1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1237》肩こり、腰痛、頭痛…..
2025-05-18 09:22

《1237》肩こり、腰痛、頭痛…予防するには?

慢性痛予防マニュアル

https://riomh.umin.jp/lib/painmanu.pdf


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医タケオがお送りする心身健康ラジオです。この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしたり、医療ニュースの解説などを行っています。


今回は、先日まで開催されていた産業衛生学会で紹介されていた「慢性痛予防マニュアル」について詳しく解説します。このマニュアルは、一般社団法人日本運動器疼痛学会が2022年5月に発行したもので、全15ページ(内容は13ページまで)のボリュームがあります。


まず、マニュアルの概要と目的ですが、作成には痛み関連の著名な専門家が多数関わっています。目次には、慢性痛の総論、首・肩の痛み(いわゆる肩こり)、腰痛、頭痛、作業関連痛、そしてケース別のQ&Aやセルフチェック、セルフケアの方法などが網羅されています。


慢性痛の定義として、国際疼痛学会では「治療に要すると期待される時間の枠組みを超えて持続する痛み」とされており、基本的には3ヶ月以上痛みが続く状態を指します。これは生活の質(QOL)を著しく下げる問題です。

2019年の国民生活基礎調査によると、1000人中100人から150人が慢性痛を抱えているとされていますが、実際にはもっと多いのではないかとタケオ先生は推測しています。慢性痛は労働生産性の低下にも繋がり、例えば頚部痛や肩こりだけでも1人あたり年間約5万円、1000人規模の会社であれば年間5000万円もの損失になると試算されています。


各部位の痛みについて見ていきましょう。

「首・肩の痛み(肩こり)」は、見逃されがちな症状ですが、国民生活基礎調査では女性が最も多く訴える自覚症状の第1位です(男性は腰痛が1位)。病院にかからずに痛みを抱えている人が多いのが現状です。原因としては、スマホやPC作業による不良姿勢、運動不足、逆に動かしすぎ、そしてストレスなどが挙げられます。ストレスは心身症の一つとしても考えられます。


マニュアルでは「赤信号(レッドフラッグ)」という概念が紹介されており、特定の症状が見られる場合は、整体などで安易に対処するのではなく、医療機関を受診するよう促しています。


「腰痛」も非常に多い症状ですが、その原因は多岐にわたります。自己判断せずに医療機関を受診することが重要で、中には重大な病気が隠れている可能性もあります。ここでもレッドフラッグに注意が必要です。


「頭痛」も我慢している人が多い症状です。特に天気痛や、自己判断で「片頭痛だろう」と思い込んでいるケースも見られます。しかし、頭痛は適切に治療すればかなり改善するもので、特に片頭痛には様々な治療薬があります。こうした情報がまだ十分に世間に広まっていないのが現状です。


「作業関連痛の予防」については、産業領域における腰への負担軽減策(腰痛対策)や、PC作業時の正しい姿勢などが解説されています。


マニュアルの後半、12ページ以降は「セルフチェック」と「セルフケア」に多くのページが割かれています。特に頭痛に関しては、代表的な3つの一次性頭痛(緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛)について、典型的な症状をチェックできるようになっています。また、セルフケアに関する情報も豊富です。


しかし、重要な注意点として、セルフケアを試みても改善しない場合や、痛みが悪化する場合は、無理をせずに必ず医師に相談することが強調されています。実際、医療機関を受診せずに痛みを我慢している人は非常に多いのが実情です。

慢性痛の治療には総合的なアプローチが必要であり、薬だけで解決しようとしたり、民間の代替療法のみに頼ったりするケースが見受けられますが、それが必ずしも適切な対処法とは限りません。正しい知識と対処法を知ることが大切です。


この「慢性痛予防マニュアル」は、慢性痛に悩む方々だけでなく、その周囲の方々にとっても有益な情報が詰まっています。ぜひ一度目を通し、ご自身の健康管理に役立てていただければと思います。


今日も皆さんが幸せな1日でありますように。お相手は内科医のタケオでした。

サマリー

このエピソードでは、慢性痛予防のための重要なポイントとして、肩こり、腰痛、頭痛について解説しています。それぞれの症状が見逃されやすいことや対処法について触れています。また、これらの痛みが生活の質に与える影響や、セルフケアの重要性についても言及しています。

慢性痛の重要性
内科医たけおの心身健康ラジオ。みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるみなさんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストは、Googleフォームの質問本からぜひお寄せください。
あなたのご質問、お待ちしております。
ということで、今日はですね、昨日まで日本衛生…違う、産業衛生学会が開催されておりまして、
その中でですね、慢性痛の研修会みたいなのがありまして、私そこちょっと参加してきたんですけれども、
その中でですね、この慢性痛予防マニュアルっていうのが出ていたことを発見いたしまして、
これちょっと恥ずかしながら知らなかったんですけれども、
これをですね、ちょっとみなさんと一緒に読み解いていきたいなというふうに思います。
ちなみに発行されているのが、一般社団法人日本運動器統通学会で、
発行が2022年の5月ですね、だからちょうど3年前ですね、に発刊されたところでした。
はい、ということで、結構ね、ボリューム感のある、全部で15ページ…
あ、でも最後がメモか。内容的には13ページまである、ボリューム感のある資料なんで、
ちょっとテンポよくいきたいと思いますけれども、
まずは、2ページ目ですね。本冊子の概要と目的っていうのと、
誰が作ったかみたいなのと、あと目地が出ております。
で、作った方はですね、もう痛み関連の早々たるメンバーの方々ですね、
もう非常に有名人ばっかりなんですけれども、
はい、っていうのが書かれていて、
で、その下に目地っていうのが書いてありますけれども、
ここで取り上げているのは、慢性痛の騒論的なところと、あと首、肩の痛み、
まあいわゆる肩こりですね。
肩こりってね、非常に、まあちょっと後から話しますけれども、
非常に多いんですけれども、見逃されているっていうので、
はい、それが1個目。
で、2つ目は腰痛、で、3つ目は頭痛ですね。
はい、で、あと作業関連痛と、ケース別Q&A、セルフチェック、セルフケアっていうことになってますね。
はい、です。
はい、で、まずは3ページ目ですね。
慢性痛とはということで、慢性痛の騒論的なお話が出ておりますが、
えー、慢性痛の定義ですね。
これ、今までは何回も取り上げてますけれども、国際頭痛学会っていうところで定義されていて、
えーと、治療に要すると期待される時間の枠組みを超えて持続する痛み、
ということで定義されていて、
えー、基本的にはね、まあ3ヶ月、まあ、ものによってね、6ヶ月っていうものがあるんですけど、
まあ、基本的には3ヶ月以上ですね、痛みが続くっていうのを慢性痛というふうに言って、
痛みの種類と対策
で、まあ、これがQOLですね、生活の質を著しく下げてしまうということで問題になってくるということになっております。
はい、で、その下のコラムのところに慢性痛予防に取り組む意義っていうことで書いてあって、
えー、具体的にですね、じゃあどれくらいの方が慢性痛なのかっていうことで、
2019年の国民生活基礎調査から抜粋で書いてありますけれども、
えーと、1000人中100から150人程度、だから1割から1.5割ぐらいですね、
でも実際にはですね、もっといると思うんですけどね、
はい、もっといると思うんですけども、
えー、まあそういう調査が出ていて、
で、あとは、あのー、労働生産性がそれによって低下してっていうことで左下の図に書いてありますけれども、
永田先生の論文のやつですけれども、
えーと、1年間あたりですね、
えー、あ、1年間1人あたり、
例えば軽物痛とか肩こりですね、
えー、だけで47,102円ですね、
えー、まあ約5万円の損失っていうことになっていて、
これが1000人の会社だと年間5000万の損失になっているっていうすごい恐ろしいことになっているんですね、
はい、っていうことになっております。
で、
はい、で次4ページ目行っていただくと、
おー、まず首、肩の痛みっていうことで、
これですね、本当に見逃されていて、
えーと、まあ先ほど出したその国民生活基礎調査の中でもですね、
この自覚症状がある方の割合で肩こりは男性2位、女性1位なんですね。
で、実は腰痛がね、男性1位、女性2位なんですけれども、
はい、だから、まあいずれにしてもですね、
その病院にかかっていないけれども、
痛みかかえているっていう方はね、結構いらっしゃるっていうのが、
あー、実際のところですね、はい。
で、えー、まあ肩こりとはっていうことと、
あと痛みのポイントですね、
あと対処法っていうのが書いてありますけれども、
特にですね、この中でも、あの姿勢ですね、
このコラムにも書いてありますけれども、
スマホとかですね、あとパソコン作業とかで、
えー、この、やっぱり動かないっていうこと、
あと動かしすぎるっていうこととかで、
えー、首肩こりの原因になったりするっていうことがありますし、
あとは、えーと、この中にも書いてありますけれども、
ストレスですね、えー、実は筋・緊張・肩痛って、
あー、まあちょっと後から出てきますけれども、
ストレスが原因ではあるんですね、
なんか心身症の1つではあるんですけれども、
はい、そういうのも痛みの原因になったりするっていうことですね、
はい、です、はい、
で、えー、続きまして、
あ、で、これ、各々の症状に対してですね、
この赤信号、レッドフラッグっていうのが書いてあって、
まあこういうのがあったら、あー、その、
整体とかで、そういうので対応するんじゃなくて、
やっぱ病院行こうねっていうのも書いてあったりして、
まあその辺いいかなと思いますね、はい、
で、えー、続きましてが、6ページ目ですね、
腰痛ですね、はい、腰痛も非常に多いんですけれども、
まあ腰痛の原因って、まあこの下の原因となるけが病気って書いてありますけども、
本当にいろんな病気があります。
なので、えー、結構ね、あの腰痛で、
そのー、病院に受診せずに自己対処とか整体とか、
あー、心急とかだけで対応してる方とかいらっしゃるんですけれども、
それが実際にはね、あの非常に重大な病気だったとかっていうことにも非常に多くありますので、
はい、あの、やっぱり一度はね、病院に行っていただく、
特にこのもう右下のレッドフラッグですね、
赤信号のところに書いてある症状がある方に関してはですね、
一度病院に受診していただいた方がいいかなというふうに思います。
セルフケアと治療
はい、で、えー、続きましてが頭痛ですね、
まあ頭痛はですね、まあこれ非常に何回も取り上げてますけれども、
頭痛はですね、本当に、あの我慢してる方多くって、
特にね、まあ天気痛とかですね、いうことで自己対処していたりとかですね、
あと、まあいわゆる自傷、偏頭痛の方ですね、がいらっしゃったりするんですけれども、
偏頭痛はですね、ちゃんと治療すれば、あのー、まあかなり良くなりますんで、
まあ特に偏頭痛に関してですね、この右側に書いてありますけれども、
まあいろんな薬ありますんで、はい、あのー、まあ薬も使いつつ、
うー、まあその対処していくっていうのがね、もう、あの、
絶対的にいい方法なんですけれども、
それがね、なかなか、あのー、世間一般に広がっていないなっていうのは感じますね。
はい、でした。
はい、で、えー、続きましてが、10ページ目。
あ、10ページ目はですね、作業関連痛の予防ということで、
まあこれ、あのー、産業領域の話でいくと、
まあこのやっぱり、あのー、個性の負担ということで、
まあ腰痛対策ってね、まあすごい大事ですけれども、産業領域でも、
はい、そういうものとか、あとパソコンの姿勢とかですね、
はい、そういうのが書いてあったりしますし、
えーと、続きの11ページですね、ケース別Q&Aっていうことで、
えー、まあ実際の産業保険スタッフからこういう質問が来たらどうしますか?
みたいなのは書いてあったりしますね、はい。
まあこれちょっと医療者向けなんで、はい。
エビデンスのある対策はないのでしょうか?とか書いてありますけれども、
はい、まあそういうのは書いてあったりします。はい。
でですね、えーと、で、よかったのはですね、この12ページ以降ですね、
これ12ページ以降が、そのセルフチェックとセルフケアに、えーと、ページを割かれていて、
特にね、セルフチェックに関しては先ほども言った、その頭痛に関してですね、
あの、まあ大きな3大頭痛、あの一時性頭痛を3つに分けると、
この緊張型頭痛と変頭痛と群髪頭痛っていうのに分かれるんですけれども、
そこに、あの、非常に典型的な症状として、えー、いろんな項目が書いてあるので、
まあこれちょっとね、一度チェックしていただくのがいいかなというふうに思いますし、
あとは、えーと、セルフケアの部分ですね。
セルフケアの部分でもいろんな、あー、情報が書いてありますので、
えー、この辺を、まあ実践していただくのがいいんじゃないかなというふうに思います。
ただ、えー、まあなんともしつこいですけど、まあここにも書いてありますけれども、
改善しない場合や痛みが強くなった場合は無理せず一心相談してくださいということで、はい。
本当にね、あの、病院実診していなくて痛み我慢している方ってね、すごい多いんで、
で、まあその、やっぱり慢性痛な場合にはですね、その総合的な治療が必要になるので、
結構ね、やっぱりお薬だけでなんとかしようとかですね、
あとは、その整体とか、そのいわゆる民間の治療だけでよくしようみたいな方、
かなり多くいらっしゃるんですけれども、
ただちゃんとした、あの、やり方になってないことってもう非常に多くあるんですよね、はい。
なのでその辺り、ぜひ知っていただきたいなと思って、
今回このマニュアル、良いマニュアルがあったのでご紹介させていただきました。
はい、ということで、えー、じゃあ最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん。
はっ!
ということで、今日も茶わされ一致してありますように、
上手いではないかいのたけでした。
興味、しんしん。
09:22

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