2021-04-29 11:05

イギリス動物愛護団体【BATTERSEA】を知ってますか?パート②

前回に引き続き【BATTERSEA】のお話です。

そのポリシーは
「どんな状態の動物でも非選択に受け入れる」こと。
そして、犬に関しては
「その可能性を拡げる」ケアをしていること。
犬にも人にもフェアであるアプローチをとること。

その活動は、動物と人の架け橋として
私が憧れ、心がけている姿のひとつ❤️

サムネは、4年前、【the Crufts】のBATTERSEA
ブースで撮った1枚り
29年間【BATTERSEA】で働くAli✨は
はじめてセミナーでお世話になってから今まで
ずっと【My dear】と呼んでくれる優しいひと🥰

私がBATTERSEAと彼女の紹介をしたいと
伝えた時、とても喜んでくれました😍

Thank you so much Ail😘❤️❤️

✩.*˚日本語訳がオススメ🐶
【BATTERSEA】
https://www.battersea.org.uk/


✩.*˚日本だって、ちょっとずつ……🤔
【神奈川県動物愛護センター】
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/1594/awc/index.html

#犬#ペット#保護犬#動物愛護#レスキュー#トレーニング#犬のお仕事#愛犬家#犬が好き#イギリス#BATTERSEA#聞いてくれてありがとうございます✨

---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レターができます。
犬のトレーニングの実践🐕話、犬業界の裏話、アニマルコミュニケーション等は、《メンバーシップ限定》でお話しています❣️

https://stand.fm/channels/5fd49189dd3aea937b455b50
00:06
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てメタや、留学時代や旅行の思い出などのお話もお届けしています。
さて今回は、イギリス最大級の動物愛護団体【BATTERSEA】を知っていますか?の続編です。
BATTERSEAでは、主に犬と猫を年間7000頭以上ケアしています。
施設はロンドンオールドウィンザー・ブランズハッチの3カ所にあり、私はドッグトレーナーのジョン先生のセミナーに参加し、
開催地であるオールドウィンザーの施設に、計3週間滞在することになりました。
その経緯は前回の配信をお聞きくださいね。
今日はその中で、私が体験したBATTERSEAの活動、保護・ケア・リフォームの中でも、
特に素晴らしいと思った犬の可能性を広げる活動のお話をしたいと思います。
BATTERSEAには多くの犬や猫が保護されてきます。
年間7000頭以上の犬猫をBATTERSEAでは絶えず受け入れ、ケアし、リフォームしていく活動を160年ほど行っていますが、
彼らにはポリシーがあります。
全ての犬猫を選択することなく、無条件で受け入れるということを掲げています。
これは時には、貰い手を探すことがかなり厳しい状態にある犬猫を受け入れるということを意味します。
知識・経験の豊富なプロやスタッフのケアを受けて、そのほとんどがリフォームされていくのですが、
実際には、残念ながら人と一緒に一般家庭で暮らすには不向きと判定された子たちもいます。
今はちょっとどうなっているのかわからないのですが、一般の飼い主さんには閲覧ができないエリアというものがあり、
かなりの問題行動がある犬たちがそのエリアに収容されていて、特別にトレーニングを受けたスタッフのみがそのお世話をしているエリアもありました。
そのうちのほとんどは、かつての飼い主に虐待を受けていたという経験があったり、
パピーファームでただただ繰り返し繁殖だけをさせられていて、日の目を見たいことがないという話を聞いて、とても切ない気持ちになったことを覚えています。
そのようなワンちゃんたちの中でも、可能性のある子たちは特別なトレーニングを受け、行動改善をして適所に引き取られることもあります。
03:01
ですが、一生を施設で過ごす子、そして時には安楽死という手段をとらざるを得ない場合はあります。
治療ができず深刻な病気で動物自身が苦しんでいる場合や、これはほとんどないということですが、治療不可なほど深刻な行動問題を抱えている場合、
そして、英国では輸入・販売・飼育が禁止されている4犬種の場合です。
この4犬種は、ピットブル、トサ、ドゴ・アルヘンティノ、フラ・ブラジレイロと法律で制定されています。
そうした悲しい症例もあることはあるのですが、その数はほんのわずかです。
バタシーノーケアの素晴らしさの一つとして、犬の可能性を広げる活動をしているということが挙げられると思います。
これは、施設に収容された犬たちの中でも、里親を探してリフォームをするという活動のほか、適正のある子たちにはサービスドックとして活躍する道が開かれているということです。
介助犬、麻薬探査犬、警察犬、災害救助犬、セラピー犬など、その道のプロのトレーニングを受け、活躍をすることができる子たちがいるのです。
実際に私も、ジョン先生のセミナー中に、ヒースローの麻薬探査犬トレーナーや英国介助犬協会のトレーナーたちが来訪し、
どうやって犬の適性を見極め、どのようにトレーニングをしていくのかという講義や、
実際に麻薬探査や災害救助の処方のレベルを自分のパートナー犬と実践トレーニングをするというセッションを受けたこともありました。
すごいですよね。
そのうちの一例として、私が最も感動し、日本ではちょっとありえないだろうなと思ったお話をします。
それは、牧羊犬のためのリフォームプログラムというものでした。
日本でも人気の犬種、ボーダーコリーは、本来、羊飼いが羊を追わせたり、まとめたりするための牧羊犬です。
この本来の気質が強い子たちは、日常生活で自転車を追いかけたり、
ジョギング中の人や公園で走り回る子どもたちを追いかけたり、噛みついたりすることが問題となって、
ホームに連れて来られることが多々あります。
私も日本で、たびたび問題行動を抱えて相談に来られる牧羊犬やボーダーコリーに会ったことがあります。
一般家庭では問題犬とされてしまう彼らも、牧場という本来の活躍の場においては、今まで発揮できなかった才能を開花させることがあります。
06:03
ホームでは、牧場主とこうしたレスキューされた牧羊犬の適正テストを行うことがあります。
牧羊犬として活躍することができるかどうかは、牧羊犬専門のトレーナーがついて、1頭ずつテストを行います。
これは本物の羊を使ってテストをするのですが、私はこの時初めてこのテストを見ました。
そのテストでは、ホームから連れて来られた1頭の、もうそんなに若くもないボーダーコリーが素晴らしい才能を見せて、最終的に牧場に引き取られることになりました。
しかも現役犬として、もちろん牧羊犬専門のトレーナーさんによるトレーニングセッションを受けながらです。
問題とされて飼い主に見放されてしまった牧羊犬が、その才能を飼われて発揮する場を与えられるなんてすごいと思いませんか?
なんて素晴らしいシステムなんだろうと、その時私は感動しました。
そして私はこの経験を糧にして、バタシーウェイと呼ばれる犬に対して、なるべくフェアであり、恐れのない犬たちの可能性を広げるようなトレーニングを今でも行うことを心がけています。
私がこのホームで体験したのは、20年近くも前で、最後にバタシーロンドンを訪ねたのは4年前ですが、今振り返ってもかなり進んでいるなと思ったことはたくさんあります。
現在のバタシーでも色々な活動をしています。
彼らの活動は、ただ犬を保護して新しい飼い主を見つけるだけではなく、犬の可能性を広げるために様々な工夫と努力をしていると思います。
例えば施設では、ご紹介したサービスドッグのトレーニングのほか、個別のケアプランが用意されたり、ヒーリングミュージックや犬が退屈しないためのゲームやトレーニング、社会生活のための散歩などがあります。
飼い主向けには、食事、動物のボディランゲージ、ペット保険の選び方や、おもちゃやおやつの作り方、専門家によるアドバイスやトレーニング方法が記載されたパンフレットや動画があり、誰でも無料で有益な情報を手に入れることができます。
ホームページから無料で動画やトレーニング方法を見ることもできますよ。
Google翻訳がおすすめです。
ここまで話をすると、やっぱりイギリスはすごい、それに比べてと悲惨にくれてしまいそうですが、私の友達のアリーが、本当はホームがない世界になれば一番いいのよ、といった言葉を今でも思い出します。
そして、日本では少しずつ、少しずつですが、行政の愛護センターでの動物たちの扱いも変わっていると思いますし、殺処分に対して反対の気分も高まっています。
09:01
とはいえ、まだまだ遠く及ばないと思うところもたくさんありますけれどもね。
それでも、私が初代の犬を引き取ってきた時、愛護センターではなく、畜犬センターという名前で、いわゆる捨て犬の処分場でした。
悪臭もひどく、暗く、怖い感じがしたことを覚えています。
今はその施設はなく、神奈川県動物愛護センターと名称を変え、トリミングルームや処置室、運動場や触れ合いルームなどを兼ね備えた、当時とは比べ物にならないほど素敵な施設に生まれ変わりました。
募金を募り、質疑教室や各種イベントで動物愛護の啓蒙活動にも力を入れています。
私は今回この配信をするにあたって、当時とてもお世話になり、今でも信仰のある私のスタッフ、アリーに連絡を取りました。
彼女はとても喜んでくれて、ぜひ日本の犬を愛する人たちにも伝えてほしいと言ってくれて、4年前にクラフトで撮った写真をサムネに使うことも心よくOKしてくれました。
彼女は私のホームページの動画にも登場していますよ。
動物福祉の先進国と比べて嘆くよりできることがある。それは情報を得るということだと思います。
まずは知ることからスタートし、知っている人が発信し、受け取り手が多くなることで、個人では及ばない力が大きくなり、それが対局を動かすことにつながると思います。
興味のある方はぜひ、日本や海外の動物愛護団体を調べてみてください。
そしてコロナが収束したら、ぜひご自身の目でその活動をご覧になってみてくださいね。
本日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
あなたとワンちゃんの今日がますます輝くものになりますように。また次回もよろしくお願いいたします。
11:05

コメント

スクロール