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499_一番スムーズだった国立大付属で、私は一番力がつかなかった~グループ学習に取り組んで~後編
2026-09-17 12:44

499_一番スムーズだった国立大付属で、私は一番力がつかなかった~グループ学習に取り組んで~後編

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グループ学習の難しさを語る後編です。附属での成功体験を持ち込んだ真ん中くらいの学校では、安心・安全な場づくりとペアワークからの段階設計で生徒が育っていきました。一方、自分の殻に閉じこもるタイプの生徒が多い学校では、負荷を下げた繰り返しと丁寧な見取りが鍵になりました。そして最後に、一クラス40人という条件そのものへの現場からの訴えをお届けします。

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#ポッドキャスト #国語教育 #協働的な学び #少人数学級 #総合的な探究の時間

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道~黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は、499回、一番スムーズだった国立大付属で、私は一番力がつかなかった、グループ学習に取り組んで、後編というタイトルでお届けしたいと思います。
今日は前回に引き続いて、グループ学習・共同的な学びの難しさについての後編回となります。
前編では、授業が成立しない厳しい学校では、グループ学習以前の問題だったということ、そして一番楽だったのは国立大付属だったのですが、そこで私は一番力がつかなかったということをお話ししました。
後編では、その勘違いを持ち込んだ次の学校で何が起きたのか、そしてうちにこもるタイプの生徒が多い学校で、私が最も鍛えられたという話をしたいと思います。
それでは今日も、国語教育をゆるっと語っていきましょう。
はい、それでは早速お話ししていきたいと思います。
国立大付属での成功体験のまま、それが自分の力だと勘違いして、次の学校でもグループ学習をやってみようと意気込んでいたのですが、当然ながらそこまで思うようにうまくはいきませんでした。
とはいえ学力的には真ん中ぐらいの生徒たちで、非常に仲間を大切にする生徒たちの気質、それからコミュニケーション能力の高い生徒たちが多かったので、4人グループにしてもお互いを尊重し合い、なんやかんや言いながらグループ学習は成立していたかなとは思います。
アウトプットの面でも、牽引役の生徒とか鋭い発言をする生徒がいると、面白い結果が出てきて、それをもとに授業が触発される、活性化するという好循環もありました。
つまり、エンジンになってくれる生徒がいて、そのグループがクラス全体にいい刺激を与えてくれていたということになります。
発表についても、拙いながら友達の発表を一生懸命聞く生徒たちだったので、ゆっくりゆっくり、確実に発表能力は上がっていったように思います。
そういった中で私自身も、事前の準備、それから下ごしらいというものを学んでいきます。
大前提はやはり、安心・安全な場作りです。
具体的には日常の授業で、少々外れたことを言っても、この先生は怒らずに受け止めてくれるし、うまく授業に引き込んでくれるし、言い足りないなというところもおぎえないながら授業を牽引してくれると、
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そういった思いを生徒がするようにして、生徒が安心して発表ができるという、そういう状態に日常的な授業の中でするように努めました。
そうすると、心理的安全性が確保され、発言が比較的自由にするようになりますし、
友達の言い足りないところを認め合い、それを補い合うようになっていきます。
そういう教室作りを丁寧に丁寧にやっていきました。
そういった中で、まずペアワークから何回も何回も組んでやり始め、ペアを組み替えながら、どんな人とでもそれなりに話ができるという状態を作っていきました。
その中で、話すのが不得意な生徒もいるから、生徒はここはちょっと気を使ってあげないといけないなということがわかってきて、うまく対応するようになっていきます。
というように、ペアワークを何回か試行錯誤してくるくるやっていって、そのうちに4人グループを組んでいって、
4人グループになると、私はその間をくるくる回りながら介入していくというようにしました。
そして、グループごとにちょいちょい短いコメントで、グループに注目ということで時々発表させては返し、またぐるぐる回りということを繰り返したり、
こういうふうな介入を通してレベルを上げていくように、ぼつぼつぼつぼつ少しずつ少しずつですかね、やっていきましたね。
その学校は総合的な探求の時間にもとても力を入れていた学校だったので、プレゼンテーションも何回も何回もやるということになっているので、
1年、2年、3年と持ち上がる中で、グループ学習やそれからプレゼンテーションがスパイラルにうまくなっていきました。
私はこの経験を通して、生徒をこういうふうに育てていけばいいんだなというイメージができたという点では、この学校での経験は大変大きかったと思います。
とりわけ印象に残っているのは、グループ学習の介入時、蝶のように舞い、蜂のように刺すというようなやり方です。
ひらひらと机と机の間を回りながら、面白そうなグループを見つけたらすかさず間に入って対話をし、そのグループの意見をさらに引き上げるということをよくやっていました。
生徒の方も私が介入すると、自分のグループの意見がブラッシュアップされてより良くなるというようなそういう感覚を持っていて、私の介入を喜びましたし、
私の介入後は自信を持って発表していたように思います。これは結構ポイントだったんじゃないかなって思いますね。
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その後はまたまた生徒自体の厳しい学校に移動となりました。
この学校は一番最初に赴任した学校とはタイプが全く違いまして、元気に活動的に問題行動を起こすというよりも、事故の内部に埋没して悩みを抱えて、他者とのコミュニケーションを怖がる、いわば自分の殻に閉じこもるタイプの生徒たちが多かったんですね。
当然のことながら、共同的な学びとかグループ学習はとてもとても無理でした。
それにもかかわらず、この学校では総合的な探求の時間にグループ学習がバーンと無理やり組み込まれていて、事前の練習とか仕込みとかもないものですから、あんまり機能していませんでした。
そこで私は、総合的な学習の時間の回し役でもあったので、アレンジを加えて、3年生に向かって少しずつステップアップしていくような設計に組み替えました。
まずはペアワーク、次に手引きを丁寧にして3人から4人の分担性のグループワーク、徐々に2年生で4人のグループワークというように段階を上げながら生徒を鍛えていくことにしました。
国語の授業でも、学校設定科目の中でペアワークとか4人組みを短いスパンでくるくるくるくる回すようにしました。
つまり、いきなりガッツリ4人で長時間話し合わせるというのではなく、軽い負荷を数多く繰り返すことで、次第にグループ活動に慣れさせるという方法を取っていきました。
こういった工夫を国語の単元にふさわしい形で自分がうまく短いスパンで入れていく回数をこなす、そういうふうな授業構造をする力が自分についてきているんだなというふうに、生徒をどうやって成長させようかともがいているうちに、そういう力がだんだんついてきているんだなというふうなことを気づきました。
グループ学習やってみて、思い通りにいかないいかないと自分で自分の能力の低さを嘆きつつ、そんなことを一生懸命もがいてやっているうちに、少しずつ少しずつ生徒は成長していました。
一応ね、グループ学習は一応規模を取りながら調整して組むんだけれども、活発なグループもあれば沈黙グループもあります。落差が激しくて男女の関係もうまくいかないときがあります。
そういったアンバランスの中でこそ日頃の授業では見えない生徒の姿とか、普段気づいていない、私が気づいていない力というものが見えてきたりします。
で、その子の特性に気づいて声をかけて自信を持たせて、グループの取りまとめ役をサポートしてお願いし、そして小さな成功を特に褒めてあげる、こういうことを繰り返していきました。
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だから無理なものは無理なんだというふうに諦めるんじゃなくて、負荷を下げながら少しずつ学ばせて、丁寧な見取り、サポートによって励ましていけば、決してハイレベルではないんだけれども生徒の成長を促すことができるということが、まあおそまきながらわかったんですね。
まあ生徒自体も厳しい中でグループワークをやって曲がりなりにも形に持っていくっていう、その中身はあまり優れたものではありませんけれども、この生徒たちにとっては確実にブレイクスルーだったと、そういうふうに思います。
そういう形に持っていくのは本当に骨が折れる、そういった作業だったと思います。けれどもこの経験が一番自分を鍛えてくれたと思います。国立大附属でああやった、できたできたというのとは厚みとか深さとかそういったものが全く違う指導技術、これが大得できたんじゃないかなって思います。
ということで私のグループワークの指導技術というのを本当にもがく中で少しずつ少しずつ自分の中に本当に薄皮一枚一枚がつながっていく、積み重なっていくように力がついてきたという、そういうふうな私の鍛錬の時代だったと思います。
こうして4つの学校を振り返ってみると、グループ学習は本当に難しいですし、簡単にできるものではないと、そういうことがわかります。だからこそグループ学習をうまく活かしていらっしゃる先生方は本当にすごい力量をお持ちなんだなというふうに思います。
やっぱりその上で申し上げたいのは、これだけ負荷の高いことをやらせるのであれば、一クラスの人数を減らしてほしいということです。自由進路学習とか個別最適だとそういうものが上から降ってくるんですけれども、一クラス40人以上の教室でそれをやるのははっきり言って無理だと思うんですよね。
やっぱり20人程度にしていただかないと、先生にこれだけの負担をかけた上で濃密な授業内容をしろっていうのはこれはムゴい話だと思うんですよ。
さらにもっとグループ学習を有効的にさせようと思うんであれば、一クラス20人のサイズにして、しかもそれをTT、ティームティーチングで教えるぐらいの手厚い手当をお願いしたい。これを聞いてくださっているお偉い方どうかお願いしたいと思います。
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ということで最後は教育条件の話になってしまいましたけれども、やっぱりこの日本は一クラス40人とかそういった大きなクラスサイズでやっているので無茶振りだらけですね。これはぜひぜひ何とか教育条件を改善していってほしいなって思っています。
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それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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