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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週日曜日は医師国家試験クイズの日ということで、今日も張り切ってやっていきたいと思います。
今日ちょっと時程問題長いんで早速問題いきたいと思います。
今日取り上げるのは第118回、昨年のですね、あ、昨年というか今年か、のD問題の38っていう問題ですね。
はい、一緒にやっていきたいと思います。
えーと、56歳の女性、腰肺部及び四肢の痛み、四肢ってあの手足の痛みですね。
痛みを手足に来院した。
5年前から腰肺部及び四肢の痛みが出現した。
半年前に夫が肺癌で死去。
その頃から痛みが悪化し、自宅近くの診療所で処方されたエネルセイズ、
エネルセイズですね、あのまあ一般的に使われるロキセリンとかボルタレンみたいなゲレッチンツ薬ですね。
を内服したが、改善しないため受診したと。
最近、就寝時に下肢の痛がゆい不快な感じがあり、動かすと消失する。
えー、体重に増減はない。
えー、体温36度2分、脈拍80、血圧が120の76。
えー、手指、縁、四肢、肝関節ですね。
あの手の関節の遠い方っていうか、あの指の先に近い方ですね。
や、あー、筋、四肢、肝関節、これ近い方ですね。
あの二つ目の関節ですね、に骨極を触れる。
えー、骨極って難しいですね、あの骨の棘みたいな、まあ地の如くですけれども、を触れる。
えー、全身の関節に圧を認める、押して痛いってことですね。
を認めるが、腸を認めない。
えー、両足、僧帽筋、上腕、中央部、や、伝部、腸外側を含め、
あー、これちょっと、言葉が難しいですね。
あの僧帽筋ってあの、か、肩から、肩から背中にかけてる筋肉なんですけれども、
それとか、あと、お尻の筋肉ですね。
えー、や、あー、体幹や四肢の広い範囲で、えー、触身時に顔をしかめるような痛痛反応を認める、ということで。
えー、脊椎、ですね、背骨の、えー、可動域に異常を認めない。
えー、四肢の、あー、四肢、体幹の筋力低下を認めない。
筋力は正常ってことですね。
あと、四肢に運動感覚障害を認めない。
まあ、動くのも全然問題ないっていうことですね。感覚も問題ないっていう。
はい、で、両足腱に異常を認めない。
はい、脊鎮。
脊鎮ってね、あんまり知らない検査だと思うんですけれども、
赤血球の進行速度っていうのを測るんですけど、これが、あー、1時間ね、8ミリっていう。
これ、正常ですね。はい。
で、血液所見。
えー、赤血球が、425万。
ヘムグラビンが、12.8。
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えー、ヘマトクリット、40。
白血球、4200。
えー、血小板、19万。
まあ、これ、全部正常ですね。
えー、血液正確所見。
相タンパク7.0。
AST21、ALT16。
LD、140。
基準が、124から222っていうことで、これも全部正常ですね。
はい。
で、尿素窒素、あの人気量ですね。
えー、尿素窒素が10。
クレアチンが0.4。
えー、CK、48。
まあ、これもいずれも正常。
えー、甲状腺のTSHですね。
甲状腺の刺激ホルモンですね。
3.5で、まあ、これも基準値範囲内。
えー、コルチゾールも、12.4で、
えー、これも基準値範囲内。
で、免疫性化学所見。
CRP、あの、炎症の数字ですね。
えー、風邪とか、
まあ、か、風邪っていうのは、
まあ、炎症で、あの、上がるやつですけれども、
それが0.1で、えー、まったく正常。
あと、リューマトイド因子ですね。
RFは、陰性、広角抗体、陰性ということで、
まあ、検査がね、難しい上に、
ちょっと、言ってる所見も何言ってるか分からないかもしれないですけれども、
で、この患者の全身の頭痛の原因はどれかというような、
そんな問題でございます。
はい。ということで、A、脊椎関節炎。
B、繊維筋痛症。
C、関節リューマチ。
D、変形性関節症。
E、リューマチ性多発筋痛症。
ということで、いかがでしょうか。
これはですね、今日はちょっと難しいんじゃないかなと思いますね。
まず、問題文が何言ってるか意味分からないっていう感じかなと思うんですけれども、
はい。まあ、全然間違ってもいいので、
じゃんじゃん答えてみてください。
えーと、Dかな、Bでお願いします。
B。
ちょっとお待ちください。
えーと、B。
B。
あ、Bが多いですか。B。
あれ、BとD。
一部の方はDですけど、Bかな。
B。
B。Bが多いですかね。はい。
はい。皆さんよろしいでしょうか。
他の皆さんよろしいですか。
それでは、正解に行きたいと思います。
正解は、Bですね。
Bの繊維筋痛症が正解です。
正解の方おめでとうございます。
これですね、この問題、
結構難しいんじゃないかなと思うんですけども、
実はね、医学生の正答率はね、
まあまあ良くって92%かな。
ということで、まあまあな正答率。
全然必修問題ゾーンでもないんですけども、
はい。っていう問題でした。
で、これはですね、実は今週ね、
何を取り上げようかと思ったかというと、
この繊維筋痛症っていう病気をね、
取り上げようかなという風に思っております。
で、実はですね、私の配信の中で
繊維筋痛症ってね、
あの、配信、配信っていうか、
あの情報発信した時の初期はね、
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結構ちょいちょい取り上げてたんですけども、
ちょっと訳あってね、あまり取り上げなかったんですよね。
というのは、
この繊維筋痛症自体がですね、
Contested Diseaseっていう、
まあちょっと議論がある病気の一つなんですね。
これね、あの慢性疲労症候群とかもそうですし、
それこそ、
コロナ後遺症の一部もこういう、
賛否両論の病気とも言われたりしますけれども、
ちょっとね、こう、
難しい病気なんです。
なので、
いや、これが医師国家試験に出るんだっていうのは、
ちょっと衝撃でしたけど、
こういう事例問題の形で。
なんですけれども、
ただ、やっぱり繊維筋痛症の方もいらっしゃいますし、
あとは、
ちょっといろんなこう、
難病ではないんですよね、今現状。
そういう動きがある中で、でも困ってらっしゃる方もいるということで、
ちょっと今週はね、繊維筋痛症を取り上げようかなというふうに思いました。
で、
繊維筋痛症はですね、
一言で言うと、
この方みたいにですね、
体中が痛い病気っていうふうに、
平たく言うということができるんですけれども、
原因がね、
よく分からないんですね。
で、この方みたいにですね、
その旦那さんが亡くなったことで、
痛みが悪くなってきているっていうような問題がありましたけれども、
これ、
実は心身症の一つなんですね。
こういう、
ストレスをきっかけに悪くなったりするとか、
っていうこともありますし、
いろんな要因でなるんですけれども、
でも原因がね、はっきりと突き止められないっていうところが、
この病気の難しさの一つでもあるっていう、
そんな感じですね。
で、
選択肢に戻りますけれども、
まずはですね、
ていうか、これ他の方式とは全然違うんですけれども、
多分ね、
関節流待ちは聞いたことはありますよね。
これ関節流待ちは、
関節が痛くなる病気なんですけれども、
圧を認めるが、主張を認めないとかですね、
全身の関節に、
いうところとか。
あと、リウマトイド因子が陰性。
これだけでね、関節流待ち否定できるものではないんですけれども、
可能性かなり低いかなっていうのと。
あとは、
変形性関節症。
これもね、特に高齢の方に多い病気ですけれども、
この年代の方になる方もいらっしゃいますけれども、
でもそれでもね、
全身が痛くなるっていうことはないんですね。
特に筋肉、
変形性関節症は関節の病気なんで、
いうことはないっていうことですね。
それと同様に、この脊椎関節炎。
これもね、実は大事な病気で、
関節燃焼が起きる。
さっきの変形性関節症っていうのは、
基本的には関節の変形、
字のごとくなんですけれども、
がメインの病気なんですけれども、
この脊椎関節炎っていうのは、
この炎症が起こってくるっていうのが問題で、
これはね、ちょっと、
違う、
今回の事例みたいな形ではない。
脊椎、背骨を中心として炎症が起きてくるっていうことで、
これちょっとね、
見逃されやすい病気の一つではあるんですけれども、
今回の方とは違うっていう感じですね。
あとはですね、
Eのリウマチ性多発筋痛症。
これね、意外と見逃されている病気で、
でも非常にね、
重要な病気なんですけれども、
これリウマチってついてるから、
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関節リウマチと誤解されたりすることもあるんですけど、
これ全然、
関節リウマチとは違う病気で、
その病気の起こり方がですね、
ある日突然起きれなくなったとかですね、
特に上半身に多いんですけれども、
その起き上がりができなくなるみたいな、
そういうような病気なんですね。
で、これただ、
ステロイドっていう薬がものすごいよく効くんで、
免疫になれる病気、
我々医者がですね、
ステロイドを処方すると、
もう数日のうちに、
痛みがものすごいよくなるんで、
それで免疫になれる疾患っていう風にも
言われるんですけれども、
まあまあいらっしゃいますし、
あと特に高齢の方に多いっていう、
そういう特徴がある病気ですね。
ですし、あとは炎症の、
先ほど出てきたようなこのCRPとかですね、
こういうのが高くなったりとか、
あと熱で対する方もいらっしゃるんで、
そういうような病気ですね。
はい、ということで、
ただこの方に関しては、
血液検査も全然問題ないですし、
ただ、
全身も
ありとあらゆるところが痛いっていう、
特に圧通点っていう、
圧通点っていうのがあるんですけれども、
そこら辺を中心に痛みがあるっていうことで、
これは腺筋痛症の可能性が一番高いっていうことで、
Bが正解っていう、
そんな感じになっております。
はい、っていう感じですね。
腺筋痛症はですね、
先ほど言ったように、
ちょっとね、議論がある病気なんですけれども、
ただ、芸能人の方でですね、
レディーガガさんとか、
日本で言うとアナウンサーの
ヤギアキコさんとか、
腺筋痛症を公表してるんですよね。
という感じで、ちょいちょい、
有名人とかも公表されておられますし、
モーガフリーガンもですね、
腺筋痛症ですね。
女性の方が多いんですけれども、
でも男性にもある病気なんですね。
ということで、ちょっと今週はですね、
この腺筋痛症をテーマに
お送りしようかなというふうに思っておりますので、
明日以降もご期待ください。
はい、ということで、
じゃあ最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけんじゃんけん。
ぐっ。
ということで、きょうも幸せな一日でありますように、
お会いとはないか。犬竹でした。
興味しんしん。
