内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。たけお内科クリニックからだと心の診療所院長内科医たけおと申します。この放送では医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
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ということで、今日は論文紹介をしたいと思います。久々のですね、日本語論文のご紹介なんですけれども、
我らが日本緩和医療学会のですね、日本語の学会誌がありまして、パリアティブキャアリサーチという雑誌なんですけれども、
それの最新号ですね、2026年の最新号、第1回目の号に出てきました。
ホスピス緩和ケア病棟から自宅退院を経験し、その後、自宅または緩和ケア病棟で死亡した患者における見取り方針と実際の見取りの場所の一律というですね、
ちょっとタイトルが長いんですけれども、そういう論文がありまして、非常に興味津々な内容だったんで、
これをですね、皆さんと一緒にご紹介とか読み解いていきたいと思います。
ちなみに書かれたのはですね、東北大学の先生方で宮下先生っていうこの領域の第一人者というか、
いろんな研究されてらっしゃる先生のところの教室の佐藤先生っていう先生ですね、が研究されました。
まずですね、皆さんその見取りの場所っていうか、自分が最後の時をどこで過ごしたいかって、
あんまり考えたことない方がほとんどじゃないかなというふうに思いますけれども、
やっぱりですね、緩和ケアでは特にアドバンスケアプランディングですね、ACPにも関連して、
やっぱりそういう話をしておくことって非常に多いんですよね。
もちろんですね、その希望が変わっていく、実際この研究の中でもね、見取りの場所が変わっていったりとかですね、
することはあったと思うんですけれども、そういうことはしばしばあるんですけれども、
でもそれが病院なのか、ご自宅なのか、またまた施設とかなのか、みたいなのって、
やっぱりね、話し合っておく必要性があるんですね。
それがどれぐらい一致したのかっていうような研究です。
でですね、まず一番初めの著言からいきますけれども、これ先行研究って、
先行研究難しいな。今までのですね、いろんな論文をまとめたやつがあるんですけれども、
その中でですね、このご自身が希望する見取りの場所と実際の見取りの場所の一致率ですね。
いうのは37.3%にとても良いことが報告されておりって書いてあって、
これね、大体これぐらいというふうに言われてるんですよね。
なんですけれども、結構これ古い論文なんですよね。
これも楽しい論文が引用されてますけど、たぶんね、結構昔からですね、
大体3割ぐらいっていうふうに言われていて、ただ今回に関してはちょっと特殊なのが、
このタイトルにもありますように、一回ホスピスとか緩和ケア病棟に入っている方、
そこから自宅対応された方が、その後どうなるかみたいなのを調べたっていうのが、
この研究の面白いところで、緩和ケア病棟に入るっていう時点でですね、
ある程度ACPの話し合いができていることが想定されますし、
あとはね、そこからご自宅に帰るっていうことになるとですね、
ほぼ100%に近い状態で、その在宅の医療者ですね、具体的には訪問診療っていう医者とかですね、
あとは訪問看護ステーションっていうところからの訪問看護師さんが入るっていうような、
そんなシステムが捉えているということなんで、そういう方に関してどれぐらい希望する療養場所、
最後の時の過ごす場所と、実際の亡くなられた身取りの場所がいつするかっていうのを今回調べたっていうような、
そういうところがこの研究の独自性かなというふうに思います。
研究はですね、J-HOPE4っていうですね、そういう大きな研究があるんですけれども、
その中での215の施設に関して、あとはプラス179の施設かな、に送付して、それを集めたっていうような、そんな形になっております。
ちょっと詳細は省きますけれども、そこから最終的には202件の怪盗がご自宅で死亡した方に関して得られたのと、
あとかまきや病棟で死亡した方に関してはもう157件ですね、怪盗が得られたというような、そんな形になっております。
結果ですけれども、まず表の1のところをご覧いただくと、PDFで言うと4ページ目ですかね、ご覧いただくと、
死亡前の療養場所と患者背景ですね、性別とか癌とかですね、これかまきや病棟はほとんどが癌なんで、
がんしゅとかですね、あと婚姻状態、同居、あとご遺族の性別とかですね、いろいろ書いてあって、書いてあります。
一番面白かったのがですね、この表の2ですね、退院時の見取り方針と実際の見取りの場所っていうことで、
自宅死亡群とかまきや病棟死亡群っていうのに各々で分かれていてですね、自宅死亡群の中でご自宅で見取りの方針だったっていう方が80.7%、
これねむちゃくちゃ高いんですけれども、一方でかまきや病棟で亡くられた方が、失礼しました。
かまきや病棟での見取りの方針だったという方が82.8%ということで、両者ともに8割以上の方がその実際に想定していた、
ここで亡くられたいっていうところが叶えられていたというような、そんな結果になっておりました。
これはね非常に高いなというふうに思って、その理由ですね、その理由というか、
逆にですね、その残りの2割とか2割弱の方がなぜその逆の方向になったのかっていうのを検討した結果が図の3に書いてあるんですけれども、
かまきや病棟で見取りの方針が自宅見取りになった理由ですね。
これがね、もう圧倒的に多いのが在宅見取りに対応している往診の医師や訪問看護師がいたからっていうのが、
22件中7件ということで一番多くなっていて、その続いて痛みが十分に緩和できたかとかですね、
患者の病態が急に変化しなかったかとかですね、十分な医療サービスを受けられたからっていうのが続いているっていうそんな感じで、
やっぱり在宅の医療者の関わりとかですね、そういうのが特にご家族さんとか本人もそうですけれども、
安心感につながったっていう部分が大きいんじゃないかなというふうに思いますね。
一方でですね、ご自宅での見取り方針の方がかまきや病棟の見取りに至った理由っていうので、
これ11人そういう方がいたみたいなんですけれども、その理由の一番多いのが痛みが十分に緩和できなかったからというので、これが3件ですね。
それに続いて痛み以外の身体的苦痛が緩和できなかったから、患者の病態が急に変化したからっていうのが続くっていう感じになっていて、
これもね、そうだよなというようなそんな結果ですし、逆にですね、痛みが十分に緩和できないので、
かまきや病棟にアクセスできるっていう点ではですね、今回の対象の方がもともとホスピスとかかまきや病棟の利用経験があるっていう方が前例なんで、
そういう選択肢を捉えたということは、ポジティブに捉えられる一面もあるかなというふうに思います。
という感じでした。いずれにしてもですね、これ本当に80%を超える方がですね、
実際の希望する療養場所と亡くなったところが一致してるっていうのはね、すごいのはというふうに思いますし、
これ当然ね、日本国内のデータなんで、そういうだけですね、在宅がですね、充実してきてるのと、
あとその在宅とそのホスピス、かまきや病棟との連携っていうのが進んできてるんじゃないかなっていう、