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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
さて、まず告知になりますね。明日の2月18日土曜日、朝9時30分から、まるげんさんのリレー配信に、まるげんさんの次の順番ということで、9時30分から出演いたします。
朝9時30分という早い時間でね、どれだけ声が出るかわからないんですが、昭和の歌謡曲を3曲ばかり歌おうかなと思っています。よろしければお見合わせくださいませ。
そして翌日、2月19日日曜日の午前11時から12時30分まで、Zoomセミナー、犬が体で語ること、ボディランゲージを学ぼうということで、こちらはワンちゃんのボディランゲージについて学ぶセミナーになっております。今回は一般の方もご参加いただけます。
あと少数、あと本当に少しだけ枠が入ってますので、もし気になるようという方はお気軽にお問い合わせください。
昨日はですね、私はトモカフェのトモコさん、そしてアルマリエ、チェコさんと3人でですね、銀座でとても素敵なランチ会をしてきました。
トモコさんとね、チェコさんとは、もう私がスタイフを始めた初期の頃からつながっている方たちです。
お会いしたのもね、チェコさんには多分3回ぐらい、そしてトモコさんもね、去年の年末に一度お会いして、その時にもまたゆっくりお会いしたいですね、というお話をしていたので、
昨日はね、ゆっくりランチができて、とても楽しかったです。トモコさんの配信の方で、その時の様子をね、あげてくださってますので、よかったら聞きに行ってみてください。
本当にね、楽しい時間をありがとうございました。
はい、今日は犬に嫌われる犬、3つの理由の最終回となります。
最終回の今日ですね、それは演出されたボディーランゲージによる誤解というお話をしてみたいと思います。
こちらは、詳しくは日曜日のセミナーの内容になりますので、今回はさらっと導入部だけお話ししたいと思います。
前回の理由その2、対犬との経験不足から相手に嫌われてしまう犬がいるというお話をしたと思います。
こちら、犬同士もお互いが接する機会を持たなければ、相手に対してどのような態度で接したらいいのかを学ぶことができないんですよね。
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犬同士が対面した時に使われるものは音声ではなくて、ボディーランゲージになります。
これは人間でも、人は見た目が9割というように、知らず知らずのうちに、見た目や仕草、振る舞いなどの非言語による情報で相手を査定しているという事実があることからもわかるように、
動物というのはですね、やっぱり近くに行ってね、言葉を交わしたり、言う嗅ぎあったりする前に、その見た目で相手をどんな相手なのかというのを査定するという本能が備わっているんですよね。
ましてや言語によるコミュニケーションを持たない犬たちにとって、ボディーランゲージというのは、自分と相手を語るもの、とても大切なものになります。
そして人が、人間がですね、相手に見せたい、印象を付けたい自分を、服装や髪型、歩き方や身振り手振り、姿勢などで演出するように、犬も相手に見せたい自分を演出することがあるんですね。
例えば遊びたい時の仕草や、自分の緊張をほぐしたい時の仕草、これもボディーランゲージに入るんですが、これはまさしく犬自身による演出ですよね。
前々回では、こちらの犬に嫌われる犬がいるって本当?っていう配信の初回ですね。
では、耳や尻尾を人工的にカットする、ダンビやダンジと言われる手法ですね。
これが相手の犬にボディーランゲージを伝えづらくしてしまうため、そういうカットをされている犬というのは、相手の犬から誤解を受けやすい、嫌われやすいことがあるよ、という話をしました。
耳を立てたり、尻尾を短くする、処置をする、人工的にですね。
そういった犬たちは、本来は耳を立てる、イコール緊張している、警戒しているシーンでも、相手に伝えるボディーランゲージが不自然なため、適切に感情が相手に伝わらないということがあるんですね。
本当は怖い、本当は嫌だな、ちょっと怖いな、という時にですね、耳を伏せるとか、耳を逆に立てるとか、そういった時でも、人工的に三角の耳に立つようにカットされている場合、その動き方がちょっと不自然なことがあるんですよね。
そうすると、他のワンちゃんに伝わりづらいということがあります。
また尻尾、これも意図的に切られている犬種というのが結構いるんですが、プードルさんなんかもね、実はそんな子がたくさんいますよね。
尻尾の位置やその尻尾の動かし方によって、本来伝わるべきものが伝わりづらくなるということがあるんですね。
もちろん、耳や尻尾だけが犬の感情を示すボディーランゲージではありません。
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その他の部分で、きちんと感情を相手に伝えるボディーランゲージを出して、それが相手にちゃんと伝わっていれば問題はありません。
昔は人間側から、その方が都合がいいと思われる目的や神秘、美しさのために耳や尻尾をカットされるという答えが多かったんですが、
最近では、自然な状態ではないとか、必要ではないといった動物福祉の観点からも、断尾や断耳、耳や尻尾をカットするということは減少傾向にあります。
最後に、犬に嫌われる犬のボディーランゲージの一つに、人とだけ接してきたため、犬に対するボディーランゲージの示し方やその理解が追いついていない犬がいるということをお話ししたいと思います。
例えば、吠えたら、もしくは飛びついたら、必ずボールを投げてもらえるとか、必ず遊んでもらえるとか、相手にしてもらえる。
そういった経験を飼い主さんや人間とたくさん積んできたワンちゃんは、遊びたいなと思ったとき、相手の犬にもそのような仕草しかできないということがあるんですね。
ですが、それをそのままワンちゃんにしてしまうと、なんだよこの子うるさいなとか、いきなり背中に足をかけてくるなんて失礼なやつだと嫌がられてしまうこともあるんです。
そして、最新の研究結果では、犬種によってはボディーランゲージが乏しい犬。
ある種の行動様式、これは狼や野生の犬たちが群れの中で他の犬や狼に示すボディーランゲージ、それが失ってしまっている犬とか乏しい犬、
そして相手が出すボディーランゲージをそもそも読み取ることがしづらい犬がいるということも言われています。
犬のボディーランゲージを瞬時に読み解いて先回りするということはとても難しいんですね。
ですが、だからこそ面白い分野でもあります。
この面白さをぜひ飼い主さんにも知っていただきたいなと思いますので、
日曜日のセミナーではその魅力と面白さが伝わるように頑張ってお話ししていきたいと思います。
ということで、最後まで聞いていただいてありがとうございました。
週末はね、どうやら暖かくなりそうですので、皆さんもリラックスして楽しんでお過ごしくださいね。