダメな場合なかなか文章が良くならない場合っていうのはお手本を写させるということをします。私自身がお手本を書くこともあるんですけれどもとにかくお手本を何度も何度も違った種類のお手本を書写させることで次第に書く力がついていく生徒もいます。
これって意外とスポーツが得意な子に多いですね。ただこうね写すだけなんだけど自分の中で身体勢とともに文章が中に入っていくんじゃないかと思うんですね。
本当に学ぶということは真似ることだというねそういったことを本当に実感する瞬間を私も何度も経験しました。大変効果的だったと思います。書けない生徒にはこの真似をさせるということをやってみればいいんじゃないかと思うんだけどそれでも書けない生徒もいるのでその生徒にはやっぱり個別最適な指導を考えていくべきだと思います。
こうやって繰り返していて最初は受験日の10日ぐらい前になると直近2,3年間の過去文に取り組みをしてそれぐらいになるとだいぶ書けるようになってきているのでそれで最後の仕上げをしていきます。
よくできる生徒だったら2,3週間で間に合うんだけど道のりが長い生徒は3ヶ月ぐらいかかる場合がありますのでやっぱりその生徒の力量によって書ける時間が本当に違ってきます。
最終仕上げと個別最適化
総合型選抜だったら3ヶ月ぐらい前に取り組んでも間に合うんだけども、例えば国公立の二次とか後期に小論文があると2週間で仕上げないといけない場合も発生するので本当に小論文指導っていうのはその子その子に合わせてカスタマイズしていかないといけないなって思っています。
やっぱりそういうことを考えてみても生徒の力量に合わせてその生徒が最大の能力が発揮できるように逆向き計算で小論文指導を行うっていうのが私のやり方になっています。
これはやっぱり私が長年かけて生徒100人以上指導してきたその中で私に合った指導法だというふうに思っているので、他の先生方はどのように指導していらっしゃるのか、まあそういう指導方法についての意見交換感みたいなのができたらいいんじゃないかなと思っているので、小論文指導についてもいくつかどこかで勉強会を開いてみたいなっていうふうに思っています。
あ、ちょっと長くなってしまいましたけども、それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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