2020-05-09 18:06

第36回 【筑駒編】名門中学の子供たちは何を学んでいるのか?

直希先生からみた名門中学の勉強内容をご紹介していきます。
今回は筑駒(筑波大付属駒場)編です。
東大合格者率60%以上という驚異の進学実績を誇る筑駒。あまりメディアでは取り上げられていない筑駒独自の教育内容についてお話し致します。
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こんにちは、年間修道時間2000時間のプロ家庭教師☆直希先生を知るここだけの勉強メソッド。
今回も名門中学校の子供たちは学校で何を学んでいるのか、筑波大付属駒場中学校についてお話ししようかなと思います。
東大合格率が驚異の6割超えも、高3の冬に伸びるのが筑駒生という話をしていきます。
高校の1学年の人数は約160人、そのうち100人以上が東大に進学することがザルです。
合格者数では改正に及ばないものの、1学年の生徒数に対する東大合格率の割合では、7とか改正を大きく引き離していて6割を超えることも多いです。
驚異の進学校ですよね。スーパーサイエンスハイスクール、SSHとも認定されていて、先進的な理数教育が行える環境にあります。
しかも国立。授業料は原則的に無料なんですよね。しかし、その教育の実態がメディアでなかなか紹介されることはないです。
正確な講義を得たので、校譜について少し話そうかなと思います。
中学入試で青白期修斎をかき集めて、徹底的な管理・英才教育を施しているんじゃないかと、そう思われるかもしれないです。
しかし、筑駒の校譜を一言で言えば自由です。
制服はないし、蒸し暑い夏の日には生徒たちの大半は短パンにTシャツで投稿しているんです。
授業をする先生も、教室では裸足にサンダルバキ立ちます。
ちょっと石田中一みたいですけど、昼休みには郊外への外出も自由です。
携帯電話やパソコンの持ち込みに関する拘束もないです。教室は綺麗とは言いません。
授業も静かだとは言えない。しかし、混沌ではないです。
生徒たちの自立の精神を感じられますよね。
中学入学時においては確かに線の遅い子が多いです。しかし、中3になる頃にはたくましくなります。
全国における登校の中学校1年生の体力偏差値は42ほどなんですけど、中3になると55になり、全国平均を上回るんですよね。
というふうに中学校の副校長の濵地先生はおっしゃっています。
その濵地先生は、行事が筑後間の教育の柱というふうにおっしゃっています。音楽祭、体育祭、文化祭が三大行事だと。
音楽祭とはクラス対抗でのコーラスコンクール。
音楽祭では高校生ともなると生徒たちは自分たちの力でクラスをまとめていく。
ある新任教師の方は高3の合唱に感動し、一方で無力化に襲われたとこうしています。
ほぼほぼ教師などいらないのではないかというね、団結力を感じたというものです。
体育祭は2日間にわたってオリンピック形式で行われます。
陸上競技はもちろんサッカーなどの団体競技や剣道などの個人競技がグラウンドや体育館で同時で展開される仕組みです。
運営スタッフには分刻みの計画力、段取り力が要求されます。
文化祭の運営も顧問の指導のもと、生徒主体で実施されています。
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機材移動から電源供給の仕組み作りまで生徒は行います。
学校が行った調査によると、学校行事に積極的に取り組む姿勢は中1の時点で約50%ほど増していて、高校生では約80%に達すると言われています。
高3の11月に行われる文化祭においても、高3のほとんどが積極的に参加していて、閉会式には感動の嵐となります。
高3の文化祭の閉会式が、津久駒生にとっての実質的な卒業式と言ってはいいかもしれないです。
受験勉強については、その後スパートをかけて行って、高3の秋の時点でうちの生徒の模試結果はあまり良くないんですけれども、
でも1月、2月でめちゃめちゃ伸びるというふうにおっしゃっております。
続いて、生徒においしいところをもっていかせる数学についてお話しようかなと思います。
生徒からは証明本を募集して、プリントにして配布します。
はい、これまで三平方の定理の証明をやってきたよね。
みんなに証明の仕方を教えてもらって、19種類ぐらいの証明方法をゲットしたよね。
では今日は三平方の定理の逆の証明をしてもらいます。
周知の期間の授業が始まります。
いわゆるピタゴラスの定理、複数の方法で証明を試みるのはどの中学校でも行うんですが、
筑紐では生徒たちに様々な証明方法を考えさせ、それを自由課題として随時提出させる。
生徒が自分で考えたその証明方法をレポートにして先生に提出するんですよね。
教師は集まった証明方法をプリントにして配布します。
証明を考えた生徒がそれを発表する、その方法なんですよね。
ピタゴラスの定理を使って事件問題を解くだけだったら、19もの証明方法は必要ないですよね。
自分の頭で考え、それを相手に分かるように表現する力を身につけることを目的としています。
数学だけに留まらない能力だと思います。
生徒たちから集めた証明を教師がプリントにして配布するのは、生徒たちが場所を写す時間を節約するため、きれいに書かれたレポートはそのままコピーして配布する。
その書式を見ていって、他の生徒たちもきれいなレポートの書き方を学んでいくんですよね。
数学はそもそも一人でできる学問です。
でも、性格クラスみんなで授業をするんやから、できるだけ自分以外の生徒の発想を知っていって楽しんでもらう方がいいでしょう。
だから、できるだけ生徒たちに発表してもらう機会を多くしています。
つくこまの生徒は能力が高いので、普通の教科書レベルのことなら、読むだけでもすぐに理解してしまいます。
だから、授業では教科書も使えませんと、中一の先生はおっしゃっています。
友達の発表に、「すげえ!なんで?」と連発します。
さて、今回のお題はピタゴラスの定理の逆の証明。
直角三角形の三辺において、Aの二乗プラスBの二乗イコールCの二乗が成り立つ場合、その三角形は必ず直角三角形であることの証明を考える。
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先生が、「用意スタート!」と号令をかけると、クラスが徐々に静かになっていく。
5分もすると、「できた!」という声が上がっていきます。
その生徒は教室の前に出て、黒板を使って自分の証明を発表します。
友達の証明の方向性が見えてくると、それまでざわついていた教室はシーンと静まり返ります。
全員がその証明の美しさに釘付きになっているのがわかります。
ところどころで、「おお、すげえ、これなのね!」
簡単な声が聞こえてきます。
そして証明が終わると、拍手喝采に包まれます。
理解して、そういった理解しきれていない生徒たちのために、教師が補足の説明を書きくぐります。
そこまで教室はシーンと静まり返っていて、「これはかっこいい証明だね!」と先生が褒めたたえると、
生徒たちも、「かっこいいなあ!」と応じます。
教室全体が引いては打ち寄せる波のように波打つんですよね。
どうしても発表したいという2人の生徒の証明はかなりユニークです。
今度は教室全体がザワザワし始め、「なにこれ、すごすぎる!」
「キモいんだけど、なんでこんなこと思いつくの?」と呟く声が聞こえてきます。
数学の証明をそういった感覚的なところで捉えていて楽しんでいるのがわかりますよね。
そしてドリル演習はあまりやらせても飽きるだけって話をしていきます。
方程式を習えば方程式を作らせる課題を出します。
そして生徒に発表させていきます。
それがつくももの数学のスタイルです。
教師は教えるのではなくコーディネートするだけなんです。
かっこいい証明をみんなの前で発表するって数学の一番おいしいところじゃないですと。
そこを教師が持って行ってしまってはいけないですよね。
おいしいところこそ生徒にやらせてあげないと。
という風に先生は笑っています。
一方ひたすら問題を解かせるようなドリルトレーニング系の課題はあまりやらせてはいけないと言っています。
深淵クラスの問題集を私はいるんですけども、定期試験に合わせて範囲学習をしていて、
以上提出することになっているんですけれども、あまり多くやらせても飽きるだけっていう風に先生はおっしゃっています。
生徒たちは期末試験が気になる様子です。
通常は70点平均になるように問題を作っているんですけども、
注意しながら80点くらいに設定してもいいかなと思っています。
それでいて30点だったらプライベートレッスンだなと先生はね、
生徒たちを笑わせると同時に、でも提出はそんなに気にしないでください。
テストなんて同じ人間がね、同じ問題を別の日に解けば別の結果になるものなんですから、
勤務たちはこれから統計について学びます。
その時に分かると思うんだけども、データは必ず一定の誤差が出るんです。
その誤差の範囲ならOKと、2学期以降の自習単元の不積を置きます。
テストの再建では部分点をバッチリ上げると先生はおっしゃっています。
証明問題再建は、まるで暗号の解説、結構大変です。
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でも細かいところまでしっかり見て、部分点をたくさん上げます。
他人に若干するマナーを見つけてほしいからです。
学年が進むごとに生徒たちの成長が当案に現れるようになります。
自己中心的な回答から他者の目を意識した当案に変化していくんですよね。
ちなみに国際数学オリンピックでは、日本が初参加した第31回大会から
2011年夏の52回大会まで、
延べ30名のつくこませが日本代表として参加していて、優秀な成績を収めていると言っています。
続いて暗記よりも豊かを主転、独自の視点を重視する社会について話しようかなと思います。
教師が面白いと思う分野を囲りしています。
社会科では地理、歴史、公民をそれぞれの専門教員が教えます。
中学校1年生、2年生は地理と歴史を、3年生は歴史と公民を学びます。
例えば歴史では中治で戦国時代まで、中二では江戸時代以降を学びます。
世界史は日本の歴史に絡めながら学びます。
年代や次元名を暗記するのではなくて、山対国はどこにあったのか、
鎖国は本当に世界との交流を絶つことだったのか、
そういったものを議論を交わすことで、当たり前と思っていたことを疑ったり、
別の視点から捉え直したり、自分の頭で考える癖をつけることを目的としています。
地理では中一で主に日本地理、中二で主に世界地理を学びます。
一般的な教科書では、初めに世界の各地域ごとの特徴を学習するようになっているが、
筑古まではまず地形図について学習するのが習わしだと言います。
地図記号を覚えるのではなく、両腕を上げた長さや教室の大きさを測ったり、
どこでグラウンドの大きさを測ったり、
身の回りの空間や距離感をつかむ訓練から始めます。
学校周辺の古い地形を使って地図情報の変化も学んでいきます。
その知識を5月に行われる校外学習に活かしていきます。
その後、日本全体の様子を大まかに捉えてから、
やっと各地域の文化産業について学習に進んでいきます。
各地域の文化産業について学ぶといっても、
地方ごとにまんべんなく取り扱うわけではないです。
メリハリが効いています。
例えば、社会の先生の場合だったら、
中1の1年間のうちに沖縄だけで7回の授業が行われます。
皆又だけを5回の授業で念入りに取り扱います。
教員自身が面白いと思う部分を深掘りして教えるスタンスです。
その分、手薄になる地域もあるんですが、
それを生徒たちの自主学習に任せます。
地理に必要な知識量は膨大です。
それをくまなくやろうとすると、それだけで時間がなくなります。
でも重要なのは知識量ではなくて、
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知識の使い方、つなぎ方、発展的に考える力、
取り扱う範囲は特定の地域に絞っていて、
深掘り学習をすることで、
知識の使い方、つなぎ方、発展的に考える力を養うことが授業の目的です。
あとはその方法を別の地域に当てはめて、
生徒が各自で展開していく、そういった風になればいいのです、
という風に先生はおっしゃっています。
中時の時点で高校レベルの学習内容まで深掘りするという、
当然担当教員によって取り扱い範囲は変わってきます。
定期テストを書いて書いて書きまくる。
定期テストでは徹底的に書かせるという、もうすぐきます試験があります。
試験図の問題をバッチリ見ます。
それから自治問題について説明する問題を出します。
7問の課題を出して、その中から自分の好きなテーマを選んで、
2問を説明してもらう形式です。
とにかく書いて書いて腕が折れてもいいから書きまくってください、
と先生はおっしゃっていました。
2011年度中時の期末試験ではこのような問題が出されました。
世界測地形について説明せよ。
なぜ地形図の図法にユニバーサルヨホメルカトル図法が使われているか説明せよ。
日本の現在の人工ピラミッドの形を書き、その特徴を説明せよ。
思いやり予算について説明せよ。
地球の肌について説明せよ。
リビア情勢について説明せよ。
東日本大震災による原子力発電所の被害について説明せよ。
中一中二ではとにかく自分の言葉でたくさん書くことを大事にしています。
うまくまとめる能力は後で見つければいいというスタンスです。
社会科の範疇を超えて文章力を鍛える訓練です。
それが筒コマのテストだと早く掴み取ってほしいという思いがあります。
いい答案は全生徒に配布し、手本にしていきます。
コツコツと覚えることも必要ですが、それよりもひらめきやクリエイティビティを重んじています。
勉強するのではなく、勉強したことを実社会のつながりに築いてほしい。
例えば沖縄のことを学んのであれば、沖縄に関連するニュースに対してアンテナを張ってほしい。
そういう感覚を身につけることこそ勉強だと先生はおっしゃっています。
地理の延長として総合学習の時間を利用し、中2、中3では地域研究を課します。
中2では東京、中3では東北が題材です。
それぞれの地域の歴史、文化、産業、経済、自然、環境などから生徒各自がテーマを設定しフィールドワークによって調査します。
室内のアポロリも生徒が自ら行います。
生徒は時間ごとにデポートやポスターをまとめて発表します。
デポートは毎年500ページほどの冊子にまとめられます。
そして最後に学力評価の仕組みと進度指導についてもお話ししようかなと思います。
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定期試験は飛沫のみ、高2から特別講座。
各学期の成績発表は100段階の絶対評価です。
学齢成績はそれを5段階評価に換算して付けられていきます。
ここまでは中間試験を行わず、飛沫試験の定数がそのまま成績になることがありますし、
デポートの評価がそのまま成績になることもあります。
その両方を加味して評価される場合もあります。
生徒同士が付けた評価が成績に反映されることもあります。
成績の付け方は全く各担当教員によって任せられています。
成績表と一緒に科目ごとの度数分布表も配られます。
それによって学年の中で自分の位置が大まかに把握できます。
度数分布表を配布する意図としては、人と比べるのではなくて、
自分の得意・不得意を知ってもらう狙いがあると先生はおっしゃっています。
定期試験とは別に、高2で1回、高3の4回、特別講座を実施します。
つくこまオリジナルの校内模試ですよね。
高2の1月の間にでは、英数国語の3教科、高3では英数国語に加えて、
理系なら理科が2科目、文系なら社会が2科目の計4科目で試験を行います。
国公立大の二次試験の様式を真似たそういった内容になっています。
特別講座では、科目ごとの自分の順位が分かるような形で成績が返されてきます。
これをもとにして団人は振動指導を行います。
徹底的に自己責任を問う振動指導方針についてお話していきます。
つくこまの振動指導には4つ原則があります。
自分の振動は自分で決める。
自分の行ける学部、大学は自分で決める。
大学入試の合意に対して自分は責任を取る。
それができる生徒に学校は育てる。
学校や団人の振動の押し付けは一切行わないし、
放課後、そして夏休みに受験のための報酬会を開くこともないです。
そして自分で出した結果には自分で責任を持たせる。
昨今、大学受験を見据えた面倒見の良さを売りにする学校が増えてきています。
時に厳しく学習指導を施すことで、
あたかも希望の大学の進学実績に対し、学校をコミットするかのようなスタンス。
しかし、つくこまは逆を行く。
これぞ本当の厳しさであろう。
今日もありがとうございました。
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それではまた。
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